派遣留学生からのレポート

フィンランド・タンペレ大学b

最終更新日:2015年4月23日
氏名:津田桃子
千葉大学学部/研究科名:教育学部
学年:3年
派遣先大学名:タンペレ大学

派遣留学月間報告書(2015年4月分)

1. 勉学の状況

1月から取っていたAcademic Englishの最終プレゼンテーションがありました。この授業は留学生活の中で唯一英語そのものを学ぶ授業だったので、とても有意義なものになったと思います。普段毎日英語を使っていても、文法や発音などを直してもらうことはないので、この授業が私の英語のスキルアップに繋がったことを確信しています。

また今月はディベートクラブにも参加し、フィンランド人の論理的思考力や構想の組み立て方を肌で感じることが出来ました。フィンランド人の思想の根底にはいつも「平等」というキーワードがあるように思います。ディベートに限らず普段の会話の中でも、日本で育った私にはあまりに自然で気づけないような差(性差、年齢差から各々の能力の差まで)やその差によって起きている日常的な差別に気づかされました。

教育の質についての授業では、多文化の教育を比較するという作業を主にしています。その中で脳裏に焼き付いて離れないのが、タンザニアからの留学生がシェアした一つのビデオクリップでした。学校に遅刻したり成績が悪かったりした生徒が一列に並ばされ、木の棒で教師に叩かれるというものでした。見ていた生徒全員が絶句していました。それまでカリキュラムや教育制度の比較に重きを置いて話していた学生たちの視点や論点が一気に変わった瞬間が忘れられません。

2. 生活の状況

ようやく暖かくなってきました。と言ってもまだ突然雪が降るなど安定はしていません。それでもまたリスやうさぎの姿が見られるようになり、フィンランドの長い冬を越えたのだなあと感慨深く思います。

今月は特に大きなイベントはありませんでした(選挙はありましたが)。日々の授業での課題に追われながらも、親しい友人たちと部屋でのんびりしたり散歩したりと、時の流れがゆっくりなフィンランドを満喫しました。

留学中に日本人と関わることを避ける人も多いですが、私はこの留学生活で日本人とも多く関わりました。日本人の留学生仲間と日本食を恋しがったりフィンランドと日本の違いを語り合ったりする時間は、私にとって癒しの時間でした。また幸運にも現地在住の日本人とのコネクションがあったお陰で、タンペレに住んでいる日本人コミュニティーの中に入ることができました。実際に住んでいる方々と一緒にいることで現地のことをより詳しく知ることができたり、留学生はあまり持っていないような現地人とのパイプを作れたりました。語学留学など言葉を覚えるための留学では、日本人との関係を完全に断ち切るのはとても効果的だと思いますが、私は今回の留学で得た宝物の一つがここで知り合った日本人だと思っています。

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派遣留学月間報告書(2015年3月分)

コチラ(pdf)

派遣留学月間報告書(2015年2月分)

1. 勉学の状況

授業にてんやわんやしています。

2月から新しく始まった授業は2つあり、IdentityとQuality in Education、どちらも教育学部の授業です。ここに来て自分の知識の無さを悔いています。クラスメイトは自分の国での教育システムについてとても詳しく、例えば指導要領が何年にどのように変わったなどを全て知り尽くしています。当事者意識が強く(というより日本人が弱いのだと感じています)、一人一人が自国のシステムに対して何らかの主張を持っています。またクラスメイトがヨーロッパ人やアジア人、アフリカ人など多岐に渡っているので、それぞれの国のことを知ることが出来てとても興味深いです。例えばタンザニアでは小学校でさえも500人授業がざらにあり統制を取ることが非常に難しいこと、インドネシアでは島国ならではの言語の問題に直面していることなど、日本では問題視されない点が深刻なケースも多々あります。教育の質を上げるのに必要なことは?という問いかけに対し、フィンランド人はカリキュラムの構成が大事だと言い、ウガンダ人はまず食べ物を与えることが大切だと言い、日本人は教員の過労を解決すべきだと言い、タンザニア人は学校へのアクセスを整備すべき、なぜなら2時間の登校の間にレイプ被害を受ける女児が後を絶たないからだと言い...。少人数の狭い教室のなかで交わされる言葉は、私の常識をものすごい勢いで変えていっています。

