派遣留学生からのレポート

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フィンランド・セイナヨキ応用科学大学a

学校の詳細
最終更新日:2016年5月30日
文学部国際言語文化学科
セイナヨキ応用科学大学


派遣留学プログラム月間報告書

(報告期間:2016/5/1~5/31)

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派遣留学プログラム月間報告書

(報告期間:2016/4/1~4/30)

コチラ(pdf)

派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2016/3/1~3/31)

1. 勉学の状況

3月第1週にあった春休みがあけて多くの授業が開講され始めました。3月にとっていた授業は、今までに引き続きSpanish2、Suomi1、今月から始まったCross-cultural Management and Marketing Communications、Knowledge Management 、Doing Business in Englishでした。

Spanish2では中間試験がありました。テスト範囲が発表された時に、先生が生徒に負担をあまりかけたくないからここは出ないよと言って難しい文法を次のテストにまわしていたり、リラックスしてテストを受けようと言っていたりしてさすがラテンアメリカ出身だなと思いました。(笑)どのような形式のテストか分からず緊張しましたが、満足のいく結果が出せたので良かったです。

Suomi1では、動詞の活用パターンなどを学びました。動詞が使えるようになると理解し話せることも増えてくると思います。しかし先日フィンランド人の家にお邪魔したときに、私以外はフィンランド語が話せる方たちだったのでフィンランド語で会話してもらいましたが、案の定私用に簡単な言葉で話してもらわない限りほとんどわかりませんでした...。動詞はまだどのパターンか考えないと活用できないですが、スペイン語の動詞の活用と比べると規則的で覚えることが少ないのと、使っているうちに意識しなくても音で自然と覚えてくるという先生の言葉を信じて勉強していきたいと思います。

Cross-cultural Management and Marketing Communicationsでは、2つのパート分けられ授業が進められています。1つ目は「ビジネスにおいて異文化はどのように相互作用するか」というテーマです。異なる文化を持つ人たちとビジネスを展開するとき、どのような文化的側面を考慮に入れて進めて行けばいいかを考えていきます。例えば、日本人とアメリカ人が会議の場でどのような行動、発言をするか予想し、その言動はそれぞれのどのような文化的側面から表れたものなのか、またそれをどのように上手く対処していくべきかを話し合いながら考えていきます。先生はカナダ人で文化が日本と異なる部分が多く、よく日本が例に出されます。今まで気にしてこなかったところが指摘されるので、新たな発見ができ面白いです。2つ目は「文化的側面は市場活動にどのような影響をもたらすのか」というものです。CMや広告、看板などは文化によってどうとらえられるのか、また世界で通用する広告を作るにはどのような文化的側面を考えていくべきかを考えていきます。こちらはフィンランド人の先生で、これまたよく例で日本が出てきます。1番驚いたのは日本のCMについてでした。日本のものは他国と比べてユニークなものが多くパッと見では何のCMかわからないものが多いと言われていました。よく考えてみると、犬が話したり、人間が果物や動物になったり、ものが勝手に動いて話したりと非現実的な場面が使われています。この面白さで興味を引きつけようとしている日本のCMを、非現実的すぎて真実味がないととらえられてしまう文化もあるそうです。この授業を通してさまざまな国のビジネス文化に目を向けてみると、日本って意外と特殊で自由が少ないのだなと感じます。

Knowledge Managementでは、先生の講義を基に、グループで実在する企業を一つ選び、それぞれの持つ知識や情報をグループで共有し、有効に活用することでどう企業を発展させていくか実際に考える授業です。Knowledge Managementは、「知識管理」と訳されます。知識とは目に見えないものなのでそれを言葉に表し、さらには異なる文化を持つ人と共有するとなると難しいです。ビジネスの分野を多く含む授業なので、今まで勉強してきたことと異なる部分が多いにもかかわらず、先生にこの分野は日本人が得意とするから意見を聞くのを楽しみにしているといわれ毎回の授業でハラハラしながら講義を聞いています。

Doing Business in Englishでは、ビジネスの場で効果的なプレゼンを英語で出来るようにすることを最終目標に授業が進められています。グループになって少人数の前で発表することが多いのですが、原稿を見ずにスラスラと英語で話す人を見ると自分の英語の運用能力の低さにがっかりします。フィンランドに来た当初と同じことを未だに感じていると思うと今まで自分は何をしてきたのだろうと...。日常会話、慣れ親しんだ話題について話すのは慣れてきましたが、ビジネス英語となると言い回しや頻出単語が変わってくるので言葉に詰まります。先生がおっしゃっていた通り勉強と練習しか失敗を減らし自信をつける方法はないので地道に努力していきたいと思います。

2. 生活の状況

最近晴天の日が多く、雪も溶けてきて地面が見えるようになり春を感じています。まだ気温は10度以下ですが、コートも春仕様になり普通の靴でも出かけられるようになり嬉しいです。ついこの間まで一日中真っ暗だったにもかかわらず、最近は日の出が6時台、日の入が8時台になり一日を長く感じます。これから更に日が伸びるので楽しみです!

1週間春休みがあったため、アイスランドに行ってきました。アイスランドって何があるのと思う方も多いと思います。観光スポットは滝や海、洞窟など自然が中心で、特別世界的に有名な建造物はなく、今までの旅行とは一味違いました。アイスランドを一言で表すとnothingです。いい意味で無であり、首都のレイキャビク周辺以外本当に何もありませんでした。木すら珍しく、岩か雪の積もった草原が広がっていて地平線が見渡せました。その何も手をつけられていない自然が美しく、時のゆっくり流れ、外で深呼吸するとまるで体が洗われるようでした。どこも素晴らしかったのですが、ここでは2つの場所を紹介します。1か所目は最大の目的であった、世界一大きい温泉Blue Lagoonです。やはり温泉は最高ですね。(笑)フィンランドにサウナはありますが、バスタブはほとんどなく、久しくお湯につかる機会がなかったのでとても気持ちよくリラックスできました。水につかったまま飲み物が買える売店があったり、泥パックができるところがあったりしてなんだかんだ4時間以上浸っていて、出るころには今までに見たことないぐらい手足がよぼよぼにふやけていました。温泉を楽しんでいると、日本語が話せるアメリカ人の方に会いギャグを交えた問題を次々と出してきてくれて、よく母語ではない言語でこんなにも考えつくなあと感心しました。私も英語でそこまで話せるようになれたらなと思いました。2か所目はDyrhólaeyです。今までに見たことない景色が広がっていて、時代を遡ってきたような雰囲気があり言葉が出ないほど美しく神秘的でした。とにかくわたしの拙い言葉では表せない国なのでぜひ一度行ってみてください!(笑)

