派遣留学生からのレポート

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アメリカ・ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校b

学校の詳細
最終更新日:2015年6月 8日
大学:State University of New York at Stony Brook
学部・学科:法経学部法学科
学年:3年

派遣留学月間報告書(5月分)

コチラ(pdf)

派遣留学月間報告書(4月分)

コチラ(pdf)

派遣留学月間報告書(3月分)

1.学習面

 初めに講義ごとに三月に習ったこと、そして自分の感想などをまとめたい。

・Voters and Election...政策を国内、外交、社会保障など大まかに6つに分類し、出口調査
のデータを元に、政策がどのように投票に影響したかを主に勉強した。数値だけを見てどのような原因が予想されるかなどを教授が質問することが多く、改めてデータを読み取るだけでなく考えを持つことも大切だと気付かされた。

・Civil Rights and Civil Liberties...5,6,14th Amendmentにある逮捕令状や公平な裁判の実施について勉強した。教科書の記述は多いのだが、講義ではとにかく判例ごとの要点を抑えることを重視している。また講義中に発言する機会がとても多い。他の学生の積極性に圧倒されがちだが、やっと発言できるようになってきた。
・Mass Media in American Politics...選挙戦におけるテレビコマーシャルや新聞、雑誌などの記事、そしてメディアと大統領府の関係を主に勉強した。

・Elements of Statistics...先月勉強した確率分布を応用させて、平均の値が分からない時にデータの何パーセントがどの範囲に集中しているのかを求めるなどを勉強した。三月に入り授業の進度が上がったため、課題の出る回数も増えている。教授のモットーは生徒が分からないなら教えた意味が無いというものなので、講義中にとにかく質問をするように促している。またティーチングアシスタントのオフィスアワーを平日は毎日設けているので、勉強をすればするほど理解度が深まる環境だ。しかし今のところこの環境を活かせていないことが反省点だ。

・History of Modern European...講義は19世紀に入り、産業革命やナショナリズム、マルクス主義やフェミニズムなどの新たな思想などを主に勉強した。この講義は大教室で行う回と20人ほどのグループに分かれてディスカッションを行う回に分かれているので、思想を勉強している時に教科書だけでなく、原書を読むことが出来たのは興味深かった。内容は日本で言うと高校での世界史に近いところにあるのだが、日本では人物の名前などの紹介にとどまりがちな文化についても内容を掘り下げて講義が進められているのが印象的だった。

 三月は講義と共に中間試験の多くある月だった。反省点としては学習計画に余裕を持たせて立てるべきだったということだ。秋学期と比べて学習量が増えているため計画はしっかり立てているつもりだったのだが、レポートなどの課題に予想以上の時間が掛かってしまったため切羽詰まったものとなった。また、普段から復習の割合を増やすべきだと痛感した。予習に時間をかけすぎてしまっていて復習まであまり手が回っていなかったため、テスト前にまとめてやり直す羽目になった。今学期は金曜日に講義が入っていないため、これを活かして復習に充てる時間を増やす。

  また、講義の中で発言する回数を増やしたい。三月は一授業一発言を目標にしてきたが、それを達成できたのは歴史の授業くらいだ。他の講義では未だに発言した回数が少ない。ただ発言すると同時に考えを持つ癖をつけたい。今は言葉の面で発言しにくいというよりは、自分の中で考えがまとめ切れていないため発言できていない時が多い。講義に参加していて現地の学生は先生から与えられた問題に素早く、そして素直な感想をまとめて発表することがとても上手い。新聞を読む時や講義中などにただ読む、聞くだけでなく考えるよう気を付ける。

2.生活面

すとーにーb2015.4.5-1.jpg 日本の中でも比較的寒くない千葉で生まれ育った私は三月と言えば春というイメージがあったが、ストーニブルックの三月は私のイメージと異なるものだった。月の初めに暖かくなりつつあったので安心していたが、また雪が何回か降り、寒さが戻った。

 三月の2週目に一週間ほどの休みがあった。千葉大とは違って春学期が一月から始まるため、春休みはこの学期途中の一週間のみなのだ。この休みをどう使うかは人それぞれだ。現地の学生の多くは実家に戻る。中にはフロリダやメキシコのカンクンビーチなど気候の温暖なところへ観光する学生も多いそうだ。私のイングリッシュパルである友人もボランティアツアーでマイアミへ行っていた。私は父からの紹介でヴァージニア州に住む方のお宅へお邪魔した。初めはかなり不安だった。なぜならアメリカで他人のお宅に滞在することはこれが初めてで、その方は私の友人ではなく父親が仕事でお世話になっているというだけだったからだ。しかし私の不安は不用だった。この旅行は今まで体験した旅行の中で一番素晴らしいものだった。初めて会った私をその方は家族のように暖かく受け入れてくださった。そしてワシントンDCにも近かったのでDC観光だけでなく、ワシントンの邸宅であるMount Vernonにもドライブで連れていってくださった。

すとーにーb2015.4.5-2.jpg アメリカといってもとても広い。そのため街、州によって雰囲気はかなり異なる。今回訪れた場所はストーニブルックと同じ東海岸に位置しているのだが、ヴァージニアはニューヨーク州よりも気候だけでなく人も温かい気がした。お世話になった方とその家族だけでなく、行ったお店の店員もニューヨークよりも親切だったのだ。前ニューヨーク州の北にあるアルバニーという街からストーニブルックへ来た子と話した時、「特にシティの人はせっかちかもね。」と言われたことがある。それも無理の無い気がする。ニューヨークシティは魅力的な街だが、街歩く人はとにかく忙しそうに世話しなく歩く。人が多いことも手伝ってか、早く歩かないと違う人にぶつかってしまうのだ。DCも確かに大都会だ。しかしここは政治の都ということもあって、雰囲気はニューヨークシティよりものんびりしている気がする。また町並みもそれを反映している気がする。ニューヨークシティはよく夜景の素晴らしさや摩天楼の壮大さが取り上げられる。ただ昼間歩くと薄汚いというイメージを持つ。それは建物の色が皆白かコンクリートの色だということも影響していると思う。反対にDC、ヴァージニアの町並みは暖かい印象がある。ワシントンDCにある多くの政治に関係する建物は大理石でできていて、とにかく神々しい。ここに載せた写真は最高裁判所なのだが、神殿かと見間違えるほど。ヴァージニアの街は煉瓦造りの昔ながらの建物が多く、またどの建物も三階程度だったので落ち着いた印象を受けた。(州都であるリッチモンドはまたこれとは異なり、ビルが立ち並んでいるそうなのだが。)

