派遣留学生からのレポート

フィンランド・東フィンランド大学a

学校の詳細
最終更新日:2014年5月 9日
東フィンランド大学/教育学部4年
松本 健太郎

月間報告書4月

 こんにちは。帰国まで残すところ10日余りとなりますが、未だに帰国する自分の姿をイメージすることができません。はじめは、非日常の連続であった海外での留学生活も、今ではもはや日常となっています。よく耳にする話ですが、留学後に帰国した際には、たとえそれが自分の国であっても留学当初と同じようにカルチャーショックを感じるそうです。そこでの驚きを、少し楽しみにしています。

1. 勉学の状況
 今月は主にTeaching Practice に精力的に取り組んだ期間でした。週に2回、朝8時からのクラスを担当させていただいていた教育実習も、本日9回目が終わり、残すところ明後日の10回目のみとなりました。おっかなびっくりではじめたものの、回数を重ねるにつれ慣れてくるようになり、今ではクラス全体を見渡しながら、多少のアレンジや挑戦も取り入れることができるようになってきました。パートナーのスペイン人の留学生は本当に優秀な学生で、いつも助けられています。子ども達もだいぶ慣れてくれて来ていて、授業以外の場面でも話しかけてくれたりするようになってきました。その時に驚くのは、なにより彼らの英語力です。小学校五年生にも関わらず、外国から来た実習生とコミュニケーションが取れるというのは、日本ではありえない光景だと思います。英語力もさることながら、学んだ言葉を積極的に使いこなすという意欲が、フィンランド人の英語力の高さを支えているのかもしれません。最後の授業では、ちょっとしたプレゼントを用意しようと考えています。授業を一緒に作ってくれた子ども達にも感謝して、無事にやり遂げたいと思っています。

 マスターの学生や教授達と取り組んでいる共同研究の方は、日本、フィンランドを含めた8か国からのデータを集め終わり、ようやく分析と考察に入る段階まで来ました。あと一週間で完成するかは微妙なところなので、帰国後も連絡を取り続ける必要がありそうです。しかし、同時にこうしてできた世界各国の学生たちとのコネクションが、今後も更に続いていくことを嬉しくも思います。特にカメルーンの学生には、論文の書き方等懇切丁寧に教えてもらっているので、感謝がつきません。アジアを訪れる機会があるそうなので、その際には日本にもぜひ遊びに来てもらいたいところです。


2.生活の様子

 帰国一か月前と言っても、日々の生活はほとんど変わらず、変わったことと言えばパーティーの数が増えたことくらいでしょうか。全くと言ってもいい程、帰国の実感がなく、おそらく飛行機に乗るまでこの感覚は続くのだろうななどと考えています。留学全体の感想は、来月の報告書や帰国報告書に書かせていただくことにして、今回はヨエンスーについて少し、述べさせてもらいたいと思います。

 ヨエンスーに来る前に、前年度の派遣留学を経験していた先輩から、「ヨエンスーはなにもないところだよ。学生以外は。」と聞いていましたが、全くその言葉の通りでした。田舎町の中の田舎町。田舎町大賞です。学生が多いため、バーやクラブは点在していましたが、本当に何もないところというのが、私の始めのヨエンスーに対しての印象でした。しかし、のんびりと流れる空気や落ち着いた雰囲気に慣れるにつれ、だんだんとはまっていく自分がいるのに気が付きました。日本のように24時間空いているコンビニやスーパーがないことに不便を感じることももちろんありましたが、それ以上にこの町の雰囲気はそういったものがないからこそ、味わえるものであり、それに溶け込んでいく自分の変化を楽しむことの方が、私にとっては魅力的でした。一つしかない価値観は、価値観ですらないように、環境の変化を楽しんで受け入れていくことこそが、留学の醍醐味だと思います。その点では、非常に充実した日々を送ることが出来ました。

Efin2014.5.9-1.jpg
教育実習のパートナーのスペイン人と。

月間報告書3月

 こんにちは。留学生活も残すところ1月半程度となり、いよいよ総まとめに入ってきました。それぞれの国に帰国していく友人も増えてきて、終わりが近づいていることに、すでにさみしさを感じています。

1.勉学の様子
 ついに先月報告させて頂いたTeaching Practiceが始まりました。私は、日本でも教育実習の経験がないので、初めての授業、しかもAll Englishで進めるということで前日の夜は、相当な準備をしていたのにも関わらず、不安でたまりませんでした。しかし、いざ始まってみると、パートナーのスペイン人留学生のサポートもあり、なんとか上手く授業をすることができたと思います。10回担当するクラスの初回ということもあり、30分程時間をもらって、我々実習生のプレゼンテーションや、お互いを知りあうゲームをする時間にあてたところ、子ども達の反応も良く、水曜日に次の授業があると先生がおっしゃった時には、「やったー!」という声も聞こえました。(実際はフィンランド語だったので、先生が後で教えてくれました。)とはいえ、課題も多く次回からに生かすべき点は多いです。10回もクラスを担当する機会をもらえているので、様々な取組に挑戦してみたりしたいと考えています。

