派遣留学生からのレポート

イタリア・ミラノ工科大学a

学校の詳細
最終更新日:2015年8月25日
今野 広樹
千葉大学工学研究科
修士2年
派遣先大学名:ミラノ工科大学

派遣留学月間報告書(2015年7月分)

1.勉学の状況

 今月はミラノ万博で実際に働く機会をたくさん得られた月だと思います。留学生活の締めくくりとして最後には仕事をしてみたいと思っていたので、とてもいい経験になりました。

 1つはボランティアスタッフで、エリアごとにグループとなり会場案内の仕事をしました。グループにはイタリア人、ポーランド人、韓国人など非常に多国籍でイタリア語英語を使い分けながらの仕事になりました。もう一つは日本館での仕事です。パヴィリオンのイベントスペースにて行われる日本の市や県の展示やワークショップの補助や日本から来ているスタッフへの通訳などを行いました。三重県と小浜市のイベントに携わり、色々な外国人が向ける日本へのイメージや印象などをたくさん聞くことができてよかったです。

2.生活の状況

 最後の月なので何をしようかと迷いましたが、こっちでできた友達と一緒に過ごす機会がたくさんとれてよかったです。やり残したことが無いように友人達と色々な場所に行きました。

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Morbegnoという山中の街の近くにあるFlyemotionというアトラクション。谷間を飛ぶもので、谷底からの高さが最大で300メートルくらいあると思います。

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絶対に行きたかったParma。ついに行けました。ハムが夜ご飯になってしまうこの美味しさ。

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Toscanaのリゾート地に別荘を持つ友達と一緒にバカンスに行きました。海のそばの家でその家庭は1ヶ月近くこの家に滞在するそうです。羨ましいイタリア人スタイル。

 そんなこんなで、もう帰国になります。

 この1年間、本当に色々なことがありました。一言で言うなら、イタリアは生き難い国です。報告書には書いていない嫌なことも数えきれないほどあったし、事件に遭ったこともありました。それでも折れずに最後まで楽しくやってこれたのは、イタリアという国が本当に美しい街、歴史文化を持っていて、そこで出会ったイタリア人達の気質や生活が自分ととても合っていたからだと思います。友達も他の国から来ている留学生は多くなく、現地に住んでいるイタリア人がほとんどでした。そのためか、何かあってももう帰りたいと思ったことは一度もなかった気がします。もし1年前に戻ったしても、迷わずイタリアを選択すると思います。

 建築の勉強で行ったのですが、それに拘らず自由に幅広く様々なことを経験できたことは本当に良かったと思っています。1年間異国で暮らし、同時に1年間日本を外から客観的に見ることが出来たのは本当に大きな経験です。


派遣留学月間報告書(2015年5月分)

1. 勉学の状況

 5月1日よりミラノ万博がオープンしました。かねてから問題になっていた工事の遅れや、様々な汚職問題、そして開幕日1日のメーデーにはNO EXPOのデモが暴徒化し、市内の車に火がつけられたり店が壊されたりしました。なんとも波乱の幕開けでしたが、5月中旬には工事もほぼ完了し、会場も賑わい始めています。

 さてここで行って素直に楽しめればいいのですが、研究内容でもあるため以前からマスタープランや規制、ランドスケープやパヴィリオンなどの調査をしていました。やっと現地に行って確認できると思い、何度か足を運んでみました。その中でやはり成功しているところと失敗しているところ、中止になったところやデザイン変更があったりと様々なことが起こっています。これだけ大きなプロジェクトで資金もかかるものだと、構想から実現にかけて出来ることが限られてくるのだと思います。そして目立ったのはスポンサーの広告。もともと発表されていたデザインの椅子やテーブルがCocacolaから提供されていたものに変わっていたり、本来万博の趣旨とは合わないようなファストフードのお店が入っていたり、大きなプロジェクトではやはり大きな資金力を持った団体が権力を持つのだなと思いました。そして140もの参加国があると、それを統轄するのも非常に大変なようで、テーマから全く逸れた展示をしているパヴィリオンや未だに内装工事が進んでいる気配のない国など、大きな集団をコントロールするのは本当に大変なことだと思いました。
その反面、非常に真面目に食に関する問題点に向き合い展示をオーガナイズしている国もたくさんありました。WHOが推進している食資源として昆虫を指摘していることから、様々な虫の栄養価を研究していたり、地球上の植物の中で可食なものがどれだけあるか、食と同様空気が生命にとって必要不可欠であること、水が足りなくて非常に苦労している砂漠地帯の国々など、さまざまな食糧問題のリアリティにふれることができます。
この万博は、短期で行われる仮設の街づくりのようなもので、サスティナビリティの観点から様々な配慮がされています。この万博会場が作られていった過程をインタビューなど交え掘り下げていき、今後の地域計画や街を作っていく際に、この万博から何が学べるのか、どういう部分が新しく有益な部分かを掘り下げていこうと思っています。

