派遣留学生からのレポート

ドイツ・ハイデルベルク大学

学校の詳細
最終更新日:2015年8月 7日

派遣留学月間報告書(2015年7月分)

1.勉学の状況

 学期末に向けて、テストやレポートの提出などが続きました。授業にもよりますが、記述式の試験に関しては紙の辞書を持ち込むことができます。私はすべて電子辞書で日本から持参していたので、試験で利用することはありませんでした。使い慣れた辞書が手元にあると便利だったかもしれません。とはいえ、記述式の試験ではゆっくりと辞書をひいている時間はないので、ここぞというときのお守り代わりともいえると思います。設問には単語数などの指定はなく、回答も白紙の紙を自由に使うことができるので、内容はもちろんのこと、一定以上の量を時間内にまとめて書くことが求められます。試験では合格点を頂くことができましたが、瞬発的に文章を書く際のよりよい文章構成については、ドイツ語に限らず日本語においても今後の課題であると思いました。

 今学期に履修した授業に関しては無事に単位を取得することができましたが、成績証明書の回収に少し手こずることになりました。成績などが記載された授業の履修証明であるScheinは、試験の際や最終回の授業などで氏名等を記入した用紙を提出し、授業担当者のサインとスタンプと共に返却されます。授業中に返却されることもありますが、授業がすべて終わっている場合などには学部の事務室等で受け取ることになります。事務室にて受け取る予定であったもののうちの一通が行方不明となり、授業担当者と事務室の間を3日間かけて三往復することになってしまいました。結果としては、保管場所について事務室の担当者間で情報共有がされていなかっただけであり、3回目の訪問でようなく部署のチーフの方にお話したところ、すぐに出てきました。レポートや試験答案が一緒に返却される場合は、通常の受け取り箱とは異なる場所に保管されることがあるようです。最終的に無事回収することができましたが、授業が終了した翌週は事務室が隔日しか空いておらず、非常に焦りを感じました。大学に限らず窓口の担当者は業務の全てを把握しているとは限らず、場合によってはなかなかチーフや他の部署に確認をとろうとしないので、強めに主張していくことが必要だと最後に改めて実感させられました。

2.生活の状況

 7月上旬は40℃前後の猛暑日が続きました。ドイツ全土、またハイデルベルクにおいてもここまで気温が上がることは珍しいとのことで、空調システムの不調による鉄道の大規模な遅れや、高速道路のアスファルトの破損などが相次いでいました。日本と比べると湿度も低く、朝晩は比較的過ごしやすいのですが、日中の問題は冬仕様の気密性が高く窓が少ない建築設計と空調設備です。スーパーやデパートなどの店舗を除いて、ドイツの建物に冷房設備がついていることはめずらしいです。また、窓が比較的小さく少ないため、風が通らず室内の温度も非常に高いです。建物の上部はときにサウナのようになることもあります。大学の教室も基本的には同じであり、暑さのために授業が短縮されたり、内容が変更されたりすることもありました。冬にはセントラルヒーティングなどの暖房設備が充実しているので、低層階北向きの部屋でも快適に過ごすことができますが、猛暑日の高層階南向きの部屋は一度暑くなってしまったらどうすることもできません。対策としては日中に窓を開けず、シャッターやカーテンを閉めることで室温を上昇させないようにすることに尽きます。自然光や新鮮な空気を好み、どんなに曇天でも明かりを付けず、どんなに寒くても必ず換気をするドイツ人が、晴天にもかかわらず窓を閉め切り、日中に室内灯を使う数少ない場面でした。

 帰国に向けて最終的な準備を行いました。住居に関しては3ヶ月前から大家と相談していたので滞りなく手続きができました。学籍末梢や銀行口座の解約、役所での転出届については帰国1~2週間前からの手続となりました。混雑や問題がなければ即日で手続きができます。私の場合は銀行カードをチェックするための機材に不具合があり、2回訪問することになってしまいました。その他に、千葉大学に提出するためのまとまった英文成績証明書の発行を依頼しました。前述したように、単位登録については千葉大のようなデータではなく、A5の紙一枚で授業ごとに発行されるので全ての証明書を自分の責任で集めて留学生課に提出する必要があります。原本と一緒に授業リストを作成するのですが、授業担当者の氏名はサイン以外に記載がないことがあり、調べなおす手間になりました。授業終了からあまり間を置かずに帰国する予定だったので、少し慌ただしくなりましたが、町のいろいろなところを改めて自分の足で回って最後の時を楽しむことができました。

 帰国当日は2時間半ほど前に空港に到着したのですが、夏休み最初の週ということもあって、家族連れなどで普段以上に混雑していました。何事もなく搭乗時間に間に合うことができましたが、オンラインで事前にチェックインしていたにもかかわらず、荷物の預け入れや手荷物検査に想定以上の時間がかかってしまいました。空港で最後にドイツのソーセージとパンを味わって帰ろうと思っていましたが叶いませんでした。また近いうちにドイツを訪れることができればとおもいます。


派遣留学月間報告書(2015年6月分)

1. 勉学の状況

今月は鬼門となっている政治の授業での発表がありました。この授業では学生がテーマについての基礎知識を説明し、後半にグループワーク等を行っています。私の担当テーマはドイツの立法手続きでした。内容的には中学校で学習するレベルですが、過程がやや複雑なため、一つ一つ段階を追って過不足なく説明することが目標でした。レジュメについては、全体の流れがわかるように図を用いて、適宜説明を挿入して作成しました。自分はもともと発表の際に図に頼りすぎる傾向にあるので、今回は短文主体のものを作成したいと思っていましたが、最終的には視覚的に理解を促す形になりました。説明を挿入する際には、短く簡潔な言葉に変換し適切な配置を考えることに少々頭をひねりました。専門用語についても口頭説明を合わせて無理なく理解できるよう、書籍やウェブサイト、学校用教材などをあたって検討しました。

結果、無事に発表を終え、授業の導入の役割を果たすことができました。しかし、学生たちの反応を見るに、発音に関してはまだまだ改良の余地があるようです。ドイツ語ネイティヴの方にはきちんと通じるレベルではあるそうなので、今後はより「ドイツ人らしいドイツ語」を意識したいと思います。


2. 生活の状況

6月に入り雨が降る日が増えました。基本的にはジャンパーや折り畳み傘で事足りる程度の雨ですが、つい先週には雷を伴うゲリラ豪雨も起こりました。例のごとく、曇りが続くと上着が必要ですが、一度晴れると気温が一気に38℃近くまで上昇します。夏にかけて雨の量は減るそうですが、最高気温という意味ではハイデルベルクの夏は長く続くようです。晴れていれば湿度は50〜60%ほどなので日陰に入れば快適ですが、今の時点で千葉より暑いということは今でも信じられません。

先月、賃貸の解約について報告しましたが、改めて確認したところ、ドイツでは3ヶ月前までの申告が通例だそうです。実際の期限は個々の契約書に準じます。ハイデルベルクの学生寮に関しては、初回の申告は3ヶ月を切っていてもお咎めがないことがあるようですが、一度目の申告後、期限を過ぎて退居日を変更する場合は、追加料金(€15)がかかったそうです。次の借り手を探すよう求められることもあるそうですが、ハイデルベルク大学では夏期休暇中の語学コース参加者に貸し出す部屋を募集しているので、コースが始まる前の7月末(今年は29日)の退居であれば基本的にはそこに振り当てられます。7〜8月の帰国であれば、夏学期が始まる前に予定を立てた方が無難であったようです。

