派遣留学生からのレポート

ドイツ・ライプツィヒ大学a

最終更新日:2015年7月 5日
氏名:真木 千智
学部/研究科名:教育学部 中学・国語
学年:4年
派遣先大学名:ライプツィヒ大学

派遣留学月間報告書(2015年6月分)


 6月29日に帰国しました。

1.勉学の状況

 6月に4回、日本学科の日本語の授業を受け持つ機会がありました。お休みされた先生のかわりです。1年生で「あげます」「もらいます」「くれます」の文法事項と、2年生で尊敬語の授業をしました。アニメを使ったり、ゲーム・クイズを取り入れてみたり、自分的にはそれなりの授業ができたと思っています。自分の専門は日本語教育ではないですが、教育学部国語科で学んだことが活かされていたように思います。また、なによりも教員になりたいという気持ちが強まったので、いい経験になりました。自分の希望の校種は中学校で、大学生相手の授業とは勝手が違うのは当たり前ですが、授業がしっかり成立したのは自信になりました。

 専門科目では、映画「かいじゅうたちのいるところ」「Super8」を、それぞれドイツ語の授業と組み合わせるという内容で、具体的な授業づくりを学ぶことができました。他の学生の授業計画案も見ることができました。登場人物のキャラクターの分析、構成の分析、タイトルの分析、映画の冒頭の分析......とにかくドイツの国語教育では「分析」が主流だという印象をいつも受けます。気のせいかもしれませんが、ドイツ人と話していると淡々と事実を描写したり、理由をつらつらと述べたりする人が多いように感じます。それも国語教育の影響があるのかな......とも思ってしまいます。

2.生活の状況 

 帰国前は、銀行解約、住民登録抹消、荷物を送る等、忙しかったです。

 特に困ったのが荷物です。結局、20㎏×2箱、10㎏×2箱になってしまったのですが、こんなにあるとは、予想外でした。また、荷物を部屋まで集荷(有料)してもらうために、オンラインで予約しようとしたところ、私の住所は認識されませんでした。郵便局に行って、どうしたら集荷サービスを使えるか尋ねたところ、「そのサービスはオンラインでしか受け付けてないから、ここではなにもできない。とにかく自分で運んでくれ。それに自分で運べば無料ですむよ」と言われてしまいました。最後の最後で、これがドイツか......と思い知らされた気分です。荷物は友人に手伝ってもらって無事に運ぶことができました。

らいぷa2015.7.5.jpg

タンデムパートナーが連れて行ってくれた小さな湖。
ライプツィヒの中心街からトラム(市電)で15分程です。
服を脱いで日光浴している人もちらほらいるのは、東ドイツ時代の名残?
日光浴して午後を過ごす、ドイツ人らしい体験ができました。

派遣留学月間報告書(2015年5月分)

1.勉学の状況

 春休みに提出したレポート課題が、合格点がもらえるということが分かりました。日が経って、また新しい知識が増えてくるにつれて、なんて馬鹿なことを書いてしまったのだろう......と気づいてしまう時もあり(とても初歩的な失敗としては、参考文献の作者の姓名を勘違いして逆に書いていたことです)、心配になっていたのですが、安心しました。しかし、現在「単位がとれた」ということは分かっているのですが、「何点取れたのか」というのが分からなくて困っています。教授に直接問い合わせたところ、自分のところではなく試験の結果を管理している学務(Prüfungsamt)に行ってくれということだったので、そこを訪れたところ、まだその教授から結果が届いてないからもう一度教授に聞いてくれ......という状況です。レポート課題は、留学生用に特別に課していただいたものなので、仕方ないとも思えるのですが、なかなか理解しがたいです。

 5月中旬に、ドイツ語の会話クラスで10分間のプレゼンテーションをしました。先学期よりもパワポ・原稿準備がだいぶ楽になったように感じました。しかし本番の発表は緊張してしまって、あまりうまくいきませんでした。以前は、「とにかく何かを話さないといけない」という気持ちでいたのですが、最近は「間違った文法を使ってしまった」と発言した後気づくようになってきたので、だんだん話していると元気がなくなってしまう......という状況です。今月はドイツに来て一番、ドイツ語を話すのを苦しいと思った時期だったかもしれません。