Identity授業は、主に自主的なグループワークで、プレゼンテーションをしディスカッションを行うというものです。グループで最初にプレゼンをし、私が個人的にも興味を持っているLGBTのアイデンティティについてヨーロッパとアジア合わせて4カ国の意見を知ることができました。大きな収穫になったと思います。

2. 生活の状況

明るくなってきました!大きな変化です。北欧に住むことに寄って太陽の有り難みをひしひしと感じています。

仲良くさせてもらっている家族の末っ子が七歳の誕生日を迎え、誕生日パーティーを一緒に準備しました。パーティーに来た子ども達と一緒にスケートをしたりゲームをしたりしました。鬼ごっこ、雪合戦など最近覚えたボキャブラリーはほとんど子どもからです。授業が忙しいので、子どもたちと遊んだり家族の一員のように映画を見たりする時間が何よりの癒しです。先日子ども達の学校にまたお邪魔させて頂いた時も、私のことを他の保護者に、日本人の娘と紹介してくれたのが本当に嬉しかったです。ホームステイでない大学留学で家族の一員と見なしてくれる環境に身を置くことが出来て本当に幸せです。

また、12月の報告書で別れが寂しすぎると書いた、母国ロシアに帰ってしまった交換留学生からポストカードが届いたのもとても嬉しかったです。

帰国を意識する時期になってきましたが、縁を大事に過ごしていきたいです。

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派遣留学月間報告書(2015年1月分)

1. 勉学の状況

取りたかった英語の授業を、今回は無事に取ることが出来ました。少人数授業ですが、私たち千葉大生2名以外は全員フィンランドの大学生という環境でとてもおもしろいです。まだ始まって間もないですが、アカデミックな英語の基礎を固める授業で、英語に苦戦している私にはぴったりのコースでした。喋ることやディスカッションに重きを置いている授業で(今のところは)、何らかのトピックに対していつも自分自身の意見を要求されるので、単なる英語力だけではなく思考力もフル稼働させながら授業を受けることになり、エネルギーが必要です。先生はネイティブの英語話者です。基礎のコースですが、千葉大学の普遍教育科目の英語基礎より遥かに難しく、フィンランド人の英語力の高さはさすがという感じがします。私たち2人の留学生組の間にも英語力の大きな差があるので、落ちこぼれないように頑張らなくてはと思います。また基本フィンランド人のための授業なので、フィンランド人のよくするミスなどが分かっておもしろいです。日本人がよく間違えると言われるのがRとLの発音ですが、フィンランド語ではJがYの発音なので間違えやすいなど、母語が違えば難しいポイントも変わってくるのだなあと当たり前ですが新鮮な発見をした気がします。

Caltural Conversationは、前学期のパートナーが留学してしまったので、パートナーを変え新たにまた始めることにしました。

フィンランド語も引き続き取っていますが、あまりに複雑な文法や単語にてんやわんやして、授業についていくのも厳しくなってきました。子どもとのコミュニケーションを増やしたい一心で頑張っているので、引き続きそれをモチベーションに頑張りたいと思います。2月には他にも新しい授業が始まるので、時間を有効に使いながら勉強していきたいです。


