派遣留学生からのレポート

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イギリス・グラスゴー美術大学←フランス・ENSCI パリ デザイン大学

学校の詳細
最終更新日:2014年5月15日
ENSCI Les Ateliers / Glasgow School of Art
工学部デザイン学科4年
氏名:東江麻祐

月間報告書 4月

                    

1. 勉学の状況
 今月からはマスターの授業にも参加し始め、2つの学年で2つのプロジェクトを進めていました。学部3年の授業は本日最終プレゼンを行い、残るは年度末の評価会のみとなりました。

・Design for experience
 本日最終プレゼンテーションを終えたこのプロジェクトは、グラスゴー(people make Glasgow / independence of Scotland / commonwealth game)にまつわるものでした。それぞれのテーマについて参考になりそうな後援会などに顔を出してリサーチしたり、まちへ出かけて人々の観察をしたりして自分のプロジェクトの方向性を決めました。私は、エスノグラフィーワークショップで調べた、人が行列に並ぶという行為が国によってかなり違う事が気になっており、またグラスゴーに来て受けたカルチャーショックの経験をもとに、visitorに前もってグラスゴーの人の慣習、言葉、人格、マナー、娯楽を伝える事で何か変わるのではないかというのをプロジェクトにする事にしました。グラスゴーの人々からグラスゴーの慣習、言葉、人格、マナー、娯楽、あるあるネタを集め、それを旅行客にダイレクトに伝えるための手段を考えました。グラスゴーの人が誰でも参加できるもので、旅行客に支障無く伝わるものということで、簡単に絵を描いてもらうものを提案しました。実際にプロトタイプを持ってまちに出かけ、知らない人に実験をするのが大変でしたが、度胸がついた気はします(写真は実験結果の一部)。気に入った提案はできませんでした。過程では、先生やグループの人と自分の意見についての説明をしたり、アドバイスを受けて納得したり反論ができたことが自分にとっては嬉しかったです。
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・BTFL(修士過程のプロジェクト)
 家具をアップサイクルしているエンタープライズと一緒にプロジェクトをやっています。ざっくり言うと起業をお手伝いするプロジェクトで、今はロゴやウェブサイトのデザインをしています。Facebookで新しいロゴのラフ案の投票などもしました。残り3週間程あるので、この企業を利用する客のためのサービスや、他のグラスゴーにある施設や企業などとのコラボレーション、それに伴うビジネスモデルなどを考えて最終提案とする事になっています。まだまだやる事がたくさんです。

2.生活の状況
 早いもので留学期間も残り約1ヶ月となりました。今月はミラノサローネを見にイタリアのミラノと、もう一度会いたい人へ会いにパリへ行きました。

Glasgow2014.5.15-3.jpg ミラノはもう既に暖かく日差しも強く、故郷の沖縄を思い出しました。ミラノサローネは家具見本市というだけあって、本会場は家具の展示がやはり一番ワクワクして見られました。宙吊りにされた椅子なんかは私の夢そのものでした。それと今年はラッキーな事に、トイレとお風呂・キッチン周りの見本市も開催されていました。また、若手クリエイターのエリアもあったのでそちらにも足を伸ばしました。感想を一言で言うと、みんな本当に色んな事考えるなあ、でした。

 パリ滞在中は雨で、しかも寒かったです。ENSCIへも行き、皆ではありませんが友達と、先生に会えました。相変わらず皆忙しそうでした。成績表やその他諸々の忘れていた書類も無事回収しました。パリに住んでいたのにポンピドゥーへもルーブルへも行っていなかったので、今回はポンピドゥーへ行きました。美味しいものもたくさん食べました。

 ヨーロッパは日没の時間が本当に遅くなりました。21時頃まで明るいので変な感じです。先日初めてハギスの入ったビーフバーガーを食べました。まずいと聞いていたのですが、すごく美味しかったです。残りの約1ヶ月はグラスゴーのまだ行っていない美術館や博物館へも行こうと思います。


月間報告書3月

1. 勉学の状況
 3月の最初の週にfood projectの最終プレゼンテーションがあり、3週間の休みののち、31日に学校が始まりました。ほぼ休みでした。

・Food Project
 このプロジェクトは、Glasgow School of Artの新校舎の中にあるカフェでの食の体験を向上するために何か提案する、というものです。
 最終プレゼンテーションはものすごく緊張しましたが、なんとか終わりました。普通の日であるケを積み重ねつつハレへの期待を膨らませる事で普段は勉学に励み、ハレの日には発散できるようなサービスを考えていました。日頃(ケ)学校のカフェを利用することでポイントを貯めて、特別な日(ハレ)にはそのポイントを使って学生が厨房なども含めて自由に利用できるサービスを提案しました。私の考えた学校のカフェででき得る最高のハレは、友達と会話を楽しみながら一緒に料理を作り、ワイワイできる事だと思ったからです(この学校の学生は世界各地から集まっているので面白い)。サービスのシナリオをかき、サービスを構築するために必要な要素を抽出し、ビジネスモデルをつくり、サービスに必要なウェブのイメージなどを作りました。フィードバックでは、フィロソフィーは良く過程もメイクセンスだが、もっと細かくサービスのシナリオを描かないと実際に利用するイメージが湧かないと指摘されました。あとグラフィックについてもう少しリファレンスを探して勉強すると良くなるとアドバイスも受けました。私のいけないところなのですがアウトプットの詰めが甘くやり切った感が得られなかったので、学期末の半年を振り返る評価会までにリファインします。

