派遣留学生からのレポート

フィンランド・ラップランド大学a

学校の詳細
最終更新日:2016年6月 5日
文学部国際言語文化学科
ラップランド大学

派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2016/05/01~05/23)

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派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2016/04/01~04/30)

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派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2016/03/01~03/31)

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派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2016/02/01~2/29)

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派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2016/01/01~1/31)

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派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2015/12/01~2015/12/31)

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派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2015/11/1~2015/11/30)

 3か月目の報告書です。今月は、フィンランドに来てから最も苦しくて、でもその代わりにかなり考え方の面でいろいろなことに気付けた、学びの多い月でした。自分はもともと何に興味があるのか、何を勉強したいのか、自分を見つめ直す時間が欲しいです。このレポートを書いている今は、やっとジャーナルやらエッセイやらがひと段落したところなので(まだ少々残っているのですが...)、これからそういうことにちょっとずつ時間を使っていきたいと考えているところです。

 あとは気温について...先月の報告書には、5℃で暖かいと感じはじめた、という風に書いたと思うのですが、今では0℃以上なら暖かい、いや-5℃くらいなら大丈夫!という気持ちになっています。笑 外に出て、大体今何℃くらいかわかるようになりました。皆さん、「鼻の中が凍る」という現象を体験したことはありますか?自転車に乗っていて、その現象が起こったら、大体-10℃くらいです。本当です。ぜひ参考にしてください。
                
1. 勉学の状況
 
 11月末から12月の頭にかけて、レクチャージャーナル、エッセイ、プレゼンテーション、テストなどのラッシュでした。今、授業はあと残っているのは1回で、短めのエッセイとジャーナルが2、3個残っている状態です。とっている授業自体は先月と変わりません。
 そこで、今月の報告書には、プレゼンテーションを通して感じた事、授業を通して感じた事など、授業の内容ではないことを中心に書きたいと思います。また、Teaching Practiceの進捗状況についても報告します。

【プレゼンテーション】

 先月の報告書に書きましたが、今月は2つの授業でプレゼンテーションをする機会がありました。1つは自分の発表したいトピックについて、もう1つは論文を読んでその内容を皆に発表して、という形をとっていて、同じプレゼンテーションという枠内でもやることは違ったので、各々で違うことを学べたと思います。

 まず、Gendered Educationという授業。こちらは、自分の発表したいトピックについて自由に発表できます。私は、Gender in Commercialというトピックで、コマーシャルや広告の中にあるジェンダー利用について考え、発表しました。このプレゼンテーションから学べたことは、オーディエンスの顔を見る重要さと、オーディエンスの意見を最大限まで引き出すことの難しさでした。あとから振り返ってみると、私はスクリーンに夢中で、ほとんど彼らの顔を見ていなかったと思います。一方、留学生たちがプレゼンするときは、必ずオーディエンスに目を合わせていたような気がします。そうすることで、説得力もでるし、何より、「私の話を聞いて!」という気持ちが伝わってきました。それから、意見の引き出し。私は、オーディエンスに意見を求めた後、その意見を別の言葉で言い換えるくらいしかできませんでした。出た意見をより深めることができなかったのが悔やまれます。今後の課題にしたいです。

 もう1つの授業は、Pedagogical Models in Educational Use of ICT'sです。こちらは先月の報告書でもあまり詳しい説明はしていませんでしたが、いざ授業が始まってみると、先月お伝えした通りで、一人ひとりがarticleを読んで、その内容を発表するというもので、教授によるレクチャーは無かったです。私はこのプレゼンテーションを夢に出てくるほどに不安に感じていました。というのも、articleの内容が抽象的で専門用語も多く、解釈に自信が持てなかったからです。こんなにも発表内容自体を理解していない状態で発表するのは初めてでした。発表する前に、自信がなかったので、「ちょっと内容を読み取れているか自信がないです、分かりづらかったらすみません」というような言葉を付け加え、なんとか発表を終えました。終わった後、数人からプレゼンについてのアドバイスをもらったのですが、その時に言われたのは、「自信がないことは言わない方がいい」ということでした。オーディエンスは、私の発表内容を信じて聞こうとしているのに、ネガティブなことを最初に言われると、どの内容を信じればいいのか、困ってしまう。だから、自分が読み取れたと思う自信があるところを中心に話して、自信がないことは隠したほうが良いよ、というアドバイスでした。私はこのアドバイスを聞いて、すごく納得して、そして自分のプレゼンに対する態度について考えさせられました。内容も、構成も、話し方も、英語力も、改善したいところばかりで、その自信のなさから、私は多分、心の奥底で、「誰も私の発表なんかちゃんと聞かないかも」と思っていたところがあったのだと思います。でも、このアドバイスで、クラスのみんなはちゃんと全員の発表を期待して待っているということがわかり、今まで聞き手に対して失礼な態度で発表に臨んでいたかもしれないと感じました。ほかにもアドバイスをもらえて、大きな糧になりました。考えたことを全部書きたいのですが、長くなるので心の中にしまっておきます。

 ただ、どちらのプレゼンでも、英語で、そして一人で30分間しゃべりきることができたのは、良かったかなと思います。教授も、「このプレゼンは練習の場だから、臆することなく自由にやっていいのよ」と言ってくださりましたが、本当にその通りだと思います。学生である内は、全部未来への練習だと思って、いろんなことを試してみたいです。