2.生活の状況

 今月といえば、ワイン、ワイン、とにかくワインです。イタリアに来るからには絶対行きたかったのがワイン聖地巡り。食とワインは留学の裏テーマです。そのためにも絶対行かなくてはならなかった場所、イタリア最高峰のワイン生産量を誇り、そして最高級のワインを作っているピエモンテ州に行きました。Barolo, Barbaresco, Alba, Astiと、4か所を巡りワイナリーも見学できました。

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トリノを南下していくとそこはもうワインの一大産地で、あたり一面にブドウ畑が広がります。とくにBaroloとBarbarescoはイタリア最高級ワインを生産している地域で、それぞれ街自体は徒歩10分ほどで周れてしまう本当に小さなところです。とても限られた地域でのみBarolo, Barbarescoの名前を使うことができ、また同じ品種のブドウも他の場所で生産されていますが土壌によって大きく味が変わるそうです。例えば、BaroloもBarbarescoもNabbioloというブドウを使っていてとても高いですが、Nebbiolo d'AlbaというAlba産のワインは安いです。その高級さの理由は、Barolo, Barbaresco地区の良い土壌の土地を手に入れるのに膨大な資金が必要なので、それがワインの価格に反映されているそうです。

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Mauro Sebasteという主にBaroloを生産しているワイナリーを見学。計2時間ほどワイナリーツアーとワインが飲み比べられる試飲がセットで、なんと無料のサービスです。Barolo Prapòというとても最高峰ワインを試飲させてもらっている図。このワイナリーでは、Ghè, Prapò, Trèsüriという3種類のBaroloを生産していますが、この差は同じブドウ畑の中でもさらに、収穫しているエリアの違いによるもので、名前も値段も大きく分かれているそうです。

そして、この地域はイタリア発祥スローフードの総本山。近くにスローフード協会の本部もあります。もう1つ行ったBarbarescoのワイナリーで試飲している時、ワイナリーの方にミラノから来たことを言うと、「このブドウ畑に囲まれた穏やかな空間で、ゆっくりと時間を感じながらBarbarescoのワインを味わう。それを含めて本来のワインの味が楽しめるもので、忙しいミラノの街では本来のBarbarescoのワインを味わうことは無理だね」と言っていました。

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Brasato al Baroloという、最高級ワインを使った牛肉の赤ワイン煮込みです。ですが意外と価格は優しい。産地ならではですね。


派遣留学月間報告書(2015年4月分)

1.勉学の状況

 今月は、座学で学ぶ知識などではなく、とても大きな経験があった月だったと思います。

 4月3週目より1週間行われたミラノサローネにおいて、日本から来て出展されるデザイナーの方々の設営の手伝いをしました。自分は家具とは畑違いの事を勉強しているので、正直サローネはちょっと見られればいいかなと思っていた程度でしたが、色々話を聞いていて、デザイナーの方々のものづくりに対する熱意にすっかり圧倒されてしまいました。如何にして、誰も見たことのない新しいものを生み出すか。それに対する議論や色々な情報交換を聞いているうちに、畑違いと思っていたプロダクトデザインと、建築や都市において何かを創りだす行為に共通したものの考え方がたくさんあって、勉強になりました。また、プロのデザイナーさんに加え、出展している様々な学生の方々とも交流を持つ機会もあり、非常に刺激をもらったとても良い機会でした。やはり生の声を聞くことは大事だと思うし、そんな機会がたくさんあるミラノは素敵だなと思いました。。

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 無事終了したコンペのプロジェクトも展示会に出展されました。イタリアと日本のデザイナーや建築家の展示会で、自分が作った模型も展示されていて「出展されると予め知っていたらもっと綺麗に作ったのに!!!」という若干の悔しさがありながらも、やはり嬉しいものです。

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2.生活の状況

 4月1週目にパリからロンドンに渡りました。世界一厳しいと言われている英国の入国審査。イタリアビザを持ってフランスから入国しようとしたせいか、話に聞いていた以上にとても細かいところまで色々質問をされました。

 ロンドンは本当に大都会。何もかもがよくオーガナイズされた街です。治安も素晴らしいしアジア人にも皆慣れているし、そしてお店での接客がすばらしい。なんだか日本を思い出しました。カフェでコーヒーを注文しただけでも"Thank you, Sir."。Sirなんて4つ星ホテル以上じゃないと言われないと思っていました。イタリアのレストランだと注文数が少ないと露骨に嫌な顔をされるものです。この暮らしやすそうで安全な街は、留学に来るのではなく働いてみたいなあと思いました。

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 普段イタリアの街ではもうイタリア語しか使わない!というなんだか負けず嫌いにも似たこだわりを持って生活していますが、英語もちゃんと勉強しなくては...と思いました。

 ご飯が不味いと有名なロンドンですが、個人的に全くそんなことはありませんでした。イタリアやフランスほどの大きな感動はないにしろ、どれもそれなりに美味しく食べられるので、一概に不味いと一蹴してしまってはいけないなと思います。百聞は一見に如かずと、そんなことを考えながら回りました。また東京のように世界中の料理が集まっているのでアジア料理をいくつか食べてみましたが、どれも美味しいですね。いつかロンドンで暮らしてみたいです。

