派遣留学生からのレポート

ドイツ・ハイデルベルク大学a

最終更新日:2016年8月 5日
文学部史学科
ハイデルベルク大学

派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:7月)

コチラ(pdf)

派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:6月)

コチラ(pdf)

派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:5月)

コチラ(pdf)

派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:4月)

コチラ(pdf)

3月分月間報告書

1. 生活の状況
3月始めにスペイン旅行から帰り、翌日から2日間ドイツの近郊都市を観光し、その晩2週間へのイタリア旅行へ出立、帰ってきてまたパリ旅行、という旅行三昧な1ヶ月でした。2月も半分以上、ドイツ語圏外で旅行しており、当初の心とは違い勉強そっちのけな春休みになってしまい、罪悪感と焦りで勉学への不安のある新学期です。
とはいえ旅行自体に後悔は全くなく、むしろもっと早くこの景色を、作品を見ておけば、と思う日々でした。

今回、恥ずかしながら勉強らしい勉強をほとんどしていないため、旅行中に思ったことを下の項で簡単に報告させていただきます。


2.思ったこと
大規模な展示施設、いわゆる英語のmuseumであるところの博物館、美術館の入館料ですが、ドイツや特にイタリアか安くない額を要求しているのに対し、フランスやスペインの、観光のメインとなるmuseumでは、学生や若者にはエントランスフリーにしていることに驚きました。イギリスの大英博物館やナショナルギャラリーは条件問わず入場無料らしいので、植民地経営の明暗を考えてしまいます。また、イタリアも学生割引や学生無料のところはあることはあるのですが、ほぼEU国籍であることを条件にしています。どの国でも、どの博物館に行っても、授業の一環か学生の集団を見受けましたが、イタリアでは観光大国でこその、観光と自国民への教育との線引きがあるのかなと思いました。


また、ドイツ以外の国ではそれほど数を見たわけではないのですが、大聖堂や礼拝堂などの教会施設に、素人の私でもわかるほど各地域の特徴が顕れているのが興味深く感じました。建築様式に差が出るのは、その様式が流行った時代とその街に権力者が現れる時代から蓋然性はわかるのですが、イタリアは観光収入から修築費用が捻出できるためか大聖堂の外壁が綺麗だったり、聖人や聖遺物の所在が目立っていたり、イタリアやドイツの都市のシンボルがころころ変遷しているのに対し、パリやイタリアでもフィレンツェでは百合の紋章を一貫して推していたりと、背景を考えたくなる光景にたくさん出会いました。

高校世界史で用語としてのナショナリズムを習ったときから、いまいちヨーロッパの中の他国民の区切りがぴんとこなかったのですが、今回の旅行を通していわゆるナショナル=アイデンティティが深化していくための要素を垣間見ることができました。この経験もまた、いよいよ残り半分となった留学生活と、帰国後の自分に生かしていきたいです。

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シュヴェリーン、ミュース

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ツェレ

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ベルリン

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ディンケルスビュールの博物館


2月分月間報告書

1.勉学の状況

語学授業を受けていないため、また後述するように旅行三昧だったため、ドイツ語の勉強は、机に向かってやるようなものはほぼ皆無でした。週に二、三回タンデムをやるほかは、日本語/ドイツ語の書籍で具体的な都市の歴史を読んだり、行く先々の博物館で買い溜めていたドイツ語学の本を流し読みしたり、都市形成や地理、建築についての日本語でネットに上がっている論文から最低限の知識を拾ったり、と読むことばかりしています。旅行から帰ってきたら、実用的なアウトプットとして羅→独訳の練習をしたいです。

2.生活の状況

春休みに入り、ベルギー、ルクセンブルク、トリーアなどドイツモーゼル川沿いの諸都市、スペインに旅行しました。ルクセンブルク、トリーア、スペインバルセロナの歴史博物館では、お金があるんだなあという印象を強く受けました。ルクセンブルクや、バルセロナのカタルーニャ史博物館は、ハノーバーやハンブルクの州立博物館、ベルリンのドイツ歴史博物館で受けたのと同様、博物館の構造や展示方法が洒落ていたり近代的であったりと、街自体に学芸への投資力があるという印象でした。反対にバルセロナの都市博物館やトリーアの市立博物館など、古代ローマ都市であった街は、そこ自体にローマ遺跡という強い武器があるため、観光地化と文化の保護が相互に街への豊かさを生み出していると感じました。歴史に限らず博物館や美術館は昨今どこも、いかに人を立ち入らせるかがひとつの課題となっていますが、人を魅せる施設として歴史博物館を考えると、文化的、経済的、政治的な方向性からそれぞれ衝突を起こしうることを実感しました。