【授業への参加】

 なかなか授業内で発言することができないので、先月、留学中の大きな目標に加えました。今月は、少しは自分の意見なども言えたのですが、まだまだです。日本では、どちらかというと発言を多くしていたので、どうしてフィンランドではあんまり発言できないのか、考えてみました。

 一つ気づいたことがあります。私は日本では、「誰も発言しないと、授業が進まないから何か言おう」というスタンスで授業に参加していたのではないか、ということです。つまり、本当に自分の意見を言いたかったわけではなく、義務感から参加していたのではないか、と。ここでは周りの学生たちがどんどん自分の言いたいことを発信していき、授業がとまることもなく、アクティブに進んでいきます。私は、とりあえず何か言おう、ということしか考えていなくて、ちゃんとトピックに関して疑問を持ったり、意見を持ったりしていなかったのだと思いました。どうしてもみんなと共有したいことがあれば、自然と発言できるはず。そう思いながら授業を受けることが大事だと今は強く思います。これに気付いてから、あんまり授業がなくて、数回しか発言はできなかったので、次のセメスターでは必ず実践したいです。留学期間が半年とかでは絶対に実践する時間が足りなかったなと思いました。

【ジャーナル・エッセイ】

 今月はかなりの量、英語で文章を書きました。こうして今日本語で書いていて、母語で文章を書くことの書きやすさと喜びを感じています。

 私が今ピリオドとっていた授業では、テスト形式はフィンランド語の授業のみで、あとは全てジャーナルやエッセイでした。また、Academic Writingの授業で書いているエッセイの長さもどんどん長くなっているころでした。

 文章を書くとき、私はついいろんなことを盛り込みすぎて、余計なことを書きすぎる傾向があります(この報告書を読んでいただければわかると思います 笑)。構成を練ることが下手なのだということを改めて実感しているところです。この間もエッセイを書くとき、トピックを絞って、そこから何の情報を入れるべきか迷いに迷って、結局文章の構成を練るのに1日かかってしまいました。それでも組み立てには納得がいっていませんでしたが、期日も迫っていたので、あきらめて文章を書き始めました。話したいこと、書きたいことの構成を練る、ということは非常に大事なことです。これは普段の会話でも最近よく感じています。話が分かりやすい人は、話の組み立てがうまいのだなと思います。このスキルをもっと伸ばしたいです。

 このライティング三昧でプラスになったことは、英語で文章を書くことに抵抗がなくなってきたことです。日本では、お恥ずかしながら800語くらいのエッセイでひいひい言っていたのですが、今では800語なんてかなり少ない量に見えてきました(笑)そう思えている自分に対して、喜びを感じています。

【Teaching Practice】

 最後に教育実習の経過報告です。来年1月に行う授業の大まかな計画を立て、担当の先生と話し合いました。私が用意してきた内容をすべて受け入れてもらえて、「面白そう!日本のことを知るのには良い授業だと思うわ」ということを言っていただけたのでほっとしています。これからもっと細かく授業の内容を詰めていきます。

 授業の観察には、結局11月中は数回しか行けませんでした。しかしその中で、スペイン人の留学生の授業を見ることができました。トピックは、スペインのクリスマスについてだったのですが、かなりまとまっていて、すごく良い授業でした。同時に、果たして私にもあのレベルの授業ができるか不安になりました。準備期間は彼女より私の方が多いので、しっかり下準備をしたいと思います。でも完璧な授業をやるということは目標にせず、子供たちに楽しんでもらえるような授業を目標にしたいです。

 12月は授業が頭にしかなく、学校もお休みに入ります。この期間を利用して、次セメスターの授業への目標を立てておきたいと思います。


2. 生活の状況

 さて、先月、かなり夜型の生活を送っている、という話をしましたが...今月も、そのサイクルが改善されることはなく、むしろ悪化してしまった気がしています。日が昇るのが11時過ぎ、そして太陽を見ること自体かなりレアになっていて、朝8時くらいに目が覚めたとしても、窓の外が明るくない...。起きるのが嫌になり、二度寝に入ってしまっています。そのせいで、夜は遅くまで起きていてもあまり眠くならず、課題などを夜中やることが増えてしまいました。このサイクルは12月で必ず元に戻します。なぜなら1月からの授業は朝からのものが多いからです。そして教育実習も...絶対に寝坊できません。日本からのモーニングコール、お待ちしています。

 【International Week】

 ラップランド大学で、International Weekというフェアがありました。大学のメインロビーに各々のブースを作り、自分の国や大学について、紹介する日です。ほとんどの国が参加し、私もいろんなブースを回りました。国によっては、その国のお菓子や飲み物を用意しているところもあって、いろんな国の料理をごちそうになりました。笑 千葉大学のスタッフの方もこのフェアに合わせてラップランド大に来てくださり、一緒に千葉大をプロモートしました。

 「日本に留学したい」と言ってくれる学生たちも多く、とても嬉しく思いました。あるドイツの学生が「今留学しているのに、もう次の留学のことを考えられるなんて、面白いね」と言ってくれました。また、同じ日本人の留学生の方でも、まだもっと勉強したいからまた別の場所に留学したいとおっしゃっている方もいます。私は、留学は学生生活の中で1度だけだ、とどこかで決めつけているところがありました。でもそうではなく、もちろんお金の問題とかはありますが、自分が勉強したいと思えれば、何度でも留学してもいいんだな、と思いました。そして、そんな環境が周りにある私たちはなんて恵まれているのだろう、と感じました。もしこれから留学する予定の方で、この報告書を読んでくださっている人がいたら、ぜひ、留学できることに感謝してほしいなと思います。