2. 生活の状況

12月から1月にかけて、約一ヶ月、ヨーロッパ8都市(アムステルダム、ザルツブルグ、ウィーン、ベネチア、ローマ、ミュンヘン、ベルリン、コペンハーゲン)を一人旅しました。クリスマスにウィーンで風邪をひいて熱を出すなど、楽しいだけの旅行ではなかったのですが、一生の思い出に残る旅が出来ました。この期間、今までで一番メンタルが不安定だった気がします。絶対にならないだろうと高をくくっていたホームシックになぜかこのタイミングでなり、自分はこんなにお金と時間を使って何をしにヨーロッパに来たのだろう、などと考える日々でした。その一方で、昔お世話になったツアーコンダクターの方とローマで再会し昔話に花を咲かせたり、アムステルダムでお会いしたロンドンで働いている日本人の方とこれもローマで再び会い一緒に観光したりと、一人旅であるにも関わらず素敵な縁に恵まれた旅行でした。知らない人と関わるのはあまり得意ではないので、ホステルでもあまり他の旅行者に話しかけたりなどはしなかったのですが、ベネチアでの大晦日、同じホステルに宿泊していた一人旅の女の子に話しかけられ、それぞれ一人旅だった同年代の男女4人でサンマルコ広場で年越しをしました。一人での年越しを覚悟していたので、思いがけず楽しく年越しができ、声をかけてくれた方に感謝しています。

フィンランドでの生活に劇的な変化はありませんが、だんだんと終わりを意識しなければならない時期になってきたのかな、と思うことが多いです。気候に関しては一時-15℃の日が数日ありましたが、ここ最近は0℃ほど、寒くても-5℃ほどとそこまで寒くないです。小さな広場やグラウンドが冬はスケートリンクになり、アイスホッケーをしている子どもがたくさんいます。私も子どもと氷の上で鬼ごっこをするなど冬を楽しんでいます。

相変わらず毎日曇り空で太陽が恋しいですが、日もだんだん長くなってきたので、残りの冬を楽しみたいと思います。

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派遣留学月間報告書(2014年12月分)

1. 勉学の状況

授業が少なく、のんびりした学期になってしまいましたが、フィンランド語の学期末試験がありました。今回はスピーキングもあり、難易度も高かったです。スピーキングは先生がいつもの先生ではなく、とても話すのが早かったので焦りました。一学期より内容も格段に複雑になって、コース初めと終わりで人数が半分くらいに減ってしまいました。授業についていくのは簡単ではありませんが、日常生活で理解できるフィンランド語が増えて嬉しいです。

また異文化交流のペアワークでは、ペアの友達が4月から日本に留学するということで、彼女も交えたミーティングも行いました。自分が半年前、フィンランドでの生活について何も分からず不安だったことを思い出しました。当時いろいろなことを教えてくださった方のように、日本での生活や留学時のアドバイスをしている自分がとても不思議でした。ペアの子が実家に帰らなくてはいけなくなったので、コースを終了するためのミーティング時間が稼げず単位申請ができなかったのが心残りですが、このコースはどの授業よりも深くフィンランド人の生活に関われるので、取って良かったと思います。

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2. 生活の状況

12月6日の独立記念日に、フィンランド人の家族が、クリスマスにタンペレにいない私のために、プレクリスマスパーティーをしてくれました。フィンランドの料理やお菓子をたくさん作ってくれたり、作り方を教えてくれたりと準備からとても楽しい時間を過ごしました。子ども達がサプライズでクリスマスプレゼントをくれたり、一緒にゲームをしてくれたり、家族の一員のように接してくれて本当に楽しかったです。私も日本の絵本を3冊、フィンランド語と英語に訳してプレゼントしました。また別の日には娘さんが一番好きな映画だという、ジブリ作品の猫の恩返しをフィンランド語で観ました。全然分からないのですが、それでもわかる言葉が増えているのを実感できました。この家族とは、話せることは全てフィンランド語で話すように心がけていて、また家族の皆さんも協力してくれているので、他の留学生が「フィンランド語を話す機会が無い」と言っているなかとても恵まれた環境にいるなと思います。