私は今学期に入ってから、半ば突発に数日間の旅行に出ることが多くなったのですが、旅行に関しても早めの計画がなんといっても経済的に良いです。旅費のやり繰りは常に生活費との相談になりますが、ハイデルベルクは鉄道や長距離バス、フランクフルト空港へのアクセスが良い方なので、予算の許す限りは気軽に旅行にでられます。

理想としては、日程に余裕を持たせて現地を散策しながら観光できれば良いのですが、まとまった時間をとることはやはり難しいです。旅行の助けになる予約・情報収集ツールとして、私が利用しているものを以下に挙げてみたいと思います。

<宿泊施設>
・Hostelworld (安めのドミトリー)
・Booking.com(ドミトリーや安めのホテル、アプリで予約管理・簡易観光ガイドが利用可能)

<交通>
・DB(ドイツ鉄道)Naviggator
(ドイツ国内の鉄道・バスト・ラムみならず、周辺国の主要路線も検索可能、
アプリでモバイルチケット購入可能、チケット購入は国内発着線のみ)
・ÖBB Scotty/Tickets(オーストリア鉄道、アプリ有り)
・Busrador(アプリ長距バス・鉄道を同時に検索可能)
・Citymapper(世界の主要観光都市のバス・トラム・鉄道・地下鉄検索用アプリ、
オンライン利用)
・Skyscanner(航空券検索サイト・アプリ)

<地図>
・Maps.me(国や地域ごとに事前にダウンロードすることで使えるオフライン地図、GPS機能有)

便利なウェブサイトやスマホ・タブレットで使えるアプリが多く有りますが、ベルリンやパリなどでは携帯がスリの対象になる等、不測の事態に備えて常にメモや紙媒体でのバックアップが必要です。また、旅行の情報源としては地球の歩き方などの日本のガイドブックがとても有用です。電子書籍版も利用しましたが、まだまだ紙媒体の方が使い勝手が良いように感じました。荷物としてはかさばりますが、持って行く価値はあると思います。


派遣留学月間報告書(2015年5月分)

1. 勉学の状況

 思いもよらない形で参加することになった政治についての授業にもようやく慣れてきました。用語については常に予習復習が必要ですが、内容自体は中高生が学習するような基本的な制度の仕組みなので、事前の知識と照らし合わせながら理解することができます。グループワークも増え、以前よりは授業中の時間の流れを早く感じるようになりました。来月には発表の担当が回ってきます。この授業での発表は基礎事項の確認のみなので、内容的には凝ったものにはできませんが、わかりやすさ、聞きやすさを重点に準備をしたいと思います。

 授業や発表準備等のために利用する大学の中央図書館ですが、現在着々と改装が進んでいます。ちょうど千葉大の図書館と同じように、旧館と新館のずれが残ったまま改装されています。個人的には内装もどことなくアカデミックリンクセンターに似ていると思っています。しかし、外装と入口近くの棟は古い建物を残しているので、千葉大図書館以上に内部が迷宮のように入り組んでいます。中庭の反対側、窓から目的のエリアが見えているのに、いつまでたっても辿りつけなかったり、工事が途中なのか階や棟、各棚の蔵書の分類の表示がなく自分がどこにいるのかわからなかったり、ハイデルベルク大学の蔵書検索システムHEIDI(ハイジ)に工事前の地図が表示されたりするので、目当ての本にたどり着くまででも一苦労でした。政治の授業の発表用に探していた本は一部のみで館内閲覧専用でしたが、もちろん必要箇所のコピーはできます。学内のコピー・印刷は基本的にA4が1枚4セント、学内パソコンへのスキャンは無料です。学部ごとの図書室のほうが専門書の種類も部数も充実しているので、場合によってはそちらを訪れてみようと思います。

2.生活の状況

 先月上旬には桜が見ごろを迎えていましたが、5月上旬には藤、中下旬からはバラが咲き誇っています。今学期は午後8時ごろまで授業がある日もあるのですが、夜とは思えないほど明るく散歩にちょうどいい気候なので、庭先の花やネッカー川沿いから城と旧市街を眺めつつ徒歩で帰ることが増えました。日差しもすでに夏を思わせるような強さで、暑い日には気温も30℃近くまで上昇し、タンクトップにショートパンツで街中を歩いている人も見かけます。しかし、雨や曇りでひとたび日中の日差しが遮られると、夜には上着なしではいられないほど冷え込みます。実のところ、薄手のコートも冬物と一緒に日本に先に送ってしまおうかと思っていたのですが、これから6月にかけては雨の日が多くなるようなので、少し様子を見てみることにします。

 7月末の帰国ということで、留学生活も残り3か月になりました。周りの交換留学生も徐々に帰国の準備を始めています。帰国便の予約や変更の問い合わせは電話かカウンターのみということだったのですが、電話後からメールで新しいチケットが発行されるまでの1日たらずの間でも非常にやきもきしていました。重要事項に関しては対面ないし電話で確認できたほうが確実であると頭ではわかっているのですが、普段の旅行で大抵の操作がインターネット上のみで完了して即座に確認書が送られてくることに慣れきってしまっているなぁと少し反省しました。いずれの方法でも防ぎようがないトラブルが起きる可能性はあるので、事前に準備確認できるところは気を抜かないようにしたいと思います。また、住んでいる住居や寮の解約手続きもこの時期に行いました。契約書に従って貸主に申告、寮の場合は学食(Triplex)横のInfoCenterで書類にサインをするそうです。銀行口座等その他の契約も徐々に手続きを始めています。新学期が始まったばかりで少し早いような気もしますが、目安としては大体3か月前が無難だそうです。

 写真は先月ご報告した春の味覚、白アスパラガス(Spargel)です。こちらは自分で調理したものではなくレストランで食べたものです。基本の組み合わせはアスパラガスとじゃがいもですが、レストランやカフェではカツレツやハムとのセットもよく見かけます。

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派遣留学月間報告書(2015年4月分)

1. 勉学の状況

 前期は語学コースのほかに、ドイツの政治制度についての授業、ベルリンの壁にまつわる文学のゼミ、そして前学期に単位を取得できなかった文化学の講義に出席しています。

 語学コースのクラス分けについて、告知では授業開始の当日に掲示ということになっていますが、必要な場合はレベル分けテストの結果は事前に問い合わせることができたようです。通常の語学コース以外の授業(各分野の専門用語、歴史など)についての説明・登録会の会場で、学生証を提示することで結果を見ることができます。余計な混雑を避けるために告知がなされていなかったのだと思いますが、とにかく必要な情報は自分から取りに行くのが基本というスタイルは忘れないで行こうと思います。

 政治制度についての授業については、「留学生のための基礎知識」と銘打たれていたので、初回の様子を見て決めようと思っていたのですが、開始直後に定員オーバーのための抽選が行われ、何もわからないまま発表のスケジュールに組み込まれて受講することになってしまいました。初めはラッキーだと思っていましたが、いざ始まってみると、政治制度を説明するための基本用語の準備ができていない自分は周りにとてもついていけませんでした。テーマは民主主義の種類や社会福祉制度など、事前の知識等で補てんしながら理解できることもあるのですが、発表とグループワークが中心の授業のため、1コマ1時間半の間は他の学生の発言を理解するだけで四苦八苦していて生きた心地がしません。内容自体には興味があり、数回授業を受けて予習復習のめどもついてきたので、会話の練習だと思って参加することにします。