 今回の旅ではどこを見たということよりも、お世話になった方とその家族と一緒に話したことの方が思い出深い。朝庭にあるテーブルにコーヒーとお菓子を持ってきてしゃべるのが日課なのだそうで、私も混じらせてもらった。朝の空気は少し寒かったが、その方とのお話、またとても人懐っこい愛犬が時折近くに寄って来てなでたりなどのんびり過ごした時間がとても好きだった。帰り際もまた近くに来たらおいでと言ってくださり、泣きそうになってしまった。

 三月、そしてこの報告書を書いている今、もう派遣留学の終わりを否が応でも実感する時期となった。なんということか、今の今になって現地の学生にも本当に「友達」と呼べるような子ができたのだ。この前そのうちの一人と話していた時、「今まで会ってきた人が良くなかったのかもね。」と言われた。確かに現地の学生と絞ると、秋学期に出会ってきた現地の学生はあまりフレンドリーではなかった。自分のコミュニケーション力と飛び込む勇気の無さに落ち込むこともあったが、意識しなくとも親しく話しかけてくれる現地の友人が今になってできたのだ。そして今回の春休みに出会った方々と、三月は現地に住む人の温かさを改めて感じた月となった。


派遣留学月間報告書(2月分)

1.学習の状況

■講義について

 春学期は2月9日が受講登録の最終日で、最終的に1月分の報告書に書いた通り5つの講義と日本語の学習チューターをすることにしました。全体的に今学期は前の学期と比べて予習をこなすのが大変になっています。ここでは今月特に自習に時間を割いたCivil Rights and Civil Libertiesという講義を中心に報告します。

 今月取り扱った内容は表現の自由が中心でした。問題の論点は日本の表現の自由に関する問題と共通しているところも多く、日本で言う民法や刑法に関する分野は問題となる条文と憲法の条文の解釈を照らし合わせて判決を出しているため、判決の流れについては身近に感じます。日本は現憲法が成立してから一度も改正されていませんが、アメリカでは何回も改正が行われています。人権に関する条文は改正条文の中にあるため、憲法本文に関しては講義の中でほぼ扱われていません。

 今月勉強していて感じたことは日本よりも議論されている問題の種類が多いということです。表現の自由の中で性的な表現が表現の自由で守られるべきかという論点が話された時、インターネットが媒体となった時は印刷された表現などの他の方法と比べてどう判断するべきなのかということについてディスカッションがありました。郵送で不特定多数の人に送るなどの方法に比べて、インターネットはより多くの人に伝わるため、インターネット上での表現を厳しく規制すべきだという意見が多かった気がします。先生はアメリカの最高裁の判断はインターネット上での表現は従来の新聞やテレビなどでの表現の性質と近いという考えに基づいているとおっしゃっていました。この議論はクリントン政権時には国会で行われていたそうで、すでにインターネット上での表現の自由に関する判例もそれなりにありました。日本ではまだインターネットに関する議論は始まったばかりという印象があるので、この論点に関する勉強は興味深かったです。

 他の講義ではVoters and Electionという授業で三回に一回ぐらいのペースで実際の世論調査のデータを元に統計ソフトで処理をする練習が始まりました。この講義では講義と共に自分で投票に関係するテーマを決め、実際に自分で立てた仮説が合っているのかデータを参照して一つのレポートとして報告することが課題として出ています。統計ソフトの練習はこのレポートの中で統計を自分で処理しなくてはならないので、それに向けての練習という側面が大きいです。今レポートで使う仮説の提出期限が迫っているのですが、私は未だに決め切れていません。教授に相談しに行き、自分の何となく考えている仮説が講義の目的と逸れているとアドバイスをもらったところなので、改めてよく考えてみなければなりません。

 3月は中間試験とペーパーの提出が多いので、やれるだけのことはやってベストを尽くしたいです。

■英語について

 大学の講義の学習と同時に、もっと英語が使えるようになりたいという気持ちが強くなっています。そこで今の時点で英語がどれだけ使えるようになったのかを知りたかったため、一月の終わりにTOEFLを受験しました。留学中はTOEFLで点数をとるということにこだわらずあらゆるところから英語を吸収したいと思い、敢えて対策はしていませんでした。結果は留学前に比べて全体としては15点上がっていました。しかし部門ごとに見ると、スピーキングとライティングに関しての点数がまだ低かったです。また実生活からしても、特に英語を第一言語とする現地学生の子と話す時に会話で苦労することがあるので、会話力を伸ばそうと思い、前学期に引き続き今学期も大学内の学生団体が行っているEnglish Pal Programというものに応募しました。これは英語を第一言語とするか、流暢な現地学生一人をパートナーとして紹介してもらい、原則週に一回会って、会話を通して堅苦しくない英語を学ぶというものです。今学期のパートナーは優しい方で、金曜日に学内で行われる映画上映に一緒に行ったり、晩御飯に誘ってもらったりと英語を使う機会が増えただけでなく、友達が一人増えたという感覚です。

 ただこのプログラムはパートナーを組む学生によって当たり外れが激しいです。前学期はパートナーを紹介してもらったものの、一回も会えずに終わってしまいました。

 これに限らず、日ごろの友人関係から英語を学ぶことも多くあります。教科書が読める、レポートを書けるということも大切なのですが、自然に日常生活の中でコミュニケーションをとるということも重要だと思います。さらに英語を使う力を伸ばせるように工夫していきます。

2.生活の状況

 新学期に入って一人になることが多くさびしいなと思ったので今月は友達とランチや晩御飯を一緒にとるなど友達と会う機会を増やしました。私は一人になる時間が無いと駄目なのですが、友達と意識的に会うようにしてから気持ちが少し明るくなった気がします。友達と話していて言われたことなのですが、考えていることは何でも話さないといけないよと言われたのが印象に残っています。こちらで出会った人たちは自分の持っている考えを人に伝えることがとても上手いです。しかしあまり難しいことは考えずに友達との時間を大切にしたいなと改めて思っています。

