受入れプログラム

受入れプログラム

千葉大学短期交換留学プログラム

千葉大学短期交換留学プログラム(J-PAC)は、千葉大学と大学間交流協定を締結している大学の学部生のうち、日本文化・日本社会に関心を持つ学生を対象として行われるプログラムです。国際教養コースと日本研究コースがあります。

10月から翌年8月上旬までの5ターム、10月から翌年2月までの2ターム(秋学期に相当)、または、4月から8月上旬までの2ターム(春学期に相当)の3つの期間から選ぶことができます。

協定大学の学生で千葉大学短期交換留学プログラムに応募したい人は、必ず所属大学の留学生課を通して申し込んでください。また、国際教養コース、日本研究コースいずれのコースも日本語を学習するだけの語学コースではないことに注意してください。

(1)国際教養コース

(a)ねらい

本コースは、日本語の学習経験があり、日本社会・日本文化に興味を持つ学部留学生を対象とするコースです。在籍大学での専門は問いません。

このコースでは、日本を題材としたリベラル・アーツ科目を多数提供しています。千葉大学生や様々な国から来る交換留学生との協働学習を基本とし、日本に対する理解を深めると同時に、自国の文化や社会に対する新たな視点、グローバルな問題に対する複眼的思考力、言語や行動様式の違いを乗り越えて問題を解決していく力を身に付けることをねらいとしています。

(b)特色 

次の4つの目標に沿って、授業が用意されており、各自の興味・関心に合わせて授業を選択することができます。

  1. 日本社会・日本文化に対する理解を深める。
  2. 千葉大学の特色ある授業に参加し、新しい知見を得る。
  3. 千葉大学の学生との交流を通して異文化理解を促進する。
  4. 日常生活や大学での学習に必要な日本語を習得する。

このコースは、英語で学ぶ授業、英語と日本語の二言語で学ぶ授業、留学生向けに開講される授業、日本語で行われる一般の授業の中から、自分の語学力に合った授業を選択することができます。また、アクティブ・ラーニングを活用した授業を行っていることも特色の一つです。様々な形のグループワークを通じて学生同士が協力して学び合うことにより、学生自身が授業を作る役割を担います。

(c)応募条件

・千葉大学と学生交流に関する大学間交流協定を締結している大学に在籍する学部学生であること。ただし、日本語、日本研究または日本学を専攻する学生を除く。

・応募時に2年生以上であること

・下記の1)または2)の語学力を満たしていること
1)英語による授業を受けられるレベルの十分な英語運用能力(CEFR B2/TOEFLiBT72/IELTS5.5以上)を有し、日本語を50時間以上学習していること。
2)日本語による授業を受けられるレベルの十分な日本語運用能力(日本語能力試験JLPT N2合格以上)を有していること。

(d)修了要件

各タームに週6コマ以上の授業を受講し、連続する2つのターム(10月から2月まで、および4月から8月上旬まで)にそれぞれ10単位以上を修得した学生には、修了証が与えられます。

(2)日本研究コース

(a)ねらい

本コースは、在籍大学で日本語や日本研究を専攻する学部学生のうち、日本語で日本について学ぶことを目指す学生を対象とするコースです。

外国語として学んできた日本語を実際に用いることで日本語の特質をより深く理解すること、千葉大学の学生および異なる文化・言語を背景とする多様な留学生との協働学習によって、複眼的な視点から日本を捉えられるようになることを目指します。さらに、本格的な日本研究を遂行するための基礎となる能力を習得することも目的としています。

(b)特色

自分のレベルに合った日本語科目を受講しながら、日本研究の基礎となる科目を千葉大学の学部生とともに受講することができます。また、各々の興味・関心や日本語能力に応じて、学部の専門科目の中からも授業を選ぶことができます。

各自が設定したテーマについて研究を行い、日本語で研究レポートを作成するプロジェクト(特別研究(文系)A・B)など、プロジェクト型の科目の履修を通して、知識の習得に留まらない、能動的な学習を経験することができます。

留学生が母国の文化を紹介する「ユニバーサル・フェスティバル」(千葉大学国際教育センター主催)での発表や、近隣の小学校などでの子どもたちとの交流を通じて、日本語で発信する力を養うとともに、幅広い人間関係の構築を目指します。

なお、千葉大学では、文部科学省国費外国人留学生(日本語・日本文化研修留学生)を受入れるコースも設けています。日本語・日本文化に関する教育を行う学部・学科に在学し、日本に関係する特定の分野について、将来にわたって研究を続ける意思がある学生を対象としています。大使館推薦による文部科学省国費外国人留学生(日本語・日本文化研修留学生)も毎年数名ずつ受入れています。日本語・日本文化研修留学生の在学期間は10月から8月までの11か月間です。

(c)応募条件

・千葉大学と学生交流に関する大学間交流協定を締結している大学に在籍する学部学生であること

・在籍大学で日本語、日本研究または日本学を専攻していること

・応募時に2年生以上であること

・下記の1)または2)の語学力を満たしていること
1)日本語による授業を受けられるレベルの十分な日本語運用能力(日本語能力試験JLPT N2合格以上)を有していること。
2)英語による授業を受けられるレベルの十分な英語運用能力(CEFR B2/TOEFLiBT72/IELTS5.5以 上)を有し、日本語を50時間以上学習していること。

(d)修了要件

各タームに週6コマ以上の授業を受講し、連続する2つのターム(10月から2月まで、および4月から8月上旬まで)にそれぞれ10単位以上を修得した学生には、修了証が与えられます。ただし、文部科学省国費外国人留学生(日本語・日本文化研修留学生)の場合は、2つのタームに修得すべき単位は9単位以上で、修了レポート(6,000字~9,000字)の作成が必須です。