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一部のブース                   日本ブース


【Oulu】

 ロヴァニエミから電車で3時間半ほどの都市、オウルに行ってきました。一週間ほど前にネットでチケットを買い、楽しみにしていました。電車の出発時刻は朝6時40分。起きれるかなあなんて冗談で言っていたのですが...本当に、寝坊しました。6時に起き、自転車に飛び乗り、滑る路面を気にしつつも自転車をとばし駅に向かい...。最終的に、電車に乗れませんでした!正直乗れなかったショックよりも、面白さの方が勝ってしまい、なんだか逆に楽しくなりました。笑 バスの方が安いので、新たにバスのチケットを買い直し、もともと駅で合流する予定だった中国人の友人たちとオウルで落ち合いました。

 残念ながら雨がしとしと降っていたのですが、ロヴァニエミとはまた違う街並みを楽しむことができました。雪も積もっておらず、気候の違いも感じました。こちらの方が、レンガ造りの建物みたいなのも多くて、ヨーロッパな雰囲気が漂っている一方、図書館などの建物は、モダンなつくりで、夜になるとライトアップされていてきれいでした。

 オウルの名所は海が見えるということと、Kauppahalliという露店です。海は、今回は雨であんまりきれいに見えませんでした。Kauppahalliでは、トナカイの煮込みスープを食べました。優しい味でおいしかったです。

 帰りの列車では、中国のトランプゲーム、「七級猪」で盛り上がりました。ルールはシンプルなのですが、言葉だけで説明するのは意外と難しいことに気が付いたので、このゲームの面白いポイントだけお伝えします。笑 このゲームは1ターンがすぐに終わるのですが、そのターンで負けた人はレベルがひと段階上がります。最終的にレベルが7になった人の負けになるのですが、レベルが違う人同士が喋った場合、レベルの低い人は一気にレベルが高い人と同じレベルになってしまうのです。例えば、レベル2の人とレベル5の人がいたとして、2の人が5の人の言ったことなどに反応してしまうと、その人は一気に5にレベルアップします。このゲームはいかに相手に喋らせようとするか、いかに無視しようとするか、が大事になります。実際にやってみて、すごく面白かったです。レベルの高い人が何を言っても全員無視。笑いをこらえるのが大変でした。  

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 オウルの街並み                マクドナルドがおしゃれ!

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 市のホールだとか。きれいです          ライトアップされたシアター

 ほかにも今月は、スペイン料理、ロシア料理、イタリア料理を振る舞ってもらい、そして友人の誕生日パーティーで6、7か国くらいの料理を堪能できました(私はお好み焼きをつくりました)。いろんな国の文化に触れることが多かった1ヶ月だったと思います。今のお気に入りはベトナムのバナナケーキです。

 そんな留学生の友人たちも、来月には帰国してしまう人がほとんどです。半年はすごく短いだろうなと思います。1年間いられることに感謝して、そして寂しいですが、友人たちにもきちんとお別れを告げたいと思います。

 街はクリスマスムードです。さすがサンタの街!今月だけでサンタには4回くらい会いました(ニセモノも含む)。12月はクリスマスを楽しみます。
それでは、また来月。

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今月のお気に入りの写真です。学校近くの湖にて。

派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2015/10/01~2015/10/31)

 あっという間に2か月目の報告書を書く時期がやってきてしまいました。ついこの間9月の報告書を書いたばかりだと思っていたのに...驚きです。フィンランドでは、10月末についに初雪がうっすらとですが積もりました。朝起きて、窓の外に白い世界が広がっていたときは、思わず叫んでしまいました。気温もどんどん低くなっていますが、5℃くらいを「お!今日は暖かい!」と感じてしまうほどには、フィンランドでの生活と寒さに慣れてきたのかなと思います。

 日が落ちるのも非常に早くなり、16時ごろにはもうだいぶ暗くなっています。やはり太陽がないと気分が落ち込みがちになります。人間にとって日の光を浴びることは非常に重要ですね...とはいえ、太陽はこれからどんどん顔を隠してしまうので、そろそろ自主的にビタミンDを摂取していきたいです。留学中、自分の能力の無さ等に落ち込むことはありますが、それが逆に頑張るための活力になると思うので、私は落ち込むこと自体は悪いことではないと思っています。でも、ビタミン不足でその落ち込みにより拍車をかけ過ぎないように気を付けたいです。

 さて、前置きが長くなりました。今月もたくさんお伝えしたいことがありますが、いくつかピックアップしたいと思います。
                                             
1. 勉学の状況

 10月中旬に、第1ピリオドが終わりました。そのため、それまではテストやレポートに追われていました。前回の報告書でお話ししたFinnish for Foreigners 1の授業はテストだったのですが、無事に単位を取得することができました。その他は基本的にレポートで、まだ単位等の結果は出ていません。パスしていることを願います。

 第2ピリオドでは、前ピリオドから通期で行われているAcademic Writing、Teaching Practiceに加えて、新たに4つの授業をとっています。今回は、新しく始まった授業の説明と、Teaching Practiceの一環で行っているObservationの経過をお伝えします。

【Finnish for Foreigners 2】
 名前から分かる通り、1の続きです。しかし、今回私は前ピリオドの先生と違う先生の授業をとっています。なぜなら、前ピリオドの先生の授業のスケジュールでは、別の授業がオーバーラップ(重複)してしまったためです。そのため、Open Universityという、ラップランド大学の学生でなくとも受けられる講座に参加しています。