 さて話題は変わりますが、留学体験談などで良くその国の食生活が取り上げられると思います。個人的な感想としてこちらの食生活は日本頃とそこまで変わりません。というよりも日本の食生活がアメリカのものに影響されて変わったのだと思います。よくアメリカの食事というとサイズが大きいことや脂っこいものが多いのではないかというイメージがあります。今までこちらで生活していて思うことは、留学前に自分が思っていたものと実際は違うところがたくさんありました。その一つがコーヒーを飲む機会がとても多いこと。キャンパスだけでなく、外に出てもコーヒーカップ片手に歩いている人を良く見かけます。私もコーヒーをよく飲んでいるので、ここでは自分が良く飲んでいるコーヒーのお店を私の独断に基づいたランキング形式でお伝えしたいと思います。

1.Green Mountain Coffee(Mサイズで$2.25)

 これは大学内にあるWolfie Marketplaceという売店の中にあるコーヒースタンドです。代金を払うとカップが渡され、自分でコーヒーを注ぎます。フレーバーがいつも10種類近くあり、中にはヘーゼルナッツやフレンチバニラ、季節限定のパンプキンシードやジンジャークッキーというものもあります。私はいつも普通のブラックコーヒーを飲んでいるのですが、味は可もなく不可もなくといった感じです。フレンチバニラなどのフレーバーは香りだけで味はついていません。これらは少し酸味が強いです。

2.Starbucks(Mサイズで$5程度)

 アメリカといえばスターバックス。日本だと多少洒落たイメージがありますが、キャンパス周辺やニューヨークシティではかなり多くの店を見かけます。ニューヨーク州ではコンビニエンスストアよりもはるかにスターバックスの方が多いです。ここの学生は毎日といっていいほどスターバックスのコーヒーを飲んでいて、平日の午後は長い列ができています。ただ多くの人はコーヒーではなく、甘いクリーム付きのフラペチーノを飲んでいる気がします。現地の学生が「コーヒー買いに行くね。」と言ったら、高い確率でクリームのたっぷりついたフラペチーノ片手に帰ってきます。ただブラックコーヒーを頼むと、変に酸味が強い気がしてあまり好きではありません。価格も他の店よりも高いです。

3.Dunkin Doughnuts(Mサイズで$1.5)

 America Runs On Dunkin'sというキャッチコピーをよくラジオで耳にするダンキンドーナツ。キャンパスの中でコーヒーを持っている学生は大体スターバックスかダンキンドーナツのカップを持っています。私が幼稚園ぐらいのころに地元の近くにある比較的大きな駅の近くにもダンキンドーナツのお店があった記憶があるのですが、こちらではまだダンキンドーナツのお店を多く見かけます。現地の方はよくダンキンドーナツでドーナツと一緒にコーヒーを買っています。味は正直美味しくないです。ブラックコーヒーは味がほぼ無く、多少苦みと酸味を感じるくらいです。

 ちなみにニューヨーク州はかなり面積の広い州なのですが、カナダに近い地域だとダンキンドーナツではなくTim Hortonsというドーナツ店を見かけるようになります。こちらのコーヒーも一回飲んだことがあるのですが、味はここに載せているお店の中で一番おいしくなかったです。とにかく酸っぱかった記憶があります。

4.Seven Eleven(価格は覚えていません。)

 日本でもおなじみのセブンイレブンです。どの店でもコーヒースタンドがあり、自分で好きなフレーバーを選んでカップに注ぎ、レジに持っていて代金を支払う形です。味は苦味と酸味が強く、個人的に得意ではありません。これはコーヒーではないのですが、アメリカのセブンイレブンに来たのならBIG GULPという特大カップの飲み物を買ってみることをお勧めします。ただ大きいカップに自分で飲み物を注ぐだけなのですが、飲んでいる人を見ると本当にこんなにいるのかと思ってしまうほど大きいです。

番外:The Coffee Bean and Tea Leaf

 ニューヨークシティで良く見かける喫茶店です。ここでコーヒーを頼んだことが無いので分からないのですが、アメリカでは珍しくきちんとした紅茶が頼めるカフェです。日本にあるチェーン店の喫茶店はコーヒーや紅茶、ジュースなど飲み物の種類が多いと思うのですが、今までは行ってきたチェーン店の喫茶店はコーヒー以外あまり置いていません。店内の雰囲気は明るく、日本人好みかもしれません。

 またこちらの人が茶葉を買うところでポピュラーなのはTeavanaというチェーン店のようです。面白いのは緑茶系の茶葉にSamurai Teaと名付けているところ。ただ日本で親しまれているものと違って、緑茶の茶葉にすこしペパーミントなどのハーブを入れてあるものが多い気がします。またChaiのようなエスニックな茶葉も置いてあります。お茶を飲む時はかなり甘めに砂糖やはちみつなどを入れて飲むのがこちらの人は好きなようです。
何もかもチェーン展開の食品店の多いアメリカですが、その中でもアメリカ独特だと感じるところが多くあります。コーヒー文化はその一つだと思います。これからも食生活で感じた興味深い点をここで紹介できたらいいなと思います。


派遣留学月間報告書(1月分)

1.学習面

■ウィンターセッション

 一学年間交換留学をすると言っても実際には9か月ほどしか滞在できません。その中で冬休みは期間の一番長い休暇なので、どう使うか考えることはとても大切なことです。私は次の春学期を充実したものにしたかったため、冬休みに開講されていたウィンターセッションという集中講義に参加しました。ウィンターセッションとは冬休み中に行われる集中講義のことで、講義によって差はありますが一日3時間から3時間半の講義が週四回あり、それが三週間に渡って行われます。一日で通常の学期中の授業の一週間分の内容を行う形で、もちろん中間・期末レポート、プレゼンテーション、中間・期末テストで成績は付けられます。