2.生活の様子
 友人の韓国人留学生とのルームシェアが始まりました。毎日が楽しく、もっと早く一緒にルームシェアを始めていればと思うばかりです。というのも、彼は来週からヨーロッパ旅行を始め、そのまま国に帰ってしまうので、ほぼ1か月半程度のルームシェアでしかなかったからです。やはり、同じ部屋で生活を共にすると、嫌なところも目について...ということは全くなく、2人でお酒を飲んだり、遊んだり、たまには真剣な話をしたりと素晴らしく充実している日々です。問題をただ一つだけ挙げるとしたら、どちらか一方が課題やテスト勉強があったとしても、誘われたらついお互いに飲み始めてしまうということ、そしてそれが分かっていても、お互いに誘ってしまうということぐらいでしょうか。「lubricating oil(潤滑油)だ!」と称して、飲み始めてしまいます。もちろん、それを見越して学校で必要な分は極力終わせるようにすることが、暗黙の了解となっている分、勉強に関する効率は良くなっているかもしれません。その彼と、千葉大学から派遣されている青池さんと共に、来週の週末にエストニアのタリンへと旅行へ行きます。別れを惜しみながらもいつものようにくだらない話をして、楽しんでこようと思います。

EFinland2014.4.6-1.jpg
私の親愛なるルームメイトです。


月間報告書2月

こんにちは。こちらは、近年まれにみるほどの暖冬らしく、既に気温がマイナスを切る日も少なくなってきています。雪解けも始まり、これからも続くであろうと思っていたフィンランドの冬の厳しさに、不安と幾ばくかの期待を覚えていただけに少し拍子抜けした節もあります。とはいえ、暖かいというのは幸せなもので、顔が凍りつく恐怖に怯えながら登校しなくてもよくなってきたことに感謝しています。

1.学業の様子

 今月から始まった授業は、European language portfolio とResearch practiceです。
今月もいつものように、授業ごとに紹介していきます。

European Language Portfolio for Young Learners
日本では、なじみの薄いELPというものを扱う授業です。子ども達の自己評価シートのようなもので、ヨーロッパでは広く普及しているようです。日本に還元できるかは分かりませんが、新しい概念として新鮮な気持ちで学んでいきたいと思います。この授業はまだ始まったばかりなので、来月以降の報告書で紹介していきます。

Research Practicum in Language Teaching and Learning
「研究者としての教員」をコンセプトに、学生がグループを作り、共同研究として進めていく授業です。主に、マスターの学生が参加しています。フィンランドの専門職としての教員の姿が、色濃く反映されている講義だと思います。最もこの講義は、単なる講義という意味合いよりは、本格的な研究を目標に掲げるコースであり、私はフィンランド、ロシアの教授2人と、他国からの研究留学生数名とともに、「多国間の教育政策を通して見た、早期外国語教育における組織図と課題」というテーマで、研究を進めています。フィンランド国内の査読付き教育学会誌に発表する予定もあり、講義の中の研究とは思えない程の、クオリティが求められています。担当の先生も、「この研究を各々の業績の一つとして、堂々と発表できるような質を目指す。」と講義の初回で述べられており、既に学会誌の掲載の為にコンタクトを取り始めているようです。正直、まわりのレベルの高さに尻込みする場面もありますが、私は卒業後、大学院も視野に入れているので、現役研究者の研究手法等を共同研究者という一番近い立場で学ぶことが出来るのはこの上ない勉強になると確信しています。