2.生活の状況

 こちらにはEurovisionという、毎年恒例の歌番組があります。ヨーロッパを中心とした、様々な国の代表が集まって、どの国の歌が一番良いか決めるものです。たまたま遊びに行ったエラスムスの子のところで観させてもらいました。英語で歌う出演者、母国語で歌う出演者、英語で話す司会者、それをフランス語に同時通訳している時もあり......ヨーロッパとひとくくりに言っても、さまざまな言語・文化があること、また英語の汎用性の高さを改めて感じました。また、Eurovisionについて友人同士で話していると、必ず「お金をたくさん出した国が有利だ」、「いい政治をした国が有利になる」といった、政治・経済に関する言及があるのも興味深いです。

 そろそろ帰国が近づいてきたので、荷物を日本に送りたいと思っているのですが、まずダンボールを見つけるのが大変でした。郵便局にいっても、小さめの箱しかなく、結局ホームセンターまで行って買いました。あとは船便はどうやら廃止されているようで、飛行機でしか荷物を送れないようです。

らいぷつぃひa2015.6.4-1.jpg
↑最近は、21時半ごろにようやく日が暮れ始めます。

らいぷつぃひa2015.6.4-2.jpg
↑ライプツィヒの立地のいいところは、ベルリンに日帰り(片道2時間)で行ける点だと思います。


派遣留学月間報告書(2015年4月分)

1.勉学の状況

 今期は以下のような授業を取っています。

・翻訳 ドイツ語→日本語
・ドイツ語 会話練習
・ドイツ語 発音練習

・【ゼミナール】ドイツ語教育での映画 Filme im Deutschunterricht 

ドイツ語学科の教職科目です。ドイツの学習指導要領には、「映画」に関する指導事項が含まれています。このゼミナールでは、どうやって映画を用いて授業ができるかを考えていきます。今月は実際に映画を見て、撮影・音声・編集などの分析の仕方について学びました。「分析」ということが、ドイツ語教育の中でかなり重要な位置を占めているように思います。(なんでもかんでも分析するので、飽きた、ドイツ語の授業は嫌いだったというドイツ人の話も聞きます......)。

・【ゼミナール】映画分析 Filmanalyse 

コミュニケーション・メディア学科の授業です。上記の「ドイツ語教育での映画」のゼミナールでは、映画に関する知識・単語が必要だと思ったので、こちらも取ることにしました。映画理論の基礎的なことを学んでいきます。

2.生活の状況

 4月から同居人が変わり、エチオピア人と住んでいます。彼女はドイツ語が話せないので、英語で会話しようとしていますが、なかなか意思疎通ができません。こちらにきて英語をすっかり忘れてしまいました......。今までドイツ語を使おう(使わなければいけない)と気を張っていたので、もどかしいです。先日、深夜2時に学生寮の火災報知機が鳴り、(結局は誤報でした。誰かがドアをあけたまま料理をして、煙に反応したのだと思います)、一旦全員、寮の外に出なければなりませんでした。外に出て消防が来るのを待たなくてはいけないと彼女に伝えるのも一苦労で、本当に非常事態になったらどうしようかと考えてしまいます。

 ドイツ語は日常会話ではあまり困らないようになったと思います。先日、ライプツィヒ・オペラに蝶々夫人を観に行きました。割引カードを買ったので、8ユーロで観ることができます。その時に、隣に座っていた初老の男性と少し話をしました。男性は、「この蝶々夫人は、日本人からみたらおかしな日本文化になっているかもしれない。でも私はこのオペラが大好きだ。蝶々さんの気持ちが切ない」と言っていました。たしかにおかしいところもありましたが、最後に男性が目に涙を浮かべながら、「Auf Wiedersehen. (さようなら)」とだけ言い残し去って行ったのが、印象に残っています。