2.生活の状況

 4月に入ってからは気候も随分穏やかになりました。朝晩は5℃前後まで気温が下がりますが、日中は平均20℃まで上昇し、晴れ間も多いので過ごしやすいです。また、3月29日からサマータイムが始まり、日没が夜8時半~9時の間になりました。ハイデルベルクに流れるネッカー川沿いにはNecker Wieseという芝地があるのですが、サマータイムが始まってからはいつもBBQをする人で賑わっています。サマータイムに入って最初の週末には、芝生の緑が見えなくなるくらいに人が密集していていました。BBQ以外にもとにかく屋外で過ごす人が多くなりました。千葉大学でいうところの総合校舎の建物の前にある広場には、昼休みや空きコマを過ごす学生たちが石畳の地べたにそのまま座っています。学食においても、外の席や芝生の上を好む人が多いです。去年の夏にこの光景を見た時には、屋内が空いているのに外は大混雑という状況を見て、とても不思議に感じましたが、ドイツの長く薄暗い冬を越してからは少し気持ちがわかるようになった気がします。
 
 私はまだBBQは行っていませんが、4月の初めにハイデルベルク近郊にあるシュヴェッツィンゲン(Schwetzingen)という町にいってお花見をしてきました。町の中心部にある宮殿の庭園に、桜の木が植えられている区画があります。(写真)日本でよく見る桜より若干色濃いように思いますが、桜の下でピクニックする様子は日本のお花見そのものです。毎年3月下旬から4月上旬に見ごろを迎えるそうです。桜の区画以外も自然が多く、散歩をするだけで気分が軽くなりました。宮殿の前には、いちごや白アスパラガス(Spargel)を売る露店がでていました。白アスパラガスはドイツの代表的な春の味覚で、今の時期は学食にもいつも並んでいますし、スーパーで野菜コーナーをうろうろしているときにも地元の方にどこどこの通りに売っている白アスパラガスが新鮮でおいしいなどと教えてもらったりしました。ちなみにスーパーでは白アスパラガスの付け合わ専用のじゃがいもまで売っています。新鮮な白アスパラガスを見分ける基準は、穂先が引き締まっていることと切り口が湿っていることだそうなので、まずは家の近くの露店を見てみることにします。

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派遣留学月間報告書(2015年3月分)

1. 勉学の状況

 3月は大学での授業はありません。外出することが多かったのでまとまった時間はあまりありませんでしたが、自宅で学期中に使い終わらなかったドイツ語教材で自習したり、講義で紹介されて読み切れなかったテキストを読んだりしていました。ハイデルベルクには大学とは別に語学学校があり、電車で20分ほどの隣町マンハイムにはドイツ語学習者にはおなじみの国際文化交流機関ゲーテ・インスティトゥートがあります。春休み中にそちらのコースを取っている知り合いもいました。前年度の報告にもありましたが、3月に大学で行われる語学コースは、前学期から継続の学生は基本的に受講できません。
 
 2月の終わりから徐々にシラバスが出始めました。まだ時間割は決めていませんが、前学期の様子も踏まえて選択していきたいです。夕方の語学コースは夏学期も受講予定です。以前は週2日で2コマのコースでしたが、一回1時間半では人数に対して時間が短く、発言するチャンスが少ないように感じたので、今回は週2日で4コマのコースにしてみようかと考えています。コースはC1以上が有料となっているので、どうしてもB2.2のクラスに人数が溜まりがちになるようです。今回も学期前(4月8日)にクラス分けテストがありますが、テスト後もクラスの担任と相談してレベルを変えることができるので、レベルとクラスの様子をよく見たいと思います。

2.生活の状況

 3月にはこちらに来て初めて10日間に及ぶ旅行にでました。行先はスロヴァキア・ハンガリー・ポーランド・チェコの4か国と、帰り際に少しオーストリアのウィーンに寄っていきました。3月中旬は日中コートのいらない日もあり比較的天候には恵まれていました。中・東欧諸国については事前の知識があまりなかったのですが、現地に留学している友人の友人の案内のおかげもあり、大変充実した旅行になりました。写真はドナウの真珠とも呼ばれる、ハンガリーの首都ブダペストの夜景です。
 
 旅行前の情報収集等も行っていましたが、今回は旅行中にフランクフルトの大規模デモや、ドイツの航空会社での不幸な事故が起こっていました。最終日にフランクフルト行の飛行機を使う予定があったので、観光を楽しみつつ、宿に帰って情報を集める毎日でした。宿はWi-Fiが利用できるところを選んでいましたが、そのほかにテレビがついている部屋もあり、BBCやドイツのZDFなどが視聴できたのでこちらもチェックしていました。チェコに滞在していた時には、在チェコ日本大使館から邦人を狙った強盗被害が発生していることについて、注意喚起のメールを受け取りました。こちらは外務省の海外旅行登録システムに予め登録しておくことで受け取れる情報です。最終日に寄ったウィーンでは、地下鉄の入り口などに置かれている無料新聞なども利用していました。結果的には何事もなく旅行を終えることができましたが、言葉がほとんど通じない状況に情報を集める環境を整えておくことは非常に重要だと感じました。宿に限らず、今回訪れた4か国の観光地ではレストランやカフェでのWi-Fi提供が多かったように感じました。日本でも外国人旅行者向けの公共Wi-Fi設置のニュースをよく聞くようになりましたが、その重要性がより実感できました。

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派遣留学月間報告書(2015年2月分)

1.勉学の状況

 私は2月の第一週で全ての授業が終わり、春休みに入りました。前年度の派遣生の報告書にもありましたが、取得した単位については授業ごとにScheinという証明書が発行されるのが一般的です。名前・生年月日・出生地・学籍番号などを記入したものを学生が提出し、単位が取得できた場合は成績評価などが記載されスタンプが押された状態で返却されます。用紙は教員から配布されることもありますが、学部学科のWEBサイトからファイルをダウンロードして自分で印刷する場合もあります。レポート提出や期末試験時の際に提出することが多いですが、所属学科・担当教員によってタイミングは様々です。今回は期末テストに提出し、授業の最終回で結果と共に返却される形でした。授業の最終回、あるいは授業の最終回の次の週に期末テストがある場合には、学科の事務室に行ってScheinを自分で回収することもあります。私の所属する学科では、部屋の隅に名前順に整理されたScheinのボックスがあります。回収するときには特に確認等されないようなので、間違えたり間違えられたりすると怖いと思いました。
 
 レポートに関してはScheinの外に、剽窃を行わないという旨の誓約書を提出することを求められます。こちらも決まった形式のものがWEBからダウンロードできるようになっていました。授業時に、「ドイツ語が多少間違ってしまうのは大丈夫だが、剽窃だけは絶対にしないように」と念をおされ、随分と徹底しているなと思いました。レポートの書き方等については、学科のチューター制度やレポート作成講座が開かれ(3月の開催でしたが)、そちらで指導も受けられるようです。

2.生活の状況

 今年の2月は寒暖の差がとても大きかったです。日が差すことも多くなり、15℃近くまで気温が上がった日もあったと思えば、一夜にして雨と共に真冬の寒さが戻ってきたりと、体調管理に苦労しました。2月の中旬は遠足旅行の疲れや急激な冷え込みに対処できず、こちらに来てから初めて風邪で寝込んでしまいました。

 日本からは普段家に常備してあるような葛根湯や頭痛薬を持ってきていました。こちらの薬局では、日本ではドラックストアで手に入る頭痛薬などを購入する際にも医師の処方箋がいるケースがあるらしいので、はやり常備薬の携帯は必須であると改めて感じました。私は日本にいたころも薬を服用したことがあまりなかったので、日本の薬でも少し抵抗がありました。欧米の薬は効きが強いという話も聞いたことがあったので、それよりかはましだろうと思って服用していましたが、あまり使い慣れてないものに海外で手を出すのは少しリスクが高かったと反省しています。今回、お世話になった葛根湯はごく一般的な漢方薬ということで、体にも優しいだろうと想定はしていたのですが、服用するものに関してはきちんとした理解が必要だと思いました。

