協働学習授業
千葉大学では、もともと留学生向けに開講されていた「日本事情科目」(普遍教育科目)を、2000年度から日本の学生と共に学ぶ科目として位置づけ、協働学習を推進してきました。また、2013年度からは、「日本」という事例を通して「世界」を学ぶ科目、「世界」を通して「日本」を学ぶ科目として「ジャパニーズスタディーズ(JS)」(普遍教育科目)が開講され、英語、または日本語と英語の二言語を用いて協働学習の授業が行われています。2020年度からは、これらの科目は普遍教育科目の中の国際科目(展開)として位置づけられるようになりました。
協働学習は、参加者の言語的文化的な多様性や差異を肯定的に捉え、互恵性の観点から活用することを目指す学習形態で、学生同士の対話のプロセスを重視するものです。日本語で授業を行う「日本事情科目」も、英語や二言語で授業を行う「ジャパニーズスタディーズ」も、日本についての基礎知識を学ぶだけでなく、多様な学生が対話を通して課題に取り組むことによって、様々な事象についての新しい視点、より深い気づきを得ることを目指しています。グローバル化した現代社会において求められる、複眼的思考力や異文化間コミュニケーション能力を身に付けながら問題解決能力が培われることが期待されます。
日本語で日本を学ぶ科目
普遍教育科目のうち、「国際科目(展開)」として開講されている以下の科目は、国際教育センターが中心になって開講している、日本語で日本を学ぶ協働学習科目です(2024年度)。
- 近代日中の文化と思想を考える1・2
- 日本イメージの交錯A・B
- 日本アジア文化交流史A・B