3月は2週間を使って名所の宝庫、イタリアを旅行しますが、ここでも街の歴史とセルフプロデュースという観点から、様々な体験を考えていきます。


1月分月間報告書

1.勉学の状況

-単位

前にも書かせていただきましたが、今期当初は留学生向け以外の普通の授業を3つとっていました。そのうちの1つが週2コマのラテン語であり、毎度の予習復習と宿題がオーバーワークだったため、ほかの2つの講義を途中から聴講する形になってしまいました。ラテン語の成績は中間筆記試験の点数が3分の1、期末筆記試験の点数が3分の2の割合でつけられます。中間で良くない点数だった私は1ヶ月前から期末の準備をしていたのですが、結果は不合格で単位をもらうことができませんでした。採点は減点方式であり、この不合格の原因はラテン語から正しいドイツ語に翻訳できなかったことが大きく、冬学期の締めとしてドイツ語もラテン語もほかの授業も中途半端な形になっていることが情けないです。2月に申し込んでいた修道院でのラテン語文献遠足も、2月の語学コース(後述)との兼ね合いが期日までにわかりかねず登録をとりやめてしまいました。春休みは旅行の予定を多く入れてしまったので、夏学期への今回の反省を生かした学習計画を立てつつ、南欧の博物館や遺跡で生のラテン語史料にふれて、モチベーションを保ちたいと思います。

-前期の語学コース

10月から2月にかけて受けていた、ゼメスターのドイツ語コースが終了しました。普通に出席、課題、プレゼン、テストなどをこなしていれば単位(Schein)はもらえますが、4回以上欠席するとまず単位はもらえず、留学生には免除されている授業料も払わなければならないようです。学期の授業計画を立てる際に負担にならないよう、バランスを考える必要があるのは何に関しても共通ですが、金銭面の損が出るのでこの件には特に注意が必要だと思いました。

-春休みの語学コース

私が確認している範囲では、ハイデルベルク大学が提供/連携しているドイツ語コースは春休み中に2つあります。1つは2月から3月頭にかけてある、橋渡しコースと呼ばれるものです。これは原則、冬学期に週20時間の語学コースを受けていた人にのみ提供されるため、私はとることができませんでした。もう1つは3月いっぱい行われるドイツ語準備コースで、私が9月に受けていたコースの冬版ですが、基本的に夏学期から来る留学生向けのため、こちらも私はとることができませんでした(クラスメイトで1人申込みに成功した人がいましたが、かなり早い段階から動いていたようです)。

大学とは別に、語学学校はハイデルベルクや近郊のマンハイムでも多くひらかれているので、数週間単位で自主的にとる留学生もいます。希望すれば留学支援課でおもな語学学校の連絡先一覧をもらうこともできます。

2.生活の状況

旅行先ではほぼ必ず、都市独自の歴史博物館を訪ねています。今まで20都市分ほど見学し、ある程度充実度や方向性を比較できるようにはなったと思います。自分の中でのまとめをかねて、個人的に面白かった都市歴史博物館を挙げてみます。私の専攻が中世史のため、そちらに偏った内容ですが、どれも手作り感あふれるユニークな博物館です。

※列挙は北→南と緯度が高い順にしていますが、訪問したのはおよそ南→北の順番です。

-シュヴェリーン、ミュース(民俗博物館)

住宅街やユースホステルがある郊外の湖のほとりに、柵で囲われた古い小さな村のような一画があります。この小さな村まるまるが一つの博物館(博物地帯?)で、中世〜近代の商人や農民、小作人、職人の家や学校、工場の再現などがされています。観光ガイドの謳い文句に、「中世の街並みに迷い込んだよう」などという表現がよく使われていますが、この民俗博物館では、ヨーロッパの街を支えていた、街の外の人々の暮らしが思い浮かぶような体験ができます。文字展示が少ないですが、巡回しているスタッフの方に質問すると快く答えてくれます。

-ツェレ(ボーマン博物館)