らいぷつぃひa2015.5.3-1.jpg

↑ライプツィヒ・オペラ
「蝶々夫人」(中央)、「今日」(左右)という垂れ幕

らいぷつぃひa2015.5.3-2.jpg

↑公園でお花見をしました
 日本の桜とは違う種類で、色が濃く大きめの花


派遣留学月間報告書(2015年3月分)

1.勉学の状況

 春休み全部かけて、文学教育のレポートを書き終えました。ゼミの中で扱われた、『チック』という児童書の分析、そしてその本を用いた授業案について書きました。

 ドイツ語のレポートにおいて、「ich(私)を使ってはいけない」というルールに随分苦しめられました。日本語で「......について考察する。」や「......だと思う。」と書こうと考えて、そのまま翻訳してしまうと「私は」と書き始めるしか方法がなく、途方にくれました。受動態を使って書くとドイツ語らしくなるそうなのですが(「『チック』の構造について分析される。」というように)、書いていて心の中では変な感じがしていました。

 ドイツ語の添削はタンデムパートナーにお願いしました。彼女曰く、私のドイツ語は「語順がおかしい、サラダみたいに混ざっている!」ということだそうで......かなりの時間を割いて綺麗なドイツ語にしてもらいました。

 レポートは全部でA4サイズ12枚でした。ドイツのレポートは参考文献に10冊以上用い、参考文献一覧でA4一枚が埋まる、と聞いていたのですが、12枚書こうと思うと本当にそれくらいの量が必要でした。そして、いいと思った文献を図書館で見つけても、館内閲覧のみがほとんどで、不便な点も結構ありました。ひとまずは完成してよかったです。イースター休み後に提出するつもりです。

2.生活の状況

 レポートのために、ライプツィヒから抜け出せずに3月が終わってしまいました。日帰り旅行に行こうかとも思ったのですが、3月末からまた冷え込んできて、それどころではなくなってしまいました......。3月にあったイベントで特筆すべきことは、12日から15日にかけてライプツィヒでおこなわれた、本の見本市(ブーフメッセ)です。広大なメッセの会場内で、絵本、学術書、写真集、教科書など様々な種類の本を立ち読み、購入することができます。また、本の宣伝のための講演など、催し物も沢山ありました。色々な本が読める、という環境は私にとってはとても楽しいものでした。本という形式の良さも体感できたように思います。

 また、ブーフメッセ内に、マンガ・アニメコーナー(ほとんどが日本のもの)、さらには日本のアニメ映画を見る部屋もありました。期間内にそこで二本映画をみたのですが、だんだんドイツ語だけ、字幕無しでも苦にならなくなってきたのと、その映画についてドイツ人とドイツ語で会話できたのが嬉しかったです。

らいぷつぃひa2015.4.3-1.jpg

4月に入りましたが寒い日が続きます。1日と2日には、急にひょうが降り、やみ、快晴になるという変な天気が続きました。

らいぷつぃひa2015.4.3-2.jpg

ブーフメッセの様子。

派遣留学月間報告書(2015年2月分)

1.勉学の状況

 2月の上旬から春休みです。翻訳(独→日)の課題と、文学教育のレポートが休暇中のやるべきことです。

 2月20日(金)に、チューリンゲン州のギムナジウムを見学してきました。ギムナジウムには、日本の小学校5年生から、高校3年生までの生徒が在籍しています。ドイツでは5年生から12年生まで、という数え方になります。ドイツ人の友人が、出身校に相談してくれて、今回の学校訪問が叶いました。

 国語(ドイツ語)の授業を4時間分、教室の隅に座って見学させていただきました。5年生の「リマインド・マッピング」、6年生の文学の授業、12年生の詩の授業です。12年生の授業は2コマ連続(Doppelstunde/ 45分+5分休憩+45分)でした。以下、印象に残ったことを少し書きたいと思います。

(挙手の仕方)

 積極的に手を上げて発言をする生徒が多い。そして他の生徒が発言をしている最中にも手を挙げる生徒がいる。これはとにかく自分の意見を言いたい、というわけではなく(もちろんそういう時もあるだろうが)、「補足をしたい」という意味のようだ。先生も"Hast du Ergänzen?" 「補足がある人いる?」という聞き方をする。