 その後パリの友人と一緒に、先輩のいるグラスゴーに行きましたが、まるで別な国のようでした。のんびりとした田舎街で、歩いて回れる小さな規模。
大好きなCharles Rennie Mackintoshの街ということで、絶対に外せなかったのが、Willow Tearooms。もう個人的には大興奮です。ですが普段全くといっていいほどスイーツを食べない自分にとっては、アフタヌーンティーの食べ物は甘すぎました。

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 そしてもう一つ、絶対に外せないのがウイスキーの蒸留所見学です。スコッチウイスキーを愛してやまない自分には天国のような場所でした。水の綺麗さ、そしてそこから蒸留しアルコールを作りだすまでの過程がどれだけ奥深く大変な作業か。語りだすと止まらなくなるのでやめます。

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 下の写真は1年目から30年目までの、ウイスキーの色の変化を樽の違いごとに表したもの。

 ミラノもとても暖かくなってきたので、お誘いのあったバーベキューに参加しました。イタリア人と日本人の混ざった大規模バーべキューで、主催してくれたイタリア人グループが1から準備してくれました。彼らは非常に慣れていうようで、炭を作るところから始め、鉄板が石だったり、なんとも自然な感じで感心しました。味付けも、下味をつけた肉にオリーブオイルとローズマリーのみ。イタリアンスタイルのバーベキューも真似してみたいなあと思いました。

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 気分が良くなってくるとピアノとギターを持ってきて歌いだすイタリア人。さすがだなと思いました。


派遣留学月間報告書(2015年3月分)

1. 勉学の状況

 15時間ほどの、EXPOボランティアスタッフの研修がありました。研修はすべてオンラインで行われ、万博の歴史や運営体制、ミラノ万博の内容、スタッフとしての接客技術まで、幅広くビデオを見てその後20種類ほどのテストを受けるものです。15時間程度の研修ということですが、テストをパスするためにも、思いの他すごく勉強量がありました。面白いなと思ったことが、民族や宗教に関する講義。国籍によって留意すべき項目などです。日本人を接客する上での注意点として「アイコンタクトは一般的にとても重要な事だが、日本人と話す時のアイコンタクトは相手が過度にプレッシャーを感じてしまうので避けるように」というのが挙げられていました。これに関してはわかるような気もするけれど、なんだか複雑です。

 そしてEXPOの研究に関しても、地道に作業を進めていて、まだまだ時間がかかりそうながらも、少しずつ計画及び実施内容がわかってきています。何とも、とにかく資料を読み進め内容を文章にまとめあげていて、根気が要る作業です。読むだけでは理解してもすぐに忘れてしまうので...。

 4月にはミラノサローネが開催されるので、少しデザイナーさんの展示協力もしながらまた様々な人から刺激をもらえればと思っています。

2.生活の状況

 留学も半年が経ち、今月はちょっと中だるみした感じがあります。1週目に旅行から帰ってきて、4週目にはまた旅行に出たので、中2週間、それ以外で何したっけなあと、考えながら書いています。

 そうそう、日本語学校に通っている友人と一緒に、こっちにきて初めてラーメンを食べに行きました。こっちでは€12もするラーメン。麺は茹ですぎでスープもかなり薄味でしたが、叉焼がとても美味しかったのが救いでした。他のイタリア人達は、殻つきエビが乗っていたりローストビーフのようなものが乗っている不思議なラーメンを注文していました。

 あと、そのイタリア人の友人の誕生日があったので、一緒に日本酒が飲めるお店に行きました。なんと、こっちでは誕生日は祝ってもらうのではなく自分で祝うものらしく、「今日は僕の誕生日だから僕の奢りだよ。」と。振舞う文化なのだなあと思い、5月の自分の誕生日には自分が振舞ってみようと思いました。また新たな発見が、こっちにあるアサヒスーパードライと麒麟一番搾りは、ヨーロッパの工場で生産されているため味が違います。かなり薄いです。

 日本人の友人間でちょっとした中華ブームでしょうか。美味しい中華を発掘するのにハマっています。中華は1品€3~5とこっちの外食にしてはとても安くたくさん食べられるので重宝しています。また、チャイナタウンで買えるキムチが日本のキムチよりも格段に辛くてかつ美味しいです。また、旅行ツアーで研究室の卒業生の方がミラノを訪れてくれたので、一緒にイタリア料理を食べに行きました。ふりかけやお茶漬け、缶詰なども買ってきていただいたので助かりました。

 そして、4週目からはパリとオルレアンへ。とにかく物価が高かったです。フランスなのにフランスワインが高い!でもフランス料理はどれも凝っていて感動です。2日間はパリに住んでいる日本人の友人に案内してもらったのですが、ハズレの美味しくないフランス料理店が結構あるのだとか。その友人のオススメのご飯や他のパリ通の人達に美味しいお店を教えてもらって回っていたので、どれも本当に美味しいものばかりでしたが、なんだか意外です。

