派遣留学生からのレポート

ドイツ・ハイデルベルク大学b

学校の詳細
最終更新日:2016年7月 5日
ハイデルベルク大学


派遣留学プログラム月間報告書

(報告期間:2016/06/01~06/30)

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派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2016/05/01~05/31)

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派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2016/04/01~04/30)

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派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2016/03/01~03/31)

1. 勉学の状況

●春休み
 一ヶ月の語学コースが終わったので本格的な春休みに入りました。しかし、4月に入ってすぐにドイツ語の試験があるので、もう少し気を抜かず勉強を続けたいと思います。

2. 生活の状況

●スーパー
 新しいスーパーマーケットが寮の近くにできました。数学科の建物がずっと工事中だったのですが、スーパーを含め銀行やパン屋を併設してオープンしました。今までは買い物をするために新市街近くまで行かなければならなかったのですが、今では徒歩10分で買い物に行くことができるようになりました。

●リトアニア
同居人が実習から帰ってきました。3月の終わりからはまた別の同居人がイタリアへ旅行に行くのでその前に皆で食事をしました。リトアニア料理を作り、食べ終わったあとはカードゲームして遊びました。
ドイツではボードゲームやカードゲームが盛んなようです。というのも、おもちゃ屋にはいろいろな種類のゲームがあり、テレビゲームやコンピュータゲームに劣らず、陳列されています。実際WGにも多くの種類のガードゲームがあります。2月3月と友人の誕生日が多くあったのですが、パーティの度にカードゲームをしていた気がします。
カードゲームといえど、2人で遊ぶものではなく、大人数でかつプレーヤーがコミュニケーションをよく取るものが多いです。

●春
 気温が高くなり、日照時間が長くなってきました。陽の光を浴びると気分も良くなります。振り返ってみるとドイツにおける冬はとりわけ耐え難い寒さではありませんでした。日本から持ってきた防寒具で十分間に合いました。


派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2016/02/01~02/29)


                                              
1. 勉学の状況

●通常授業
 通常授業の単位は落としたと思います。試験の問題に十分に答えることができなかったので当然の結果だと思います。早口で話されるドイツ語には常に苦しめられています。しかし、授業の回数を重ねるごとに理解できる事柄も増えていったと感じているので、次の学期ではなんとか単位が取れるように頑張ります。具体的には、救済措置のたくさんある授業を選択しようと思っています。筆記試験のみの授業ではまた同じ結果になる可能性が高いので、口頭試験、発表、学期論文等々できる限り多く評価項目のある授業を選択します。

●ドイツ語
 外国人がドイツの大学に学籍登録をする場合は、交換留学等の例外を除いて、DSH2という語学証明書が必要になります。DSHとは、大学入学要件の一つの語学試験のことです。この試験において、文法、読解、リスニング、作文、全ての項目の平均が67%以上を達成している状態がDSH2です。ほぼ全ての学部が、外国人の学籍登録にはDSH2を要求しています。例外として、音楽や芸術分野ではDSH1(67%以下)が、法学部や医学部ではDSH3(82%以上)が要件として求められることがあります。語学能力を証明するものとして、DSHの他にTestDaFなどいくつかあるようですが、詳しいことは調べていません。

 現在は、大学の附属機関で開講されている一ヶ月間の語学コースに参加しています。このコースが終わった後にDSHを受けることができます。受かるかどうかはわかりませんが、腕試しとして受けてみようと思います。しかし、万が一受かったとしても、実際に通常の授業についていけるかどうかという点で、学籍登録においてDSH要件が中身を伴っているかは疑わしいです。

2. 生活の状況

●誕生日パーティー
 2月は私の誕生月だったので、パーティーを開いてもらいました。誕生日の当日は、まだ同居人全員の試験が終わっていなかったので、数日後に皆でドイツ料理とケーキを食べました。同居人の一人が翌日からPraktikum(企業研修、インターンシップのようなもの)のためにリトアニアへ出発するので、お別れ会も兼ねて楽しい夜を過ごしました。

●スキー
 同居人とスキーに行ってきました。金曜日の夜、夜行バスに乗りオーストリアへ向かい、土曜日の一日を遊び、日曜日に帰ってくるという強行軍でした。一番高いところで、標高3000m付近でスキーをすることができました。雲を下に見ながらのスキーという初めての経験でした。何度もクラッシュして、翌日から筋肉痛になりましたが、とてもいい気分転換になった気がします。