3月半ばに学校のアイスフィッシングのバスツアーに参加しました。セイナヨキの湖は溶けかかりスケートリンクも消えていたのでできるのか心配してましたが、まだ1m以上の氷が張っていたので出来ました。残念ながら誰一人魚を釣ることはできませんでした...が、そり滑りや湖の上でサッカー、キャンプファイヤーを楽しめました。特にそり滑りはスピードも早く木にぶつからないようにしながらだったので、スリル満点でとても楽しかったです。

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Blue Lagoon

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Dyrhólaey

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派遣留学プログラム月間報告書

(報告期間:2016/2/1~2/29)

1. 勉学の状況

 先月と同じく大学でDocumentary Film Production、Spanish2、そしてkansalaisopistoでSuomi1を受講していました。

 Documentary Film Productionでは、今まで取ってきた映像の中で足りていなかったコーヒーを作って人に提供する場面を撮影して、その後は編集担当の子が着々と進めてくれています。

 Spanish2では、基本的に先生は英語とスペイン語を使って授業してくださるのですが、8割がフィンランド人の学生なのでたまにフィンランド語も使われます。まだフィンランド語で話されても何を言っているのかわかりませんが、知っている単語を聞き取れたときは嬉しいです。日本でのスペイン語の授業とは雰囲気も進め方も全然異なり、文法より新しい言い回しや単語を覚えることに重点が置かれ、グループワークが多く、わからないところがあれば挙手して先生に質問するという形で進められていきます。私は電子辞書にスペイン語が入っているのでそれでつい調べてしまうのですが、その際電子辞書が物珍しいらしくいろんな人にこれは何かと聞かれました。使い方を説明するとその便利さと優秀さに驚き欲しいといってくる子が多いので、ヨーロッパで電子辞書ビジネスを展開したら成功しそうだなと思いました。(笑)

 Suomi1では単語の量が一気に増え、覚えるのに苦労しています...今は家習った単語、例えば家具やものの名前、色、形容詞を付箋に書いて受験生のように家中に張っています。だから友達が私の家にくると初めはみんな......となり驚きます。(笑)フィンランド人が来るとスペルミスや、同じものを指す言葉でもよく使われる単語を新たに教えてくれるので良い勉強になります。近々動詞もまとめて習うようなのでそのときはまた付箋を増やしていきたいと思います。また、フィンランド語の授業でもあまり文法を習わず単語を覚えて文章を読み進めていくことが多いです。

2. 生活の状況

 1月に比べると少し暖かくなり太陽が見える日も多く、また日が長くなったなと感じます。しかし雪はもちろん降りますし、暖かくなったといっても-10℃まで下がる日もあるので春はまだまだ先のようです。

 先日、フィンランドに来たら絶対にやりたいと思っていたアイススイミングをしました。とにかく寒かったです。(笑)0℃くらいまで上がる日もあったのにその日は-10℃と寒く、さらに前日に雪が結構降っていたので一面真っ白で川も凍り、泳げる部分だけが水になっていました。まずはサウナに入って温まるのですが、そのサウナは電気ではなく薪を燃やしながら火で石を温めるフィンランドの伝統的なサウナで、いつもとは異なり木のにおいを感じながら楽しむことができました。また、そこでフィンランド人の方たちにアイススイミングの効果的なやり方を教えてもらいました。サウナで十分温まったらいよいよ水に入るのですがとにかく寒くてギャーギャ騒ぎながら一瞬だけ肩のあたりまで浸かってすぐ出てきてしまい、走ってサウナに戻りたかったのですが歩いた方が良いといわれどうにか耐えました。(笑)手足はもちろんのこと顔を含め体全体がじんじんし始めて今まで体験したことのないような感覚でした。さらに雪がふわふわできれいだったためみんなでスノーエンジェルをしようと思い雪に勢いよく寝転がったら、なんと凍った川の上で氷が薄くて川に落ちました。(笑)その時は焦りましたが、今考えると面白い思い出です。寒くてもうやりたくないなと思いながらも結最終的に5回繰り返しフィンランドの冬を存分に味わいました。

 日本人が日常的に使う日本語や言い回しを教えてほしいということで、初めて日本語を教えました。日本語は母語で習ってきたというより勝手に身についてきたものなので、なぜと質問されると答えるのが難しかったです。例えば、「何」を「なに」と読むときと「なん」と読むときがあるがどうやって言い分けているのか聞かれたのですが、意識せず感覚で覚えているのでわかりませんでした。また、ものを数える言い方ではいつ濁点や半濁点をつけて読むのかと聞かれたのですが、これも深く考えたことがなかったのでわかりませんでした。今まで考えたこともなかったような点を多く質問されたので、思い返してみるとたしかになぜだと疑問に思うようになり私にとっても良い勉強になりました。日本語は母語なのでもちろん他の言語と比べると簡単に話せますが、実際一から習うとなると英語よりはるかに難しい言語だということに気づかされました。

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太陽が照っていてまぶしかった日!