2.生活の様子

今月は、留学始まって以来というぐらい、早く過ぎ去ってしまった月でした。上旬は、新しく始まった授業とパーティー、中旬は友人とのイギリス旅行、下旬は先月報告させてもらった翻訳のお手伝いに追われと、その日を振り返る暇もない程充実した日々でした。特に下旬の生活は、イギリス旅行でほったらかしにしていた課題のつけもたまり、一週間程、エナジードリンク漬けになっていました。余談ですが、フィンランドでは空き缶やペットボトルをスーパーに持っていくと換金できます。さらに余談ですが、一週間分の原動力を換金したら2ユーロほどになりました。もちろん、その2ユーロは祝杯と称して、ビール代の一部へと消えたのですが...
なんにせよ、私はやることに追われる生活が嫌いではないタイプというか、追われないとやらないタイプなので、エナジードリンクがビールへと変身するこの国のシステムは合理的なのかもしれません。
余談が過ぎました。最近、私は報告書が形式的なものに過ぎないという反省をしたので、今回は、フィンランドの教育について漠然とですが講義を聴いている間に思い付いたことを述べさせてもらいたいと思います。
まず、この国の教育に関する講義において必ずと言っていい程、"equal"という言葉がキーワードとして挙げられます。「この国では、子どもに教育機会の均等を...」「教育環境は統一されなければならない...」等、素晴らしい取組が紹介されます。実際、ICT教材の普及ぶりを目の当たりにしたり、教育費が教科書代から、昼食費、交通費に至るまで、無償であるという説明を聞くことで、平等というものが徹底されていることを感じました。一方日本でも教育の機会均等を教育基本法に挙げ、世界でも特に充実した義務教育カリキュラムを構築しています。しかし、私はフィンランドと日本の掲げる"equal"という言葉の持つ意味合いに、なんとなく齟齬を感じました。そして、その齟齬をもたらす原因を発見したのは、ある授業観察の時でした。その授業において、子ども達はICT教材においてある課題を授業中に与えられていたのですが、もちろんその進度には差異が出てきます。一人の男の子は、他の子達が課題を続ける中、既に終わってしまっていて、手持ちぶさたになっているようでした。その様子を見た先生は新たな課題を提示し、男の子はそれにしたがっていました。日本でも同じ光景は見られると思います。しかし、その目的はあくまでその授業においての進度を、子ども全員の足並みをそろえるためであり、一人一人に合った指導をしていくわけではないと思います。事実、その授業において先生は2番目に早く終わった子には別の課題を与えていました。つまり、フィンランドにおける"equal"とは、一人一人に合った最適な教育環境を用意することであり、日本なら、ややもすればえこひいきともとられるものであるのだと思います。これを可能にするのは、テスト等による競争主義のないフィンランドの義務教育ならではです。日本であれば、一昔前に話題になったように、「みんなで手をつないで一等賞でゴールしよう。」や、「主役と脇役を分けるのはかわいそうだからみんなで主役をやろう。」というのが、"equal"の根幹にあるのだと思います。もちろん、これらは極端な例でありますが、日本の平等な義務教育における考えが、「全ての子どもに、同質の教育を、そして同質の結果を」というところからスタートしているのが理由に挙げられるのではないでしょうか。点数をあまり評価に用いないフィンランドにおいて、この例えは適切か分かりませんが、日本のように全員で100点を目指すのではなく、60点が満点の子もいれば、120点が満点の子もいるということです。そして、その為に教師の指導内容が変わってくることも"equal"に過ぎないというのが、フィンランドにおける教育の平等性の捉え方であると思います。日本であれば、いかに平等をうたって、60点を目標にした子に対して、60点取れた時に褒めたとしても、高校入試、大学入試においては100点取れた子に対しては、差が出てしまいます。私は学歴主義ではありませんが、点数によって周りの環境が変わってしまうのは、平等なのでしょうか。フィンランドにも多くの学校がありますが、そのほとんどにレベルの差はなく、どこに行っても同じような教育を受けることが出来ます。

 長々と書きましたが、決して日本の教育に否定的なのではなく、フィンランドの教育にも課題は多くあります。ただ、同じ平等という言葉でも捉え方によってこんなに差が出ることが面白く、それを勉強できる環境にいるということを改めて実感した次第です。
 3月からは、いよいよ実習が始まったり、共同研究を進めたり、仲のいい韓国人留学生とルームシェアを始めたりと、また忙しくなりそうですが、フィンランドの素晴らしいエナジードリンクからビールへの変換システムを利用して頑張っていこうと思います。

EastFinland2014.3.5-1.jpg

休日に行った、アイススイミングにて。湖とサウナの往復は健康的であり、危険でもありました。

EastFinland2014.3.5-2.jpg

イタリア人の友人に貸した自転車。素敵なプレゼントをつけて返してくれました。(笑) 


月間報告書1月

                                    
 こんにちは!日本では、15度を超える日があったそうですが、フィンランドの冬明けはまだまだ先になりそうです。とはいえ、日照時間はだんだんと延び始めてきて、春の訪れを心待ちにしている今日この頃です。

1.勉学の状況

  6日から春セメスターが開講され始めました。先学期の教育学一般とは異なり、今学期は教育実習や授業観察等を含む、実践に近い部分の授業を中心に受講しています。またそれらの講義がバランスよく開講されているのも、学部段階からセオリーとプラクティスを重視しているフィンランドの教育学部らしいところだと思います。日本では教職大学院の意義として、これらの目標を掲げているところをよく目にしますが、フィンランドでは、教職の為には修士号が必修なので、学部の時から、大学院まで見据えたセオリーの深い部分まで学ぶことが出来るのは、フィンランドの大学教育のメリットであると考えています。