また、今月は今セメスターで留学を終了し、帰ってしまう留学生がたくさんいるとても寂しい月でした。再会できる可能性がとても低いし、全ての友達にまた会うことは不可能なので、本当に悲しく、辛かったです。それでも、ブラジル人のルームメイトとは最後に一緒にご飯を作って食べるなど、帰ってしまう友達と一緒に時間を過ごしました。世界各国様々な国の出身の友達ができるのはとても楽しく貴重な体験ですが、同時にそれは、会うのがとても難しく、常に恋しく思う相手が増えるということなのだと感じています。と同時に、私もあと半年で帰らなくてはならないという現実が見えてきて、本当に辛いです。日本にいる時はあまり人と密に関わっていなかったというのも手伝って、よりいっそう悲しく感じます。今は考えないようにしようと思うのですが、頭の片隅においておかないといざ帰るとなった時にショックが大きすぎると思うので、すこし意識しながら残りの半年を過ごしたいと思います。

クリスマスと新年の休暇を使って旅行に行くので、今回は12月前半の様子について報告させて頂きました。

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派遣留学月間報告書(2014年11月分)

1. 勉学の状況

2学期に入りましたが、1学期とさほど変わらない生活をしています。というのも、授業を増やそうとしたのですができなかったためです。シラバスには留学生可と書いてあって申し込みをしたのに、行ってみたら留学生は無理だと2つも授業への参加を断られてしまいました。優先順位はフィンランド人→大学院留学生→交換留学生という感じで一番低く、空きがあった場合しか受け入れてもらえないので注意が必要です。結局今学期はまたフィンランド語の続きと、フィンランド人とペアで何かをし、それを記録して提出するという授業の二つしか取れませんでした。

ですがこのフィンランド人とのペアワークがとてもおもしろいです。同じ本を読んで感じたことを話し合ったり、お互いの文化について教え合ったりしています。このコースを取っている他の2ペアと集まって、日本、中国、エストニア、そしてフィンランドのそれぞれの国の料理を作ってパーティーをするなど、課外でも交流ができて楽しいです。

また、今月は、仲良くしてくださっている家族の息子さんの学級でかなり本格的な劇をやるということで、また学校に見学に行かせてもらいました。本当に本格的で、音響も児童の生演奏、照明、舞台装置、衣装なども全て児童によって行われていました。この劇のために1ヶ月ほど授業を無くし専念するとのことで、日本だったら考えられないことなので驚きました。同系列の保育園の園児も見に来ていて、モモコだー!と寄ってきてくれたのも嬉しかったです。

また、別の幼稚園にも見学に行かせて頂き、園長先生自ら案内や説明をして下さいました。特別支援が必要な子どもについてや未就学児の健康管理についてなど興味深いお話をたくさん聞かせて頂き勉強になりました。日本人の夫を持つフィンランド人の保護者の方が、案内や通訳など全てしてくださりとても感謝しています。

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2. 生活の状況

これを書いている今日は、およそ1ヶ月ぶりに晴れているのですが、フィンランドの秋は基本毎日雨か曇り、日照時間も極端に少なく、気分が上がらない日が続いています。11月はフィンランド語でmarraskuu、死の月というのですが、その理由が分かる気がします。ですがあちこちでクリスマスマーケットが始まるなど楽しいイベントもちらほらあるため、気晴らしに出かけることも多いです。激しく積もったのは1回ですが雪も降り、日本では雪がほとんど降らないところに住んでいたので、生まれて初めて雪を見たと興奮気味の中東からの留学生と一緒に、ここぞとばかりに雪だるまを作ったり雪遊びをしたりしました。

また今月は初めてフィンランドから離れてエストニアに旅行に行きました。エストニアから買ってきてフィンランド語を聞いたときにほっとする自分がいることに気づき、なんだかおかしかったです。

その他現地に住む日本人コミュニティーにお邪魔したり、近くにあるスケートリンクにスケートをしに行ったりとまったりとした生活を送っています。12月はテストやイベントごとで忙しくなると思いますが、残り数週間で帰ってしまう1セメスター組と素敵な時間を過ごせたらなと思います。

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派遣留学月間報告書(2014年10月分)