(OHP)

 授業中にOHP機器の使用がよくされている。画質が悪い、文字が小さいというのが気になる。ライプツィヒ大学の授業でもOHPはよく使用されており、低画質でこれでいいのかと思っていたが、大学だけではなかったようだ......。

(教科書)
 
 教科書はほとんど使われず、プリントが主に用いられている。一回だけ、詩の授業で教科書に載った詩を見るために使ったのみ。教科書は教室に常備してあり、使う時に先生が配布する。

2.生活の状況 

 2月15日(日)にライプツィヒでカーニバルがありました。デュッセルドルフやケルンなどの大都市だけで行われると思っていたので、たまたま通りかかってたときは、ライプツィヒにもあるのかと驚きました。特設ステージで、ザクセン州のご当地ソング?が歌われていたり、クリスマスマーケットのような屋台が並んでいたりしていました。

らいぷつぃひa2015.3.3.jpg

↑カーニバルの日、市庁舎前

派遣留学月間報告書(2015年1月分)

1.勉学の状況

 1月上旬にドイツ語でのプレゼンテーションがありました。語学コースの授業で、自分の専門教科について発表するというものでした。私は先月のゼミナールで興味をもった「国語の授業の中での映画作り」というテーマを選びました。小説を映画化することを国語の授業で取り入れた場合、どんな力が身につくか、どんな問題点があるか、ということを話しました。語学コースでの発表なので、内容はそこまで重要ではないのですが、先生から「話し方が少し子どもっぽい。もっとアカデミックな話し方を」と指摘されました。使っているドイツ語が平易すぎて、小学校の先生が子どもに話しかけているようになっている......ということでした。「学問的なドイツ語」が今後の課題です。ただ、発音については渡航したばかりよりもよくなっていると言われたのが嬉しかったです。

 ライプツィヒ大学は1月下旬から徐々にテスト期間になりました。私がとっている専門の講義とゼミナールは、どちらも筆記試験(追試なし)が課されています。しかし、教授に相談したところ、筆記試験は留学生には難しすぎるので、レポート(ハウス・アルバイト)に代えてもいいとのことでしたので、そうするつもりです。ちなみに、ライプツィヒ大学では試験には基本的に電子辞書は禁止ということです。留学される方は、紙の独和・和独辞典を持っていくのをおすすめします。(図書館でも借りることが可能です)。

2.生活の状況 

 ライプツィヒでは、イスラム排斥デモとその反対デモが頻繁に行われています。1月になって週に1、2回のペースで起きるようになりました。ベルリン・ドレスデンでイスラム排斥デモが禁止されて以降、各地からライプツィヒのデモに大人数が集まるようになっています。デモのある日は警察もザクセン州全体からやってくるようで、街の至るところで警察車両を見かけます。身近にこんなにデモが起きるようなことはなかったので、驚いていると共に、自分がヨーロッパにいるということを改めて認識させられています。デモがあっても、路面電車のダイヤが乱れるぐらいで、安全面に問題はありません。

らいぷa2015.2.5-1.jpg

「1月30日はデモがあるため駐停車禁止」の標識。

らいぷa2015.2.5-2.jpg

1月はあまり雪が積もりませんでした。
にわか雪がよく降ります。


派遣留学月間報告書(2014年12月分)

1.勉学の状況

 12月は自分のドイツ語力の幼さを感じた月でした。会話のクラスでは、だんだんと抽象的な単語・テーマが増えてきています。授業中に辞書を使ってはいけないことになっているので、先生に聞くのですが、先生がどんなに説明しても全く理解できないという状態が続いています。Würde「尊厳」というドイツ語が分からなかったときに、中国留学経験のある先生が「中国語では『顔』という言葉を使うんだけど、想像できる......?」と困ったように聞いてきたのがなんだか申し訳なかったです。また、書くことのクラスでは、Erörterung という形式の文章を書きました。「論議」「討議」といった文章なのですが、日本の論説文・意見文と異なっており、構造を理解するのに苦しみました。小中学校の時の「先生が何を言っているのか意味不明」という感覚を久々に思い出したことは、将来教員になった時役に立つのではと思っています......。