 ・Teaching Practice
  この授業は、交換留学生向けの授業実践の授業です。留学生同士で、2人1組のペアを作り、10回程度の授業を担当します。私は、スペイン人の学生と共に5年生のクラスを受け持つことになりました。5年生の授業といえども、授業はほとんど全て、英語で進行していきます。日本の実習とは異なり、Teaching Planの作成段階からペアワークなので、戸惑う部分もありますが、フィンランドと日本の教育実習の差異を考えるにあたって、実際に体験することができるのは非常に貴重だと思うので、充実した取り組みにしていきたいです。実習自体はまだ始まっていないので来月以降の報告書内で詳しく述べたいと思います。

・Introduction to Finnish school life
  この授業は主に、授業観察とレクチャーを通して行われます。大学の隣の付属校での、20回以上の授業観察が義務付けられており、そのほかにも様々なアクティビティを小学生に向けて実践するという内容も含まれています。授業観察は担当の先生の許可さえ得れば、いつでも可能であり、授業以外の場面、例えば給食等の時間も見ることが出来ます。日本の観察実習は二日ほどで、全日するものであったので、この違いに驚いています。授業観察のオリエンテーションも含め、日本の教員養成課程のカリキュラムと比較検討することができるいい機会です。

  また、レクチャーでは、直近のPISA調査についての言及もあり、現在フィンランドの教育の抱える問題点等も学ぶことが出来ています。こちらにきてから、いかにフィンランドの教育システムが素晴らしいかという話が多かったので、新鮮な気持ちで受講しています。


2.生活の状況

  ・春セメスター開始! 
    新しい学期が始まったということで、前の学期にいた留学生との別れもつかの間、新しい留学生との出会いも多くありました。今学期は、先学期までいなかったルーマニア人や、ベルギー人なども増えて新しい刺激を受けています。また前のセメスターからの友人たちも帰省から続々と帰ってきて、すっかり慣れ親しんだヨエンスーの生活が再開しました。新しい学生とのパーティーも多くあり、充実した日々を過ごしています。

  ・自転車盗難...
 治安がいいと言われているフィンランドですが、ヨーロッパ旅行から帰ってくると私の自転車が盗まれていました。レンタルバイクであったので、お店に相談しにいったところ、警察で盗難届けを出してくれば、新しい自転車を貸してくれるとのこと...。自転車も安いものではないので、無料で自転車を交換してくれるのは、不幸中の幸いというところでしたが、警察での手続等は、めんどうくさく大変な思いをしました。

  ・翻訳のお手伝い
  クラブで知り合った友人から翻訳のお手伝いを頼まれました。その友人の友人がフィンランドの観光会社に勤めているらしく、ホームページの日本語訳についてお願いしたいとのことでした。最初はフィンランド語から日本語だと思っていて、到底無理な仕事だろうと断ろうとしたのですが、英語から日本語でよいとのことだったので引き受けることにしました。これからフィンランドを訪れる日本人の一助になると思うと気を引き締めてやらなけばいけないと思っています。


月間報告書12月

                     

 こんにちは。フィンランドでも無事、新年を迎えることが出来ました。自分の留学に携わってもらっている方々への感謝と共に、残り5か月しかない留学生活を悔いの残らないものにするために、留学の目標をしっかりと見つめ直す必要を感じております。
 12月の授業はほとんどなかったので、今回の報告書では、冬休みのほとんどの期間(12月11日~1月4日)を利用して行ってきた、ヨーロッパ旅行のことについて述べさせていただきたいと思います。
 来年度のヨーロッパ留学をする交換留学生の参考になれば幸いです。

ラップランド/フィンランド
 フィンランドのいくつかの大学の学生が一緒に参加するツアーのようなもので、東フィンランド大学の他にはトゥルク大学、オウル大学の学生と交流することが出来ました。サンタクロース村やスキー、スノーボードなど充実したものでした。東フィンランド大学主催のラップランドツアーもあるのですが、こちらのツアーも他大学との学生との交流が出来たという点でも非常に有意義だったと思います。ただ一つの心残りはオーロラを観察することが出来なかったということです。ちょうど私たちが、ラップランドにいる間にヨエンスーにいた友人が、オーロラを見ることが出来たという報告をしているのを見て、少し悔しい思いもしました。

アムステルダム/オランダ
 アムステルダムは、私の予想していた、風車やチューリップの咲くのどかでゆったりとした時間の流れるオランダのイメージではなく、マリファナやお酒、風俗街などが入り乱れる刺激的な街でした。ヨーロッパの学生の中でも、「アムステルダムではすべてが自由だ。」という意見を持っているようでした。私は、ドミトリーで同室だったバンジョー弾きの青年と共に夜の街を冷やかしに行ったりしましたが、一人で観光するには少し注意が必要なところかもしれません。