 つくづくWGという居住形態は不思議なものだなと感じています。同居人たちとは出会って半年ですが、朝夕は必ず部屋に誰かがいて言葉を交わし、いろいろな記念日にこじつけては食事をし、お酒を飲み、その上一緒にスキー旅行に行くような間柄になりました。一人暮らしでは考えられない面白い体験をしていることを認識させられます。


派遣留学プログラム月間報告書

(報告期間:2016/01/01~01/31)

1. 勉学の状況

 ●試験

 試験では以下のような問題が出ました。対象は大学1~2年生程度です。
1, 以下の3つの植民地主義の特徴を説明しなさい。
 a) 初期の植民地主義
 b) 19世紀前半の植民地主義
 c) 19世紀後半の植民地主義
2, 忘れました。
3, 忘れました。
4, 忘れました。
5, 1945年以降の韓国の脱植民地化の過程を説明しなさい。
6, 1945年以降の中国と日本の輸出の果たした役割を年代と具体的な物品を上げて説明しなさい。

2. 生活の状況

●誕生日パーティー

 1月の上旬に同居人の一人が誕生日だったので、彼女のためにささやかなパーティーを開きました。予め10€程度のプレゼントを買い、今回も手作りでケーキを用意し、彼女が帰ってくる30分前から部屋を暗くし準備していました。年齢の数だけロウソクを灯し、星を見ながらお酒をゆっくり飲んで、クリスマス休みが終わって学校が始まる憂鬱な気分を忘れられる楽しい夜でした。

 今回の誕生日パーティーを含めて、留学生活の折り返し地点に立って感じたことがあります。人間が変わりました。というのも、日本にいたときは、小汚い部屋に住み、偏った食生活を送っていたにもかかわらず、ドイツに来てからは同居人がいるということもあり、日常生活に気を使うようになったからです。他人の影響をすぐ受けやすく、かつ自分を律する力が弱いので、ドイツに来てからは良い影響を受けたらしく、比較的清潔な生活を送ることができています。9月以降、何度か日本から友人が遊びに来てくれましたが、皆一様に私の変化の程度に驚いています。

 しかし、環境の変化によるストレスはあまり感じていません。考えられる理由としては、二つあります。一つ目は、生活レベルが下から上に上がる場合には幸福感・満足感こそ感じるものの、不快感は低くなるからです。全てが満ち足りて満足した状態から何かが欠ければ不満を感じるが、反対の場合には問題ないと思います。日本にいるとき、敢えて酷い生活をし、どこまで耐えられるかということを友人と共に度々試していました。それゆえに、今の生活(ドイツ)は必要なものが全て揃っているので、ただただ快適な生活を送ることができています。唯一不安に思うことは、日本に戻った時に不満を感じないかということです。

 二つ目は、物事に優先順位を決めていることだと思います。これは一つ目の理由と似た考えです。大事なものをいくつか決め、そのほかは無視、もしくは達成できたらラッキーと思える程度にすることで、ストレスを軽減できている気がします。客観的にはこだわりがないように見えるようです。良く言えば、おおらかで、悪く言えば、芯がない、もしくは変なところで頑固ということができます。

 当たり前なことを長々と書いているように見えますが、その通りです。次第に書く事が無くなりつつあります。まとめると、無事に留学生活を送れています、ということで1月の報告を終わりにします。


派遣留学プログラム月間報告書

(報告期間:2015/12/01~12/31)

1. 勉学の状況

 ●ドイツ語での発表
 国際法の中における国際人権法分野の歴史沿革と特殊性について発表しました。千葉大の国際法演習の形式は、基本的には報告者と教授の対話が中心でした。しかし、ドイツでは、学生が自主的に発言して他の学生がまたそれに加えて発言し出すということが多いので、自分の報告が終わった後は気が抜けてしまい、授業に集中できていなかったように思えます。加えて、(情けないことながら)いつものように、準備と経験不足によって参加者からの質問には答えられず、教授や他の学生に助けてもらって時間が過ぎるのを待っていました。ちなみに、発表能力に関しては、千葉大にいるときからの問題点であり、十分で論理的な説明ができておらず教授からの質問にも答えられず言葉に詰まるということがあったので、自分の成長の無さを再認識しています。

 発表は、いつまでも経験不足を言い訳としてはいけないと理解しつつも、どうも上達しません。確かに、卒論及び卒論発表が無い学科の人間であるという意識から弛んだ気持ちで学生生活を送ってきたことは否定できません。友人からは、数をこなせばそのうち慣れると慰められますが、そもそも、どうやって訓練を積むのか、どこで練習するのかというところで躓いています。今度、タンデムパートナーを相手にして自分のプレゼンを聞いてもらうという練習をしてみようかなと思っています。