 こちらでは日照時間が減る冬の間、オレンジやホットレモンでビタミンCを積極的に摂るという話がありましたが、そのほかにも、免疫力が落ちて歯などが痛みやすくなるのでミントティーなどを飲むという習慣もあるということを、いろいろ調べているうちに今になって知りました。日本にも季節によって体調管理に関して様々な知恵がありますし、こちらでもスーパーの品ぞろえ等でそう言った季節感を感じることができるような気がするので、ドイツ人の知り合いに話を聞きながら観察してみたいと思います。

 今月の遠足では3泊4日でベルリンに行ってきました。往復は団体バス移動で、休憩含めて約9時間です。前回のハンブルクの遠足と比べるとホステルの質等やや落ちますが、それでも自分で旅行するよりお得になります。ガイドさんの解説が毎度延長されて自由時間が短くなりがちですが、市内もバスで回ることができるので効率はいいと思います。今回は春休み期間中の遠足ということで人気が非常に高く、チケット発売開始2時間しないうちに完売となりました。私は待機者リストに登録して、キャンセルがでたことでなんとか参加することができました。ベルリン遠足とは対照的に、春休み期間の他の日帰り遠足については、参加者が少なすぎるため中止になったものもありました。授業が終わるとすぐさま帰省してしまう学生が多いようです。

 写真はベルリンにある国会議事堂から眺めた「富士山」です。SONYセンターという商業施設の建造物が、ちょうど富士山の形をしています。本物の富士山とはスケールが全く違いますが、少し懐かしくなりました。

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派遣留学月間報告書(2015年1月分)

1. 勉学の状況

 今年度の冬学期の授業期間は、10月13日から2月6日まででした。そのため、1月の最終週から2月の第一週にかけて、どの授業も試験期間になります。私も1月最終週にテストが3つ続いて、準備に追われていました。

 同じように試験やレポートに追われる一部学生の強い希望があってか、ドイツ語コースでは通常より一週間早く試験が行われました。語学コース全体の中でも例外的であったそうですが、少しでもテストが分散してよかったです。文法レベルでは難しいものではありませんでしたが、学期を通して扱ってきた時事問題がテーマになっていたので、試験準備も意欲をもって取り組めました。授業では新聞記事を中心に扱いましたが、そこから派生してテレビのニュース等もしばしばチェックするようになりました。全世帯から受信料を徴収しているだけあって、ZDFなど放送局では、リアルタイムで放送中の番組から約一週間前のものまでwebやアプリケーションを通して配信しています。ニュースや討論番組を完全に理解するには至りませんが、やはり日本のメディアとは違うテーマや視点から物事をみているように感じています。

 所属している学部で履修している文学講読のゼミと文化研究についての講義は、それぞれグループでの発表と期末試験がありました。結論から言うと、どちらもあまりうまくいきませんでした。ゼミの発表については、まずグループをうまくまとめることができず、まとまりのない授業になってしまいました。グループでの発表については私もほとんど経験のないところですが、web上で情報共有・スライド作成する際の手段やツールについて、他のグループの様子を学ぶことができたので、次は必ず活かしたいと思います。発表内容については留学前から扱っていたものを軸にしたので、ドイツ語での発表に慣れようと意識したのですが、これもうまくいきませんでした。発表の時間がおしていたこともあって、今まで感じたことのないような緊張でのどはカラカラ、どもりにどもり、発音がそもそもわかりづらかったと思います。授業終了時間が迫っていたので、ところどころかいつまんで説明しようと試みましたが、準備してきたものをその場でうまく再構成しながら話すことはできませんでした。今思えば準備や語学力についても反省することが多いのですが、それに加えて自分の発表を録音しておくべきだったと痛感しました。講義の試験については、理解の不足もさることながら、問題文の意図を汲むことができず、単位をもらうことはできませんでした。試験の開設によると、各講義で説明したことを踏まえて、それぞれの関係やより総括的な分析を求めていたとのことです。

 来学期のシラバスが早くも出始めていますが、今学期のことを踏まえると少し不安も感じるのが正直なところです。春休み中は、旅行など楽しい予定も大事にしつつ、次の学期で同じ反省をすることのないように準備します。

2.生活の状況

 雪の降る日も多くなりましたが、ほとんど積もることはありません。雪も非常にさらさらしていて、雪玉を作ることが難しいです。冬のセールが始まっているので、雪道に強いブーツに新調しようと思いましたが、今のところ日本から持ってきた普通の靴で間に合っています。しかしながら雪が降ると、普段から遅れがちな通学時間帯のバスが更に遅れるということもあるので気が抜けません。最低気温は氷点下に達することもありますが、プラスにもマイナスにもだいたい一桁台にとどまっています。1月後半からは日が出る日が増え、体感的には更に暖かいです。11月の一時期に比べると春が来たかと錯覚するほどです。日照時間の延長は日一日と感じることができます。青空が見えるだけで幸せを感じます。(写真)
 
 期末試験やレポートに向けた準備のために、図書館は連日満席状態です。床に座ってがりがりとレポートを書いている学生もちらほら見かけ、エネルギー量の差を感じます。大学図書館は、街の中心部にある中央図書館のほかに、各学部に図書館・図書室があることが多いです。どの図書館にも共通して日本の図書館と異なる点として、バッグを閲覧室に持ち込むことができないというルールがあります。日本でよく見るようなゲートで本の不正持ち出しをチェックするというシステムではなく、入口の係員が目視で確認することになっています。バッグは入口にあるコイン返却式のロッカーに預けることができますが、荷物が多い場合は持ち運びが非常に不便です。そのため、貸出のカウンターで透明なビニールのバッグを買うことか出来るようになっています。

 バッグ自体は高いものではありませんし、丈夫につくられてはいるのですが、その時間に必要なものだけを適切に選ぶことが苦手なので少しだけ不便に感じます。日本の図書館の居心地の良さに慣れきっていたのだと思います。私が授業を受けている建物では、授業時間以外は教室が施錠されているので、学期の初めには授業と授業の空き時間等には居場所を見つけることに苦心しました。今は廊下にぽつんと置かれている机の場所なども把握していますが、いつも決まった持ち物ばかりをバッグに詰めて考えることを放棄している私には、図書館の利用もいい思考訓練になるかとも思いました。

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派遣留学月間報告書(2014年 12月分)

1.勉学の状況

 主専攻のほかに取っている英語の授業は、Sprachlaborというところで行われています。千葉大学でいうところの言語教育センターのようなところです。ここでは英語のほかにもさまざまな言語を学ぶことができますが、1学期で登録できる授業は原則1つのみで、80ユーロの受講料が必要になります。学期の授業が始まる前の登録会に参加することで登録できます。英語に関しては30分程度の筆記試験を受けてからクラス分けされました。受講料の支払いは、学食などで使っている学生証の支払い機能のみ受け付けています。授業内容自体は、千葉大学の普遍教育の授業と似ていると思います。レベル分けもされていますが、講師によって雰囲気が全く異なります。レベルがあっていないと感じた場合はもちろんクラスを変更することができますが、ドイツ語のコースと違って変更期間が短く、条件も厳しい場合があるので注意が必要です。

 Sprachlaborで行われている授業以外に、それぞれの学部学科の語学の授業もあります。そちらは受講料等ないと思われるので、興味のある言語を探してみるのもいいかもしれません。

2.生活の状況

 冬休みに入ってすぐに、ベルリン~カッセル~ケルンとその周辺を周る旅行をしました。オフシーズンということで観光地のイベントは少なく、天気もあまりよくありませんでしたが、クリスマスマーケット等ゆっくり楽しむことができました。