デュッセルドルフ/ドイツ
 一昨年千葉大に留学していた、ドイツ人留学生の友人に会いに行きました。デュッセルドルフはリトルトーキョーと呼ばれる地域がある程日本人が多く、日本食屋さんも多く見られました。留学中に日本食が恋しくなる学生には是非おすすめしたい場所です。また、日本人経営の美容室もあり、安心して髪を切ってもらうこともできました。

ケルン/ドイツ
 駅の目の前にはケルン大聖堂とよばれる建物があり、その迫力は相当なものでした。細部までこだわりつくされた装飾と荘厳さは一見の価値ありです。また、クリスマス前ということもあり、クリスマスマーケットも開かれていました。

ミュンヘン/ドイツ
 ヨエンスーで仲の良かった友人とここで再開することが出来ました。クリスマスはもう終わっていたものの、街にあふれる喧噪のなかで飲むビールとドイツソーセージは絶品でした。1セメスターで帰ってしまう友人だったので、ヨエンスーの思い出を振り返ったり再開の約束をしたりと、最高の時を過ごすことができました。

ウィーン/オーストリア
 芸術の街の名の通り、街の至る所で、アーティストが活躍していました。また美術館等も多く、ヨーロッパの芸術への関心の高さも伺えました。また、ウィーンではクリスマス後にも関わらず、まだクリスマスマーケットが開かれており美味しいソーセージなどに舌鼓を打つことが出来ました。

プラハ/チェコ
 美しいヨーロッパの街並みのなかでもプラハは最も美しい街であったと思います。特にプラハ城へ向かう石畳の路地はどこを見ても絵になるような通りで、散歩をするだけでも十分満足できるほどでした。

パリ/フランス
 パリでの思い出は何と言ってもラーメンです。ルーブル美術館やエッフェル塔などの著名な観光スポットももちろん素晴らしいのですが、多くのラーメン屋を目にすることが出来ました。特に多くの千葉県民にとってはなじみのある「なりたけ」の営業しており、ラーメン好きな私にとってその感動は筆舌に尽くしがたいほどでした。パリ滞在中の2日間で2日とも通いました。

 
 約三週間にも及ぶヨーロッパ旅行で十分に楽しんできたところで、明後日からは後期の授業が始まります。前のセメスターで達成できたこと、できなかったことを反省した上で、自分が何のために留学しているのかという意識を常に持ち、更に勉学に励んでいきたいと思います。

EastFinland2014.1.5-1.jpg
日中韓の友人と共に参加したラップランドツアー。
サンタクロース村にて。


月間報告書11月

                                        
こんにちは!留学開始から三か月が経ち時間が過ぎる早さにただただ驚いています。1セメスターのみで帰る留学生もいるので、別れも多く吹きさすような寒さともあいまって、感傷的になる季節でもあります。白雪のおかげで町の色彩も薄まると思いきや、クリスマスシーズンに向けて所々で見られる煌びやかな装飾にはっとさせられます。日照時間は少なく午後3時には日が傾き始めるので、貴重な太陽の出る時間はできるだけ日の光を浴びるように努力しています。

1.勉学の状況

 11月は学期末が近づいて来ているということもあり、多くの課題に追われる日々を過ごしていました。プレゼンの発表が3つ、エッセイが細かいものも合わせると7-8つ程度、更にテストと勉学に勤しむことができました。もっとも、決められた単位数を取得することを求められている学生は、これよりも多くの課題に悩まされているようでした。今回は、Active Citizenship and Non-formal Educationという授業について紹介したいと思います。

 Active Citizenship and Non-formal Educationですが主にプレゼンと施設等の見学によって構成されています。学校外教育やそれにまつわる積極的な市民活動をテーマとした授業で、教育の本質を考える上でも興味深い講義でした。

 施設見学は、Open University(大学の一般向け開講講義のようなもの)、Community college (生涯学習センター)等で行われました。当初の予定ではエストニアまで行くというプランもあったようですが、時間と予算の関係上今年度は削られてしまったようです。とはいえ、上記の施設も非常にユニークなものでした。基本的には日本にある同様の施設と同じような働きをしているのですが、どちらも「生涯学習」を非常に高い水準で保つための工夫が見られた他、learning by doing というフィンランドの教育メソッドの背景をよく考えるきっかけにもなりました。おそらく、授業内でなければあまり行くことが出来ない部分もあるので是非おすすめしたい講義の一つです。