 パリでは都市的に見どころがたくさんあって、特に公園巡りが素晴らしかったです。ただ、イタリアと比べてとても寒い...ミラノではもう春を感じることもあったのですが、パリでは極寒でした。

 オルレアンはパリから1時間ほど離れた小さい街で、現地に住んでいるフランス人と一緒に周りました。パリでもオルレアンでも、やはりフランス語を喋れる人と一緒にいると心強いものです。簡単なフランス語も少し覚えられて、良い旅でした。その後イギリスへと行くのですが、それは4月分に書こうと思います。

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派遣留学月間報告書(2015年2月分)

1. 勉学の状況

 2月の前半は、国際コンペの最終調整の時期でした。もし勝った場合実際に建設される実施コンペであるため、細かいところまで思考を巡らせて設計を進めるので、大きめな模型を作ったり詳細な図面でチェックしたり、今までやったことのあるアイデアコンペとはまた一味違った面白味がありました。もうこのコンペも終了で、次はシチリアでのプロポーザルに関わらせていただけるということで、また新たにという感じです。

 また自分の研究対象でもあるミラノ万博において、11月頃に2週間のボランティアスタッフの募集があったので応募していたのですが、2月中旬ごろに面接がありました。初めての英語での面接でもあり就職活動もしたことが無いので、ちょっと緊張しながら会社に出向きました。聞かれることは専門的な内容ではなく一般的なものでしたが、日本の面接と比べとてもフランクで、それと同時にくだけた会話の中で自分の本質を見抜かれているようでとても面白かったです。日本で就職面接のレクチャーか何かで、面接は「じろじろ相手を見ても余計に緊張するので相手のネクタイの結び目を見るのがベスト」などと聞いたことがありますが、こちらでは友達同士でも、相手の目を見て話すことが重要で、一見当たり前のことですが、こちらにきて気付いた大事なことの一つです。30分程度の面接後、無事に合格をいただき今研修が始まるところです。世界中の人が集まる国際舞台で、短いながらも働くことが出来ることはとても大きな経験だと思うので、また7月に向けて楽しみが増えました。

2.生活の状況

 2月前半は毎日朝学校に行って夜家に帰ってを繰り返し普通の生活でしたが、後半はずっと旅行に出ていました。日本から友人が訪れてくれて、様々な都市を訪問しました。その中でも初となるイタリア南下でローマとナポリを訪れ、イタリア内でも北イタリアとの大きな違いを体験できたのが大きかったと思います。もともと私はいわゆる「観光」というものが好きではなく、「郷に入っては郷に従え」の精神で、その街のリアリティや生活感を感じる場所を訪れたり、現地の人ならではの楽しみ方をするのが好きなのですが、ローマでは事前にイタリア人やローマに詳しい日本人などに地元で人気の場所やレストランなどを紹介してもらい、ナポリでは実際にイタリア人に案内してもらいました。

やはり旅行の醍醐味はお酒と食事。イタリア人が「美味しいものはすべて南にあり」と言うように、何を食べても美味しかったです。でもローマにはミラノにも増して観光客相手に高値で大したことのないものを出す商売しているお店がたくさんあるので気を付けなければいけません。結局「ここイタリア語のメニューしかない!」なんてお店がベストだなあなんて思いました。その分ナポリは小さく観光客もさほど多くないのか、観光客と現地人との住み分けがされていなく、観光客商売のお店もないので簡単に美味しいご飯にありつけました。

 ローマは本当に大きな街で、遺産ばかり。これには本当に感動しました。同じイタリアなので交通機関やお店などの勝手はそこまで大きな差は感じませんでしたが、何より街の雰囲気が都会なのにミラノとは全く異なり驚きました。

 ナポリでは、小さな街ならではのローカル感や街の人が皆で飲みかわす広場など、現地人ならではのスポットをたくさん教えてもらい、とても楽しむことが出来ました。そこで新たに知り合ったイタリア人も居て、なんともナポリで生活してもきっと毎日楽しいだろうなあと思います。また、完全に個人的興味ですが、ミラノ・ローマ・ナポリどこでも、ケバブの味付けが違いました。こっちでは、日本で言う飲み会後の締めのラーメンの代役がケバブなので、重宝しています。

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ローマのナヴォナ広場。バチカン市国にも近くこの広場の周辺には飲食店が集中していて、夜はこの周辺でゆっくりしました。

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ナポリで食べた本場のマルゲリータピザ。本当に美味しいです。トマト感がすごく、なにより大きい。とにかく大きい。

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ナポリから船で行ったカプリ島。海の色が綺麗です。


派遣留学月間報告書(2015年1月分)

1.勉学の状況

都市社会学の授業でのグループワークの最終プレゼンテーションがありました。私達のグループは"Segregation"をテーマに発表をしました。ミラノ郊外の移民が多く住んでいる低所得者層の地域を対象に、その地域を活性化させるための市や団体が行っている社会活動の調査をするためインタビューや現地調査を踏まえ情報を収集しました。チームメイトはドイツ人2人とベルギー人1人。皆とても要領がよく円滑に進みました。評価も良く安心です。