 ゼミナールでは、今月はTschick『14歳、ぼくらの疾走 マイクとチック』(ヴォルフガング・ヘルンドルフ)と、Die Entdeckung des Hugo Cabret『ユゴーの不思議な発明』(ブライアン・セルズニック)の2冊を対象とし、中学生向けの授業案をつくることがテーマでした。『ユゴー』は、映画「ヒューゴの不思議な発明」の原作です。ヒューゴが映画化されていることもあり、「映画」と関連させた授業案を学ぶことができました。映画を撮影してみよう、映画の予告編をつくってみよう、映画の絵コンテを描いてみよう、といったもので、自分は映画が好きなので興味深かったです。学習目標に「映画文法を理解することができる」ことを組みこんだものもあり、ドイツで映画がこんなに重視されているイメージがなかったので驚きました。

2.生活の状況 

 12月はクリスマスマーケットでにぎやかでした。ホットワイン、肉料理、惣菜パン、お菓子......今までドイツで見たことのないものが屋台で売っていて、お金を使いすぎてしまったのが反省です。

 12月19日に大学が終わり、ドイツ人のみなさんはクリスマスを家族で過ごすためにぼつぼつと帰省をしていました。同居人も帰省、日本人留学生も旅行、ということでクリスマス近辺は一人で過ごしていました。ライプツィヒでは24日から26日まで街中のお店が休業です。クリスマスマーケットでにぎやかだったのが嘘のように、お店もあいていない、人影もほとんどない、という街並みはある意味貴重で、面白かったです。

 年末には雪が降り、新年は日本学科のみなさんと一緒に迎えました。ドイツの年越しは街中で花火を打ちまくって恐ろしいものでした......。

らいぷa2015.1.4-1.jpg

学生寮のある通り


派遣留学月間報告書(2014年11月分)

1.勉学の状況

 ゼミナールの中で、ドイツの国語教育の様子がだんだんと分かってきました。ドイツでは「読むこと」の授業で、「本」全体を通読・熟読していくのが伝統的な方法のようです。日本のように教科書に載っている短めの作品、あるいは作品の一部を読むのとは異なります。

 11月はRico, Oskar und die Tieferschatten『リーコとオスカーともっと深い影』という本を扱いました。小学校高学年(ドイツでいうとギムナジウム5,6年生)向けの作品です。

 一冊の本を読むというのはかなり労力のいることなので、授業者の工夫が必要となります。そのための様々な言語活動が紹介されましたが、特に私が興味をもったものは、Rollespielen、ロールプレイングです。ドイツの国語の授業の中で「演じる」ことは普通だそうです。寸劇をするのはもちろんですが、ある場面を静止のまま表す(3、2、1で、ある場面の割り振られた登場人物のポーズになる)、という場合もあり、様々な手法が取り入れ可能だと学べました。

 講義では、面白い話を教授から聞きました。小学校高学年向けとしてDie Grille und die Ameise「アリとキリギリス」を扱った際、「この物語で示されているものはなにか」という議題が出ました。(ドイツは日本と違い、道徳と国語の授業の線引きがされていないように感じます)。この物語では、キリギリスは自分のことは自分で面倒をみなくてはいけない、という教訓に至りがちです。しかし社会主義体制であった旧東ドイツでは、その解釈のされ方にも違いがあり、教授曰く、「東ドイツ時代に、教職をとっている学生に同じ質問をしたら、『冬になっても働かなくてはいけない』という回答がでてきた」ということでした。こういう話があるのも旧東ドイツの大学ならではだと興味深かったです。

2.生活の状況 

 本格的に寒くなってきて、体が寒さに慣れるまで時間がかかり体調を崩しました。さらに具合が悪くなったらどうしようかと不安でしたが、ドイツのErkältungstee「風邪茶」を飲んだら良くなりました。漢方のようなものです。薬局で処方箋なしで、約2.5ユーロで買えます。