2. 生活の状況

 ●難民:EUにおける難民問題は大変興味深いです。そして、同時にとても身近な問題として感じています。

 アフガニスタン出身の友人の兄弟が隣の町に難民申請をするというので、手続きの現場に同行させてもらいました。しかし、当然、身内でもなく、ドイツ語が完璧にできる通訳でもない人間である私は、市役所で行われる手続きの部屋にまで入っていくことは断られました。現在、友人の兄弟は、身分証を持たず、難民キャンプで生活しています。難民の状況を現実に見て、なんとも、言葉にし難い感情が生まれました。確かに、ドイツに住んでいれば、毎日のように難民問題についての報道を見聞きし、紛争地域出身の友人ができたりします。しかし、実際に難民の様子を見るのは初めてだったので、驚きました。難民キャンプから外へ出る場合は特に制限がありません。しかし、キャンプ中へ入る場合は身体検査があります。というのも、難民受け入れに反対している勢力が、キャンプにいる人間に危害を加えないようにするためです。市民はいたって普通に振舞っていますが、明らかな非日常が目の前にありました。

 共通通貨ユーロ導入以上の価値があるとも言われているシェンゲン圏に再び遮断棒がかけられるというこの現状と過程をどう評価するか、ここから何を学ぶかは大変有意義なことのように思えます。大学の授業と並行しつつ、大学で行われる特別講演や新聞その他様々なフィルターを通してEUを観察していきたいです。
 
 ●クリスマス(大晦日?):同居人とその友人たち数名と一緒に年越しそばと餅を食べました。なぜ、「クリスマス(大晦日?)」と題を立てているかというと、クリスマス前から年明けまで同居人たちは実家に帰ってしまうので、年越しそばを紹介できるのがちょうどクリスマスの時期だったからです。本来は大晦日に食べるものだということと目的を説明しました。また、同居人の一人が、クリスマスに家族に料理を振舞う練習をしたいと言って、ケーキを作りました。そばにもちにケーキと不思議な献立でしたが、とても楽しい夜でした。

 なお、クリスマス当日は、友人の家に遊びに行っていました。ヨーロッパの人にとって、クリスマスは家族と過ごすものだと思っていたので、外国人が邪魔していいものかと躊躇ってしまいましたが、構わないというので、お言葉に甘えて遊びに行きました。友人の家族からプレゼントを貰い、簡素ながら美しい福音主義の教会や、父方の実家へ連れて行っていただき大変良くしていただいて本当にありがたかったです。特に、クリスマスイヴの夕食は、伝統的な南部ドイツの料理で、とても豪華で感動しました。写真はありません。写真を撮る習慣がないことを反省しています。

 クリスマスマーケットについては、いつかじっくり見てまわろうと思ったのですが、気が付いたら終わっていました。結局数回ホットワインを飲んだだけでした。キラキラしているクリスマスマーケットを遠くから見るだけだったので、少し勿体無かったかなと思いますが、雰囲気は楽しめました。

 ●水中ホッケーサークル:サークルの代表者が私をメーリングリストに入れ忘れていたようです。金曜日だけでなく、火曜日と日曜日にも練習をしていたことを知りました。時間がある限り参加したいと思っています。水中ホッケーは私にとって新しいスポーツなので、やればやるほど面白くなります。また、ラグビーと同じく、半年その国に住めば外国人であってもその国の代表に入る資格が得られるそうです。もちろん代表レベルになんて全く届いていませんが、来年も日常生活に支障を来さない程度に、より上達できるよう練習に励みたいです。


派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2015/11/01~11/30)

1. 勉学の状況

 ●大学の通常授業
 通常授業で扱っている内容は難しくないようです。ただ、学生と教授の議論や、ドイツ人同士の早い会話にはついていけません。
来月、国際人権法分野の導入部分についての発表があります。

 ●タンデム
 一週間のうち二回タンデムをしています。一定の時間内で前半はパートナーの日本語の練習をし、後半ではドイツ語の勉強をしています。
日本語の練習としては、政治体制、宗教、文化、精神性、法律について日本語で紹介しています。内容は中学から高校程度の基礎的なことですが、相手の日本語能力がそこまで高くないので、単語や概念をドイツ語で説明しなければいけません。なので、結局、前半も後半もドイツ語の勉強になっています。ドイツ語の練習としては、作文の添削と発音の矯正をしてもらっています。