 ただ、残念ながら、今回の旅行中に携帯電話の盗難にあいました。ベルリンの大聖堂近く、午後9時頃友人と歩いていたところ、二人の間を割って入ってくるようにして署名を求められました。かなり無理やりでしたがそのまま50mほどぴったりと横に付かれてあるきました。あからさまに怪しかったので、カバン等に警戒しながら離れようとしていましたが、最後にはポケットの携帯電話をすられていまいました。我慢がならずに少し手で振り払った際に、隙ができてしまったのかもしれません。

 警察に行って証明書をつくることになりましたが、これが思いのほか一苦労でした。まずは近くにあった観光案内所に警察署の場所を尋ねたのですが、用意してあったリストが古かったらしく、正確な情報がわからないまま電話番号だけを手渡され、警察官に直接尋ねるように言われました。警察官を探すこと自体は難しくありませんでした。市内の要所要所で2人組になって巡回をしています。駅近くの警察署を教えてもらい訪ねたのですが、どういうわけか人が出てきません。警察署はビル内に入っており、住居と同じようにインターホンを押して中から入口の鍵を開けてもらわなくてはならなかったのですが、「今立て込んでいる」と言われて10分ほど待たされました。埒が明かないので少し離れた別の警察署を訪ねることになりました。道すがらにも警察官に生き方を訪ねたりしたのですが、同じ警察署を案内されたり、聞いてもいないのにベルリンでの盗難について長々と説明されたりと、焦りもあって気持ち的にとても疲れました。公衆電話からOSSMAのヘルプラインを使って、最寄りの警察署等を調べてもらおうともしましたが、電波状況が悪かったためか、道順を聞き取れるほど鮮明に会話をすることができなかったのであきらめました。やっとの思いで辿り着いた先の警察官の方々はとても親切でした。携帯個体識別番号であるIMEIを手元に控えていなかったので、後日書類を改めて郵送することになったのですが、書類の書き方まで丁寧に説明してくれました。

 今回は盗難以外のトラブルはなく、警察や街の方、一緒に旅行していた友人の助けもあって今回はなんとかなりましたが、これからはもっと周囲に気を付けて行動しようと思います。


派遣留学月間報告書(2014年 11月分)

1. 勉学の状況

 ゼミや講義の予習復習に追われる日々です。冬学期も折り返しの時期になり、授業での説明を聞くことには幾分慣れました。しかし、最近はどの授業においても、学生の質問を理解することが難しいと感じています。単純に語学力が足りない場合もありますが、それだけではなく、とかくテーマに関する基礎・周辺知識、問題意識や熱意が少ないことが非常に大きいのではないかと思います。今までの大学生活を呪ったり悔んだりするようなことは決してありませんし、いずれにせよ今やるべきことは変わらないのですが、卒業論文やその後の進路を考えるにあたり、現状の自分の専門性の低さと大学生活の意義について考えさせられています。

 先日、語学コースの授業中に、革命と民主主義の関係、欧米から発展途上国へ支援・援助/介入とグローバリゼーション/多文化主義、民主主義に代わる政治思想について議論する機会がありました。私は自分の政治観のあやふやさや、来る衆院選に想いをはせつつも、ろくな発言ができませんでしたが、周りの人たちから常に刺激を受けることができる環境はありがたいです。報告書には毎回のように書いている気がしますが、今の課題はとにかく基礎からの勉強以外のなにものでもないので、口先・筆先だけにならないよう精進します。
 
 ドイツ人や日本人、その他各国からの留学生等をみていると、勉学はもちろん、休息日や旅行、パーティーなどの趣味や息抜きに至るまで手を抜かない人が多いです。私はどうにも頭で考えてばかりで行動がついてこないので、まずはこの留学の一年、彼らをもっと見習いたいと思います。休みたいときにはすぐに休んでしまう性分なので、もう少し意識的に前のめりになって一日一日を消耗していけたらと思います。

2.生活の状況

 ここ最近の気温は軒並み5℃以下で、本当に毎日曇りが続いています。雪はまだ降っていませんが、風の強い日やネッカー川沿いを歩いていると、凍えてしまいそうです。屋内は気密性が高く、暖房もよく聞いているので、非常に快適です。私のWGでは暖房費は家賃に組み込まれていますが、過剰分は年末に調整して請求されるので、どれくらい使っていいのか迷うところです。北欧諸国ほどではないと思いますが、日照時間も短くなりました。留学生活にも慣れたころであることもあいまって、心なしか憂鬱気味になっている気もします。朝起きて外が暗いだけでも気が滅入り、いっそ早く夜になってほしいくらいです。先週からハイデルベルクでもクリスマスマーケットが始まり、日が暮れると買い物客やホットワインを飲んで語らう人たちで非常に賑わっています。当初はこれが1か月も続いてみんな飽きないのだろうか、とも思っていましたが、今では薄暗い一日の終わりの良い気晴らしになっています。ドイツ人の友人曰く、クリスマスを迎えるまでの約一か月は特別な気持ちになるそうです。私もアドベントカレンダー等を用意して、日本の師走とはまた違った気分を少しでも味わうことができればと思っています(写真)。

 授業や買い物などはすべてドイツ語で行っていますが、ルームメイトや大家との会話は基本的に英語であり、日本人の知人・友人が増えて日本語を話す機会も増え、さらには中国語やギリシャ語を教えてくれる友達も出来ました。インターナショナルといえば聞こえはいいですが、正直言って頭の中は混沌としています。中国語とギリシャ語は趣味の範囲ですが、ドイツ語と英語については単語も文法もしばしば混同してしまうので非常にやっかいです。9月の時点と比べて、ドイツ語も英語も、日本語でさえも下手になったように感じてなりません。今はストレスを感じていますが、これを超えればまた少し成長できると信じて練習します。

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派遣留学月間報告書(2014年 10月分)

1. 勉学の状況

 語学コースが終了し、冬セメスターが始まりました。授業が本格的に始まる前に、留学生向けのオリエンテーションがあります。学生の数に偏りがあるため、4~5学部をまとめてグループ分けされることもあります。そのためか、3日間も時間をとっている割に学部についての詳細などの新しい情報が得られなかった、という学生もいました。私が所属する学部(Institut für Deutsch als Fremdsprachenphilologie(以下IDF)/the Institute of German as a Foreign Language Philology)はメインのオリエンテーションが行われている大学の本部から近いということもあり、学部の施設等の案内がありました。それ以外の説明自体は学部のHPや掲示板から得られる情報でしたが、チューターの学生はとても丁寧で、かつ気軽に質問できる最初の機会なので、自分が得ていた情報を確かめるという点ではよいのではないかと思います。同時期に正規の学生向けのオリエンテーションが学部ごとに開催されており、場合によってはそちらに参加したほうがよいかもしれません。ただし、こちらはこちらで、期間が異様に長かったり、卒業までの履修計画等の短期留学生にはあまり関係のない話が多くなったりするのではないかと思います。どちらにせよ、同じ学部の友達を増やす、という点では多かれ少なかれ有意義な時間であったと思っています。なかには、オリエンテーション週間を休みと捉えて、周辺諸外国を周遊している学生もいます。冬休みまではまとまった休みがありませんし、なにより秋が深まるにつれて天気のよい日はまれになってくるので、太陽がでているうちに遠出をするというのも一つの選択だと思います。

 IDFのシラバスには「短期留学生向け」という項目があります。履修条件も登録方法も厳しくありません。ドイツ語会話・文法・語彙の授業は人気があり、抽選になることがままあります。クラスはB1~B2とB2~C1に分かれていますが、上級クラスは定員割れすることもあるので、少しチャレンジするくらいでちょうどよさそうです。その他、言語学、文学、文化についての導入の講義や、初級ゼミに参加することができます。