国際コンペは順調に作業が進んでいて、まもなく終了です。ここでもまた、建築に対する日本人のアプローチとイタリア人のアプローチのギャップに、とても学ぶところがありました。特に違うなと思ったところは、プレゼンテーションへのこだわり方です。わりと、設計自体はすんなり決まるし、基本計画の部分はとても早いです。何より、プレゼンテーションに必要ない部分にはこだわらないこと。そして、見せ方にものすごく時間をかけ、細かい調整をします。いつも計画がなかなか定まらず最後プレゼンテーションに費やす時間がいっぱいいっぱいになってしまう自分にとって、とても大きな体験でした。

もう今セメスターも終わりですが、次セメスターは授業のほかにも万博がスタートするので、また新たな学びがありそうです。

グループで作業する上でとても重要なのが、使っているソフトフェアの種類です。もちろん日本で使っているものとヨーロッパで主流のソフトウェアには若干の違いがあり、同じ成果物を作る上でも違ったソフトを使っていることがあります。これにはとても色々な発見がありました。

「自分のソフトでは1分で出来るようなことをメンバーは10分かけてやっている」という場合や、真逆の状況まで。おかげで、自分もいくつかの新しいソフトウェアを使い始めました。今まで自分がやってきた卒業制作や課題を思うと、これを知らないことでどれだけの時間を無駄にしてきたのだろうということもしばしば。同じことを2年くらい前に知りたかったなあと思いました。

2.生活の状況

年始にミラノで会った日本人の友人たちと、おせちを持ち寄って食べました。今年はお雑煮を諦めていたのですが、皆でミラノの中華街から他インターナショナルストアなどを探し、材料が足りないながらもそれなりのものは作ることが出来ました。その後皆でアルプス山脈へスキーに。アルプス最高峰のモンブラン周辺を、絶景の中滑りました。アルプスということで素晴らしい雪質を期待していたのですが、これは期待外れ。毎年行くというドイツ人に聞くと、いつも雪質は良くないみたいです。日本は素晴らしいパウダースノーがたくさんあるから羨ましいと言っていました。

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左に見える一番高い部分が山頂4810mです。絶景に感動。普段何気なく食べているモンブランケーキは、この山を模したケーキですよ!私はこの時知りました。

仲の良いイタリア人が日本語学校に通っていて、その学校主催のパーティーに招待してもらったので参加しました。私のテーブルには10人ほどのイタリア人のなか日本人は一人だけ。日本語に関する質問が数々ありましたが、なんとも上手く説明できず...。日本語って難しいなあと思いました。それと同時にイタリア語もたくさん話すことが出来て、良い練習になりました。でもはやり、英語頼みなところが大きいです。

1月はそれから落ち着いた毎日だったので、普通の日常生活でした。普段旅行の事ばかり書いているので、今月はミラノのスーパーについて少し触れてみようと思います。

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野菜果物は基本的にセルフサービスの量り売り。自分でビニール手袋と袋をとって、種類ごとに好きなものを買いたいだけ詰めて、量りにのせてボタンを押すと値札が出てきます。

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左がハムやチーズの売り場。最初からパックされて売っている会社の製品のものもありますが、確実にお店の人にその場で切ってもらって買う方が美味しいし安いと思います。何十種類ものハムが置いてあって、普通のものから肝臓や牛の舌のハムまであります。これらを試していくのはとても面白いです。右側は魚を売るコーナー。ミラノは魚が異常に高いので買ったことがありません。

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ワイン売り場。左が赤ワイン、右が白ワインとスパークリングの売り場です。大体どこのスーパーでもこれくらいの品数だと思います。価格は平均的に€3~4。買う時は大体値引きワインを€2程で買います。

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レジにて。Aperta(Open)と光っているところに並びます。人が並んでいてもいきなりChiusa(close)に変わることもあるので、それ以降に並んでも相手にしてもらえません。あとは、買い物かごは基本的にローラー付なのでとても楽です。レジでは自分でカゴから商品を出してベルトコンベアに並べます。右の図は店員さんがいきなりどこかに行ってしまってしばらく待ちぼうけをくらっている図。よくあることなのでいらいらしてはいけません。

その他、バスが急に調子が悪くなり停車したり、降りる直前にドアを閉められ次のバス停まで行ってしまったり、逆に乗れなかったり。電車が目的地の途中までしか行かなかったり、全然来なかったり。○○行きのホームで待っていても逆方面の電車が来たり。

もう、爆発でもしない限りたいていの事では驚かない気がします。どうしようもないのでいらいらしたら負けです。たまにどうしようもなく腹が立つこともありますが、一つ自分なりのストレス解消法を持っているとそつなく暮らせるようになります。住みにくいと文句を言う留学生も多いですが、私にとってはそれも含めて色々なことが起こる楽しい街だと思っています。


派遣留学月間報告書(2014年12月分)