 パートナーは二人で、一人は歴史学の修士課程に在籍していて、同じ水中ホッケーサークルに所属しています。もう一人は日本語学科に在籍しています。日本語学科の学生の方は去年千葉大に留学していたので、その時に友達になりました。

2. 生活の状況

 ●新聞:学生寮に住んでいるので、宣伝目的のために、日曜日になると無料の新聞がポストに入っていることがあります。渡独以来、紙面で大きく扱われ、記憶に残っているニュースを書き留めておきます。

 シリア難民の大量流入:難民が殺到している国が次々と国境を封鎖。期限も長期化傾向。
 フォルクスワーゲン、排ガス不正:制裁金、厳しい検査システムの外部への発注。
 ロシア旅客機の撃墜:ISによる犯行声明。
 中国国家主席と台湾総統の会談:一つの国家に二つの政府が存在する状況に進展か。
 ミャンマー、選挙でNLDの勝利:選挙におけるアウンサンスーチー氏の勝利。
 ヘルムート・シュミットの死去:彼の功績について多くの論説が発表されました。
 パリでのテロ:テロ警戒レベル、テロの背景、犯人の報道。13日(金)以降。
 連立政権内での分裂:移民の割り当て、処遇について記事の無い日はありません。

 難民問題については、新聞ラジオで毎日のように報道がなされています。分担金額や難民の割当比率の他に大きな論点となっているのは、ドイツ憲法における規定と難民の受け入れ制限を設けることに関する問題とEU予算の割当に比例して本来負うべき義務に反対している東ヨーロッパの国々の主張が取り上げられています。スウェーデンやデンマークやドイツなど経済的に強い国家がEU予算において拠出金の大きな部分を占めていて、東欧諸国はその恩恵に与っており同時に財政的側面以外での義務を負っています。それにもかかわらず、東欧諸国はこの難民問題に対するEUの解決策において反対の意思を表明しています。トルコとの協調も将来的に裏目に出ることが不安視されています。また、難民の人権という側面から政策を批判する記事も出ています。
 
 ●クリスマスマーケット:大学広場にクリスマスマーケットが設置され、街全体が賑やかになってきました。甘いお菓子とホットワインのいい匂いがします。
 
 ●水中ホッケーサークル:女子のナショナルチームと練習試合をしました。本来はプールの上から見ているだけの予定でしたが、大学チームの選手が足りなかったので、急遽選手として参加させていただきました。


派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2015/10/01~10/31)

1. 勉学の状況

●授業開始:10月の中旬から大学の授業が始まりました。時間割は以下のとおりです。

〈午前〉
毎日:ドイツ語
〈午後〉
火曜日:アフリカとアジアにおける国家と開発
木曜日:国際関係と国際法
予習をして授業に臨んでも、教授が何を話しているのかわからない部分のほうが多いです。

●略語問題

今感じている、ドイツ語で学習することの難しさは、省略されたドイツ語です。法律科目の教科書には、句になっているドイツ語の頭文字や、長い語の意味的に区切ることができる箇所の文字を抜き出して、省略した形で専門用語が使用されていることが多々あります。些細な問題のように思えますが、重要な意味を持つことが多いので、調べなければなりません。数え切れないくらいの略語がありますが、数例を挙げると、以下のようなものがあります。
a.a.O.:前掲書、am angegebenen Ort
i.V.:全権代理、in Vollmacht
m.w.N.:mit weiteren Nachweisen
DB:ドイツ鉄道(Deutsche Bahn)かと思いきや、Der Betriebという学術雑誌でした。
ただでさえドイツ語を読むのが遅いのにもかかわらず、加えて専門用語まみれの教科書を読むとなると、一日の大きな割合を予習に費やすことになります。普通の辞書には載っていない単語が多いので、法律独語辞典の有用性を理解しました。

●国語

民法の講義を聴講しました。教授が講義の最初に、ドイツ人学生に対して、ドイツ語の文法書を紹介していました。ドイツ人にとってもドイツ語の法律の答案は書き方が難しいようです。確かに、日本の法律書と同じく、ドイツでも法律系の教科書ではひとつの文がやたらと長いです。

