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【ご参加ありがとうございました】11月28日(火)国際教育センター主催 日本語教育研修会 開催のお知らせ(学内・学外を問わずご参加いただけます)

この度、国際教育センター主催でクイーンズランド大学の橋本佳代子先生をお招きして、下記の講演会を開催することになりました。
ご興味のある方がいらっしゃましたら、お申し込みの上、ご参加ください。ご参加お待ちしております。

【タイトル】
学習者のアイデンティティ形成における日本語学習の役割
―オーストラリアの例が示唆すること―

【日時】
2023年11月28日(火) 13:30~15:30(開場 13:00)
【会場】
千葉大学 西千葉キャンパス
(会場の詳細はお申込み後にご案内いたします。)
【講師】
橋本佳代子先生(クイーンズランド大学言語・文化学科シニア・レクチャラー)
【司会】
西住奏子准教授(千葉大学大学院国際学術研究院)
【参加費】無料
【申込先】
https://forms.gle/ndXdgJx56vJfGGQp9
(申込締切:11月24日)

【講演要旨】 
日本は少子化に伴い、外国人労働者の数が急増し、外国人向けの日本語教育は新たな段階に入っている。人口減少が始まった2000年代半ば以降、日本政府は「日本ファン」を増やすことを念頭に世界各地で日本語・日本文化を推進してきたが、そこで地域独特の問題や学習者個人の事情が必ずしも汲み取られていたとは言えない。一方、日本国外では、学習者の雇用性を高めるために、公用語以外の言語を学習することが奨励されてきている。国境を超えた移住の時代における言語学習の成功は、学習者の言語や文化と、対象となる言語や文化、他者との折り合いに左右されることがわかってきている。そこでは個人のアイデンティティが深くかかわっているが、言語とアイデンティティの関係は古くから研究されており、特に言語教育では、移民環境での母語の保持及び継承に注意が注がれてきた。だが、母語以外の言語の学習がアイデンティティ形成に果たす役割も少しずつ注目されてきている。多文化社会のオーストラリアで日本語を学習する若者はひとりひとり違った社会的・文化的生い立ちがあり、それが様々な形で日本語学習の取り組みに影響を及ぼしている。この講演ではそのようなオーストラリアの若者にどのような日本語教育を行っているか紹介する。

【問合せ】
千葉大学留学生課留学生企画係<dge2195@office.chiba-u.jp>
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