入り口から右側と、左側の上階部分は地図や動画を用いたツェレの歴史の紹介が主ですが、左側は上のミュースの民俗博物館のような、農民の生活の再現がなされています。ミュースでは文章での解説がほとんど見られませんでしたが、こちらツェレでは部屋の構造や道具の背景などについて、英語とドイツ語で読むことができます。ツェレは大きくはない都市ですが、逆にこの土地にツェレという都市ができた理由に関しての展示ではツェレ周辺の広範な地域について言及しているため、中世の入植の動きを具体的に理解しやすかったです。

-ベルリン(メルキッシュ博物館)

ベルリン-ニコライ地区の中心として有名なニコライ教会と統括が同じらしく、教会を訪れた際に紹介してもらい見学することができました。中世〜現代のベルリンの歴史が詳しく紹介されています。ベルリンという都市の歴史ゆえ、ほかのベルリンの歴史博物館はやはり近代や現代について厚く扱っていますが、こちらではそれを補完するように中世、特に都市が形成される過程の説明が詳しいです。また、数多く集められた自動音楽演奏機の試演を聴くことができたり、子供向けのベルリン史学習コーナーも充実しています。

-ディンケルビュール

南ドイツにおいてつねにいくつかの大きな勢力の狭間にあった、ディンケルビュールの歩みを辿ることで、ドイツにその独特の帝国自由都市が生まれた蓋然性を確認できます。ディンケルビュールはほかのほとんどの帝国自由都市と同じように、近代化にともない相対的にその地位が減じたため展示は中世や近世のものが多いですが、展示方法や見学巡路に工夫が凝らしてあり、進むだけでわくわくするような部屋がいくつもあります。

フュッセン(市立博物館))

観光名所として名高いノイシュヴァンシュタイン城があるフュッセンの、中央駅近くの博物館です。中世を象徴する有名なモチーフ「死の舞踏」が描かれた礼拝堂の上階にのぼり、間近で絵とその解説を同時に見ることができます。ドイツの南境にあるフュッセンの歴史についての展示は、その立地ゆえローマ時代に遡っています。また、楽器の通商路でもあったため、楽器の変遷、工房の再現、試聴コーナーが設けられており、それぞれかなりボリュームがあります。修道院内図書館の再現では、装飾の華やかさにも驚きますが、17-19世紀の印刷本、写本を手に取ることもできました。

※残念ながら、フュッセンは画像のデータが手元にありませんでしたが、死の舞踏しかり図書館の内装しかり、写真栄えのする展示が多かったです。

12月分月間報告書

1.勉学の状況

専門についての新しい知識をドイツ語そのままに吸収する場が少ないので、修道院についての授業でわからないところをネット、文献、タンデムの機会で調べ、修道院博物館で実際の資料や地図を写真に撮って得た知識と照らしています。同じようなテーマについてふれていると、使われる言葉も似てくるので、こういう内容かな、と予想して理解しているつもりになっている気がします。

そろそろ卒業論文のための資料を集めようと、本屋や郷土資料館で中世ドイツのアトラスを探しています。刊行物は広域すぎ、または時代が新しすぎ、資料館や博物館の資料は狭域すぎ、といった感じで、いまのドイツや中央ヨーロッパ全体の詳しい地図にはなかなかあたりません。
ただ、展示の出典が大学や研究機関の場合、デジタル資料化されている場合があるので、典拠をインターネットで調べると思わぬ資料が得られます。こんなことも博物館学などを受けていれば既知なはずなので、日本で学芸員資格のための授業をとっていれば、もっと効率よく情報を収集できたと思います。


2.生活の状況

ベルリンで年越しをしました。話にきいてはいましたが、31日から1日にかけては夕方から道端での花火が凄まじく、安全面でも文化面でも、留学に来てから最も日欧の違いを感じたかもしれません。

寒さも日本で体験したことのない域まできつつあるのを体感しています。
留学支援室の方はじめ色々な方に、慣れない気候での生活を心配してもらっています。これからの季節がドイツの冬本番なので、気をつけて精進していきたいです。


11月分月間報告書
(11/5-12/4)

1.勉学の状況

ラテン語では中間試験がありました。準備不足なのはわかっていましたが、驚くほど酷い点数でした。ドイツ語の小テストも芳しくない結果でした。両方とも原因は精読と作文不足です。11月はドイツ語を浴びるため、短いニュースを読んだりDVDなどを見るようにしていました(いろいろ組み合わせを試したところ、英語オリジナルの作品を、吹き替えドイツ語、字幕英語にして観ると自分には効果的でした)が、12月は構造把握に力を入れたいと思います。
2月にスイスの修道院で中世の史料を読むという(私にとって)無謀な遠足に申し込んだので、そこでできるだけ足掻くことが目下の目標です。