 私は政治科学専攻で開かれた政治心理学という講義を受講しました。レベル的には学部3年生以上のもので、参加した生徒のほとんどは四年生でした。毎日課題としてBlackboardというインターネット上のサイトに論文がアップロードされるのでそれを講義前までに読みこみ、講義では先生がスライドを使って理論などを説明し、予習課題として出されていた論文で扱われる実験データについて生徒が意見を述べて、それを合わせて講義の結論を導くという型でした。どの理論も初めて目にするものだったので、授業の中で扱った理論の基本的な部分を理解することをウィンターセッション中の目標にしました。講義中の先生の説明や生徒の発言を聞いても定義などが分からなかった時は講義の終わった後に先生に質問に行って、分からないところをなるべく減らすようにしていました。そして毎日新聞に目を通すようにしていました。その日何が起きているかということにアンテナを張ることは勉強ということ以前に大切なことだと思うので、一面だけでなく時間のある時はいろいろな面を読みました。知識が増えると予復習の時にも授業の内容と関係づけて考えられるようになったので良かったです。

 個人的に印象に残っている内容は選挙に関するテレビコマーシャルが明確なメッセージは主張せずとも投票者の意識に強い影響力を持っているというものです。講義ではWillie Horton Attacking AdvertisementというCMが例の一つとして取り上げられていたのですが、このCMの目的である大統領選挙の民主党候補への批判だけでなく、裏にアフリカンアメリカンへのネガティブイメージ(Willie Hortonはアフリカンアメリカンで、刑務所からの週末帰宅プログラムの隙をついて凶悪犯罪を繰り返したことで知られる人)が視聴者を扇動する方法の一つとして使われているのではないかと思います。

 集中講義に参加するということは次の学期に向けてより学習面での力を伸ばせるなど様々なメリットがあるので、冬休みを有意義に過ごす方法の一つだと思います。ただ、デメリットも当然あります。まず集中講義なので代わりに休みを楽しむということは出来ません。交換留学生の中では旅行に行く子たちも多くいます。思いっきり羽根を伸ばすというのも有りだと思います。またウィンターセッションにかかる費用が高かったです。授業料だけでなく、スクールバス代や学校の中にあるジムの運営費など様々な費用を負担しなければいけなかったので思わぬ出費となりました。ウィンターセッションを受けることに賛成してくれた両親に感謝です。そして冬休み中のキャンパス内での生活は不便でした。大学はウィンターセッションがあるとはいえ長期休暇中のため、フードコートなどほとんどの施設が閉まっていました。開いている施設から寮までそこまで近くはなかったので、スクールバスを使いたかったのですが本数が少なかったのでほぼ歩いていました。キャンパス内には人があまりいなかったため一人で過ごしていましたが、話す相手がいないというのはかなり精神に応えます。プレゼンテーション前やテスト前などに自分でもよく分からない程緊張してしまって、ウィンターセッションの最後の週は良く寝られなかったです。

■春学期について

 春学期は1月の最終週から始まりました。ここでは今学期の学習面での目標と受講する予定の講義を中心にまとめたいと思います。

 留学前に書いた学習計画書では春学期で国際政治について発展的な内容の講義をとると書いたのですが、今までこちらで勉強していて目標の設定があいまいだと思うようになりました。さらに関心のある移民問題について知識を深めたいという目標を達成しようとするにあたって、もっと具体的に計画を立てなければならないと思いました。

 まず国際政治といってもかなり幅広く、移民問題は政治の分野の中では軸として扱われる問題ではありません。そこでアメリカの大学にいるということで今期はアメリカの政治問題、制度に関する講義を三つ受講しました。取ろうと考えていた移民に関する講義が今期は開講されないことが分かり、相当悩みましたが政治科学専攻で開講されている講義の中で軸となるものを選んで、まずは土台を固めたいです。留学選考の際、日本とアメリカの政治について比較できるようにもなりたいといった覚えがあるのですが比較するにはまず相手側のことをよく理解しなければならないと思ったのもこれらの講義を登録した理由です。今までやってきたレポートやプレゼンテーションの中で日本人としての視点を大切にしてきたのですが、単にアメリカの社会について知らなかったということもアメリカの社会問題をテーマとして持ってくるのを避けていた理由でした。あと四か月で理解することは到底できないことなのですが、それで知ろうとする努力を続けたいと思います。政治心理学の講義を受けていてアメリカの政治について勉強していたと同時に、日本ではどう扱われているのだろうというように千葉大にいた頃よりも日本の政治問題について関心が高まってきたような気がします。とはいえまだまだ自分の知識はあやふやなので、これからの四か月は目標に向かって努力を重ね続けていく日々になると思っています。

 今のところ下に書いた6つの講義を登録しました。

・Voters and Election
 2012年に行われた大統領選挙の際の統計データを中心に、選挙の際の投票者の動向をどう図るのか、また人種・民族ごとに投票の傾向が異なるのかなどのテーマを見ていく講義です。セミナー形式で行われますが、今のところはディスカッションというよりデータの導入ということで教授の方のお話がメインです。

・Civil Rights and Civil Liberties
 連邦最高裁判例などを参考にしながら、アメリカ国内でどう人権問題が処理されているのかを見ることが主眼に置かれた講義です。プライバシーなど日本では新しい人権と呼ばれているテーマがメインに扱われるようで、政治の講義というより法律の講義を受けている感覚です。ただ、講義の内一回ディスカッションリーダーをしなければならず、ネイティブスピーカーの生徒のディスカッションをまとめられるのかとても不安です。興味のある内容なので単位登録したいところなのですが、今学期は一つ目と三つ目に書いた政治の講義を中心に受けたいと思っているので聴講という形に変更するかもしれません。

・Mass Media in American Politics
 アメリカ国内でのマスメディアの発展を学び、それがどう人々に影響を及ぼしているのかを見ていく講義です。ツイッターのつぶやきや有名人のFacebook上でのコメントなども扱っています。教室の雰囲気も良く、今のところ一番好きな講義です。

・Modern European History(1530-1945)
 これは完全に私の趣味で取りました。しかしピコ・デラ・ミランドラの人間の尊厳についてなど名前は知っていても読む機会は無いような文献も抜粋ですが読むことが出来たので、自分のためになると思っています。予習していた時にキリスト教用語がたくさん出てきたり、ディスカッションもあったりと歴史の講義ながら語学力も高めていけたら最高だと思っています。