2.生活の状況

 課題に追われやることは山積みという11月でもパーティーは多く開催されます。特に今月は来月帰ってしまう留学生と飲みに行く機会が多く、別れのつらさを忘れようとするように遊びました。1セメスターで帰る学生はアジア出身の留学生が多く、特に親近感を抱いていた友人も多いので、非常に残念です。その反面、ヨーロッパから来ている私の友人はほとんど残るようです。以前聞いた時に1セメスターで帰ると言っていたスペイン人が、急に次のセメスターの話をしてきたので、「お前帰るんじゃないの?」と尋ねたら「いややっぱり次のセメスターもいることに決めたわ。」と軽い調子で答えてきたこともあり、エラスムスの留学生の気軽さに驚いたこともありました。

 また今月はジャパニーズイベントという企画も行いました。これは毎年関西外語大学の学生主体で行われているものらしく、日本についての紹介を食べ物やアクティビティを通じて他国からの留学生に伝えるというイベントです。イベントは予想以上の盛況で100名以上の留学生が集まってくれました。話の中で各国の文化について紹介することはあっても、実際に体験してもらうことはなかなかないので彼らにとっても興味深いものだったようです。

 生活する上で唯一不便に感じることは、冒頭でも述べましたが日照時間の短さです。寒さに関しては慣れてきた部分もあるのですが、日の光だけはいつになっても恋しいです。これに関係してか睡眠時間もなぜか増えました。やはり体のバランスが崩れかけているということだと思い、フィンランド人の友人に聞いてみるとビタミンの錠剤を摂取するのがフィンランド人にとっても一般的な方法だそうです。出国前に先輩に言われて半信半疑で持ってきたビタミンがここで活躍するとは思っていませんでしたが、体調にも十分に留意して残り半年弱過ごしたいと思います。

easternfinland2013.12.5-1.jpg

easternfinland2013.12.5-2.jpg Japanese Eveningの様子

月間報告書10月

      こんにちは!こちらはすっかり秋も深まり、気温が5度を切る日も珍しくなくなってきています。10月の半ばには初雪も降り、冬への準備を整え始めているところです。オーロラの観測報告も時々出ており、厳冬の訪れに期待を覚えるとともに、日本のこたつやおでんが恋しくなってきている次第です。


1.勉学の状況

 こちらの受講制度は、日本とは異なりセメスターを通しての講義というよりは、集中講義のようなスタイルがほとんどです。授業の場所や時間も授業ごとに変わることが多いので、家を出る前にはチェックが必要です。
今月はPhilosophy of Education and Critical TheoryとIntroduction to Special Educationという授業について紹介したいと思います。

 どちらも教育系の授業で、前者はレクチャータイプ、後者はグループプレゼンとディスカッションで進められます。まず、Philosophy of Education and Critical Theoryですが、この授業はPhilosophy分野を主に進められるので、背景知識の少なかった私にとって非常に難しい授業でした。初回の冒頭で、「なぜ私がここにいることを証明できるのか」といった哲学的な内容を含む問いについて考えさせられました。最もこの授業を難しいと思っていたのは、私だけではなかったようで、他国からの留学生もこれはEducationに関係あるのかと最後まで分からなかったようです。しかし、論理的思考の基本を学ぶという点では有意義だったとも思います。課題は、論文を読んでそれに関する考察を述べるというシンプルなものです。

 Introduction to Special Educationは、特別支援教育に関する授業で、それぞれ異なる国の留学生と2-3人程度のグループを作り、プレゼンを準備するという構成です。フィンランドの特別支援教育だけでなく、他国のものも学べる貴重な機会です。先生は、元特別支援教育の教員であった方なので、授業内では度々実践的な内容も紹介してくれます。千葉大学では教育学部の先生方は教員であった方が多かったので、授業実践に近い形での講義も多かったのですが、こちらに来てそのようなものは少なかったので、授業観察以外に実際のクラスに近い形で学べることは、フィンランド教育のイメージを固めていく上でも、非常に興味深いです。また、私たちのグループはインクルーシブ教育についてのプレゼンを検討しているのですが、これは他の国の留学生にとっても興味のある部分らしく、特に同じグループのスペイン人はトピックを決める時に、スペインでのインクルーシブ教育の実際について自虐的に語ってくれて、このトピックに関する思いを感じました。一般的ではないですが、私の周りにいるスペイン人は自国の教育に関して、否定的にみる傾向が多い気がします。私もスペインの教育についてはあまり知識がないので、この機会に見聞を広げていきたいと考えています。

2.生活の状況

 10月に入って冷え込んできたとはいえ、ヨーロッパ出身の学生にとってはまだまだ冬の内にははいらないようで、私が寒いという度に、「暑くてしょうがないよ!」という本気なのか冗談なのかよく分からない返事をされます。その中にいると、だんだん寒さに慣れてきた自分もいて-30度の世界を体験してみたいとさえ思うようになってきました。