 今学期は、留学生課が提供する週2コマのドイツ語コース、文化学(Kulturwissenschaft)導入の講義、文学講読の初級ゼミ、そして言語研究科で行われている英語の授業を履修します。その他、正規学生向けの文学分析、社会心理学、ドイツの近現代史等の講義にも聴講生として時折顔を出しています。しかしながら、履修登録している授業だけどもキャパシティーオーバー感は否めません。優先順位を決めながら計画的にこなしていきたいと思います。

2.生活の状況

 10月に入ってからはほぼ毎日曇り時々雨といったどんよりとした天気が続いています。極度に冷え込む日もありましたが、私自身は寒さには強いようで、今のところはジャケットや薄手のコート、ショールなどでどうにか過ごすことができています。ちなみに、大学の施設ではすでに暖房が入っていて、学部によっては暑いことさえあるという話を聞きました。道行くドイツ人を見ると真冬用の厚手のコートを着ている人が多いのですが、おそらく中を薄着にして屋内外の温度調整をしているのだろうと思います。定かではないですが、「今年の冬は寒くなる」というような話もちらほらと聞いているので、少しだけ心配しています。

 ドイツに来てから3か月が経ちましたが、これまでに引っ越しを2回ほど経験しました。当初は大学の寮に住んでいたのですが、「せっかくWG(ルームシェア)が盛んな国にいるのだから、一から自分で探してみたい!」と思い立ち、大学の学生相互扶助会が手配する寮ではない、プライベートのWGを探すこととなりました。結論からいいますと、入国直後からのWG探しは、おすすめできるものではありません。定住する場所がない、来月の生活が全く予想できないという状態はつらく、留学開始直後であるということも相まって、非常に孤独を感じさせるものでした。ハイデルベルクは、大学都市であることに加え、近郊にマンハイムとルードビフィスハーフェンという大きなビジネス都市があり、かつ美しい旧市街・城・山・川をもつ人気の街であることに起因して、常に住宅需要過多の状態です。広告を頼りに連絡を取ろうとしてみても、返事すらこないこともざらにありました。実際に見学に行って、大家や同居人と良い関係を築くことができたとしても、他の応募者の契約条件の比較から、「お祈りメール」を頂くこともしばしばです。一か月適度の短期貸しは競争倍率も低く、比較的良い条件のものが多いので、野宿の心配は決してありませんでしたが、いつまでこの状況が続くのかわからないという不安は常に頭の片隅に居座っていました。しかし、そういった苦しい体験も含めて、WG探しを通して多くの人と出会い、様々な生活様式を知ることができたことは、他の経験には代えがたい非常に素晴らしいものでした。留学前まで生まれてこの方、他人によってすべてが整えられた、あるいは先のことがそれなりに予測できる環境で生活してきましたが、見ず知らずの土地で生活基盤を整えること(のごくごく一端にすぎませんし、学生という身分があることは大きかったのですが)を経験し、暮らし方に対する様々な考えの一端を垣間見ることで、日々の生活のありがたみと深みを多少なりとも感じられるようになったかと思います。

 WG探しには主にwg-gesucht.deというWebサイトを利用しました。WG探しのサイトとしては広告量も多い部類になりますが、倍率も高いかと思います。そのほか、地域新聞や学食(Triplex-Mensa)にある広告欄から情報を得ることができます。Webサイト上の広告はメールでの応募が可能な場合が多いですが、新聞等の広告欄は電話での連絡が好まれることが多いように感じました。電話でのやり取りする分、交渉はよりスピーディーに進んでいきますが、それ相応の語学力が必要です。実際のWG生活では最低限の意思疎通ができればOKというケースもあるので、信頼できるドイツ語話者の友達に電話連絡に協力してもらうのがベターではないかと思います。WG探しは渡航前から始めていましたが、見学に行けない状態では基本的にどうにもなりません。夏休み期間で実際に見学に行ける応募者の少ない7月後半から8月までが一番良い時期であったと思います。9月に入ると学生が増え始めるので、広告も増えますがそれ以上に応募者が圧倒的に増えたような印象を受けました。契約条件としては、やはり1年未満の短期であるということが一番の障害でした。同じように留学等をする学生が期間貸し(Zwischenmiete)を行っている場合もありますが、もちろん期間がより一致する応募者が選ばれるので難しいところです。また家具等の設備面もしばしば問題になります。それでも、前述した学食の広告欄や、Facebook上の中古品売買コミュニティーの利用で経費を抑えられます。ただし、運搬に際して、場所によっては非常に厄介になるので注意が必要です。また家賃の相場ですが、最低でも学生寮の2倍は覚悟しておかなければなりません。(学生寮はそもそも格安なので、円相場を鑑みても、千葉大周辺と比較してみれば家賃としてそれなりだと私は思います。)立地や設備にもよりますが、最高条件の物件をおさえることは非常に困難です。WGの見学についての一番の反省点は、交渉の姿勢が常に弱腰であったことです。募集主がどんな同居人像を抱いているかをもっとよく観察して、平均的な設備や立地などからハイデルベルクの住宅需要供給の現状を考えて、自分の強みを押し出すことができていれば、と思うことがあります。また契約期間についても、こちらはフレキシブルに対応できることをアピールすべきだったと反省しています。また、相手にとって「貸したい!」と思わせる決定打となるような印象を持たせるには、総合的な人間力や魅力がまだまだ足りないということも痛感しました。自分でうまくできなかったくせに妙に戦略的なことばかり書きましたが、結局肝要なことは、どれだけ相手と誠実に向き合えるか、ということに尽きます。見ず知らずの他人と暮らすということについては、現代の日本の都市部よりもはるかに受け入れられやすい環境なので、何はともあれこの機会に挑戦できてよかったです。

 私は1か月住むことのなかった学生寮ですが、大学から斡旋される物件の基本情報は学生相互扶助会(studierendenwerk)のHPで確認できます。うち8、9件の寮の様子を聞く限り、立地・キッチン/シャワー設備・インターネット環境・スーパーの有無などの条件で考えると、おおよそどの寮も一長一短という感じです。入寮申し込み時の希望はできる限り聞いてもらえるようです。あえて希望を出さずに、ハイデルベルクから少し離れた街で暮らしてみたり、調理器具は愚かガスコンロもないような部屋で暮らしてみたりするというのも貴重な留学生活経験になると思います。

 最後になりますが、留学生課が主催する2泊3日の遠足でハンブルクとブレーメンに行ってきました(写真)。大学が提供しているイベントですが、金曜日の授業はお休みしなければいけませんでした。ガイドは非常に充実しており、適度に自由時間もあります。団体ということで費用は格安の部類に入ると思います。宿泊したホステルは設備も眺めもよかったです。片道8時間前後のバス旅は時間・体力ともに消耗しましたし、憩いのサービスエリアに至っては日本のようにB級グルメが楽しめるわけでもなく、極めて割高なので、出発前になにか用意していくべきでした。今回の定員は50名ほどで、申し込みの2日目にはチケットが完売していました。バス旅は嫌いではないので、2月に催されるベルリンの遠足も参加しようと思うのですが、今回よりも人気がでることが予想されるので、注意したいところです。

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派遣留学月間報告書(2014年9月分)


1.勉学の状況

 9月からは留学生向けの語学準備コースに参加しました。こちらのコースはCEFRの基準に従って六段階のレベルに分かれています。初級から順に、A1、A2、B1、B2、C1、C2 まであり、人数によって話更にA1.1、A1.2など細かく分かれていきます。初日にレベル分けテストを受け、旧市街地Altstadtの近くにあるMax-Weber HausにA1~B1のクラス、理系キャンパスと学生寮が集まっているハイデルベルクの北西側NeuenheimにあるStudienkollegにB1~C1.2のクラスが設けられました。人によっては自分の寮から離れたところに割り振られますが、どちらも中心部からバスや自転車で15分~20分程度で通学することができます。