1.勉学の状況

初めてのフィンランドの語の期末試験がありました。他のクラスの同じコースをとっている人たちと合同で、ホールで受ける形でした。内容はリスニングと筆記で、千葉大の普遍の言語科目のような雰囲気でした。モチベーションも人それぞれで、頑張らなきゃ!と言っている人と、ダメだったら再試受ければいいし!と言っている人とがいて、どこの国でも同じだなあと思いました。私は、フィンランド語は頑張ろうと気合いを入れていたので、日本の秀に値する5がもらえて安心しました。成績が名前と一緒に廊下に張り出されるのは日本では見ない光景でおもしろかったです。

そして今月は改めて、保育園におじゃまさせてもらいました。私がフィンランド語だけは頑張ろうと思っている理由がこれです。現地の教育機関を訪れるにあたって、英語をまだ習っていない、もしくは習い始めたばかりの園児や児童生徒とコミュニケーションを取りたいと思い、フィンランド語は気合いを入れています。ですが今回は、本当に簡単なフィンランド語しか使えず、また園児達や先生方の話している内容もほとんど分からず、悔しかったです。それでも私のフィンランド語を何とか理解しようとしてくれる園児達のおかげで、なんとかコミュニケーションを図ることができました。私が訪問した保育園も含む学校は、偶然にもヘルスプロモーションに積極的に取り組んでいる学校でした。週に2回給食を自分たちで作るといった食育、民謡のような歌を取り入れた体操、食後にキシリトールのタブレットのようなものを食べさせるなど、興味深い活動がいくつもありました。また発達障害を持った園児への指導の仕方も日本とは異なり、とても興味深かったです。学齢期前の子どもに対する特別支援の選択肢がたくさんあるというのも注視すべき点だと思いました。指導や活動をひっそりと観察実習のように見に行くつもりでしたが、モモコ!モモコ!と園児達に引っ張られあちこち連れ回され、時には犬になり時には猫になり時には大縄を回し(−6℃での外遊びは私の身には堪えました)、最後にはクラスの一員のように6歳の園児達と遊んでいました。一人の女の子が"Rakastan sinua!(愛してる!)"と言ってハグをしてくれたのが、とても心に響きました。来月は別の幼稚園に行かれることになったので、比較してみようと思っています。

2.生活の状況

大きな出来事は主に二つです。一つ目は体調を崩したこと、二つ目は誕生日を迎えたことです。

まず一つ目についてですが、今月は本当に悲惨な月でした。ある日の昼間、何となく胃の調子が悪いなぁと思っていたら、その日の夜今まで経験したことのないほど激しい腹痛に襲われました。虫垂炎だったらどうしようなどと不安が募り、涙を流しながら保険証を探し、救急車の番号を調べ、握りしめていました。お腹を触っておそらく虫垂炎ではないなと言うことは分かったのですが、それでもあまりの痛みに最悪の事態を考えるほどでした。病院やいざとなったらどうすればいいのかなど、海外留学支援室の言うように、事前に確認しておくことを強くお勧めします。言うことを聞かないとこうなるのだと痛いほど学びました。また、40℃近い熱を出したり、別の時期には風邪をひいたり、とにかく身体に関しては散々な月でした。

ですが二つ目の誕生日に関しては、とても素敵なものが過ごせました。誕生日当日の土曜日には、友達が家に呼んでくれサプライズパーティーをしてもらい、そして翌日の日曜日には仲良くさせて頂いているフィンランド人の家庭にお邪魔して、またパーティーをしてもらいました。フィンランドの伝統的な料理やケーキでもてなして頂いたり、子ども達から似顔絵やプレゼントを貰ったりとまるで家族の一員のように祝ってくれて、本当に感動しました。お母さんからのプレゼントは毛糸と編み針で、フィンランドの女性なら誰でもできるんだよ、と編み物を教わりました。フィンランドらしい生活を送っているなあと感慨深くなりながら、せっせと暇を見つけて編んでいます。そして6歳の娘さんは私にフィンランド語を教えるのを楽しんでくれて、様々な単語をいつも教えてくれます。カードゲームのUNOを一緒にした時には、色が言えなきゃ出しちゃダメ!とスパルタ教育をしてくれたお陰で、完璧に4色は覚えられました。留学生が、小さな子どものいるような、現地の一般家庭とここまで仲良くさせていただくというのはとても珍しいことだと思うので、この関係を大事にしていきたいと思います。