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アイススイミング


派遣留学プログラム月間報告書

(報告期間:2016/1/1~1/31)

1. 勉学の状況

 冬休みも終わり中旬からSpring Semesterが始まりました。しかし始まったといっても多くの授業は2月中旬から始まるので、時間には余裕がありました。1月は大学でDocumentary Film Production、Spanish2、そしてkansalaisopistoでSuomi1を受講していました。

 引き続きグループで製作を進めています。1月は元バリスタをしていた方へインタビューを行い、それから今まで取ってきた映像を見直しどのような構成で15分のドキュメンタリーにまとめ上げていくかという議論をしながら最終段階の作業に取りかかっています。私は編集担当ではないのですが、数ある映像の中からどこをカットしてどの場面で使うかなどを決めていくのは難しいなと思いました。また、他の方が作ったコーヒーのドキュメンタリーや映画、CMなどを参考にすると新たなアイディアが浮かび欲しい画がでてきたりするので、授業自体は1月で終わりのはずでしたが、2月もこのまま続きそうです。完成したグループは一つもなく、授業があと数回で終わるからといって妥協せず、自分たちの作りたいドキュメンタリーを最後まできっちり計画通りに進めて行こうとしています。日本だと時間厳守が基本なので、この授業スタイルは自由でフィンランドらしいなと思いました。

 新しくスペイン語の授業Spanish2を取り始めました。千葉大学で第二外国語としてスペイン語を専攻していて、勉強を再開したいなと思い先生にお願いし、参加させてもらえるようになりました。久しぶりで忘れている単語も多かったですが授業にはついていけそうで、日本語よりむしろ英語でスペイン語を学ぶ方が文法が似ているので勉強しやすいのではないかと思います。しかし同時にフィンランド語も学んでいるのでスペイン語の授業でフィンランド語の単語がでてきたりと混ざってしまうことが時々あります。(笑)言語を学ぶことは楽しいのでこのまま続けていきたいと思います。

 前セメスターでフィンランド語の授業を受講したのですが、さらに学びたいと思いKansalaisopistoという学生に限らず希望者全員が言語や柔道、ダンスなどさまざまなことを学べる施設があり、そこでSuomi1というフィンランド語の授業を受講し始めました。大学でもフィンランド語の授業はあるのですが、Finnish2からはDegree student向けでスケジュールが合わなかったので、こちらで学ぶことにしました。10代から50代までの人が同じ授業を受けていて、大学の講義とはまた雰囲気が違います。中には先生とフィンランド語で普通に会話しているにもかかわらず受講している人もいて、スピードが速くどんどん進んでいくので予習復習がしっかりと必要でおいて行かれないように必死です。フィンランドに来た目的が人それぞれで、私より年下だけど働きにフィンランドに来ている方とかもいて、彼女らの話を聞いていると良い刺激がもらえます。

2. 生活の状況

 年が明けると一気に寒くなりました。-20℃以下になる日が続き寒い時には-30℃にもなりました。-20℃を超えると外で10分くらい歩くだけでまつげや髪、鼻の中が凍り太ももが痛くなります。眼鏡をしたまま外から帰宅すると眼鏡がくもったり、車の中に野菜を置きっぱなしにしていると勝手に凍ってます。冷凍庫より寒いという今まで経験したことのない世界で面白かった半面はやく暖かくなってほしいと願っていました。成人式のために一時帰国する際、家を出たときは‐32℃で日本に着いたら10℃以上もあって、着いたらすぐ一番厚いジャケットとtシャツを一枚脱ぎました。千葉の冬は暖かすぎ。(笑)今となっては-10℃以上だとあまり寒いと思わなくなってしまっていて慣れってすごいなと思いました。1月最終週はプラスになる日もあり雨が降ったので道路がスケートリンクみたいになってしまったので転ばないように気を付けたいと思います。

 フランスやイギリスで年越ししたい!と思っていましたが、結局セイナヨキで過ごしました。フィンランドでは12月31日18時から1月1日2時にかけてだけ花火をしていいと法律で定められているので夜はあちこちで花火の音が聞こえました。日本で自分たちがする花火というとかわいらしいものが多いですがこっちの人はガチです。年に一度の機会なので存分にお金をかけて本格的な花火を打ち上げる人もいるそうです。0時には正式な市の花火も上がってみんなでおめでとうと言い合ってお祭り気分でしたが、寒すぎて花火が終わった途端みんな車に駆け込み帰っていきました。(笑)初めて海外で過ごしたお正月でしたが、あまりお正月だから特別という雰囲気はなかったので日本の正月番組を観て雰囲気を味わいました。

 新しい留学生が到着してきました。今期はベルギー出身の子とルームメイトになりました。母語がフランス語なので少し教えてもらいましたがとにかく発音が難しいです。Rの発音が上手くできなくて彼女の名前を呼ぶだけでいつも笑われます。(笑)前のルームメートと性格が少し似ている気がするのでもっと仲良くなれたらいいなと思っています。2月には新たに70人の留学生が到着すると聞いているので楽しみですし、友達作りに励みたいと思います。

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10時ごろのセイナヨキ

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学校の前に突如現れたムーミン!(友達作)

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ふかふかの雪の上でスノーエンジェル


派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2015/12/1~12/31)

Hyvää uutta vuotta! あけましておめでとうございます。
                                              
1. 勉学の状況

 クラスメートのほとんどが11月で帰ってしまったこともあり、12月まで残っていた授業はDocumentary Film Productionのみでした。

 引き続きグループで製作を進めています。12月は主に留学生を対象にフィンランドのコーヒー文化をどう考えるかというざっくりとした質問を基に、ドイツ人、イタリア人、ベトナム人の合計7人にインタビューを行いました。各々に合わせて画面上で人と余白の関係やマイクの音量、照明など細かいところを調節し、最適な状態で撮影を進めていくのが意外と難しく、また時間もかかりました。例えば人によって肌や髪色が異なるので、その人が一番映える照明にするため時にはセロハンを使って色味を変えたり、グループインタビューか、個人インタビューかによってマイクの種類や音量を調節したりしました。また基本的にインタビューの際、頭上の余白はほんの少しだけにして撮影をするのですが、イタリア人はジェスチャーが多く体を動かしながら話をするため余白を多くとりました。このように、それぞれの良さを最大限生かせるようにするにはどうしたらいいかを考えることは非常に面白かったです。