・Elements of Statistics
 その名の通り、統計学の初級編の講義を取りました。秋学期、ウィンターセッションと勉強を続けて、政治に関する論文では必ずといっていいほど統計データが扱われていることを知り、またVoters and Electionで統計の知識を使うので受講を決めました。この講義自体は政治専攻ではなく、数学専攻のものですが、先生の評判が良く、実際に講義を受けていて教え方がわかりやすかったのでこちらを選んで正解だと思っています。

 私はこの講義を受講するためにクラス分けテストを受けたのでそれについてもここで書いておきたいと思います。ストーニブルック大学では多くの講義に受講条件が設けられています。これを交換留学生が満たすためには、千葉大学での成績表を専攻のスタッフの方に見せて条件を満たしていることを説明するか、クラス分けテストを受けるか、留学生アドバイザーの方に相談して受講許可をもらうかの三つの方法があります。本当は交換留学生がクラス分けテストを受けるのは好ましくなかったそうなのですが、どうしても統計の講義が受けたかったので、クラス分けテストを受けて合格点をとる方法を選びました。テストは学期の初めのころに何日か設定されていて都合の良い日に行き、パソコン室でテストを受けます。受けたい講義によってとらなければならない点数は変わります。私の取りたかった講義は初級なので合格点は低かったです。テスト範囲は私の場合、日本の高校で言う数学ⅠA、ⅡB、Ⅲで習う範囲でした。問題のレベルは教科書の例題レベルだったので簡単でした。

 余談ですが別の日に個人的に勉強しているフランス語のクラス分けテストを受けましたが、こちらの結果は駄目でした。基本的な文法がクリアできてれば受かるだろうと高を括ったのがツキで、物語文の読解が出てきた時はもうお手上げでした。英語だけでなく他の外国語を身につけるともっと多くの人と交流できると思うので、個人的に勉強を続けたいです。

・Internship
 名前はインターンシップですが、日本語の学習グループのチューターのことです。千葉大でも国際教育センターで開かれている日本語の授業に学生ボランティアとして参加していたので、こちらでもチューターが出来てうれしいです。中級レベルの日本語の授業を受けている子たちの会話練習を手伝ったり、文章を見たりするそうで楽しみです。少しでも助けになれればと思います。

2.生活の状況

 一月中は初めに千葉大からアメリカにある他の協定校に留学している同じ学年の子がストーニブルックに来ていたので、近くにあるPort Jeffersonという港町に行ったりして過ごしました。その子が帰ってからはすぐにウィンターセッションが始まったので、ストーニブルック近辺で過ごしていました。年末に日本から母と姉がニューヨークシティへ観光に来ていたので、一緒にいろいろな観光名所を回れたことが冬休み中唯一の楽しみでした。

すとーにーb2015.2.7-1.jpg 気候は寒さが厳しくなり、最高温度でも氷点下であることがほとんどです。一番寒かった日は最高でも‐10度までしか上がらず、おまけにここは風がよく吹くので余計に寒さが身にしみました。新学期早々雪嵐が起こり、三日間続けて休校になりました。ウィンターセッションの期末課題提出が新学期の始まる日の前日だったので、息抜きすることが出来ました。二週目に入ってからもまた一日休校となったので授業の進度だけでなく、授業料の振り込みの期限が延長されるなど様々な面で影響が出ています。

 もうストーニブルックで勉強できる最後の学期かと思うと寂しくなりますが、充実した毎日を送っていきたいです。勉強と遊びのメリハリをつけるというスタイルはリラックスして毎日を過ごすために大切なことなので、心がけていきたいです。学校にあるジムに行って体を動かしたり、ハンドベルサークルに参加するのはもちろん、日本人という点を活かしてできる活動が何かできればと思っています。日本語学習グループのチューターを希望したのはその一環です。2月も引き続き毎日を楽しんでいきたいです。


派遣留学月間報告書(12月分)

1.学習の状況

 今月の第一週で講義が終わり、その後すぐにFinals Weekに入りました。今学期とっていた講義4つのうち期末試験があったのは3つでした。期末試験前にサンクスギビング休暇があったのですが、ルームメイトと旅行した以外は締め切りの近かったペーパーを仕上げるのに使ったため、期末試験の勉強に本格的に取り組み始めたのは期末試験一週間前という余裕のないものでした。3つの試験のうち、二つはマークシート、もう一つは記述式でした。千葉大での私の所属する学科ではほとんどの試験が記述式なのに対し、こちらではマークシートで答えるものが多い気がします。講義ノートをまとめなおした復習ノートを読み直し、覚えにくい知識はフラッシュカードにまとめるなどして教科書の内容を頭に叩き込むように勉強をしました。その結果、一つの期末試験で九割以上の得点を得ることが出来ました。全ての試験が終わってから一週間ほどですべての成績が返却されました。春学期も続けて勉強するにはGPAを2.0点以上取るという基準があったのですが、結果的に4点満点中3.59点となったので次の学期も続けて勉強できることになりました。試験勉強中はGPA基準を超えるかが不安の種だったので、今は頑張って良かったと思っています。

 八月末から始まった秋学期も終わり、もう次の学期のことを考えなければならないと思うと時間の経つ早さに驚かされます。今学期の反省点を挙げると、英語の知識量不足、社会問題の知識不足、時間の使い方の三つです。一つ目については講義の予復習やレポートの際の文献を読む際に辞書が手放せず、時間がかなりかかってしまったので冬休み中にわからなかった単語や表現を使えるように練習したいです。二つ目は人種政治という講義の中でのクラスディスカッションで感じたことなのですが、現地の学生はニュースをこまめにチェックし、自分なりの考えを持っているように思います。まず毎日一度は新聞に目を通す癖をつけたいです。最後は一つ目の反省点ともつながるのですが、勉強の効率が悪いあまり友人との時間を多く持てませんでした。一日の中で勉強をやる時間を決めて、集中して取り組みたいです。