 内容も難しくなることはさながら、こちらのクラスの受講生の方はみなさんフィンランド語の語彙力が高いです。よく隣の席に座るウクライナの女の子は、もうフィンランドに3年住んでいるとのこと。もちろん他言語に興味があるからこそ、この授業をとる方もいると思いますが、おそらく多くの方はここで暮らしていくために必要な力、と思って受けているので、上達が早いのかなと思います。少し前ピリオドの和気あいあいとした雰囲気とは違っているので、戸惑っていますが、逆に置いて行かれないように頑張ろうという気持ちになります。

【Introduction to Gender Studies】

 この授業は計5回しかなくて、実はもう終わってしまいました。ただ、5回のうち2回授業がオーバーラップしていたため、私は3回しか出られませんでした。どちらかというと理論的な話が多くて、専門的な言葉が出てきたため、内容をあまり理解できなかったというのが正直な感想です。自分の語彙力の低さに悩んでいます。ただ、先生も具体例を用いてくれるなど、できる限り私たちの生活に沿って話してくれているのだなと思いました。

 一番面白かったアクティビティは、児童書をジェンダーの観点から分析したことです。例えば、私のグループが選んだ本は、魚が主人公で、その魚がなくしたものを探しに海の底を探検する話だったのですが、話の中でその魚は'he'と形容されていました。私は、海の底の危険を恐れず、好奇心を持って突き進むという姿がジェンダーステレオタイプ的に「男っぽい」から、作者は'he'にしたのだろう、と考えました。児童書に関してそのような視点から考えたことがなかったので、興味深かったです。

【Gendered Education】
 もう一つ、ジェンダーに関する授業をとっています。こちらでは、先生の講義だけでなく、学生が自分で選んだトピックに関してプレゼンテーションを行います。私は11月初頭に行って、実は今この報告書を書いている段階では終わっているのですが、来月の報告書に感想を書きたいと思います。

 みんな様々なトピックで発表してくれます。ディズニープリンセスのジェンダー論は特に面白かったです。白雪姫と近年のアナと雪の女王を比較し、どのようにプリンセスの表し方が変わったか話してくれました。

 この授業で感じることは、留学生たちのプレゼンテーション能力の高さです。もちろん英語は流暢なのですが、それだけでなく、はっきりとこちらを見て、オーディエンスから質問があったらはっきりと答えて、ディスカッションをして、というように、アクティブなプレゼンテーションになっています。私はというと、この意見を言いたい、と思ったときに、一度喉の奥で意見をためてしまい、結局いつの間にか次のトピックに移っているということを何度も繰り返しています。この状況が自分で分かっているならば変えられるはずなのに...と、ただ落ち込んで終わってしまいます。意見をためらわずに発する、ということを留学期間中に達成したい目標の一つに加えたいと思います。

【Pedagogical Models in Educational Use of ICT's】
 授業の名前から、ICTを利用した授業づくりを学べるのかと思っていたのですが、これも理論的なものが中心です。一人一つarticleを読んで、そのプレゼンテーションをします。まだ本格的に始まっていないので、来月の報告書で詳しくお伝えします。

【Observation】
 10月末に、20回のObservationを終えました。先生によって授業づくりが異なり、見学していて飽きることはありませんでした。

 特に感じたことは、子供たちがすごく積極的だということです。○○分かる人?と聞くと、多くの子が手を挙げます。日本では、答えがわかっていても、なかなか手を挙げない子も多いのではないでしょうか。とはいえ、それは全員ではなく、発言をあまりしない子ももちろんいます。ただ、そういう時には先生が逆指名をすることも。子供たちのことをよく見ているのだなと感じました。

 また、先生が授業の初めに数人の子たちをコールし、「今日は○○先生と勉強してね」と指示したことがありました。授業終わりに質問すると、その子たちは少し内容についていけていないため、別の特別授業をしているとのことでした。以前読んだフィンランド教育に関する本に書いてあったことを、この目で確かめることができました。今度、そちらの授業も見学してみたいと思っています。

 予想と違ったのは、子供たちはあまり英語の授業に集中していないということです。授業中も、フィンランド語を使ってお友達と喋っていて、先生に注意されることもしばしば。だからこそ、先生がどのように彼らのモチベーションをあげるかが重要なのだと思います。その点についてはいつも注意して観察しているのですが、なかなかこれといった方法が見出せません。授業観察のノルマは達成しましたが、11月以降も授業観察はいくらでもして良いので、空いている時間を見つけてもっと観察したいと思います。

11月はまたエッセイやテストが盛りだくさんです。期日までにきちっと仕上げられるよう、スケジュール管理をしっかりとしたいと思います。


2. 生活の状況

 すでに書いたように、10月に入ってだいぶ肌寒く、そして日が落ちるのが早くなってきました。寒くなると私は冬眠したくなるのですが、毎週末必ずどこかへ出かけて、友人と関わっていたため、家にこもることはあまりなく、活動できたかなと思います。