 内容も国や人によってもちろん異なり非常に興味深かったのですが、今回は特に印象に残っているイタリア人のインタビューの一部を紹介したいと思います。イタリア人に対してはグループインタビューを行いました。みんなコーヒーに関する知識が豊富で質問しなくてもこちらが欲しいと思っている内容を次々と話してくれてあっという間に時間が過ぎました。質問の1つとしてフィンランドのコーヒーの味ついてどう思うか尋ねたところ1人の子が、「あれはただの汚れた水だよ」と答えたときに思わず笑ってしまいました。もちろんユーモアも込めて答えてくれたのですがあまりにも直球でズバッとしすぎていたので。(笑)周りを気にせず言っているのを見てさすがだと思いました。また、イタリアで有名なブランドはどこかと尋ねると、「どこのブランドが有名だから飲むのではなく、自分がおいしいと思っているコーヒーを飲めばいいんだよ。ブランドなんて気にしない。」と答えていてかっこいいなあと素直に思いました。わたしはフィンランドに来てからは、暗い中体を無理やり起こす意味も含めてコーヒーをしばしば飲むようになりましたが、日本にいるときはあまり好きではありませんでした。しかし大学生と言えばコーヒーショップでお茶したり、コーヒー片手に勉強するのがおしゃれというイメージがあったので友達とカフェに行くことが多々あり、コーヒーなどの飲み物を楽しみたいというよりは、雰囲気を楽しみたいという思いの方が大きかった気がします。イタリア人は某有名コーヒーチェーン店についても味のわりに高すぎるなどと言っていたため、看板や広告を見るとすぐこの話を思い出してしまい行きづらいです(笑)先月のコーヒーブランドの話もありましたが、日本人は自分の感覚より他人からの評価に左右されて物事を決める傾向があると思いました。どちらが良い悪いというのではないのですが、コーヒーだけに関わらず、これからはもっと本来のもの自身に注目して、自分で評価できるようになりたいと思いました。

 このインタビュー後、インタビューを受けてくれた友人に日本で一番飲まれているコーヒーは何?、日本のコーヒーメーカーはどのタイプ?などと日本のコーヒー文化について聞かれたのですが、どれも曖昧にしか知らず答えることができませんでした。いつも人に聞くばかりで何にも知らない自分が恥ずかしく思えて、まずは自文化について知らなければならないと改めてこの些細な経験から気づかされました。また余談ですが、インタビューは1人当たり準備も含めて最低2時間はかかるにもかかわらず、最終的には1、2分に編集されてしまいます。この授業を通して、これと同じようにテレビ番組や映画が製作されていると思うと普段何気なく観てるものがとてもありがたく感じるようになりました。

2. 生活の状況

 12月は今までで一番友達付き合いが濃かった月だったと思います。ルームメイトと私は家にいると、各自の部屋が寒いこともありリビングで多くの時間を過ごしていました。勉強しようとしてもおしゃべりに花を咲かせてしまい、いつの間にか勉強道具を広げただけで2時間たってしまっていたということがよくありました。(笑)ルームメイトと学んでいることは全く異なりましたが、くだらない話から真面目な話までを通して彼女から学ぶことは多く、良い刺激を受けることができたと思います。また、留学生のほとんどは1セメスターだけで帰ってしまったので、12月は毎日のように誰かしらのお別れパーティーが寮で開かれていました。初めのころはパーティーでは誰と何を話してどうすれば良いのかわからず戸惑っていましたが、この4ヶ月で気軽に話せる友達もできて、ただ色々な友達とおしゃべりするだけでいいんだということがわかり、楽しめるようになりました。しかしすでに12月。多くの友達と話すようになってきたのが11月に入ってからだったので、仲良くなれたと思ったらすぐにお別れのときになってしまいました。別れは本当に悲しく帰らないでほしいと心から思い、別れが近づくにつれて友達とおしゃべりを楽しむ時間が増えていきました。夜中まで音楽を大音量に流しながらパーティーをしている部屋が多々あったのにクリスマスにはしーんっと静まり返り、また寮や学校周辺を歩いているといつも誰かに会っていたのに人気がなくなり、めったに人に会うことがなくなり多くの人が帰ってしまったことを実感しました。帰ってしまった直後は本当に寂しかったのですが、今でもときどき電話やSkypeをしたり、メッセージのやりとりをしてつながっているのを嬉しく思い、また現代の技術のすばらしさに感謝しています。これで終わりではなく、いつか本当にドイツとイタリアに会いに行きたいと思います。

 1月と2月には合計100人ほどの新しい留学生が来ると聞いているので、今回の積極性が足りず仲良くなるのが遅かったという反省を生かし、次のセメスターでも仲の良い友人を作れたらいいなあと思います。

 クリスマスから年末にかけてコウボラにある教授の家にホームステイをさせていただきました。セイナヨキよりも小さく人も少ないため家の周りを散歩しても誰にも会うことがなく、また森に囲まれて空気が澄んでいてザ・フィンランドな雰囲気を味わえました。日中は近くの街に連れて行っていただいたり、博物館に行ったり、フィンランド料理を教わったり、犬と遊んだりしながらゆっくりと過ごしました。夜は残念ながらオーロラは見えませんでしたが、満天の星空が広がっていてまるでプラネタリウムにいるかのようでとても美しかったです。教授の奥さんが中学校の英語教師をやっていたため、教科書を見せていただいたのですがそのレベルの高さに驚きました。英文量がはるかに多く、内容も東日本大震災について書かれるなど濃いものでした。フィンランド人の英語力が高い理由がわかり、またその教科書の中にはわたしが知らない単語も含まれていたので、以前フィンランド人の友達に私の英語力が中2レベルと言われたのも大いに納得できました...勉強します。

 なかなかホームステイをさせていただく機会はないので、この素敵な機会をくれた先生に感謝したいと思います。

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コウボラ


派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2015/11/1~11/30)

1. 勉学の状況

今月はDocumentary Film Production、Intercultural Communication、Basics of Digital Mediaという3つの授業をとっていました。