2.生活の状況

 今月はこの秋学期のみで帰国する友人が多かったので、お別れパーティーや一緒に夕食をとることが多かったです。もう会える可能性が低いとは分かっていてもまた会えると信じたいので、'Good Bye.' ではなく、'See You.'と言うようにしていました。実はストーニブルックに来た当初、自分の英語力に不安があり友人が出来るかどうかは私にとって大きな問題でした。今振り返ると、会うたびに自分の名前を読んでくれたり、食事を一緒にとったり、ふざけあったりすることのできる友人が出来たことは本当に幸せなことだったと感じています。

すとーにーb2015.1.3-1.jpg 学期が終わると、寮に住んでいた学生のほとんどは帰省してしまいます。そのため、友人と一緒にニューヨークシティへ行ったりして過ごしていました。今月は大きなイベントが二つありました。一つはクリスマスです。初めて海外で、しかもクリスチャンの多い国で過ごしたので、街のイルミネーションやラジオから一日中流れるクリスマス音楽など新鮮なものばかりでした。特にクリスマスの夜は千葉大からストーニブルック大学へ一緒に派遣留学中の子に誘ってもらい、大学のある村の隣にあるPort Jeffersonにすんでいる方のお宅にお邪魔して、クリスマスディナーをごちそうになりました。とてもアットホームな方で、お土産もくださるほどたくさんのごちそうを用意してくださいました。普段なかなか現地に住んでいる方との交流が持てなかったので、嬉しかったです。

すとーにーb2015.1.3-2.jpg 二つ目はタイムズスクエアでのカウントダウンに参加したことです。タイムズスクエアには31日の午後2時に到着したのですが、それでも人が多く、有名なBall Dropの行われるTOSHIBA VISIONまでは見えるけれども遠い位置になってしまいました。それからカウントダウンまでおよそ10時間人ごみの中で待つというのはかなり辛かったです。カウントダウンが始まると集まった人のボルテージが最高に上がり、新年になった瞬間多くの人が抱き合ったり、キスをしたり、周りのビルの上からは紙吹雪が舞うなどテレビの前でみていたカウントダウンに実際に参加できたと実感して感動しました。


派遣留学月間報告書(11月)

1.学習の状況

 今日、12月5日で秋学期のすべての授業が終わりました。八月の下旬から始まってからあっという間の四か月でしたが、来週からFinal Examなので気を抜かずに最後まで頑張ります。

 課題や中間試験で余裕のなかった先月と比べて、今月前半はだらけてしまった気がします。学部生の三年以上の方や大学院の方々は研究色の強い留学になるのに比べて、私は学部二年生後期から留学に来ているので千葉大と同じように講義を受け、予復習をして、課題やテストを受けるという流れで勉強しています。最初は講義を理解するのに精一杯だったため予復習を頑張ろうという気持ちが強かったのに比べ、今はほぼ教授の話を理解できるようになってきました。それが学習面で裏目に出てしまいました。アメリカ政府入門の講義では教授がほぼ教科書に載っていることと一緒のことしか話さないため、講義を聞くのに張り合いが無くなったのです。たまに興味深い話もあるので講義ノートに書き留めることもありますが、世間話に近い話も多く、結局何を教えたいのか伝わってきませんでした。周りの現地学生も講義中にFacebookなどをチェックしている子がほとんどで、やる気を保つのに苦労しました。この講義については復習の際にノートにまとめるなどして理解するようにしています。

 今月の後半は人種政治という講義の期末課題のペーパーがあったので、一日のほとんどを勉強に割いていました。今回の課題は1982年にデトロイトで起こった白人労働者による華人エンジニア殺害事件(Case of Vincent Chin)を元に「人種」の確実性と信憑性を述べるというものでした。被害者は中国系アメリカ移民二世なのですが、日本人と誤解されて殺害されたという背景があり、日本人の私にとって辛いテーマでした。ペーパーはテストと異なり、自分の考えをしっかり述べることが出来るという点で好きなのですが、やはり英語で、さらに10~15枚というある程度の量の文章を書かなくてはならないので、考えをどう伝えるかという点でも苦労しました。このレポートを書く過程で気付いたことが二つあります。一つは語学力が思った以上に伸びていないことです。日本語で書く際は多少分からなくても内容はともかく文章量を膨らませることはできるのに対し、英語で書くのでごまかしがききません。そのため書くまでの文献の読み込みや構想を練るところがとても大切だと思うのですが、文献を読んでいる際一行ごとにわからない単語があり辞書で調べるのに大変時間がかかりました。二つ目はもっと多くの分野を知る必要があると感じたことです。政治というと堅苦しい気がするのですが、今のところ社会に関することならすべて政治に含まれるのではないかと感じています。人種問題といってもそれが現実の問題として現れる場面は様々です。例えば人種ごとのアクセントの特徴、肌の色によるステレオタイプなど日常のごく一部のことでも社会にとって深刻な問題になります。そのため政治を勉強する時にまったく関係の無いような内容も勉強することも必要なのではないかと思ったのです。早速来学期の講義登録も始まっており、先週一応すべての講義を登録しました。政治以外の分野も登録したので、また来学期の初めに確定し次第報告します。

 こちらではテスト前だけではなく、常に勉強する癖がついたのですが、そこで大切なのが環境です。私が住む寮は一人部屋なので勉強に比較的集中できる環境なのですが、共同リビングで騒ぐルームメイトがいるのでなかなか集中が出来ません。そこで重宝しているのが図書館です。キャンパス内に何か所か図書館はあるのですが、使っているのはキャンパスの中心にあるFrank Melville Jr. Memorial Libraryというところです。自習スペースもたくさんありますし、ペーパーを書く際の文献も豊富です。通常でも深夜まで開いているのでよく使っています。
すとーにーb2014.12.6-1.jpgMain Stacksと呼ばれる区画。文献がたくさんあり、ペーパー作成の際によく通う場所です。