【普段の様子】
 先月の報告書には普段の様子があまりかけなかったので...こちらに来てから、かなり夜型の生活を送っています。日本にいるときからどちらかといえばそうだったのですが、助長されています。理由の一つとして、第1ピリオドの授業が、午後にあるものがほとんどだったことが挙げられます。朝とてもゆっくり起きてしまい、そのサイクルが身についてしまいました。そして二つ目に、朝7時、8時くらいは、まだ真っ暗なためです。この間サマータイムが終わり、この問題は少し解消されましたが、サマータイム中は朝8時前なのに日が昇っていなくて、本当に起きられませんでした。10月いっぱいこのような生活を送ったため、早起きが全くできなくなっています。第2ピリオドは朝からの授業が多いので、授業に間に合うぎりぎりに起きて通っていましたが、この間ついに一度寝坊をしてしまい、30分ほど遅刻してしまいました。とても反省しています...。これからどんどん日が昇る時間が遅くなるので本当に不安です。来月の報告書では、この問題を解消できているように頑張ります。

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10月中旬の午後6時前 学校からの帰宅途中の風景 素敵です 

【Nordkapp】
 10月最初の土日に、ノルウェーのNordkappというヨ-ロッパ最北端の地に行ってきました!ロヴァニエミからレンタカーを借りて、金曜の夜から夜通し走って土曜日の朝に着きました。運転してくれた友人たちには本当に感謝です。私はほとんど寝ていました...

 Nordkappはもちろん北極圏にあります。すでに雪が積もっていて、白銀の世界が広がっていました。最高の景色でしたが、もちろん寒かったです。また、私たちのグループ以外にも、2グループほどラップランド大学の留学生が来ていたので、最北端の地で会えるのは面白かったです。笑

 まさか最北端の地に行く経験ができるとは思っていませんでした。こちらでは、自分からやりたいと思ったことに積極的に参加すればするほど、きっと思ってもみないような経験ができるのだと思います。これからももっと人生を豊かにしてくれる体験をたくさんしたいです。

 語彙力がないので...写真でお楽しみください。笑


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ノルウェーのフィヨルド

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奥に見える地球儀のようなものが最北端のモニュメントです

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【Weaving】
土日の2日間を利用して、Weaving(機織り)の体験をしました。なんと、自分でラッピ(ラップランド)の伝統的なスタイルのラグがつくれるのです!色やデザイン、大きさ長さまで、一から考えることができます。ロヴァニエミ市内にあるtaito lappiというお店で予約するとできます。今回は私のほかに4名参加していたのですが、みんなラップランド大学の留学生でした。笑

 私はストライプ模様のラグを作りました。色は緑と青が中心で、その時は深い意味を持って選んだわけではありませんでしたが、完成してから見てみると、ラップランドの森と湖のイメージにちょうどいい!と感じました。笑 完全なる後付けです。

 Weavingの経験はありませんでしたが、作業はシンプルなので慣れれば誰でもできます。糸を機織りに通す順番さえ間違えなければ、失敗することもほぼありません。もし間違えても、糸をほどいていけばすぐに戻せます。私はweavingの魅力にすっかりはまってしまいました。機織りの音が響く室内ではすごく良い集中ができて、時間がたつのがあっという間でした。時折みんなでお茶を飲んだり、ほかの人の作品を覗きに行って感想を言いあったりするのも楽しかったです。

 一つ後悔しているのは、もっと冒険したデザインにすればよかったかな、ということです。私は気に入らないデザインになったらいやだな、と思い、無難にストライプのデザインにすることにしました。しかし、周りのみんなを見てみると、作りあがるまでどんなデザインになるかわからないような、自由な作品作りを楽しんでいるのが伝わってきました。もちろん自分のラグが気に入っていないわけではないのですが、殻を破って一歩違う世界に踏み込んでみるのも大切かなと感じました。

 このお店ではラグだけでなく、スカーフ作りなどもできるので、もう一度訪れて、今度は冒険したデザインに挑戦したいです。

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機織り機と作業風景           途中経過

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糸を2本いっぺんに折ることで、模様のように。 これが材料です

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完成品 170cmくらいあります


 私事ではありますが、今月誕生日を迎えました。海外で誕生日を迎えるなんて、あまりできない経験ができたな、と思います。今年の誕生日は、私がいかに周りの人に助けられているか、恵まれているかを実感する日になりました。出会ってまだ2ヶ月しか経っていないのに、おめでとうの言葉をかけてくれた周りの友人たちに非常に感謝しています。もちろん日本からも、応援してくれている人たちがたくさんいることを改めて実感しました。

 残りあと半年とちょっと。お世話になっている方々に、自分の成長でお返しできるよう、しっかりと日々を過ごしていきます。

 それでは、また来月。

派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2015/09/01~09/30)

フィンランドに来て1ヶ月が経ちました。この月間報告書を書くに当たり、この1ヶ月どんなことがあったか、何を感じたか、振り返ってみました。
まず初めに思ったことは、「え?もう1ヶ月経ってしまったの?」ということでした。毎日新しいことの連続でとても充実していたので、一瞬に感じたのだと思います。同時に、残りあと8ヶ月も一瞬で過ぎ去ってしまうのではないか、という恐怖も感じています。スケジュール帳をめくりながら、授業の予定やこの時期にやりたいことなどを考えていると、さらにその気持ちが強くなります。ありきたりな言葉になりますが、1日1日を大切に過ごすことの大切さをひしひしと感じているところです。
また、この1ヶ月にあったことのリストを作ったところ、日本の皆さんに伝えたいことが膨大に出てきました。本当はすべてこの報告書に書きたいのですが、全部書いていると授業のレポートの提出が遅れてしまいそうなので(笑)、いくつか選んでお伝えしようと思います。
ちなみに、ラップランド大学には私を含む2名が千葉大学から留学しています。報告書の内容ができるだけかぶらないように話し合っていますので、ぜひ皆さんには、もう一つのラップランド大学からの報告書もお読みいただきたいです。
 