Documentary Film Productionでは、着々と撮影を進めています。私のグループは5人でそれぞれの役割を決め、私はタンザニアからの留学生と一緒に音響担当になりました。正直、音響なんてただマイク持っているだけの仕事だと思っていましたが、カメラに映らないようにしながらもできるだけマイクをインタビューされる人に近づけ、さらにはマイクの影を映さないようにするなど、気を付けるべきことが意外と多く、頭を使う上にマイク維持のために体力勝負でもあります。初めは音響セットの組み立て方すらわからなかったのですが、グループの仲間に助けられながら実際にインタビューを撮影して徐々にコツをつかめるようになってきました。先日はセイナヨキから電車で約1時間の街、タンペレのコーヒー工場に実際に行って撮影してきました。普段何気なく飲んでいるコーヒーですが、時間と手間をかけてじっくり作られているのをこの目で確かめることができたし、さまざまな裏話を聞くことできて面白かったです。余談ですが、日本のコーヒー消費量はあまり大きくありませんが、ブルーマウンテンなどの高級コーヒーの取引先の90%以上は日本で、世界の日本以外の国が残りの10%以下を占めているそうです。学校周辺で撮影するときは、静かなで撮影しやすそうな場所を選べますが、工場は環境が限られているためその中で工夫するというのは難しかったです。撮影は場面にもよりますが基本的に一回限りなので、光の強さと色、背景、ポディション、目線の確認など準備を念入りに行うため、撮影時間よりも準備時間の方が長いことも多々あります。今まで知らなかった世界をこの授業を通して学ぶことができて、いつも新鮮で興味深いです。

Intercultural Communicationでは、名前の通り異文化コミュニケーションについて学びました。日本でも似たような内容の授業をとっていたことがありましたが、授業形式が全く異なり新鮮で面白かったです。日本では先生がパワーポイントをもとに解説していき、ときどき先生が尋ねることに関して生徒がぼそっと答えるという光景が多かったですが、こちらの授業では先生と生徒が話している時間が同じくらいか、むしろ生徒が発言している時間の方が長かったように感じます。先生が少し質問をすると、実体験をもとに多くの人が発言しそれに対してまた発言というように話の輪が広がっていき、これこそがまさに生徒主体の授業だと思いました。何度か自分から発言したこともありましたが、他の人に比べて発言回数は少なく、能動性がまだ足りないと感じ反省しています。また"Prezi"というのを使って先生はプレゼンを行っていたため遊び心満載で、動画や画像が多く組み込まれていてそれを見ているだけで楽しめるようなものでした。

Basics of Digital Mediaという授業名のため、メディアに関する基本的なことを学べるのかと思っていたのですが実際内容は細かく実践的で、メディアについて日本語ですら学んだことがなく難しかったので聴講という形で授業に参加していました。授業では多くの専門用語が使われ、さらにテレビ撮影のときこのような状況になったらカメラワークをどのようにすればいいか、編集の段階でこのようなトラブルをどのように解決すべきかなどといった将来テレビ関係の仕事に就く人向けの授業だったと感じました。私の今まで学んできたことには全く関係していなかったのですが、無駄な学びなどないのでこの授業を受けたことがいつか役に立つのではないかと思います。

2. 生活の状況

最近本当に日が短く、天気もあまりよくないため青空で太陽が見えると気分が上がります。また、11月の下旬にセイナヨキでも初めて雪が降りました。ちょうどそのときSchool Tripでラップランドに行っていたため、帰ってきたら雪が5㎝程ですが積もっていてなんだかうれしかったです。

先日100人以上の留学生とSchool Tripとしてバスでラップランドに行きました。まず到着して思ったのが寒いということです。セイナヨキもマイナスになることがしばしばありましたがそれと比べものにならないくらい寒かったです。雪もかなり積もっていて川も湖も凍っていてこれでこそフィンランドという感じがしました。この旅行はアクティビティが盛りだくさんで、ラップランドに行く前にオウルに立ち寄り、ラウナ動物園にも行き、ラップランドでは犬ぞり、キャンプファイヤー、サウナから雪にダイブ、真夜中の雪合戦、トナカイぞりをして、小学生のときからの夢であったサンタクロースにも会うこともできました。どれもこの時期のフィンランドならではのことでとてもいい経験になりました。どのアクティビティについても話したいことがたくさんあるのですが、一番印象に残っているのは犬ぞりだったのでそれについて少し書きます。犬に人間を引かせるなんてかわいそうと初めは思っていたのですが、純粋に楽しかったです。犬ぞりには大会もあり、そのため生まれてすぐのときからトレーニングが開始されているそうで、食事にも気を遣い、大会中は何百キロも走るためマッサージが欠かせないどという話を聞いて、人間と同じように暮らして愛情が注がれていることを強く感じました。コテージやバスの中のフリータイムでは今まで話したことがなかったり、あまり仲良くなかった留学生とも話をすることができて、とても楽しく充実した旅行でした。また15分くらいだけでしたがラップランドに留学している友人と3か月ぶりに会ってお話しできたのも嬉しかったです。

両親から日本食を送ってもらったので、5回さまざまな友達と日本食パーティーをしました。日本では実家暮らしで、料理をすることが全くなかったのですが、フィンランドに来てから友達と一緒に作ったりして最近楽しさに気がつきました。みそ汁やお好み焼き、肉じゃがは人によって好き嫌いがありましたが、どの国の子に聞いてもおいしかったといってくれるのはちらし寿司です。みんな日本食と言えば寿司となるのですが、家で握りずしを作って食べていると思っているので家庭ではこうやって食べるんだよという紹介も込めてちらし寿司をつくったところ、ルームメイトがとても気に入ってくれたため、5回のパーティーのうち3回はちらし寿司を作りました。また、同時にお箸の使い方や日本の食文化について興味をもって聞いてくれるのでとてもうれしく思い、日本人でよかったなあと感じました。中にはお箸を上手に使いこなせる子やこんなこと知ってるんだと思うようなことを知っている子もいて驚かされます。しかし、今まで料理をしてこなかった私が作った味を食べて日本食のイメージが決まってしまうこともあると思うので、少しプレッシャーも感じています...