2.生活の状況

 学習面でも書きましたが、寮の環境に不満を持つことが多くなりました。6人いるルームメイトの内2人が香港出身なのですが、共同スペースにほぼ毎晩友達を連れ込んで騒ぐのです。パーティーとまでは行かないにしろ、個人部屋にまで響くような音量の広東語で話しているので一人で勉強したい時でも落ち着きません。ひどい時は朝方まで歌っていることがあるので寝付けない時もありました。さらに食事面なのですが、彼らは洋食ではなくほぼ毎食広東料理を食べます。問題は彼らの後始末の悪さです。調味料にエビ味噌など海鮮系のものが多いので、かなり臭うのです。鍋やフライパンを共同で使っているのですが、使おうと思っても臭いがすごい時があるので、最近は自炊せずに学内の食堂で食事を取っています。値段が高くつくことは分かっているのですが臭い環境で食べる気にはなれません。後で書きますが、そのルームメイトの内の一人と旅行に行った際、香港の子達は部屋に集まりすぎだと言ったら、週に4回ぐらいしか会ってないからそこまで集まってないと言われた時は呆れてしまいました。

すとーにーb2014.12.6-2.jpg 今月は週末とサンクスギビング休暇を使って二回旅行に出かけました。まず月の初めにAtlantic CityとPhiladelphiaに行ってきました。

 Atlantic Cityは東海岸随一のカジノリゾートで友達二人とカジノを見たり、海岸を散歩しました。カジノはそれじたいが街のようで、来ている人たちも仕事を忘れて派手な格好で遊ぶなど別世界でした。自分はゲームに参加しなかったのですが、見ているだけで映画の中に入ったようで大満足でした。PhiladelphiaではLiberty Hallに入り独立宣言が採択された部屋を見学するなどこちらも楽しかったです。

すとーにーb2014.12.6-3.jpg サンクスギビング休暇は香港のルームメイトと一緒にBuffalo, Niagara Falls, Torontoへ二人旅をしてきました。気温は-10度近くに下がることもあったので寒かったのですが、ナイアガラの滝では滝壺の近くまでいくボートに乗り滝の迫力に圧倒されました。カナダに行った際はアメリカとは違う、落ち着いた雰囲気の街に満足しました。ルームメイトはカナダの雰囲気が香港と似ていると感じたようで、興奮気味でした。

 平日は勉強以外では所属しているハンドベルクワイアの活動が多かったです。実は昨日が初めてのステージで、近隣のコミュニティカレッジの合唱隊と合唱、ハーモニンググラス、トーンチャイムのアンサンブルをしました。衣装を着て、ステージに立つのは、日本で吹奏楽やピアノなどをやっていた自分にとってとても気持ちのいい体験でした。写真をとる暇もないほど本番は忙しかったので今月はお見せできないのですが、もしこれからとる機会があれば報告書にも載せたいと思います。

 また、学内のフィットネス施設に週一ぐらいのペースで通っています。寮にも併設のジムはあるのですが、Recreation Centerという施設が大きく、設備も充実しているのでそちらに行っています。元々運動がそこまで好きではないのですが、ランニングマシーンなどをやると何も考えずに体を動かせるのでいい気分転換になっています。そこに行くと筋肉がすごい子たちがたくさんいるのですが、自分は気分転換がしたいだけなので一時間程度ランニングマシーンなどをやってさっさと帰るという具合です。実はマシーンにテレビがついているのでテレビも見られますし、短時間体を動かすと生活にメリハリがつくので、続けていきたいと思っています。

 あと二週間で秋学期が終わるということに実感が湧きませんが、一学期間のみの滞在の友達がそれぞれ母国に帰ることを考えると期末の勉強とともに友人との時間を大切にしたいなと思っています。私は二学期間の派遣留学の予定ですが、出発の二か月前までは一学期間のみの滞在の予定でした。一学期のみだと学びたかった講義が受講できないと分かったための延長でしたが、今本当に二学期間にして良かったと思っています。それと同時に一学期間でも得るものは非常に多かったとも感じています。千葉大にいた頃、先輩や友人から一年間という期間が卒業に響くのではないかと考え派遣留学に応募するのを断念したという話を聞いたことがあります。もしこの報告書を読んでいる方がいらっしゃったら、期間に関しては一学期間のみでも応募できるということをここに書いておきたいと思います。たしかに一学期だけですと勉強したいことと同時に語学力を身に付けるのに必死になるのを避けられないので忙しくなりますが、それでも得られるものは大きいです。ちなみに、ストーニブルック大では一学期のみで帰国する生徒がそれなりに多いように感じます。

派遣留学月間報告書(10月分)

コチラ(pdf)

派遣留学月間報告書(9月分)

1.学習の状況

 八月末から授業が始まり、九月の後半からは中間試験シーズンが始まりました。今学期は政治科学専攻の講義を4つ、留学生向けの英会話の授業を一つとる予定だったのですが、最終的にProblems of International Relationsという講義の受講を取りやめ、4つの講義を受けることにしました。これは取りたかった講義の一つだったのですが、ディスカッションについていくためにはアメリカ政治についての知識をそれなりに持っていないと難しく、今の自分には厳しいと感じたからです。

一つ講義を減らしたといっても他の授業もかなりの勉強量を必要とされるのでまだまだこなすのに苦労しています。二つ新入生向けの講義を受講しているのですが、知識を得ることに重点が置かれているため学習内容が多く、予習・復習の際にどう知識を自分のものにできるか毎回工夫するようにしています。

こちらに来てから勉強する際に心がけていることは、分からないことは素直に分からないとはっきりさせることです。予習の際に教科書や文献の要点をメモにして疑問点を作り、講義を聞き、それでも分からないことは教授に授業後やオフィスアワーを使って質問するという流れを作っています。まだ授業をすんなりと理解することが出来ないので、なるべく先生に質問しています。

 また、授業の中で疑問を持ち、意見にすることが大切にされています。特にPolitics of Raceという授業では先生の話を聞く際に要点をつかみ、そこから問題提起がなされるのですぐに意見を考えなければならず、気が抜けません。ディスカッションの中には目には見えないけれど、人種差別が残る社会で生きてきたからこその意見も多く、信じられないような経験談を聞くことがよくあります。ようやく先生や生徒の意見が理解できるようになってきたので、今度はディスカッションの中で自分の意見をはっきり出すことを心がけたいです。