 私はテストの結果B2.2のクラスに振り分けられました。テストは文法問題と6~7文程度の作文だったのですが、ドイツ語の出題形式にとまどい実力を発揮できない人も多くいたようです。自分のレベルに見合っていないと感じた場合には、最初の数回の授業のうちに何回でもクラスを変更することができます。今回のB2.2のクラスは、特に会話の面で自分には難しいと感じましたが、なんとかついていってみることにしました。

 文法の復習やテキストの内容・語彙のレベル等は、自分にとって丁度良い課題であり、また他の学生の発言からも多く学ぶことができました。全体でみれば一定の成果があったことは確かなのですが、会話の面になるとまだまだB2の基準を満たしていないと感じることがしばしばでした。成績評価のためにReferat(発表)が課されたのですが、暗記や原稿に頼らないよう心掛けたところ、語順や時制、格変化などの基本的な文法ミスが多くなってしまいました。ドイツ語の力がまだまだ足りていないこともありますが、思いついたことをそのまま口に出す癖が染みついているのを痛感しました。日本語での発表であっても、論理的に考えながら話すことが苦手で、相手に理解する努力を要するような混沌とした話し方をしていたことを改めて思い出しました。学期が始まるにあたってドイツ人学生も街に戻りつつあるので、Tandemパートナーを探してシンプルな会話の積み重ねからやり直そうと思います。

 授業の形態はサマーコースとあまり変わらず、9時~12時半の週5日ですが、10時半からの30分間の休憩時間にはパンやコーヒーなどのブランチが出ました。部屋が狭く席も少ないのですが、そのために自分のクラス以外の留学生と知り合うことができました。語学準備コースが終わると、他学部を専攻している学生と知り合う機会は少なくなると思うので、良い機会だったと思います。

2.生活の状況

 前回報告した滞在許可の申請ですが、9月に入って学籍登録を終えてから申請にいったところ、原本を提出できないものは全て自分でコピーを取ってから再度申請に来るようにと言われてしまいました。8月に提出書類を確認しに行ったときにはなにも言われなかったのですが、おそらく9月に入ると留学生等々の申請者が大量に押し寄せることが原因だと思います。強く押し切ればその場でコピーをしてもらって書類を受け取ってもらえたと思いましたが、原本が出せない書類というのは予めわかっていたわけだし、何より私の後に業務時間内に処理しきれないであろうほどの長い列ができていたので、その日は諦めて帰ってしまいました。後日、全ての書類を受け取ってもらうことができましたが、今度は担当者が新人の方だったようで、書類のチェックの仕方がよくわかっていなかったらしく、あたふたしていたので逆に心配になってしまいました。滞在許可証がきちんと受け取れるまで一抹の不安が残ります。

 また、ドイツの保険免除の証明書ですが、「滞在許可申請のためなら書類は出さない」と保険会社に断わられている人がいました。その場合は学籍登録時に出した書類のコピーを提出すれば問題ないようです。その他、滞在許可の申請でも日本の留学保険証を見せて押し切っている人もいました。日本の留学保険はTravel Insuranceであるという理由で断られるのですが、役所の人も押しの強い学生に対しては諦めている様子でした。また、申請時のトラブルに備えてドイツ人の学生等に一緒について行ってもらうというのもとても有効なようです。

 語学準備コースが終わってからオリエンテーションが始まるまでの間の休みを利用して、本場ミュンヘンのオクトーバーフェストと、ドイツの代表的な観光地であるノイシュヴァンシュタイン城に行ってきました(写真)。旅行期間中に祝日があり、多くの店が休業するとのことだったのですが、イベント会場や観光地は営業している店が多かったです。ミュンヘンのほかにも、ハイデルベルクから1時間ほどシュトゥットガルトでカンシュタッター・フォルクスフェストという大きなお祭りが開かれています。ミュンヘンのオクトーバーフェストと並ぶ規模の祭りですが、こちらでは事前の席予約をせずともテント内でバンド演奏を聴きながらビールを飲むことができます。両者を結ぶ列車の中では南部の民族衣装であるディアンドルやレーダーホーゼン姿の客が飲めや歌えやの大さわぎをしていて、食堂車に行けばからまれるし、トイレには酔っ払いが立てこもっていて、車内放送をするたびに車掌の後ろから歌が聞こえてきたりと、移動の最中も祭りの雰囲気を満喫することができました。

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派遣留学月間報告書(2014年8月分)

1.勉学の状況

 ハイデルベルク大学でのサマースクールが終了しました。授業に遠足にワークショップと大変充実していて、あっという間の一か月でした。

 授業では文法事項やゲーム、お互いの文化の紹介のほかに、テーマを決めて意見交換やディベートが行われました。私が所属していた中級コースの共通テキストには、ハイデルベルク、歴史・文化、現代事情、教育、科学・学問、文学などについての短いテキストが無数に集められており、その中から参加者の要望も聞きつつテーマをピックアップしていました。講師の方の本業が社会福祉関連ということもあってか、私のクラスでは教育や労働に関するテーマが多く扱われました。自分の意見をドイツ語で伝えることには終始苦労をしましたが、うまく伝えることができずにもがいているときが一番ドイツ語の勉強になったように思います。クラスの参加者は学生が中心に様々な国から集まっていましたが、お互い自由に意見を交換できる雰囲気があり、とてもいい環境で勉強できていたんだなと、今になってしみじみ感じています。

 メインの授業のほかに、授業前の講義や午後の授業などにも参加しました。特に講義に参加することで、学期開始後の本格的な講義前に少しでも専門的な話を聞き続けることに慣れることができてよかったと思います。サマースクールの参加者向けにわかりやすい説明をしていたように感じましたが、それでもまだまだついていけない部分もあり、今後も気を抜かずに勉強していくことが必要だと感じました。

 授業外でもクラスメイトとネッカー川沿い(写真)でBBQをしたり、週末に遠足に参加したりと、毎日非常に充実していました。
 
2.生活の状況

 8月中旬から雨の降る日が多くなり、気温も下がって一気に秋の日和になりました。曇りの日が長く続き、待ちゆく人の服装も秋服が多くみられます。特に朝晩にはジャケットやセーター、薄手のコートを羽織っている人もいて、8月とは思えないような気候でした。今年は例年より少し雨が多かったそうですが、それでもドイツの夏としてはめずらしいことでもないそうです。とはいえ、まだまだ晴れた日には25℃程度まで気温が上がり、日向を歩いていると汗ばむこともあるので、日本にいるとき以上に寒暖の変化に気を付けたいと思います。

 各国からきたサマースクールの参加者はもちろん、私と入れ替わりで帰国した交換留学生の先輩方や、これから千葉大学に留学する日本学科の学生、ハイデルベルクを何度も訪れている常連さんなど、いろいろな方に出会う機会に恵まれた月でした。ハイデルベルクや大学生活の話をいろいろと聞くことができて大変助かりました。学籍更新などの重要な連絡が大学のメールアドレスにしか送られてこないことがあるなど、情報収集と留学生同士での情報の共有の大切さを感じました。

 千葉大にこれから留学する学生と一緒に、住民届の提出と銀行口座の開設をしましたが、交換留学生という身分もあってか、手続きは想定していたよりも簡単に済んだことに驚きました。必要書類はすべて揃えていたのですが、賃貸契約書などのチェックもろくにせずに住民届が完了してしまい、逆に不安になるくらいでした。