最近ドイツ人とイタリア人の子と特に仲良くしていて話をする機会が多いのですが、そこで改めて文化は奥が深くて面白いなあと思いました。ドイツ人は比較的私たち日本人と考え方や行動が似ているのですが、ご存知のようにイタリア人は全く違います。集合時間になってもイタリア人はいないことが多く、ご飯の約束をしていると連絡なしに45分遅れで来たり、15分遅刻してきたときには"only 15 minutes"といって何食わぬ顔をしていたりします。また、友達を家族のように考えていて、スキンシップが多いです。最初はあまりにも行動や考え方が異なり不快に思うこともあったのですが、深く話していくうちにイタリア人の考え方を受け入れられ、納得できるようになり今ではイタリア文化が魅力的で素敵だと思います。何気ない話から学べることは意外に多くまた面白いので、最近はしばしば友達と団欒しています。

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撮影でいったタンペレのコーヒー工場

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ラップランドのサンタ村(13時30分ごろ!)

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日本食パーティー


派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2015/10/1~10/31)

1. 勉学の状況

10月に取っていた授業はDocumentary Film ProductionとFinnish Language and Cultureの基本的に2つでした。

Documentary Film Productionではグループを作り、本格的にドキュメンタリーを作る準備を進めています。私のグループのトピック"KAHVI(Coffee)"です。フィンランドはコーヒーの消費量が世界でトップであり、1人あたり1年間で約12㎏消費すると言われています。授業と授業の間の休みもCoffee Breakといい、多くの生徒、教授がコーヒーを買いに行きます。そこで、WhyとHow(フィンランド人はなぜコーヒーを多く飲むのか、またどのような種類を好み、どのような飲み方をするのか)を中心としてフィンランドのコーヒー事情についてのドキュメンタリーを作ろうとしています。どのような内容にするかグループで話し合ったりするのですが、皆知識が豊富でそれぞれやりたいことが多いのでなかなかまとまらず少し苦戦気味です。私もアイデアを持っていくのですが、考えが浅くいつも他の人に圧倒されます。ドキュメンタリーを作るにあたって知識も少ないので個人的に家で勉強しなければならないと思います。また、授業中に本格的なカメラや音響機器の使い方を習いました。カメラはソニーのもの基本的には使っているので日本人としてなんだか嬉しかったです。11月からは撮影も進めていくので楽しみです。

Finnish Language and Cultureは9月と同様に授業が進んでいき最終週にはテストがありました。テストはmoodle上で行ったためパソコンを使いました。選択式の問題は終わった直後に正解か否かがわかり、また記述式問題の結果も3日後にわかり、満足のいく結果だったので良かったです。しかしフィンランド人が話していることを理解できるかというと全くできないし、フィンランド人の友人に私のフィンランド語レベルはどれくらいか尋ねたところ1歳と言われたため、引き続き勉強していこうと思いました。

2. 生活の状況

10月にもかかわらず朝気温がマイナスを更新する日もあり、早くも冬を感じました。冬用のジャケットを購入し着ていると、もう真冬用のジャケット着ているの?そんな寒くないよとフィンランド人に言われフィンランド人の体温がうらやましくなります。しかしそんな私も10度以下が当たり前で過ごしているため、10度以上になると暖かい日だと思うようになり少しは寒さになれてきているのかなと思います。

10月の第一週目に2回もオーロラを見ました。言葉で説明するのは難しいのですが、とにかく美しく幻想的でした。1回目は寮の窓から見えて、2回目は出かけている最中にセイナヨキの中心部で周りが明るいにもかかわらず前回よりはっきり見えて、さらに色も緑だけでなくピンクになったりと神秘的な動きをしていました。フィンランド人はいつでも見られるのでオーロラに対しての関心が薄いのですが、その日はそんなフィンランド人でさえもカメラを構えるほど素晴らしく、またiphoneでさえもオーロラをはっきりと映すことができました。11月にはラップランドに行く予定なので、その時にはさらに強いオーロラが見られるといいなと思っています。

10月の第3週にAutumn Holidayがあったため念願のイタリア(ローマ、フィレンツェ、ピサ)に行ってきました。しかしイタリアに到着する前に一つハプニングが...なんと、フライトを逃しました...Holidayの2週間前くらいにイタリア行きを決めたため、少しでも安いフライトをということでロシア経由を選びました。時間通りにゲートの前に行ったものの、長い列があり出発時間まで時間があったためトイレに行ったりしているうちに搭乗が終了していました...細かく書くともっと色々あったのですが、とりあえず新しいチケットを買ってその日中にイタリアに行けました。出発まで時間があったとしても搭乗開始時間を過ぎていたらその場で待たなければならないということを学びました。今となっては話のネタの一つとなってみんな笑って聞いてくれます。

イタリアは石畳が基本で由緒ある建物が立ち並び、日本人が想像しているザ・ヨーロッパという雰囲気でした。ローマとフィレンツェはとにかく人が多く、久しぶりに「人混み」を経験しました。セイナヨキに住んでいると人混みや渋滞など全くないので、帰国後日本の満員電車に乗ったりスクランブル交差点を歩けるか心配になります。イタリアで感じたのがとにかくイタリア人はフリー精神の持ち主だということです。空港やレストラン、お店などで店員さんが多くのジョークをとばしてきたりと愉快に接客してくれました。日本だとマナーがないなどと言われそうですがこれこそイタリアンスタイルで、イタリアからの留学生たちが面白く陽気な理由が分かった気がします。一週間の旅行で様々な観光スポットをまわることができたのですが、有名なスペイン広場、トレビの泉が工事中だったのが少し残念でした。20年後、芸術的感性をもっと磨いてからもう一度訪れたいと思ったイタリアでした。。

日帰りでVanha Rauma(ラウマ旧市街)という世界遺産に登録されている街に留学生18人で行ってきました。セイナヨキからは片道車で3時間くらいのところにあります。街は小さく建物は木造で、カラフルでかわいらしかったです。日本人は私一人で他の留学生たちは同じ国出身の人がそれぞれ複数いたため、何かあると母語で話してしまう傾向があり、このようなときに多言語話せたらいつでも楽しめるのになあと思いました。ここまで私が勝手に怖いと思っていた人やあまり話したことのなかった人と話し、打ち解けることができて嬉しく思い、また自分から勝手に相手の性格を想像して壁を作るのをやめなければならないと思いました。