 留学を考えている人にとって、留学先での食生活は非常に関心のある分野だと思いますが、ことフィンランドにおいてそれほど食べ物について困ったことはありません。学校の学食も2.25ユーロでお腹いっぱい食べられるので充実しています。ただ、めんどくさがりな私にとって自炊は大きな課題でもあります。日本であれば、コンビニやスーパーでお弁当が購入できるのですが、こちらでは当たり前のことながら全く目にすることが出来ません。それどころか、休日は18時にお店が閉まってしまうので大変です。一時期は1キロ1ユーロのパスタしか食べていなかったり、だいぶ偏った食生活を送っていたのですが、私の住んでいるアパートには大勢のフラットメイトがいるので、おなかがすいてはキッチンに行き、友達が作っているものをつまみ食いさせてもらうという図々しさも発揮して、何とか生活しています。

 他国からの留学生と生活していると、文化の違いはもちろん感じますが、それ以上に同じ人間としての同質性という部分を強く感じます。例えば、ここヨエンスーでフランス人が数人集まれば、そこは「フランス」というコミュニティが形成されたと感じますが、それと同様に「留学生」というコミュニティでもあり、広く言えば「人間」というコミュニティでもあります。日本では、あまりアジア系以外の人と接することが無いので、外国の人だと、外見だけで自分の中でカテゴライズしてしまうことが多いのですが、ヨエンスーに来て深く付き合う友達が増えていくにつれ、結局のところ何も自分と変わらないのではと考えるようになってきました。異文化交流とはよく言ったもので、異文化と名付けてしまっている時点で他国との違いにフォーカスしすぎてしまっている気もします。日本人同士でも当たり前のように個人間で異文化を持っている訳で、それを意識せずに、異文化交流を考えるのは難しいと思います。

Easternfinland2013.11.4-1.jpg

ヨエンスーの初雪(自宅より)


月間報告書9月

 こんにちは!教育学部3年の松本です。留学開始から一か月が経ち、こちらでの生活にも随分慣れてきました。フィンランドでの身を切るような寒さと闘いつつ、新たな刺激に感動を重ねる日々です。私は、教育行財政学研究室に所属しており、日本とは異なる北欧の教育システムについて学びに来ました。この報告書がこれからの留学生の一助になればと思います。

1.留学先での生活


 私の留学は、8月30日に始まりました。ヘルシンキから留学先であるヨエンスーに向かう電車の中から見える景色は、豊かな森林と美しい湖が続いており、フィンランドの雄大さを改めて感じました。そんなフィンランドの生活について紹介します。
 私のアパートは大学から紹介された、Riverside Residenceというところなのですが、ここに決めて本当に良かったと思っています。留学生寮のようなタイプで、およそ100名の学生が一緒に生活しています。立地も素晴らしく大学から自転車で約10分、スーパーは目の前にあり、バーやクラブもすぐ近くとまさにいたれりつくせりです。西千葉で言うのであれば、西友の裏といったところでしょうか。キッチン、ダイニング、サウナが共同で、アパートでは連日のようにパーティーが開かれています。特に毎週International dinnerと称して、それぞれの国の留学生が料理を振る舞う会があり、これまでにスペイン、日本、フランスの伝統的な料理を楽しむことができました。来週のドイツ料理も楽しみにしています。
 地域の剣道クラブに参加することにしました。まさかフィンランドで剣道をすることになるとは思ってもみなかったのですが、知り合いのフィンランド人の紹介で参加したクラブで、週に1~2回練習しています。クラブの人はほとんどフィンランド人なのですが、留学生を気遣って英語で会話してくれることが多いので意思疎通に困ることはそんなにありません。私は剣道の段位を持っているので、教える側としても楽しく参加しています。他国の人に日本の文化を伝える機会の一つとして、貴重な体験をさせてもらっていると思うのでこれからも続けていこうと考えています。
 また、主に留学生が集まって行っているサッカーチームやバスケットチームにも参加しています。体を動かすのが好きなので、スポーツを通して他国の留学生たちと仲良くなれる機会を持てて良かったです。両方ともFacebookの告知を見て勢いで参加したものですが、そこからのつながりを持てたという点でも留学当初は様々な場面に顔を出してみるということをお勧めします。スポーツの他にはパーティーも多く開かれています。まだ英語に慣れていない自分にとって、パーティーは非常に役立ちました。アルコールに助けられ、積極的にいろいろな人と話せる場として最適です。英語に慣れたいなら一番の方法はパーティー等に多く参加することだと思います。
 他には、先週の日曜日に念願のサウナにも行ってきました。アパートにもサウナはついているのですが、フランス人の友人に誘われて人参狩りに行った際にそこのコテージのサウナを使わせてもらうことができました。なぜそこのサウナが念願だったかというと、その近くには湖があったからです。サウナに入る→湖に飛び込む→サウナ→湖の繰り返しがフィンランド流のサウナの楽しみ方だときいていた私にとって、とても楽しみにしていたことの一つでした。困ったのは、そこのコテージのサウナから湖までは100メートル以上あり、その間を走っていかなければならなかったということです。しかし、サウナから下着姿で飛び出し、湖まで駆けていき飛び込むという日本人から見れば、おおよそ意味の分からない行動も一緒に入っていたイギリス人やドイツ人の友人とひたすらに笑いながら楽しむことができました。「これでフィンランド人だ!」とみんなで謎の自信を持つことができたのもいい思い出です。