1. 勉学の状況
9月1日から、約1週間のオリエンテーション期間を経て、授業が始まりました。ラップランド大学は2セメスター制で、1セメスターがさらに2つのピリオドに分かれています。第1ピリオドは、9/7~10/23までです。今ピリオドでは、私は5つの授業をとっています。簡単にその概要と感想を述べていきます。

【Academic Writing】
授業名の通り、アカデミックな文章を書く練習をする授業です。エッセイの構造や、実は文章を書くときに結構無視しがちなa/theの使い分けなど、英語で文章を書く上で重要なことを学ぶことができます。実はこの授業は第1・2ピリオドと通期で行われるため、12月上旬まで続きます。千葉大学でも似ている授業をとっていたので、基礎的な知識があることに感謝しているところです。
 約2週間に一度のペースでエッセイを書く宿題があり、書く長さがどんどん長くなっていくので今から少し不安を感じています...。でも、一度文章で書いた内容は、それを口頭で言いたいときに、一度頭の中で整理ができているので、すらすらと言うことができるのです。だから、ポイントを抑えながらすらすら文章が書けるようになれば、同じくらい分かりやすく話せるようになるのではないか、と思っています。なかなかタフな課題ですが、めげずに頑張りたいと思います。

【Finnish for Foreigners 1】
 先月の報告書にもちょっと書きましたが、フィンランド語話者以外向けのフィンランド語の授業です。授業は英語で行われます。身の回り、特にスーパーなどでは、フィンランド語表記のものばかりなので、フィンランド語の学習は不可欠です。
 この授業で面白いなと思うのは、もちろんフィンランド語自体もそうなのですが、たくさんの異なる言葉を話す学生たちが、同じレベルからフィンランド語を学んでいる、という光景です。フィンランド語は英語、ドイツ語などのインド・ヨーロッパ語がもとになっているのではないため、ヨーロッパの言語とも単語・文法などの面であまり似ておらず、本当に全員が同じところから始めている、ということを感じられて面白いです。だからこそ、互いに質問もし合いやすいのかなと思っています。
 フィンランド語に関しての感想は...とにかく「くっつける」です。例えば、in Japanと言いたいとき、Japanissaという風に言います。Japaniが日本のことで、ssaがinの役割を果たしています。...お分かりいただけたでしょうか、フィンランド語は前置詞を置くというよりも、すべて後ろにくっつけていくのです。この語尾変化が豊富で、本当に悩まされています。来月にはテストも控えているため、授業にしっかりついていかなければ、と思っています。

【Finnish System of Education】
 フィンランド教育のシステムを学習します。実はこの授業は3回しかなくて、授業をもとに自分でもリサーチをして、最後にレポートを提出すると単位がもらえることになっています。3人の異なる教授が、一般的なフィンランドの教育システム、早期教育、生涯教育というテーマについて各々お話ししてくださいました。
 この授業ではディスカッションが必ず入ったのですが、その時にフィンランドだけでなく、他国の教育システムについても聞けたことが面白かったです。国によって学校に行き始める年齢も違うし、入試の有無等もあるし...バラバラなのだなと思います。私はフィンランドの教育方針にひかれて、教育制度を学びたいと思ったのですが、こうしていろいろな国の話を聞くと、「正しい」システムなんてないのだろうな、と思ってしまいました。各々の国の国民性や情勢など、様々なことを鑑みたうえですべての教育システムは作られているということを感じました。

【Foreign Language Teaching】
 外国語教育の教授法などを学べるこの授業。これをとらなければ、教育実習をすることができません。毎回トピックに応じた教授法を、実際に私たちが体験しながら学ぶことができます。
 例えば、前回はspeakingの練習をするためにどのような方法があるか、教材等を用いながら学びました。また、自分たちで教材の内容を考えるミニワークのようなものもあります。皆数分でさっとアイデアを出すのが早いなと感じます。1回分が4時間と長く思える授業ですが、大体1時間に一度はブレイクタイムがあるので、あまり長く感じません。実際に現場でも使える知識ばかりだと思うので、この授業は特に大切に受けていきたいです。

【Teaching Practice】
最後に、小学校での教育実習について説明したいと思います。これは1ピリオドで区切られておらず、1セメスターをかけて行います。まず10月末までに、授業観察記録のようなものをつけながら小学校の授業を20回観察します。そのあと11月末までに教育実習を行います。最後にレポートを提出するまでが一連の流れになります。しかし何と、今年は例年より教育実習を希望する生徒が多いということもあって、1年間こちらにいる私は、教育実習を来年1月に行うことになりました。もともと春セメスターに実践を行いたい、と留学計画を立てていたので、ある意味ラッキーでした。5年生の子供たちを教えます。どんな授業にするか、今から少しずつ練っていきたいです。

ということで、今は観察実習の時期なのですが、やはりクラスサイズがものすごく小さいです。一つのクラスを2つに分けて授業をすることもあり、その場合は、1クラス8人から10人ほどになっています。人数が少ないからこそ、最初の挨拶も全員とできるし、生徒が「授業に参加している」という気持ちを生み出しやすいのではないかと思いました。もちろんフィンランドはもともとの人口も日本とは大きく違うし、だからこそこのような少人数の授業ができているわけですが、日本の場合も、「全員のことを先生は見ているよ」ということを子供に感じさせることが大事なのかなと思いました。観察実習はまだ続くので、来月の報告書でもまた感じた事をお伝えできればと思います。