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オーロラ(友人撮影)

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バチカン市国


派遣留学プログラム月間報告書

(報告期間:2015 / 9 / 1 ~ 9 / 30 )

                                              
1. 勉学の状況

9月になって授業がスタートしました。Cultural Managementを学ぶ留学生が私を含め9人しかおらず、授業はフィンランド人と一緒に英語で受けていて、クラスメートと比べ自分の英語力のなさ、考えの薄さを痛感しています。フィンランドは日本と授業のシステムが異なり週によって日課が変わるため1セメスター毎週同じというわけではありません。私が9月に取っていた授業は3つだけでしたが、週3日10時から16時までのが1つ、週2日8時から16時までのが1つ、週2日16時から19時までのが1つというスケジュールでした。

1つ目が"Event of Performing Arts"です。これは週3日で9月中に終わるという集中講義のような授業でした。最終目標はすべての人にとって有意義なものとなる異文化交流の場、Sociocultural Eventをつくろうというもので、日本の大学の授業ではないような形式でとても新鮮でした。毎回さまざまな国のさまざまなタイプのゲームをやり、そのゲームが終わると感じたことや、どうすれば異文化を持つ人々全員が心地よいと感じることができるかなどについて話し合いました。その他にも一見なぜこんなことをするのだろうというような作業をした後、文化背景を踏まえて行動や考えについて話し合い分析していきました。理論を学ぶだけでなく、実践から異文化について考えるということは初めてで、生徒の意見も多く聞くことができて良い刺激になりました。

また、この授業で日本人、アジア人が私だけということで日本ではどうなの?アジアでは?などと質問される場面が多く、政治的なことを聞かれるとはっきりと答えることができなくて、異文化を学ぶ前にまずは自国を学ぶことの大切さを思い知りました。最終目標であるイベントでは6つのブースを設け、スタンプラリーをしながら異文化を学ぼうというものでした。私はlanguage station担当でしたが、大量に用意できる日本のスイーツを作ってほしいといわれ白玉を作りました。日本人からすれば普通の食べ物ですが、どうして米がこんなに形を変えるのだ、この茶色い物体(こしあん)はなんだなどと外国人からすると奇妙な食べ物らしく恐る恐る食べる姿や反応を見るのがとても面白かったです。イベントには100人以上の人が来てくれ大成功に終わりました。

2つ目が"Documentary Film Production"です。これはドキュメンタリーを一から作ろうという授業で、今までそのような勉強をしていなかったので何もかも新しいことばかりです。プロが作ったドキュメンタリー映画を英語の音声、フィンランド語字幕で観てディスカッションをする場面が何度かあったのですが、発言するどころか映画の内容を5割ぐらいしか理解できず、周りが話し合っていることも5割ぐらいしかわからないといった状況で自分の英語力のなさを実感しました。母語でないにもかかわらず自分の意見を積極的に発言しているのを見て見習わなければと思いつつ、指名されない限りほとんど聞いているだけになってしまっています。今後この状況を改善していきたいと思います。

これら2つの授業は実践的で教授が講義しているのを聞くというより、生徒同士でディスカッションしたり、それをもとに何かを作り出す作業をしている時間の方が圧倒的に長く、普通の大学ではなくUniversity of Applied Scienceに通っていることを実感しました。

3つ目が"Finnish Language and Culture"です。これは名前の通り留学生のみを対象としたフィンランド語とフィンランド文化を学ぶ講義形式の授業です。フィンランド語は難しいですが、新しい言語を学ぶというのはそれ以上に楽しく、実際にフィンランド人の友達に対して使ったときに通じると嬉しく、フィンランド語に対するモチベーションにつながっています。もちろん日本国内でも外国語を習得できるかもしれませんが、やはり現地ですぐ使える状況にある方が良いと思いました。文化については毎回異なるトピックについて生徒がプレゼンテーションを作ってきて発表するという形で、内容よりまず、クラスメートの英語力に驚かされました。冗談も交えながら面白いプレゼンテーションを発表している人も多く、私の英語もはやくそこまで上達させたいと思いました。

2. 生活の状況

日没も早まり15度まで上がらない日も増えてきて、木々も紅葉し冬の訪れを感じています。8月が晴れの日続きだったのに対し、9月は雨が降ることも多くなってきました。雨の日は暗くなんとなく気分が上がらないので、日照時間が少ない冬が少し心配です。

先月から来ていた短期プログラムの方々が帰るのと入れ替わりに今度は千葉大から短期プログラムで20人くらい来ていて、日本人が少ないと聞いていたにもかかわらず一時的ですがたくさんの日本人がいました。平日はそれぞれ授業があったのですが、週末は一緒にヘルシンキや遊園地、コテージに行ったりしました。せっかくフィンランドにいるから日本人と関わりすぎないようにしようと思っていましたが、日本人といる方が安心感があり一緒に過ごすことも多かったので少し反省しています。ルームメイトやチューターさんとは気軽に話せるようになってきました。ルームメイトとは学部が異なり日課も全く違いますが、家でお互い時間があると1時間以上おしゃべりに花を咲かせていることが多々あります。以前は気を遣って必死に話題を探していましたが最近では自然に会話を楽しめるようになっているので、他の友達ともこのようになれるといいなと思います。チューターさんには大変お世話になっています。手続き上わからないことがあって聞くと教えてくれたり、私に有益そうな情報があると知らせてくれたり、またベリー狩りをしてみたい、森に行きたい、BBQをしたい、少し遠くにあるショッピングモールに行きたいという話をするといつも連れて行ってくれました。こんな人他にいないのではと思うくらい親切でとても感謝しています。チューターさんでありながら、友達でもあり、お父さんみたいでもあり、誤った英語を正してくれたりフィンランド語を教えてくれたりする先生でもあります。いつか恩返しができたらいいなと思っています。