Easternfinland2013.10.4-1.jpg 人参狩りにて

Easternfinland2013.10.4-2.jpg Spanish dinnerの様子

2.学業の様子


 9月は、Finnish Educational Systems and Organisations, English Grammar2, Philosophy of Education and Critical Theory, Active Citizenship and Non-formal Education, Finnish 1 という講義を受講していました。この中では、三日連続の集中講義であったFinnish Educational Systems and PrganisationsとFinnishの講義について紹介したいと思います。まず、1つ目はフィンランドの基本的な教育システムについて教授がレクチャー形式でいくタイプで、3日間で10時間程度の講義でした。留学生向けの授業で教育学部の留学生のほぼ全てが受講していたように思います。Introductionのような意味合いが強いらしく、本当に基本的な内容についてのものでした。この授業で私が驚いたのは、(授業以外の部分なのですが)先生の英語の聞き取りやすさです。それまでは、同じアパートの中の人たちと話すことが多く、彼らはそれぞれの国ごとのなまりや、クセのあるアクセントがあったのですが、先生の英語は非常に分かりやすかったです。もちろん先生が決してネイティブでない留学生たちの為に意識して話してくださっている部分も多かったと思いますが、とても感激しました。この授業では「自分の国とフィンランドの教育について」というテーマのエッセイが6枚課題としてだされました。書きたいことはたくさんあるのですが、やはりアカデミックな文章は難しく、なんとか格闘しているところです。
 Finnish1はフィンランド語の授業で、毎週2回あります。会話の例文通りに練習したり、数字を覚えたり等の内容です。2,3国語を当たり前に話すフィンランド人の言語教育を学ぶという点でも、自分自身が体験できるわけですから非常に有意義です。まだまだあいさつ等の基本的な部分ですが、先生が訳せといった文章に当たり前のように分からない単語がでてきたりします。私たちは、それを推察したり、辞書を使ったりして進めていきます。私が日本で受けていた英語の授業で教科書に出てくる単語はほとんど枠外に載っていたりすることを考えると、この違いが面白いです。次のセメスターでは、より応用的な内容のFinnish2を受講できるので、帰国後フィンランドから日本に来る留学生と簡単な会話ができる程度にはフィンランド語を身に付けたいと思います。
 授業とは別に、大学の隣の小学校に授業観察に行きました。通常は授業内の課題として見にいく形式のようですが、私はその授業が取れなかったので、先生に直接お願いしに行き、許可をもらいました。基本的に小学校の授業があるときにはいつでも観察を行ってよく、授業前に先生の了承をとりさえすればよいとのことでした。こちらにきて思うことは講義に関して、意欲さえあれば先生は柔軟に対応してくれることが多いということです。他にも、とりたい講義かかなり多くの回数被ってしまっていたときも、受講の許可をだしてくれました。しかし、そうは言っても人数制限のある講義も多いので早めに履修登録することが不可欠です。私は、チューターさんが個人的に履修の取り方を学校で説明してくれるという話を聞いて、それまで確認していなかったら、取りたい授業がすでに埋まっていたということもありました。
 9月は生活に慣れるのに精いっぱいでなかなか勉強の時間が取れませんでしたが、10月以降は卒論研究も含め、留学に来た目的を達成できるように学業に励んでいきたいと思います。

 

Easternfinland2013.10.4-3.jpg Easternfinland2013.10.4-4.jpg

 ヨエンスーの街並み


派遣留学生からのレポート

タグクラウド

各種データ

Liberal Arts

skipwiseが君の未来を変える!

海外留学支援室(海外留学相談)
国際教育センター1階

資料等閲覧 9:00~17:00
留学相談 10:00~16:00
TEL : 043-290-2190
E-mail :
kaigai-ryugaku@office.chiba-u.jp
PAGE TOP