 大学の学籍登録が済み次第、滞在許可の申請を行います。こちらは書類もしっかりとチェックされます。ドイツ大使館のほかハイデルベルクのホームページでも必要書類が確認できます。それでも滞在費に関する保証書と保険については、渡航前から不安要素でした。

 滞在費の証明書については、奨学金が支払われる旨の文書のほか、ドイツ大使館が発行する保証書があります。私は大使館の保証書を作成していきましたが、収入のある保証人本人が来館しなければならないので、住んでいる地域等によっては難しいかもしれません。ちなみにドイツ大使館の開館時間は平日の午前8時から午前11時までで、セキュリティチェックもあり、受付窓口が2つしかなかったために都合1時間程度かかりました。ハイデルベルクではこのほかに銀行の残高証明も受け付けています。ホームページでは詳しい基準は説明されていませんでしたが、今回大学側からは月670ユーロを基準とするといわれました。最新の情報については留学コーディネーター等に直接問い合わせるのが確実です。口座はどこの国のものでもよいそうです。体感としては、交換留学生は基本的に残高証明でことが足りるようですが、地域や都市、留学の形態によっては受け付けてもらえないことがあるという話も聞いたので、気を付けたいところです。

 また、ドイツに留学するためには、歯科治療等をカバーするドイツの保険に入らなければいけない、というのが基本となっており、日本の留学旅行保険は役所では受け付けてもらえませんでした。ただし、協定校からハイデルベルク大学への交換留学生はドイツ保険の免除を受けることができます。この場合はオリエンテーションなどの折に保険会社のブースで免除の書類を作成してもらうことになります。あまりにも安価な保険だと断られるケースがあるそうですが、留学期間をカバーしている大学紹介の保険でしたらまず問題ないとのことです。ただし、免除を受けるということは当然歯科治療等の保険がカバーされず、現地の保険会社からのサポートも一切受けられないことになります。この点は考え直す気はないかどうか、保険会社の人に何度も念を押されました。特に歯に関するトラブルは留学生の報告の中でも多く見られ、治療費も高額になるので、その点を踏まえて決めなければなりません。保険会社の担当者はもちろん仕事として加入を強く勧めてくるで、免除を申し込む場合ははっきりと意志を伝える必要があります。大学からの事前説明では、免除を受ける場合は保険の証書を持参するように言われていましたが、実際にはそれに加えてパスポートも必要でした。当日はクラス分けテストとオリエンテーションのみの予定だったのでパスポートの原本は持ち合わせていなかったのですが、念のためにファイルに挟み込んでいたコピーでどうにか書類を作ってもらうことができました。パスポートを不用意に持ち歩くことも危険ですが、身分を証明するものまたパスポートしかないので、手続き等の際には必ず持参するあるいはコピーを携帯するなどしなければならないと思いました。

 最後に、URLが長いですが、ハイデルベルグ大学の留学の概要がよくまとまっている記事を見つけたので参考までに。

http://young-germany.jp/2014/08/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%80%80-%E3%80%80%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%AE/

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派遣留学月間報告書(2014年7月分)

          

1.勉学の状況

 7月の終わりに入国し、8月からハイデルベルクに入りました。自分が通うことになる校舎を確認するほかに、日本学科にもご挨拶に行きました。留学申込み時の所属学科に関わらず、日本の協定校からの交換留学生の情報はこちらに集まっています。日本人講師の方もいて、何かと役立つ情報等があるようなので、真っ先にここを訪れてよかったです。

 8月中は、9月から始まる交換留学生向けのコースとは別の、個人で申し込んだハイデルベルク大学のサマースクールに参加しています。授業はまだ始まっていませんが、これからのプログラムについて報告します。

 午前中3時間程度の授業が週5日あり、そのほかにテーマ別に分かれた早朝・午後の授業を受けることもできます。サマースクールということで、語学の授業だけでなく、歌や動画撮影、社交ダンスなどのワークショップや各種スポーツイベントに参加することができます。それに加えて、平日の放課後には映画会やコンサート、ちょっとしたハイキングなどが催されるようです。毎週末には遠足も企画されており、選択肢も豊富で充実しています。ほぼ毎日なにかしらの行事があり、近郊のフリーパスを買って個人で観光に行くこともできるので、ドイツ語を勉強しつつ夏を満喫したいという方にはちょうどいいかと思います。参加人数が全コース合わせて600人と大変多いので、語学コース自体の申し込みや、人数制限のあるイベントの情報はきちんとチェックしておく必要があると思いました。

 これだけプログラムが充実していると、肝心の語学や自分の勉強がおろそかになってしまうような気もしています。しかし、会話や普段の生活を繰り返すうちに、自分の中で言葉に対するイメージや感情が結びついていく感覚は、言語学習や海外生活の大きな楽しみであり、大変有意義であるとも思います。サマースクールも十分に楽しみつつ、秋に控える大学の本格的な授業に向けてのドイツ語のスキルアップや、文献の精読等を少しずつでも心がけたいと思います。

2.生活の状況

 まだ数日しか滞在していませんが、現在のハイデルベルクの気候は、日中でも25~28℃ほどで湿度も低く、冷房がないのも納得なくらいに快適です。ただ、日差しはもちろん強く、特別涼しいというわけではないので、日本で着ていた夏服がちょうどいいです。また、夏の夕立なのか、あるいは「雨のハイデルベルク」だからなのか、今のところ毎日夕方になるとちょっとした通り雨が降ります。朝晩は16℃前後まで気温が下がり涼しくなりますが、窓の少ない部屋や最上階の部屋は晴れていると日中少し暑くなります。気候に関して不便はしませんが、蒸し暑い夏でも風通りのいい日本家屋が早くも少し恋しいです。

 現在は、サマースクール参加者に割り当てられる寮に住んでいます。私の住居は3人のWG(ルームシェア)で、大学から徒歩圏内かつ大通りからすぐの学生寮です。もとは学生相互扶助会から斡旋されている寮であり、帰省中で不在の学生の個室が割り当てらました。写真では私物が多く映っていますが、最初からあった家具は勉強机、いす、ベッド、タンス、本棚だけだったようです(写真1)。インターネットのアクセスについては、寮の学生全員で共有しているために学期中は接続が良くないとのことですが、コース参加者が利用できる大学構内の無料アクセスでも事が済みます。キッチンとバスルームは他の二人と共同で、週替わりの当番制で掃除をすることになっています。特にリネンとタオルは要持参となっていますが、私は少し前に入国して時間があったので現地デパートで購入しました。セール品であれば安く手に入ることもあります。シングルサイズの布団カバーとセットになっている枕カバーがどれも大きめの正方形なので心配しましたが、どうやらそれが標準の形のようです(写真2)。寝具の規格はあまり考慮していなかったのですが、どちらにせよ私の自宅にあるものでは全くサイズが合わなかったので、こちらで用意して正解でした。

 ハイデルベルク到着後の参加者の受け付け・入寮は朝9時から行っています。寮はおおよそ大学近郊ですが市内に点在しているので、一人ひとりにスタッフがついて案内をしていました。10時頃にはすでに列ができ、手続き終了後も入寮を待つ人が多くいました。私は前日宿泊したフランクフルトからの早朝の列車でハイデルベルクに到着したので、人が少ないうちに手続きをして早めに入寮できました。私の寮からスーパーまでは少し距離がありますが、入寮を終えてその日のうちに買い物や荷物の整理もできたのでよかったと思います。ちなみに日曜日にはもちろんスーパーは閉まっていますが、観光地であるためか朝から営業している飲食店もあったので、今のところ食に困る心配だけはなさそうです。
(写真1)                    
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(写真2)
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派遣留学生からのレポート

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