1. 勉学の状況

 イタリア人建築家に招いて頂き、実務の作業の手伝いと国際コンペのチームで作業しています。その方はミラノ工科大学の教授でもあるためスケジュールがタイトで、いつも短い時間で指示を受け、かつ話すスピードも展開も速く、頭の整理が追い付かずペースについていくのが大変です。周りは皆イタリア人ばかりなので、とてもいい環境だと思います。コンペの提案内容は〆切まで極秘事項なのでうかつに書けませんが、与えられた課題からコンセプトや具体的なデザインを決めていく過程はとてもユニークで勉強になっています。

 万博の研究に関しても、雑誌で特集が出ていたり本やウェブで情報を集め、今読み進めている最中です。中にはイタリア語での記事もあるので、同時に言語の勉強にもなっています。開催までもう4ヶ月を切っているので、1月以降もっとスピードアップして進めていこうと思います。

 そして、個人的に最近心がけているのが、発音などのアメリカ英語からイギリス英語への矯正です。日本ではずっとアメリカ英語を習うので普通だったのですが、ヨーロッパの人は皆イギリス英語を話すし、何より日本人にとってはイギリス英語の方が簡単だと思います。またヨーロッパの人にとってアメリカ英語は違う言語という捉え方のようで、よく「アメリカ英語を使うと違うと言われ直される」とか「馬鹿にされる」など聞くことがあります。その他色々な面でもアメリカ文化が強く入っている日本人から見るとヨーロッパは全く違って面白いです。

 また今月はドイツとチェコを訪問したので、それにともなって、ヨーロッパの歴史について調べる機会が多かったです。身近なところから、2度の世界大戦からはじめナチスの政治やチェコの民主化運動など、一般的な教養が抜けている自分がすごく恥ずかしくなりました。イタリアに来てから、様々な場面で都市を学ぶ上で歴史を知らないことには話にならないと本当に痛感しています。そして授業のグループワークなどを通して思うことが、ヨーロッパからの留学生は既にそれらの歴史的背景について当然のように、そして細かく知っています。なので、最初から当然のように発言される歴史的背景や文化活動などの話題は自分だけ全く理解できなかったりなど、もどかしいです。私は1年間の派遣留学生ですが、もし留学期間が2年間あるなら、1年間でヨーロッパを旅して様々な国民性や歴史文化など教養を深め、2年目で思いっきり専門的に都市を学んでみたいものです。

2.生活の状況

 12月に入ってイタリア料理に少し飽きはじめた時期があり、お好み焼きや肉じゃがなどを作って食べることが増えました。日本では忘年会シーズンのため、友達から「鍋をした」とか、「寿司を食べた」など報告を聞くとすごく羨ましくなります。

 久しぶりにエラスムスパーティーに行き3ヵ月ぶりにポーランド人の友人と再会し盛り上がりました。色々な国籍の人と関わる機会が多いけれど、国ごとにとてもキャラが出ると思います。自分の中でも、すんなり仲良くなれる国籍の人はある程度パターンがあるような気がしています。

 兄がミラノを訪れてくれたので、一緒に観光をしたり食事をしたり楽しみました。自分はもう4ヶ月になるけれど、彼はミラノに初めて来るので、今の自分と違った視点で物を見ていて新鮮でした。兄はヨーロッパや他の地域を何カ国も周ったことがあるので、色々な違いを教えてくれました。

 そして今月は初めてイタリアから出て、国外2か国を訪問しました。自分にとってヨーロッパはイタリアが初めてだったので、様々なカルチャーショックを受けました。同時に自分のヨーロッパの歴史への無知さに恥ずかしくなり、勉強するようになりました。

 1カ国目はドイツのミュンヘン。好きな海外アーティストのコンサートに行く目的だったので、1人旅でした。ミュンヘンは日本と変わらぬ緊張感で過ごせる、とても安全で先進的な街でした。何より人々がすごく陽気で、ライブ会場やビアホールでドイツ人はじめ他様々な国籍の人々と飲み交わし、1人旅だけれど毎晩友達は現地調達。そんなことが簡単にできる場所で、毎晩賑やかな夜で、とても充実していました。その反面、帰りの飛行機に乗り遅れるというアクシデントもあり、翌日の飛行機を取り直しミュンヘンにもう一泊しました。その晩もビアホールにて素敵な出会いがあったのでよかったですが、痛い出費です。

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 2カ国目はチェコのプラハ。プラハは、イタリアともドイツとも全く違う街でした。とにかく、街並みが美しく感動しました。そして芸術の街だけあって、ストリートパフォーマンスも歌やヴァイオリンが主で街を歩いているだけで優雅です。一方、旧ソ連の支配を受けていた時代もごく最近であるため、その名残も感じました。複雑な歴史を持つ国として、とても様々な感情になる街だなと思いました。

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プラハが寒くて風邪をひいたので数日家でゆっくりし、大晦日は友人とDUOMO広場で年越しのカウントダウンをしに行きました。毎年日本の祖父母の家で過ごす自分にとっては初のカウントダウンイベント。楽しかったですが、イタリア人が街中で人が密集するなか爆竹や花火を鳴らしていたり、ビール瓶を叩き割りながら歩き回っていたり、同時に少し残念にも思えた大晦日でした。