2. 生活の状況
 9月ですでに珍しい体験をたくさんさせてもらいました。今回はその中のいくつかをご紹介したいと思います。普段の生活の様子については、また来月の報告書でもう少し丁寧に書きたいと思います。

【Northern Light】
 オーロラのことを、こちらではNorthern Lightと呼ぶことが多いです。9月は結構見えやすいということでしたが、確かにすでに何度か見ることができました!フィンランドに来たら見ずには帰れないなと思っていたので、一つ目標が達成できてよかったです(笑)。私たちの住むKuntotieはもともと少し市街から離れたところにあるため、時には寮からも見ることができるそうです。
ただ、残念なことに、スマートフォンのカメラでは全く写らない...!いいカメラを持ってきている留学生たちは、とても美しくそのオーロラを撮っていました。ゆらゆらと動く緑色の光、皆さんにもきれいにお見せしたかったです。

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なんとなく光っているのが見えますか?

【Finnish Friend Program】
 こちらの大学には、Finnish Friend Programという素敵なプログラムがあります。フィンランド人と友達になりたい留学生が応募すると、大学が、留学生と交流したいフィンランド人と結び付けてくれるのです。Finnish Friendと言うと、同学年くらいの学生をイメージしてしまうかもしれませんが、学生だけでなく、家族の場合もあります。私はフィンランド家庭を希望したところ、見事念願かなって、5人家族のご家庭とFinnish Friendになることができました。しかもご両親ともに教師をやっていらして、「うちの学校も見学していいよ!」と言ってくださり、本当に優しい方でした。
 
月末に一度、お宅にお邪魔して、トナカイのお肉をごちそうになったり、トレッキングに連れて行っていただいたりしました。トレッキングでは、火をおこせる場所まで少し歩き、そこでフィンランドのウインナー、マッカラを焼いて食べました。大自然のなかで食べるマッカラは格別でした。偶然、同じくFinnish Friend Programで知り合ったというフィンランド人の子と留学生の子もトレッキングに来ていたらしく、交えて話をしました。知らない人とでも、火の周りに集まることで自然と距離が近くなり、話しやすくなるのではないかな、と思いました。

 その日は夜ご飯までいただき、ご家族のお友達一家もいらっしゃって、大勢で楽しく過ごしました。話の中で、「生活に困っていない?何か足りないものがあれば貸すよ?」と言われて、いろいろと生活用品を貸していただけることになりました。その中で驚きだったことが、カーテンについてです。今私の部屋には一応カーテンはあるのですが、薄いので、「冬に備えて厚いのが必要かもしれません」とお話したら、少し不思議そうな顔をされました。そして、「フィンランドでは厚いカーテンは夏につけるよ」と言われたのです。もちろん理由があり、夏は白夜で明るいフィンランドは、夜眠れるように、分厚いカーテンで光を遮るのだそうです。冬はもともと窓が二重になっているので、カーテンは付けないのだそう。確かに、お宅にもカーテンはかかっていませんでした。

 日本の考え方と違うというのは今までいくつか体験しましたが、ある程度想定内のものではありました。しかし、今回のこのカーテンについては全くその発想がなかったため、何だかとてもびっくりしました。知らないところでもっと考え方の違いが起こっているのかもしれません。また驚くような発想に出会いたいです。カーテンをお借りするのはやめました(笑)。

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トナカイのお肉とマッシュポテト           

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森の中を歩きました

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マッカラ最高です               

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素敵なディナーをごちそうになりました

【Chinese & Japanese food party】
こちらに来てすでに2度ほど寿司をふるまいました。先輩が「寿司をたくさん作ることになる」と言っていた意味がよく分かりました。
そのうちの一度は、中国人の友人たちと一緒に、お互いに自国の料理を振る舞い合った時に作りました。寿司の具材はスモークサーモン、アボカド、たまご、キュウリなどを使用しています。寿司のほかに、ほかの日本人の留学生の方たちにも協力してもらって、カレーや肉じゃがなどを振る舞いました。中国料理からは、酢豚や初めて食べるスープなど、これまたたくさんの美味しい料理を振る舞ってもらいました。
皆日本のことを本当によく知っているので驚きます。日本のテレビ番組なども、中国で見ることができるそうです。そしてそれでいて、自国のことも詳しく話してくれます。こういう時に、自分がいかに日本について説明できていないかを思い知らされます。日本を出てから、いた時よりもむしろ日本について考えることは多くなっていると感じています。例えば、このパーティーでもそうでしたが、日本料理と言われると寿司がすぐに連想されると思います。でも、それは他国の人もすぐに連想できることです。実際に、私が日本から来たと答えると、寿司が好きと返してくれる人が数多くいました。しかし日本料理は寿司だけじゃない。ほかにも他国の人にあんまりなじみがないものがあるはずです。皆が知らない「日本」をもっと伝えていけるように、考えたいと思います。

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非常に豪勢な夕食になりました。酢豚が特に最高でした

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寿司一度目はイタリアの子たちと。クロスタータというお菓子を作ってきてくれました


たくさん楽しんだ9月も終わり、テストやレポートもたくさんある10月に入ります。より寒くもなります。健康に気を付けつつ、勉強にも励みつつ、またしっかり楽しみたいと思います。
それでは、また来月。

派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2015/08/28~08/31)