 11月末に、フランス映画祭がライプツィヒで開催されました。フランス映画をドイツ語の字幕付きで見ることができます。ドイツの映画館で映画を観ると、そのほとんどがドイツ語に翻訳され、字幕がありませんので、字幕付きの映画は貴重です。すべては理解できないのですが、それなりに楽しむことができました。

らいぷa2014.12.5-1.jpg
↑フランス映画祭の様子。

らいぷa2014.12.5-2.jpg
↑11月末からクリスマスマーケットが始まりました。
 それに伴い大学(中央奥の三角頭の青い建物)の前の広場にたくさんの屋台と観覧車ができました。夜はグリューワインを飲む人々で賑わっています。


派遣留学月間報告書(2014年10月分)

1.勉学の状況

 10月13日から、大学の授業が始まりました。私は中等教育課程のドイツの国語教育(ドイツ語を母語とする人々へのドイツ語教育)を学ぶためにライプツィヒ大学に留学しています。

 現在とっている国語教育に関する科目は、「ドイツ語教育法入門」という講義と、児童文学・文学教育に関するゼミナールの2つです。

 講義は、基本的に先生の話を聞いているだけですが、時々学生に質問を投げかけることもあります。千葉大のC号館ほどの教室ですが、学生はマイクなしでかなり積極的に発言をしています。ゼミナールは、講義よりもさらに先生と学生との対話で成り立っているような印象です。ときどき、周りの人と相談する時間も設けられます。毎週、指定された1、2本論文を読んで授業に臨みます。まだ、ドイツ語を聞いて理解するのは難しいですが、配布資料を元に専門に関する単語も増やしていって、授業についていきたいです。
専門科目の履修登録は、学部によってやり方が異なるようです。ドイツ語教育の科目のあるドイツ語学科は、授業の担当教員に許可を得ればよい、というものでした。ただ、今回取らなかったのですが、教育学部開講授業は、正規の学生と同じように、授業が始まる前に登録をしに行く、というものでした。

2.生活の状況 

 10月9日に、「Lichtfest」という祭典がありました。1989年、東ドイツ時代にライプツィヒでおこった革命・Friedliche Revolutionを記念するものです。毎年行われているけれども、今年は、25周年ということで例年より多くの人がいたそうです。

 ハロウィンの日にはパーティーもあったようですが、自分はライプツィヒで開かれているドキュメンタリー映画祭に行きました。学生は6ユーロで一本映画が見られました。ここも大勢の人が集まっていました。また、東ドイツ時代の作品・また東ドイツをモチーフにした作品もあり、東ドイツへの関心が高まりました。

 写真はLichtfestの様子です。ライプツィヒオペラ前の広場に、沢山の人が集まって、ろうそくを灯しています。

らいぷつぃひa2014.11.5-1.jpg

らいぷつぃひa2014.11.5-2.jpg

派遣留学月間報告書(2014年9月分)

1. 勉学の状況

 9月16日~10月2日の間、大学の「語学・オリエンテーションコース」がありました。参加者の約7割はエラスムスの学生でした。語学の勉強と共に、ライプツィヒ大学のキャンパスや、図書館の使い方、大学にまつわる用語、レポートで使うべき言葉遣い、教授へのメールの書き方等を教わりました。

 コースの最後には、街散策についてポスターにまとめ、プレゼンテーションをしました。他の学生もドイツ語が非常にできるわけではないので、お互いに意思疎通を試みながら作業を進めるのはいい経験になりました。

2.生活の状況

 前回の報告書に引っ越し先の寮が汚いために引っ越しをしたい旨を書きましたが、結果としては叶いませんでした。まず、学生寮全体を管理しているStudentenwerkに部屋が汚すぎる、引っ越しをしたいとメールを入れたのですが、部屋の空きはないと言われました。ちょうどその時にオフィスアワーだったので、本当に部屋の空きはないのか、もし家賃を多めに払ったら違う部屋に引っ越すことはできないのか、と問い合わせに行きました。部屋の空きは本当にない、それに2月末までの契約だから引っ越しはできない、ハウスマイスター(個々の寮の管理人)のところに行ってくれ、と言われました。思わず、「こんなに汚いだなんて知らなかった!」と言ったところ、「だったら契約の前にあらかじめ部屋を見に来ればいいのに」と言われてしまいました。