2.生活の状況

-留学
勉学状況の停滞がもろにストレスになっているのを感じます。良くないとはわかりつつ、週に2回ほど焦りで徹夜のような形で朝を迎えてしまいます。事前指導で先生やコーディネーターの方々がおっしゃっていた、留学特有のストレスがこれかという感じです。「せっかく留学しているのに」と落ち込み、「この落ち込みがまさに!」と噛み締め、を繰り返しています。好きなものを作って食べたり、週に1度のバドミントンで発散を図っています。

-話すこと
バドミントンでご一緒させてもらう人たちはみな親切で、ドイツ語でもっとバドミントンについて話して、もっとちゃんと感謝したいと感じます。また、学部のバディの方や、日本語をドイツ語で習っている中国人留学生の方と、互いの言語について話しているときも同様です。この月間報告書でも何度か書いている話題ですが、話したい相手がいる、というのは国を越えるのと越えないのとではずいぶん、(本質的には同じなのかもしれませんが)違う意味を持っているように今は感じます。


10月分月間報告書
(10/5-11/4)

1.勉学の状況

-現状
ついに秋冬ゼメスターが始まりました。希望者は、個人的にメールを出せば
9月同様、毎平日午前中にある、週20時間、ドイツ語コースを受けることができます。私の語学力はまだ普通の講義を聴き取れるレベルではなく、ぜひ受けたかったというか受けるべきだったのですが、ドイツに来たらとると決めていたラテン語の授業と重なったため断念しました。結果、ドイツ語の語学授業はいろいろあわせて週12時間とっていますが、9月に比べると成長曲線が緩くなっているのを自分で感じます。学部の授業はほぼ聴講のような形で2つとっていますが、あまり理解してできないため、聴き取れなかった単語を書き出したり、専門用語やその道の使い方に見当をつけたりすることに終始してしまいます。1つだけ登録していた演習は講師の方の事情で無くなってしまいましたが、いま思うと受けてもいまの私ではちゃんと参加できなかった気がします。

-履修登録
履修登録の方法は授業によって様々で、9月に入るとネット上に上がるシラバスに書いてあります。講義は最初の授業での出席、演習は講師へのEメールが多いです。ラテン語はネットのシラバスであらかじめ申し込み、抽選の結果時間帯がわりふられましたが、発表が授業が始まる直前だったので、ラテン語の時間帯によってどの授業をとるか左右される形になりました。シラバスはPDFでも見られますが、歴史の授業だけで何百ページもあります。印刷はせずとも、ダウンロードするか受けたい授業だけでもスクリーンショットなどで控えて、スマホにいれていると便利です。最初は教室がわからなかったり、講義名が変わったりしたので、まわりの学生にシラバスを見せて聞いてまわり、やっと第1回の授業にすわっていました。

-自習
多くの授業でMoodleを使っています。たいてい第1回の授業でパスワードが教えられ、授業で使われるハンドアウト、宿題、練習問題の答え合わせの配布に使われます。授業もノートパソコンやタブレットでMoodle内の資料を見ながら聴く学生かかなりいます。私は特にラテン語の授業で顕著に感じていますが、日本にいるときよりも課される課題の量が圧倒的に多いです。ドイツ語ができないのもありますが、1回のラテン語の授業での宿題のために、平均5時間ほどかかっていますが、全然足りません。ただ、他言語を学ぶためのツールとしてドイツ語を使うのは、ドイツ語の学習にかなり良く働いています。道具としての言語、を今までとは違った形で実感しています。

2.生活の状況

金曜日に授業がないので、10月は週末を利用し毎週旅行していました。きちんと観光できたのは、ワイマール、アウクスブルク、ディンケルスビュール、ハノーバー、ツェレ、シュヴェリーン、ハンブルクですが、シュトゥットガルトやミュンヘンのオクトーバーフェストに行ったり、ロマンチック街道の諸都市を専用バスを利用してちょこちょこ見たり、強制収容所のあるダッハウを見るついでに、3月いっぱい滞在していたミュンヘン蚤の市へ行ったりしていました。ミュンヘンでは元同居人たちと久しぶりに再会しました。彼らとドイツ語でもっと話したいという気持ちがモチベーションの1つでもあったので、上達を褒められてとても嬉しかったです。とは言ってもまだまだ目標にはほど遠いので、ハイデルベルクでもドイツ語でもっと話したい人たちと出会えたことに感謝しつつ、焦りを感じている日々です。