フィンランドの秋はいつも天気が悪く、雨や曇りの日が続きますが、12月で帰ってしまう留学生との思い出作りができればいいなと思います。
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派遣留学月間報告書(2014年 9月分)

1. 勉学の状況

今期私がとった科目は、教育哲学とランゲージセンターというところの行っているフィンランド語で、その他は他の学部の授業であるフィンランドの福祉についての授業を聴講しています。他学部の授業が自由に履修聴講できるのがこの大学の大きな特徴です。

フィンランド語は、クラスのほとんどが初めてフィンランド語に触れる学生なので、みんなのスタートラインが同じで刺激を受けます。2時間の授業が週3日あり宿題もたくさん出るので決して軽い科目ではないですが、道行く人や放送のフィンランド語が所々理解できたりすると、成果を感じます。教育哲学は授業が無く課題図書を読むだけなのですが、これがものすごくハードです。私の英語力のあまりの乏しさと、紙媒体ではなくPDFであるという理由が相まって、一日数ページがやっとという感じです。日本語だったらとてもおもしろい内容なのにスラスラ読めないという歯痒さを感じつつですが、何とか自分を奮い立たせています。

そしてもう一つ、学校を通してでは無く、現地で知り合ったフィンランド人家庭の子ども達の通う、小学校と保育施設を見せてもらいました。勉学と生活どちらに入れるか迷ったのですが、学んでいることと深く結びついているのでこちらに追加します。詳しく書くとものすごく長くなってしまうので簡単な印象だけですが、まず校舎について、日本の学校と比較してとても清潔感があり、太陽の光がうまく取り込まれています。これは、大学や図書館などフィンランドの建築全般でも感じることですが、太陽光の取り込み方がとてもうまく、暗い印象を与えるところはほとんどありません。そして、目に映る様々な場所に木材が使われており、安心感を与える作りになっています。そして授業についての印象ですが、基本生徒は自由に動き、発言をしています。また美術や芸術、自らの手で何かを作ることを重要視しており、様々な種類の工芸製作を身につけられるようになっています。小学校5年生では簡単な小屋まで作るそうです。またいつでも来て、と仰ってくださったので、機会を見つけて授業の様子などもっと見学させて頂きたいと思います。

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2. 生活の状況

フィンランドに留学する時に、一年いるのだからあんなこともこんなこともしてみたいな、夢に描いていたことがたくさんあります。薪のサウナに入った後湖に飛び込んでみたい、森の中でマッカラ(ソーセージ)を焼いて食べたい、オーロラや星も見たい、サンタさんにも会いたい、ベリー採りにも行ってみたい、北上して有名なruska(紅葉)も見てみたい、北極圏にも行ってみたい、トナカイを食べてみたい...。観光客のごとく想像を膨らませていました。そしてそれらが、こちらに来てまだ間もない9月のうちに、全て叶ってしまいました。同じ大学に通うフィンランド生まれフィンランド育ちの日本人学生の実家に連れて行ってもらい、湖畔でサウナや湖、マッカラ焼きを楽しませてくれたり、アパートの前で空を見上げていたらタンペレでは珍しいオーロラが姿を現したり...。そしてラップランドのロヴァニエミに住んでいる、私がお世話になった幼稚園の先生を訪ね、サンタクロースに会い、ついでに北極圏とのボーダーラインをまたぎ、その先生のおうちに宿泊させてくださり一緒にトナカイを食べ、ベリー採りにも連れて行ってもらいました。夜中にふと起きて玄関を出てみたら、プラネタリウムの様な星空が広がっていました。流れ星が見えた瞬間には、あまりに全てが叶いすぎて、鳥肌が立ちました。また今月も、本当に素敵な人たちと出会い、助けてもらいました。ロヴァニエミ滞在では、ガイドをしている日本人の方がロヴァニエミ観光に付き合ってくださり、ロヴァニエミの街や観光スポットを、歴史などの説明とともに一緒に巡ってくださるという贅沢な旅をすることができました。