派遣留学月間報告書(2014年11月分)

1. 勉学の状況

SOCIOLOGY OF URBAN SPACEという授業を取っています。都市とは何か?から始まり、都市における公共空間の定義や歴史的変遷を、社会学的なアプローチで解説していく授業です。民族・階層・性差・職・文化・政治・経済...などなど。様々な要素があるので、とってはとても面白い授業です。

そして今月から学校に加え、自身の研究にも少しずつ着手し始めました。2015年5月から始まるミラノ万博に向けてですが、それを期にミラノ中で様々な都市再生プロジェクトが進行しています。来年の万博はこの都市が大きく変わっていく転機となるもので、今ミラノでは街中工事だらけです。
そしてその他イタリアの都市再生事例や歴史的な変遷も調べてみていますが非常に興味深いものが多く、実際に調査し訪れた都市は簡単にレポートにまとめるようにしています。

ちょうど本格的に始まったところですが、イタリア人建築家のもとで手伝いをさせていただくことも決まり、12月1月と今セメスター末まで、また新たに学べることが多そうです。

2.生活の状況

こちらに来て3ヵ月が経ちました。最近のブームはケバブとフレンチフライです。イタリアンも良いのですが、たまに違ったものが食べたくなります。最初の頃の観光気分も落ち着いてきて、かつ冬になってきたので街のイベントも収束気味。クリスマスマーケットのないイタリアでは、そこまで大きな賑わいはなさそうです。

とにかく、ミラノの冬は天気が今一つのようです。10月後半から、晴れの日よりも雨や曇りの日の方がはるかに多いような気がします。北欧では日がとても短くなるので「冬季鬱」というものがあるようですが、ミラノでもしばしば太陽とご無沙汰になるので気を付けなければと思いました。

ミラノ市内で宗田好史先生の京都まちづくりの市民参加についてのレクチャーがあったので行きました。終わった後の懇親会では念願の寿司・枝豆・から揚げがふるまわれ、日本食シックが少し治りました。

そしてベルギーに留学している友人がミラノに来てくれたので、一緒に観光に行ってきました。コモ湖は現地ではとても人気のスポットで、ゴンドラで山の上まで上がるとそこには美しい景色が。

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そして私自身もミラノから南に下るのは初のボローニャへ。本当に特徴のある都市だと感じました。ミラノとは全く違うスケール感と雰囲気。テラス席やマーケットがとてもたくさんあり、なんだか自分が渡航前イメージしていた「イタリア」がボローニャにありました。

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その他では、クラシックのコンサートに行ったり、サッカーのイタリア代表戦に行ったり。家のすぐそばに良いスポーツバーを見つけたので、サッカーの中継を見に行くこともあります。そして、日本にいるときから好きだったことが、公園巡り。Parco Monte Stella という公園は、ミラノのQT8という戦後間もなく復興のため計画された地区にあります。1943年のミラノ爆撃の際に破壊された建物の瓦礫を使って、ランドマークとして山を作ったもので、軽く15分くらいの山登りをするとミラノが見渡せます。そのすぐ近くにもParco del Portelloというとてもユニークな公園があるので、個人的にお気に入りの地域です。

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ミラノ市内でお気に入りの、ギリシャケバブGreek Fusionと最近できたフレンチフライAmsterdam Chips。ちょっと高めだけど、たまに食べにいきます。

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派遣留学月間報告書(2014年10月分)

1. 勉学の状況

 10月2週目より、授業が始まりました。どれもまだ1ヶ月なので何とも言えませんが、後々、詳しくレポートしてみたいと思います。今月は、大学でMIARCHという建築のイベントが開催され、1週間にわたり世界中から有名建築家達が講演に来ました。こういったイベントがしばしばあり、有名な建築家が定期的に大学を訪問するのでとても機会に恵まれていると感じています。

 約1ヶ月経ち、大学に関しては様々な印象を感じています。まず、授業が短いもので3時間なので、内容が丁寧でかつ濃いです。3時間という長い尺の授業でも、全然時間を長く感じずあっという間に過ぎてしまいます。そして留学生が多いので、本当に国際的で刺激的な環境です。その反面、圧倒されたのが、学生の数です。キャンパスはいつも人でごった返していて、自習するスペースを確保するのも一苦労。学内のWIFIも不具合が多く、千葉大学の少人数で恵まれた環境を思い知らされます。学生が多すぎて嫌になってしまう人もいて、学校に行かずテストだけ受けて単位を取る学生も多いそうです。

 学生は皆学業に真剣です。というのも、こちらの大学院生は、2年間で100単位+修士論文を提出するのだとか(日本は20単位+修士論文です)。働いているイタリア人に話を聞いても、日本人のように学生時代やりたいことやれてよかったなあなど特に懐かしんだりしないそうです。