派遣留学プログラム月間報告書

(報告期間:2015/09/05 ~ 10/04)

1. 勉学の状況

(1)授業
 9月7日に語学コースの振り分けテストが行われ、翌日9月8日から10月2日まで平日午前にドイツ語の授業がありました。自分はA2.2クラスに振り分けられましたが、当初先生やクラスメイトの言っていることが3割ほどしかわかりませんでした(大学の授業を解するには、少なくともB2レベルは必要といわれています。前途多難であります)。前月の報告書で述べた通りですが、自分の語彙力は独検4級レベル程度なので、毎日予習復習に加え単語帳を眺めたりドイツで買った語彙問題集に取り組んだりしていました。

 コース終了時には8割は聴きとれるようになり、先生からも「10月からはB1.1に参加してよい」とのお達しを賜りました。しかしリスニングの成績はいつも悪く、先のお達しの際にも「ただしあなたはもっとドイツ語を聴きなさいね!」と強く念を押され、ドイツ映画鑑賞が相変わらずストレスフルな点をかんがみて、クラスでのドイツ語がわかるようになったのは、先生の言い回しやクラスメイトの発音に慣れたことが大きいのだと思います。読む能力も会話に比べるとあまり上達が見られないので、語彙の増築にくわえ精読と速読、音読に取り組んでいきたいです。

(2)タンデムパートナー
 現在、日本学科の学生の方(日本学科からの紹介、事務手続きを手伝ってもらっていた)、歴史専攻の学生の方(バディプログラムからの紹介、授業登録を手伝ってもらっている)と連絡をとり、お会いする機会をつくっていただいています。そのほかにも、バドミントン仲間を介してたまたま知り合った、日本に留学経験のあるドイツ人の方にもお世話になっています。みなさんの話す日本語のボリュームはそれぞれ、ドイツ語の発音も話題も、当然それぞれです。明日あの人に会うときはこれを話そう、あの表現についてきこう、とめいめいの顔を思い浮かべながらベッドに入り、布団の中で辞書を引いています。来て1か月、タンデムとはこういうものだ!というのは未だにわかりませんが、私の中で確実に学習意欲を支えてくれている存在です。

2. 生活の状況

(1)スポーツ
 Neuenheimer Feldという、Altstadt(城や教会のある観光の中心地、大学との手続きもここ)からネッカー川をはさんだ向かい側の街に、スポーツ施設があります。球技や水泳に加え、ダンス、カヤック、武術など、一通りのスポーツができます。今は夏季休業期間として、種目ごとに決められた時間・場所が解放されています(秋冬学期が始まると、解放に加えて体育の授業も開かれます)。種目によってはお金がかかるものもありますが、自分は日本から道具一式を持ってきて、週3回ほど無料でバドミントンに参加させて頂いております。ホームページで情報を得たりコンタクトをとることも可能ですが、体育館横の事務室で種目リストなどももらえるので、体を動かしたい人には便利な施設だと思います。また、ここでの仲間から、別の施設やチーム練習を紹介していただくことができました。

(2)お得なカード
 9月末から10月初めのミュンヘン=オクトーバーフェストに向け、いそいそと買ったのがBahncard50です。このカードを以て列車の乗車券を購入すると、ICE(日本でいう新幹線)含め、乗車賃が半額になります。半額=50%引きなので「50」であり、25%引きのBahncard25もあるのですが、「50」の方は9月中に買うとほぼ「25」と変わらない値段で買うことができました。DB(日本でいうJR)のホームページにこのセール情報が載っていることを、ある方から教えて頂いたのですが、来年以降ドイツに1年留学を考えている方は、この期間にDBのサイトをチェックすると良いと思います。ただし、カードは発行後1,2週間で自宅に郵送される(それまで仮の証明書を使用、この間Reisezentrumで直接係員から切符を購入しないとカードは適用されない)ので、住まいを決めてからでないと買うことは難しいと思います。