1. 勉学の状況

 8月中は、まだ授業もオリエンテーションも始まりません。9月1日から始まります。授業・オリエンテーションに関しては、9月の報告書に書きたいと思います。

 しかし、授業の履修に関してちょっとしたハプニングがありました。教育学部に所属する学生に送られているという、教育実習等に関わる授業についてのメールが私に届いていなかったのです。教育学部の学生に、「教授からのメール来た?」と聞くと、全員「うん」と答えたので、焦りました。すぐに教授にメールして、無事にメールを受け取ることができました。おそらく、送信するメールアドレスが間違っていたために、届かなかったのだと思われます。その授業は私の今回の留学のメインでもあったため、とれないとショックどころではなかったので、本当によかったです。情報共有してくれる人が身近にいることにとても救われました。また、情報を聞き逃さぬよう、常にアンテナを立てておかなければ、とも思いました。

 そのほかに、"Finnish for Foreigners"という、非フィンランド語話者向けのフィンランド語の授業を履修しようと考えています。私は、フィンランド語は現地で学んでいこうと考えていたので、日本ではフィンランド語の勉強をほぼしていませんでした。また、フィンランドの母語はフィンランド語とスウェーデン語なのですが、フィンランド人は英語が堪能と聞いていたため、基本的には英語で過ごせるだろうと考えていました。
 しかし、こちらに来て、予想以上にフィンランド語が分からないことに苦戦しています。町の標識や、スーパーでの食材の名前などは、すべてフィンランド語で書かれており、今のところ全く分かりません。チューターに教えてもらった言葉で、これだけは押さえておかなければ、と思ったのは、"Keskusta"です。これは、市の中心街のことを指していて、道を自転車で走っているとよくこの看板を目にします。もし迷子になっても、とりあえずこの方向に進めば市街地に行けるはずなので、ここで生活するためにも絶対に覚えておこうと思いました。そして、生活の中からフィンランド語をたくさん吸収したいです。


2. 生活の状況

 私は28日の夕方にロバニエミに到着しました。ヘルシンキでの乗り継ぎが不安だったのですが、何の問題もなく入国と乗り継ぎができ、とても安心しました。次の飛行機を待っている間、ヘルシンキ空港にいたのですが、そこで"Book Swap"という場所を発見しました。どうやら、もう読まない本を寄贈したり、読みたい本をもらえたり、文字通り「本を交換する」場所のようです。中では、おそらくみなさん乗り継ぎ待ちだと思いますが、ソファに腰かけて本を読みながらのんびりしていました。空港という様々な国の人が集まる場所でこのような機会を設けているので、きっといろんな国の本があるのだと思います。面白い取組みだなと感じました。

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ロバニエミでは、チューターが雨にもかかわらず空港まで迎えに来てくれました。とても重い私の荷物も一緒に運んでくれて、本当に優しいです。千葉大学では1人のチューターにつき1人の留学生だと思いますが、こちらでは1人のチューターにつき4人の留学生を受け持っているようです。生活に必要なものを揃えに、チューターと留学生たちと数日間一緒に買い物をしました。

 私たちの寮にはインターネット環境が整っていないため、まずはそれを自分たちで行わなければなりませんでした。数日インターネット環境なしで過ごし、普段私がどれだけインターネットに時間を割いているのかが身にしみてわかりました。寮にいても何もすることがないのです。インターネットによって、簡単にメッセージのやりとりや、大学へのアプライも出来ますが、依存しすぎているのは良くないな、と思いました。自分の生活を見直していこうと思います。

 また、こちらでの生活に最重要なものが、自転車です。私たちの住むKuntotieの寮は、大学から離れているため、自転車がないと結構大変です。この自転車探しにも苦労しました。なかなか日本人に合う自転車が見つからないためです。ほとんどの自転車がサドルの位置が高すぎて乗れません。一緒に買い物に行った留学生は結構選び放題だったのですが、私は選ぶ余地なく乗れるものを買うしかありませんでした。ですが、何とか買えたならまだ良い方で、だんだんと留学生たちが自転車を買っていくため、もうほとんど売り切れてしまったそうです(基本的に新品のものでなく、中古自転車を買います)。学生以外でも、地元の人たちが自転車に乗っているのをよく見かけます。聞くところによると、冬の雪の中でも、ヘルメットをかぶって普通に自転車に乗るんだとか。私は滑るのが怖くて多分乗れません...

 寮から大学まで、行きはずっと下り坂で快適なのですが、帰りは上り坂がなかなかきついです。わざわざジムなどに行かなくても、運動になります。意外とロバニエミの町全体にアップダウンがあります。通学路の風景は絶景です。大きな川にかかっている橋を通るのですが、日がちょうどよく水面に反射していると本当にきれいです。でも柵が簡易的なもののため、正直落ちそうで少し怖くもあります。
 自転車を買った日は長い間市内を散策していました。適当に走って、眺めのよいところを探し回っていました。午後7時くらいまで外にいましたが、全く暗くならないので、時間の感覚が時折狂いそうになります。でもこれからは日が短くなっていく一方です。今のこの風景をしっかり目に焼き付けて、冬は冬で、暗い中に雪の白さが明るくみえる景色を楽しみたいと思います。

 また、Kuntotieへの帰り方に迷ってしまった時がありましたが、その時に地元のフィンランド人の方が道案内をして助けてくれました。Kuntotieの場所がわからなくても、わざわざ他の通行人を捕まえて聞いてくれて、本当にありがたかったです。
 まだまだほかの留学生たちやフィンランドの方と関われていないので、9月からもっと交友の場も広げていきたいと思います。

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