 そろそろ学校にも生活にも慣れてきたので、これからは学校だけでなく様々な都市の研究やこちらの設計事務所などのスタイルを調査してみたいと思っています。1年という短い時間なので、やってみたいことは惜しまずチャレンジしていきたいです。

2.生活の状況

 ラーメンと天ぷら蕎麦が恋しいです。そろそろ日本食材店なども漁ってみようかと思っています。日常生活としては、今月はとにかく千葉大とPOLIMIのギャップに悩まされ、精神的にも余裕のない1ヶ月でした。そんななか旅行は最高の気分転換になりました。

 今月はミラノで働くイタリア人の友人と3泊でVENEZIAに行きました。ヴェネツィアビエンナーレ国際建築展が開催されているので、彼が私のために旅行を企画してくれたのです。彼はVENEZIAにアパートを所有していて、泊めてもらいました。カ・フォスカリ大学に通っていたという人も合流して、本当にイタリア人2人によるガイドツアーでVENEZIAの観光だけでなく、現地の人ならではの楽しみ方も教えてもらい、とても満喫できました。

 また、サッカーSerie AのInter-Sampdoria戦、ACMilan-Palermo戦も見に行きました。長友選手は怪我で欠場していたため見られなかったのですが、本田選手は生で見ることが出来て、世界で活躍する日本人にとても感銘をうけました。

 ミラノ近辺の都市では、学校で会ったEUの人達とBERGAMOに日帰りで観光に行きました。そろそろ北イタリアもだいぶつかめてきたなあと思うのですが、知れば知るほど、更に行きたい場所が増えるばかりです。

 12月に国外2か国を訪問する予定なので、11月は少し落ち着いた月になりそうです。

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VENEZIAでは船上でのマーケットもあり、美しい街です。CANAL GRANDEを横断するのに、ゴンドラに乗りました。ちなみに、東京ディズニーシーのアトラクションのヴェネツィアゴンドラでは歌を歌ってくれますが、あれはナポリ民謡なので、ヴェネツィアとは関係ないそうです。

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San Siro stadium にて。すごく見やすいスタジアムで、サポーターたちの盛り上がりはなかなか圧巻です。

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BERGAMOはミラノっ子からはとても人気の街。歴史的背景も面白いのですが、それに加えて様々なビュースポットがあります。地形の起伏が多く、ロンバルディアの平野も眺めることもできました。


派遣留学月間報告書(2014年 9月分)

1.勉学の状況

8月末にミラノに到着し、まずは生活に必要な言語力をつけるため、9月から4週間イタリア語学校に通いました。授業はすべてイタリア語で進められ最初は戸惑うこともありましたが、まだまだ話せないながらも、スーパーやバールなどでそれなりにイタリア語を使えるようになります。

10月2週目より授業が始まるので、また新しい生活リズムに変わっていくのだと思います。普通の講義の授業に加えて、都市・建築デザインの実習であるTOWN PLANNING DESIGN WORKSHOPという授業を取ります。木曜日に9時間、金曜日に4時間と、週13時間にもなる調査・設計の授業。千葉大の設計の授業は週3時間だったので、授業前にして早くも日本とイタリアとで勉強量の違いを感じさせられます。どんな授業になるのか楽しみです。

2.生活の状況

ミラノに来てまず驚いたことが2つ。予想以上に都会であることと、本当に中心部でしか英語を使えないことです。やはり現地語は必須で、学校と家以外の場所ではイタリア語を使わなければいけません。住居はコロンビア人とアパートをシェアしていて、且つ彼はPOLIMIの大学院2年生なので、街や学校のことなどいろいろと教えてもらっています。大らかかつ几帳面な人なので、一緒に暮らしていて何もストレスはありません。住居には本当に恵まれたと思います。

最初の1ヶ月は時間があったので、語学学校で会った友人とミラノ市内を観光したり、VeronaとCinque Terreに旅行に行きました。ミラノは市内だけでなく、ほど遠くない周辺に美しい街がたくさんあることが魅力だと思います。ミラノで働くイタリア人の友人もでき、ランチに行ったり、アペルティーボに誘ってもらったり、留学生だけでなく交流が出来ていて、本当に良い滑り出しかと思います。

9月末より大学のWelcome weekが始まり、様々なオリエンテーションとERASMUS/Exchange学生向けのパーティーがあって、充実しています。毎日様々な国籍の学生と出会いますが、やはりEUの学生がほとんどです。ポルトガル出身の人の話を聞くと、授業料は年間日本の国立大学の1/3程度で、ERASMUSでの留学の際の奨学金も容易にとることが出来るということでした。EUの学生は「留学」と気張った感じではなく、本当に気軽に来ている感じです。ERASMUS制度はやはり素晴らしく、日本ももっと気軽に海外に行けるような環境になれば良いと感じました。

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夜にお酒を飲むならNavigli地区。イタリア人と飲むときはいつもここです。とても綺麗で賑わっている場所ですが、寒くなったらテラスには誰もいなくなるそうです。

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住まいは10畳程度の大きめの部屋。リフォーム仕立てで何もかも新しい。家賃も相場価格でかなりの当たり物件です。


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