 
 また、中に大学施設が散らばっているハイデルベルクの学生に人気なのが、ゼメスターチケットです。定期券のようなものですが、150€で、半年間、ハイデルベルク内はもちろん特定の範囲の交通機関(ICE,EC,ICなどの特急クラスは除く)を自由に使うことができます。ドイツ地図上で適用範囲にピンを打ってみたところ、日本の四国ほどの大きさでした。観光地だと、マンハイム、ヴォルムス、シュパイヤー、ヴュルツブルク、ミッヒェルシュタット、ミッテンベルク、バート=メルゲントハイムに行くことができます。カールスルーエの手前のヴェルスにも出られます。このチケットを上手く使って、土地土地の史料館を訪ねていきたいです。
 ほかにも、在住証明とパスポート、学生証をもって市立図書館にいくと、10€で利用カードを作ってくれます。公立図書館で10€は高いと思うかもしれませんが、このカードがあれば、本の借り出しはもちろん、CD,DVD,ゲームソフトを1か月1€で借りることができます。日本のレンタルビデオ店と比べるとずいぶん割安なので、週1本ドイツ語の映画を見ることを目標としています。

派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2015/08/25 ~ 09/04)

1. 勉学の状況

 まず、現在の私の語学力を報告いたします。自由に使える単語は独検4級程度、文法は3級、リスニング2級、実用度はA2(http://www.goethe.de/ins/jp/ja/tok/lrn/prf/sd2.html)ほどと思います。留学前に独検2級を取得しましたが、千葉大のドイツ語の先生いわく「留学には、ほんとは準1級くらいはなくては」ならないそうです。さらに最後に受けたTOEICの点数が600点に満たないという事実も併せて、今後の報告書をお読みいただけると幸いです。


 語学コースは1週間後、授業は1か月後に始まるため、諸々の手続きや買い物でハイデルベルクでの4日間を終えました。ハイデルベルク大学日本学科の先生方がドイツ人のボランティアの方をアレンジしてくださり、毎日のように助けてもらっています。彼女の日本語力と私のドイツ語力はいい勝負なので、街のいたるところで2人で辞書を広げています。それでも、入寮、銀行の口座開設、(ハイデルベルクへの)市民登録、留学保険がドイツの保険に適用できるかの確認、学籍登録、学内メールアドレスの取得などを済ませることができました。まず口座を開設し、その後パスポート、入学許可書、保険証、入寮を示す書類、口座開設を示す書類を携えて回ると手続きがスムーズに進むと思いました。

 学籍登録は今日で、学生証をもらえます。これで月曜からビザや保険の手続きに入れるばかりでなく、メンザを学生料金で利用し、寮のランドリーを使うことができます。

2. 生活の状況

 8月下旬にドイツに入国し、8月いっぱいフランクフルトに宿をとりながら、近辺の都市をめぐっていました。指導教員の先生に、出発前「ハイデルベルクは街で学生を支えているのだから、学生はそれに報いるよう勉強をたくさんし、貧乏でいるべきだ」という旨の檄を賜り、それを肝に銘じていたので、家族2人が観光がてら同行していたこの小旅行は、最後の"リッチな"生活でした。
 
 私の寮は、大学広場から徒歩1分、図書館へも徒歩2分ほどの旧市街地でした。好立地で、家賃は低いです。3人でキッチンとシャワー・トイレ室を共有し、各自与えられている個室にはベッド、クローゼット、机と椅子などが揃っている(いわゆるWG,3-Zimmer,möbliert)寮です。しかしネット回線はなく、携帯の電波も入りにくいです。トイレ・シャワー室は臭いがひどく、コバエが絶えません。私の個室には、クモが5匹ほど先に天井へ入居していたようで、毎朝目が覚めると彼らの所在を確認しています(ちなみに同居人は2人とも旅行か帰省に出払っているので、人間の私は圧倒的マイノリティとなっています)。まわりの留学生にきくと、寮はみな清潔といえるそうなので、今のところ居住環境に関しては貧乏学生を体現している方と思います。ドイツの掃除用具とアロマを極めることが、目下の生活目標です。

 (※入寮登録の際「ネットがないと生きていけない」と伝えると回線の通らない旧市街地での入居を避けてくれるようです。すると必然的に新しい寮にいくと思うので、家賃が高くなっても、汚い家に住むリスクだけは避けたい!という留学生もここで主張するべきかもしれません。私はこの情報に今日気づきました。やはり送られた書類やメールは隅から隅まで熟読すべき...と反省する材料となりました。)
 


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