 そして、ハウスマイスターのところに行って、部屋が汚いと伝えると、真剣に対応してくれました。ただ、その日はもう時間的に対応ができないので、明日の朝また来てくれ、ということでした。次の朝行くと、「掃除のために人を呼んである、今日の午前中に来る」と言われました。部屋の様子を見にきてくれるのかと思っていたので拍子抜けしました。そして午前中に結構な時間をかけて掃除をしてもらいました。

 これで一応住める環境にはなったのですが、9月中はゴキブリに悩まされました。日本のゴキブリと違い小型なのと、寒くなってきたからか動きが緩慢だったので洗剤をかけ殺していました......。本当にストレスが溜まりました。同居人はしばらくして帰ってきたのですが、その日のうちに引っ越しするということで、汚いと文句も言えないままになって終わりました。

 そして昨日から新しい同居人がきました。ハンガリー出身の子ですが、ドイツ語がかなりうまく、沢山話しかけてくれるのでドイツ語の勉強になります。なにより綺麗好きというのが本当に有難いです......。

らいぷつぃひ2014.10.5-1.jpg

↑同居人と共用のキッチンです。狭いのが残念です。
 ライプツィヒでも醤油やめんつゆは手に入るので愛用しています。

派遣留学月間報告書(2014年8月分)

1.勉学の状況

ライプツィヒのInterDaF主催の語学研修に参加するために、8月4日からドイツに滞在しています。語学研修で、ライプツィヒ大学が交換留学生に求めている語学レベル(B1)を無事に得ることができました。語学研修は、8月29日に終了しました。

2.生活の状況 

 ドイツでは、学生寮(WG、2人でルームシェアをする形式)に住んでいます。語学研修期間中は、InterDaFが用意してくれた学生寮に住んでいたのですが、その学生寮は、8月30日に退出しなければなりませんでした。そして、新しく自分で探した学生寮は、9月1日からしか入居できませんでした。学生寮担当の人に問い合わせたのですが、前の人が住んでいるから引っ越しはできない、と言われてしまいました。(他大の人で、早めの引っ越しができた人もいるので、状況によるのだと思います)。そういった事情により、8月30日、8月31日はホテルに泊まりました。荷物の運搬が大変なので、同居人にスーツケースその他諸々を預かってもらい、後日取りに行きました。

 そして、9月に入り、新しい学生寮に引っ越したのですが、共有のキッチン、トイレ、廊下が非常に汚く、困っています。キッチンは虫が湧いていて、目も当てられません。そして、どうやら同居人は、里帰り中のようで家にいません。ダメ元で、部屋を換えてもらえないか、頼んでみようと思います。家賃が月180ユーロと、学生寮の中では最安値だったのですが、思わぬ落とし穴があったようです。

 また、8月の中ごろに、歯茎が腫れ、歯医者にかかりました。(ストレスが原因かもしれません...)。歯の治療もカバーしているドイツの保険だったので、費用は掛かりませんでした。日本の海外旅行保険だと、歯の治療はカバーしていないこともあるので、ドイツの保険に入っていてよかったです。歯医者さんは非常に親切でした。私のつたないドイツ語を、一生懸命理解してくれようとしました。この先の留学生活において、病院に行くことへの不安が少し解消されたように思います。


派遣留学生からのレポート

タグクラウド

予約フォーム

留学中の安全と危機管理

協定校情報

お知らせ・リンク集

Japanese Studies and Global Study Progam

skipwiseが君の未来を変える!

タグクラウド

↑見出しをタップするとタグクラウド一覧が開きます。

予約フォーム

留学中の安全と危機管理

協定校情報

お知らせ・リンク集

Japanese Studies and Global Study Progam

留学生課(海外留学相談)
総合学生支援センター2階

資料等閲覧 9:00~17:00
留学相談 10:00~16:00
TEL : 043-290-2190
E-mail :
kaigai-ryugaku@office.chiba-u.jp
PAGE TOP