最近のマイブームは2つあります。1つ目はフィンランド文化であるサウナです。湯船がない代わりに無料で使えるサウナが寮にあるため友達と週に1回以上は入りに行っています。体の芯から温まることができ血流が良くなるのを感じられるので健康に良さそうだし、これからさらに寒くなっていくのでますます通ってしまいそうです。ただ寒くなることでサウナ予約の倍率が高くなりそうです...2つ目はフィンランドにしか売ってなさそうなお菓子を食べることです。フィンランド語を読めないためパッケージの写真をみて美味しそうかどうか判断しています。何か詳しくわからないけど買ってみるというちょっとしたスリルを味わえるのが楽しみでスーパに行くと選んでいます。失敗したのもありましたが、ほとんど成功していて日本に持ち帰りたいものもたくさんあります。


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Power Parkという遊園地。命を落としそうで怖かったですが楽しかったです。

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ベリー狩りをした森

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イベント当日の私が担当したlanguage stationの様子

派遣留学プログラム月間報告書
(報告期間:2015 / 8 / 20 ~ 8 / 31 )

                                              
1. 勉学の状況

授業はまだ始まっていないので、フィンランド語について書きます。

フィンランドは準英語圏と言われるほど英語が通じると聞いていたので、ほとんどフィンランド語を勉強していませんでした。ところがフィンランドに到着すると標識や表示はほとんど英語が使われておらず、フィンランド語やスウェーデン語のみで書かれていました。フィンランド語は英語とも日本語とも大きく異なるので単語の意味を推測するのが難しいです。

一番困ったのはスーパーでの買い物でした。チューターさんに連れて行ってもらった時は英語で聞きながら買い物できたのですが、1人で買い物に行くとどれが私の買いたいものなのか全くわからずほんの少しだけ買い物をするために1時間もスーパーに滞在していることもありました。砂糖や胡椒、牛乳、ハムを買うのにも種類が多かったり、成分がわからなかったりしてなかなか見つけることができませんでした。だから優しそうな人に英語で尋ねてみたり、絵を頼りにフィーリングで買い物をしていました。そのような状況でフィンランド語を学ばなければと思い始めました。

また、こちらの大学に去年から留学している日本人の方に会い、彼女がフィンランド語を流暢に話し、フィンランド人と楽しそうにコミュニケーションをとっているのを見てさらにフィンランド語を習得したいと思いました。これからフィンランド語の授業をとる予定なので楽しみです。

2. 生活の状況

アパートの契約が8月1日からで、また初めての一人暮らしということで、少し早めにフィンランドに行くことにしました。行く前は全く緊張や不安を感じず、楽しみという思いが強く言葉なんてどうにかなるでしょうという気持ちでした。しかし現実はそんな甘くなく、不安、孤独、緊張に苛まれました。到着すると周りに日本人は全くおらず、友達がいない、英語で会話しなければならない、すべての家事を自分でやらなければならないというプレッシャーで最初の2日間は何も食べられずあまり眠れませんでした。しかし家族や友達と連絡を取ったり、部屋をリラックスできるようにカスタマイズすると段々と慣れていきました。ルームメイトや同じ寮に住む子たちが到着するまで少し日にちがあり1人で街を散策していました。大学があるセイナヨキという町はあまり大きくなく、徒歩で中心街を歩き回れます。観光スポットも電車に乗らない限り行けないということもありセイナヨキでゆっくりと過ごしていました。

1人の生活に慣れてきたころにルームメイトが到着し、その日から毎日次々と留学生が到着しました。しかし友達をつくろうと意気込んでいたところにまた悩みがでてきました。それはドイツからの留学生ばかり到着することです。その輪に入れてもらい街を歩き周ったりご飯を一緒に食べたりしたものの、どうしても周りがドイツ語で話し始めてしまい言っていることが分からず大人数でいながらも孤独を感じました。私も周りが日本人ばかりだと日本語を使ってしまうと思うので、ドイツ語を使いたくなる気持ちも理解できますが、しだいにその中に入るのにストレスを感じるようになりました。誘われたことにはすべて乗っていましたが、何度か断るとルームメイトが気を遣ってくれて英語で話の内容を訳してくれたり、ドイツ人と私という場面では英語を使ってくれるようになりました。また、だんだんと他の国からの留学生も到着してきたため状況が変わりつつありますが、ヨーロッパ出身の留学生が多く少し気後れしてしまい輪に入るのが難しいのです。しかしせっかく留学しに来ているので勇気を出して積極的に交流していきたいと思います。

セイナヨキ応用科学大学に長期で留学するのは私を含め3人なのですが、今短期プログラムで2週間滞在する方たちが日本から8人来ていてそのプログラムに混ぜてもらい夏休み最後の週末を過ごしました。まずは電車で1時間くらいのところにあるタンペレというセイナヨキより大きい街に行き、そこではムーミンミュージアムやスパイミュージアム、ショッピングを楽しみました。日本人と会って話すのは1週間以上ぶりで、少し安心しました。次の日は車で40分くらいのところにあるコテージに行きました。湖のほとりにあり景色がとてもきれいで空気も澄んでいました。そこには千葉大に2週間から1年間留学していたフィンランド人学生も4人集まり、フィンランド料理を食べて、サウナに入り、湖で泳ぐというフィンランドらしいことをしました。私はフィンランドに行ったらサウナから湖にダイブするというのを絶対にやりたいと思っていたので経験できてよかったです。次は冬に凍った湖にダイブしたいと思います。

最後に気候のことです。昼間は20℃前後になるため夏だけど涼しくて過ごしやすいです。フィンランドに到着してからは半袖で基本的に過ごし、天気の悪い日、朝、夜、日陰にいるときは長袖を羽織るというスタイルが多いです。日差しは思ったよりも強く、日が当たっているか当たっていないかによって体感温度が大きく違います。冬にはほとんど太陽が出ないこともあり、晴れている日には日光浴、サイクリング、ウォーキングなど外で過ごしている人たちを多く見かけます。また、日本より日が長くて21時ごろでも明るく、夏休みということもありほぼ毎晩寮の前の芝生に集まっておしゃべりを楽しんでいる人もいます。それだけ、フィンランド人にとって太陽は大切な存在なのだと思いました。だから私も毎日外出して太陽に当たろうと思いながら過ごしています。

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コテージの近くにあった湖

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タンペレ

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セイナヨキ応用科学大学


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