2. 生活の状況

●査証申請:無事査証申請が通りました。完成通知の手紙を持って再び外国人局に向かい、受け取りました。

違う州の話ですが、知り合いの日本人は、先月から発生している難民流入問題の影響を受けて、来独当初はビザ申請手続きが12月になると言われたそうです。発給手続きではなくて申請手続きです。大学の力を借りて無事手続きを終えたようですが、難民割り当ての高い州は、区別に関係なく外国人に対して影響が出ているようです。また、今後予想されることは、移民とドイツ人の問題というよりも、既にドイツにいる難民と新しい難民との摩擦のようです。ドイツでは、ドイツ人とEU圏内出身者とその他で、それぞれ雇用条件が異なります。移民には移民を対象とした仕事の割合があるのですが、そこに今回新たに大量に移民が流入してきたため、既存の在独移民も不安感を覚えているようです。

●料理:同居人がいるので、一緒に料理する機会があります。日本らしいものを振舞うと喜ばれますが、あまり作れるものが多くないので、日本にいるときからもっと多くの料理を作れるようになっておけばよかったと思いました。

●サークル:毎週金曜日の18時からスポーツ学科のプールで行われている水中ホッケーのサークルに参加しています。いい気分転換になります。


派遣留学プログラム月間報告書

(報告期間:2015/09/05~09/30)


1. 勉学の状況

 準備的ドイツ語コース(Vorbereitender Deutschkurs):新学期が10月の中旬から始まることに先立って、留学生の多くは、9月から4週間の準備的語学コースに参加しているため、ドイツ人の学生よりも早めに授業が始まりました。

 語学コースには多様な背景を持つ人が参加しています。法律、哲学、政治、文学、医学、物理、工学等々、国籍もアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国、スペイン、ベルギー、チリ、スロべニアというように様々です。ところで、語学コースとはいえ、来月から大学の授業を受けることを目指しているため、内容は、ただドイツ語を学ぶというだけではなく、自然科学や社会科学に関係するテーマを取り扱って授業が進行していて、中々充実しています。

 語学コースは午前中に行われるのですが、いくつかの曜日の午後には哲学や映画などをテーマにした講義が開講されています。参加は任意です。歴史に関する映画の授業に参加してみました。講師が話すドイツ語は聞き取れるのですが、映画における役者が話すドイツ語はほとんど聞き取れませんでした。

ラジオ:ヒアリングの訓練になるかなと思い、州のインターネット放送を聞いています。天気や交通情報、重大なニュースなどは同じ内容を一日に何度も放送するので、意外と分かるところが多くて面白いです。やはり映像が無い分、DJやアナウンサーは滑舌が良いので聞き取りも比較的楽です。ただし、肝心の日常会話や学生同士のドイツ語は聞き取れないことが多いです。

2. 生活の状況

●学籍登録と交通カード:学籍登録では、留学生はまとまって行うため、難しい点は特にありませんでした。個人的にしなければならないことは、発行された学生証を有効にすることと、学内システムにおける自分のIDを整備することです。
発行された学生証を有効にするためには、大学施設に無数にある専用の機械にカードを通すことが必要です。カードの裏面に有効期間が印刷されます。印刷が薄い場合があるので、そういった場合は、もう一度カードを機械に通す必要があります。なお、この学生証はICカードとして使うことができます。あらかじめ一定金額をチャージしておくと、食堂や寮の洗濯機等の支払いができるようになります。食堂で使う場合は、現金よりも安くなるし、寮の洗濯機に至っては学生証でしか支払いができません。その他にも、有効な学生証を持っていると、多くの割引を受けるチャンスがあるようです。
二つ目の学内システムにおける自分のID(TAN list)を整備することですが、コース登録や成績の確認等いろいろなことができ、それをプリントアウトできるようです。ただ、まだ正確には把握していない部分が多いので、学校が始まるまでには理解できるよう努めます。
ちなみに、学生証を有効にしたあとは、Semesterticket(150ユーロ)という定期券を買うことができます。これは、学期中、一定範囲内ならば電車バス等の公共交通機関が乗り放題になるチケットです。

●大学図書館:学生証を有効にしたあとは自動的に図書館も利用できると思っていました。そうではなくて、図書の貸出のためには、図書館に対して、大学とは別に、申請用紙を提出しなければなりません。学生身分があればその手続きが簡易になるだけです。そもそも、大学図書館とはいえ、閲覧だけなら全ての市民に開放されているので、その時点で貸出申請の必要性に気が付くべきでした。ちなみに、館内にコートや鞄を持ち込むことは禁止されています。

●査証申請:市民登録をした時に指定された職員と連絡を取り、全ての必要書類の原本とコピーを持って申請します。そして、最後に、一ヶ月後、ビザ完成の郵便通知を持って、外国人局に取りに来るように言われました。