2.生活の状況

 ストーニブルックのキャンパスは勉強も遊びも精一杯やる雰囲気があります。平日は図書館など多くの所で勉強する学生の姿を目にするのですが、週末は勉強をするよりは買い物へ行く、あるいはスポーツをするなどしてリラックスして過ごす学生が多いです。
課外活動も盛んです。私は趣味の音楽をこちらでも続けたかったので、ハンドベルサークルに入りました。教会音楽だけでなく、現代音楽などいろいろな演奏活動をするということでとてもわくわくしています。早速一か月後が本番なので来週からは本格的にリハーサルに入る予定になっています。

 そして九月は二つの大きなイベントがありました。
一つ目は大学主催のFire Island Excursion。これは交換留学生向けの遠足で、Stony BrookのあるLong Islandに程近いFire Islandという島にみんなで行きました。ビーチで友達と遊び、森の中を散策するなどのんびりして過ごしました。

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Fire Islandの海岸。

 二つ目はHome Coming Day。日本の大学のものより大規模で、その日は大学を挙げてのお祭り のような雰囲気でした。目玉はなんといっても、 アメリカンフットボール!みんなでスクールカ ラ―である赤の服を着て、応援しました。結果は逆転負けだったのですが、花火の打ち上げもあり、すごく楽しかったです。ちなみにストーニブルックではフットボールなどのスポーツチームや生徒のことをSea Wolvesと呼びます。掛け声もあって、"(What's a sea wolf?) I'm a sea wolf! (What's a sea wolf?)I'm a sea wolf!! (What's your profession?!) A-whoa! Whoa! Whoa!"
というのを叫んで盛り上がります。


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Let's go SEA WOLVES!!!

 さて、話はがらりと変わりますが昨日香港から来たルームメイトとホットケーキを作りました。形はご覧のとおり悪いのですが、その子と「失敗は成功の元だよね!」と言いながら作ったのがすごく楽しかったです。このように勉強で大変な中にもルームメイトや友達との交流があることで心にゆとりを持つことが出来ます。この頃友達から友達へという風に新しい人と知り合う機会が前よりも多くなってきました。その時に大事なものは英語が流暢に話せることではなく、笑顔とHi!という元気な挨拶だなと感じています。

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派遣留学月間報告書(8月分)



1.初めに

 まずこの派遣留学に参加した目的から書きたいと思います。大きな目的としては二つあります。一つは以前から学びたかった移民政策について知識を得ること。二つ目は「マイノリティ」としての体験を得ることです。ここでの「マイノリティ」は人種・民族上のマイノリティを指します。移民・人種・民族...どれも日本の中で意識されることは少ないと思います。世間でグローバル化が叫ばれる中、この問題にいつかは向き合わなければなりません。では日本で暮らす彼らは何を思うのか、この疑問が出発点となり、大学でこの問題について勉強していきたいと思うようになりました。しかし私の大学には移民問題など先端的な問題に焦点を当てている講義が少なく、勉強していくのは大変だと分かりました。そこで派遣留学プログラムに参加して、海外の大学で勉強したいと決心しました。海外といっても国は様々。その中でもなぜアメリカ、そしてストーニブルックを選んだかと言えば、まず移民政策についての講義があることが決め手でした。そして人種のサラダボウルで有名なニューヨークに近いため、講義以外の日常生活でも人種問題などを実感できるのではないかと思ったからです。

2.学習の状況

 まず今学期登録した講義を紹介します。

・Intro. to American Government
・Intro. to Comparative Politics

 上記の二つは一年生用の導入講義です。しかし政治学を学んでいくにあたって必要なツールを、具体例を挙げながらわかりやすく説明してくださるので、基本からやり直したかった自分にとってぴったりです。

・Problems of International Relations

 この講義ではアメリカ軍事政策に焦点を当てて国際関係論を考えていく講義です。基本的にセミナー形式で進められ、生徒同士のディスカッションが中心に据えられています。この授業は上級生向けなので内容を理解するのが難しいのですが、なんとかついていくためにどう工夫しようか試行錯誤している最中です。

・Politics of Race

 この講義は人種について文化など様々な側面からとらえていくものです。この授業もディスカッション中心なのですが、先生がとてもユーモアのある方で授業が退屈に思うことはありません。

 上記に加えて、交換留学生向けの英会話の授業も受講しています。

 今学期は交換留学最初の学期ということで他の留学生の子達は初級を中心に受講している子が多いです。専攻の講義がどれも辛く、どれかあきらめようとしましたが、ある先生のオフィスアワーに伺った時、「ここ(ストーニブルック)に来たのなら勉強していきなさい。言葉を理由にあきらめてはいけないよ。」とアドバイスを頂き、あきらめずに頑張ることにしました。確かに授業中先生が飛ばすジョークが分からないなど言葉の壁で悩むことが多くあります。しかし語学力がないのを嘆いていても仕方ないので、積極性など他の面でカバーできるよう頑張ります。

3.生活の様子

 アメリカに来てから、自分にとって全てのことが新鮮です。
住居は大学のキャンパスの中にある寮、West Apartmentsに住んでいます。右上の写真は私の部屋です。大きな一つの部屋に共同リビングとキッチン、そしてトイレとシャワールームがあり、さらにシングルの勉強部屋兼ベッドルームがあります。これから自分の居心地のいいように部屋をアレンジしていきたいなと思っています。

 下の写真はLong Island Rail Roadにある広告なのですが、英語だけではなくスペイン語でも書かれています。これはヒスパニック系の人に向けたもので、これ以外にも大学近くの駅の近くにアジア系住民向けのアジアンマーケットがあるなど、アメリカは本当に多文化な国だなと実感しています。学内でも友人関係は同じ人種で付き合っていることが多いようで、それぞれの人種ごとに雰囲気が違います。今回の留学の目的でもある民族や人種について日常生活においても考えさせられる機会が多いので、常に刺激的です。

 また勉強も大変なのですが、趣味である音楽をこちらでも続けられるよう音楽系のクラブに入ろうと考えています。

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(写真1)寮の部屋

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(写真2)電車の広告
スーパーの広告など他にも英語以外で書かれているものをたくさん見かけます。


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