寒くなってきましたが、人との関わりを大切に、これからの留学生活も送りたいです。

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派遣留学月間報告書(2014年8月分)


1.勉学の状況

たんぺれb2014.9.5-1.jpgまだ授業は始まっていませんが、今まで勉強したフィンランド語を使う機会だと思い、フィンランド人の方にはなるべくフィンランド語で話しかけるようにしてみました。が、実際は、挨拶くらいしかできなかったり、勉強したことでも全く口から出て来なかったりと、苦戦しています。相手の言っていることがまず分からないので、会話が成り立ちません。フィンランド人の友人に、これフィンランド語で何て言うの、とひたすら聞き、フィンランド語で話しかけて、と頼みながら(やだ〜!といわれながら)ボキャブラリーを増やしています。別のフィンランド人の友人がくれた絵本や、ヘルシンキで購入したピクチャーディクショナリーをフル活用しながら、少しずつ子どものように覚えています。フィンランド語の授業は構造がメインになるということなので、ボキャブラリーは自分で増やしていけるよう頑張ります。

2.生活の状況

たんぺれb2014.9.5-2.jpg早速、申し訳なくなるくらい、たくさんの人の助けを借りています。一年間生活するための数多の生活必需品を買うのに、まずどこに行ったらいいのかも分からずどうやって運べばいいのかも分からず、途方に暮れていたところ、高校時代に私の高校に留学に来ていたタンペレ在住の友人が、車出してあげるよ!お店も知っているし!とわざわざアパートまで迎えに来てくれ、必要なものを無事買うことができました。
家賃を払う時も窓口で通訳をしてくれたり、このカード使うと安くなるよ!と生活のこまごまとした知恵を教えてくれたり、なにより頻繁にアパートに遊びに来てくれ、とても楽しい時間を過ごしています。さらに、母親の高校時代の友人のいとこで、タンペレに16年住んでいる方がいて、買い物の仕方やバスの乗り方などを教えてくださったり、ムーミン博物館に連れて行ってくださったりと、とても支えられています。たんぺれb2014.9.5-3.jpgビザのために日本に一度帰るときも、空港の係員の方が、業務外のことなのに親身になって助けてくださり、無事に日本に帰ってくることができました。こんなにも、一人では何もできない、生きていけない状況に置かれ、人の助けを必要としたことは、日本にいた時にはあまり無かったので、本当に感謝の気持ちでいっぱいで、これを何かの形で循環させていきたいと思いました。

 ルームメイトは私の他にもう一人日本人の女の子と、ブラジル人の女の子です。仲良く過ごしていますが、ブラジル人の女の子が息苦しく感じていないか少し心配です。4ヶ月間このメンバーで過ごしていくので、なるべくお互いストレスを感じないポイントを探っていきたいと思います。

たんぺれb2014.9.5-4.jpg アパートは、大学からバスで15分程度の位置にあり、本当に森の中です。信州の高地の木を伸ばした感じの雰囲気です。ですが、近くには夜23時まで開いているコンビニの様なお店があり、バスも決して本数が少ないわけではないので(東京や都市部出身の人からしたら少なく感じるかもしれませんが)、とても便利です。また、街が小規模で、疲れることも無くどこにでも歩いていかれるので、とても生活しやすい街だと感じています。
たんぺれb2014.9.5-5.jpgヘルシンキに観光に行ったのですが、丸の内!という感じで、人ごみや都会の雰囲気が得意ではない私は、タンペレに来られて本当に良かったと感じています。アパートの周りでは野うさぎやリスがぴょんぴょん飛び跳ねていて、とても癒されます。他のエクスチェンジの人とも徐々に仲良くなって来ているので、これからがとても楽しみです。

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