●大学の寮:今住んでいる大学の寮はWGです。WGとは、複数人でキッチンやシャワーを共有する居住形態のことです。4人で1つのキッチンと2つのシャワー室を共有しています。住人の構成は、男女がそれぞれ2人ずつで、同居人は3人ともドイツ人です。

WG生活で大事なことは、以下の3つのように感じています。
WG Kasse:共通スペースのための維持費を徴収すること。第三者の財布を作りそこから共益費を支払う。(トイレットペーパー、洗剤等)
Ruhezeit:夜遅くまで騒がないこと。
WG Regeln:掃除当番等、部屋のルールを定めること。同居人の一人がまだ休暇中のため、帰って来次第、皆で話し合うことになりました。
ネット環境は、有線ですが入居したその日から使えました。これは、日本にいるときに、ハイデルベルク大学から送られてくる書類の中に寮の希望欄があったので、そこに、ネット環境があること、と記入したところ、希望通りになりました。ただし、立地は、所謂ハイデルベルクらしい古い街中の建物ではなく、大学病院や理系のキャンパスに近い比較的新しい建物が多い場所です。

●洗濯:1.8ユーロ~。コイン不可。学生証でのみ使用可。ただし、全ての学生寮の洗濯機がコイン不可かどうかはわかりません。

●食生活:外食をする場合、大体一食3~5ユーロ程度。ケバブ、ファラフェル等もしくは学食。
自炊をする場合、スーパーで2、3日分の食料を買うと5~10ユーロ程度。果物、パスタ、ソーセージ等。調理器具や食器は部屋にもともとあるものを使って構わないとのことなので、購入しませんでした。
上記の他に、週末に同居人とその友達を含めてビールを飲みに行く場合、10ユーロくらいかかります。

派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2015/09/01~09/05)


1. 勉学の状況

 大学の授業は、まだ始まっていません。しかし、日常生活で日本語を使うことがほとんどなくなったので、生きていくことがドイツ語の勉強になっています。

 外見が東洋人のため、英語で話しかけられることもありますが、敢えてドイツ語で話してもらうようにお願いしています。ただ、ドイツ語での受け答えに少し間が空くと、すぐに英語に切り替えられてしまいます。

2. 生活の状況

 入寮手続き:9月1日に、寮の契約、鍵の受け渡しを無事に済ませました。場所は大学広場のバス停を降りたところのすぐ隣の建物(Triplex Mensa)で行われました。契約や規則に関する説明を受け、契約書にサインをし、敷金や最初の月の家賃を払い、手続きは終了です。

 Triplex Mensaというのは大学の施設ですが、ハイデルベルク大学というのは、街中やキャンパスの無いところにある、ただの建物が大学の施設である場合があります。そのため、入寮手続きのときも入口が見つからず少し戸惑いました。

 市民登録と口座開設:市民登録の手続きは、概ね以下に書いてあるようなものでした。住所が書いてあるアパートの契約書とパスポートを持って、市役所(Rathaus)の中の市民局(Bürgeramt)にいる職員に、市民登録をしたいという旨を伝えると、その場で行ってくれます。時間は10分くらいでした。聞かれた内容は、宗教は何か、結婚しているか否か、以前にドイツに住んでいたことがある否か、もしある場合には、以前の住所を述べよ、でした。

 登録後、ビザの申請のために、外国人局の職員のメールアドレスを教えてもらい、今度はその人に連絡を取り、必要書類を揃えて、ビザ申請をするようにと言われて、市役所を出ました。市役所を出るとき、なぜかお土産をもらいました。箱には、ハイデルベルクへようこそ、と書いてあり、中にはプールのタダ券と首から下げるストラップのようなものが入っていました。

 銀行(Sparkasse)の窓口へ口座開設。手続きは、口座開設用紙に必要事項を記入して、パスポートのコピーを取ってもらうだけです。銀行のカードは寮に送られてくるとのことです。

 生活に関して言えば、やらなければならないことは、日本にいる時とそう大差は無いと思います。常識的に考えて、日本の社会においても必要なことは、大概ドイツでも必要なことでしょう。ただし、気を付けなければならないことは、留学生は外国人であるということです。手続きは全て母語ではないし、市民登録などを怠れば、学生という身分はあるものの、不法に滞在している人間ということになってしまいます。日本においても、登録をしていない外国人がいるということは、どういう結果になるかということを容易に想像できるはずです。その国の国籍や市民権を持っているかいないかということは重要な要素です。


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