・Design for experience
 グラスゴーでの最後のプロジェクトが始まりました。早いです。前回と同じように、ウォーミングアップとしてエスノグラフィーワークショップをしています。今は人が列に並ぶという行為を分析していて、街中で行列を観察したり、思想、文化、環境などの側面から調べたりしています。これからどうなるか楽しみです。今度はかつかつにならないように時間をちゃんとマネジメントしたいです。あと、もう少し気を大きく持ってプレゼンテーションに挑みたいです。心臓に毛をボーボー生やして帰国するという目標を掲げているのですが、今のところ産毛が数本程度なので努力が必要です。

2.生活の状況
 今月は3週間の休みがあったので、最初の週にエジンバラとロンドンへ、その次の週にはスイス・フランス・ドイツへ、最後の週はスターリングへ行きました。人生で一番長い旅行でした。

 エジンバラへは2年前に学科のワークショップでも来たのですが、今回はグラスゴーの学生も一緒に行ったので別の楽しみ方ができました。小高い丘に登ったのですが、そこに登る道が険しく、最近全く運動をしていないので大変でした。運動がとてもしたいです。夜の丘からの眺めはきれいで、風が強かったので手を広げてジャンプすると飛べました。

 ロンドンは往復18ポンドの安いバスで行きましたが、日本の夜行バスより辛いです。2人がけのシートを知らない人とシェアしなければならなかったし、トイレがあふれたのか悪臭が漂っていて、それを換気するために窓が開いていたのですが寒くて寝られず、何故か2階建てバスなのに1階に席が無く揺れのひどい2階で車酔いがいつもよりひどい中9時間バスに乗りました。ですがロンドンは素晴らしかったです。レミゼラブルを見て美術館・博物館に行き骨董市へ行きました。35ポンドだったのでフィルムカメラを買ってみました。デザインミュージアムはポールスミスの展示期間中で、かなり良かったです。オフィス街があるかと思えば中に芝生のある開けたところもあって昼時には皆がくつろいでいて気持ち良さそうでした。パリとは街中の建物や公共物の色使いが違い、同じく美しいのですが格好良さがありました。

Glasgow2014.4.7-1.jpg スイス・フランス・ドイツへは飛行機で行きました。快適でしたがグラスゴーからチューリッヒへは乗り換えなければならず、アクセスは悪いなと感じました。旅行をするならパリに居たときの方がしやすかったと思います。スイスは物価が高いと聞いていましたが、それは予想以上でお菓子を買うのもためらってしまう程でした。なのでバーゼルのホステルでは自炊をしました。ハイジ村に行ってハイキングやハイジごっこをしました。スイスは治安が良さそうでした。フランスへは、ル・コルビジェのロンシャン礼拝堂を見に行きました。ドイツへはヴィトラキャンパスへ行くのが主な目的でした。有名な建築家の建築が1カ所にたくさん集まっている夢のような場所でした。千葉大を卒業して社会人になる友達も訪ねてきていて、そこであえて良かったです。帰りにふらっと寄ったレストランがドイツ伝統料理の場所で、厚切りのベーコンやソーセージのヌードル、ケーキを食べました。別の日にはベンツ博物館へも行きました。内装がすごく高級感がありました。

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 休みの最後の週に行ったスターリングはエジンバラよりはマイナーな都市ですが、スターリング城の中や周りの貴族の邸宅など見るものはたくさんあり、休みの締めくくりとして最高でした。


月間報告書2月

1. 勉学の状況
 今月はグラスゴーに着いてすぐプロジェクトに参加したのでバタバタしていましたが、バタバタしたまま今週末にはプロジェクトが終わります。ENSCIでのプロジェクトは全てコンフィデンシャルで具体的な内容が書けなかったのですが、こちらはそうではないので具体的な報告もしていきたいと思います。

・Food Project
Glasgow2014.3.5-1.jpg このプロジェクトは、Glasgow School of Artの新校舎の中にあるカフェでの食の体験を向上するために何か提案する、というものです。
 1週目はグラスゴーにあるカフェに出向いて、カフェの中で人々がどのように振る舞うか、カフェの環境はどうかを観察して、良いフードエクスペリエンスを作っている要素は何か、という事をグループごとに分析しました。ENSCIとはデザインのプロセスがまるで違うので、1週目からこれがグラスゴーのやり方か!と強く感じる事が出来ました。分からない事も多く、半年前からこの学校に居た佐久間先輩にいろいろ聞きながら新しいやり方を飲み込む努力をしました。しかしまだ英語でのテンポの速い議論にはついて行けません。フランスでも英語ばかり使っていましたが、レベルが違うのでまたここでも壁を越えなければならないと感じています。
 2週目以降からは調査を踏まえて自分のデザインの方向性を決め、個人でプロジェクトを進めました。私にとって食は、ハレとケで、質素な普通の日があるからこそ特別な日が引き立つ、そして食体験の豊かさとはそれぞれの状況に食や環境が合っているという事であるという考えのもと、このメリハリを学校のカフェに持ち込む事で学生の生活もメリハリがつき豊かになる、という事をいい、それをどうやって具体的にカフェのデザインに持ち込むか、という事をやっています。普通の日であるケを積み重ねつつ、ハレへの期待を膨らませることで普段は勉学に励み、ハレの日には全てを発散する、というのを感じられるサービスを考えています。残り2日なのでカツカツですが不足の無いように準備したいです。


2.生活の状況
 今月はずっとプロジェクトがありましたが、グラスゴーの学生はすごく遊ぶのが上手で、隙あらば何かして遊ぶ!という皆さんに乗っかって私も遊びました。今月の目標は遊びの誘いに対して常にyesと答える事でした。
Glasgow2014.3.5-2.jpg 遊ぶのが上手だと書いたので、実際に私が何をして遊んだのかを報告したいと思います。まずはダンス。グラスゴーのやんちゃガール達はドレスアップして夜な夜なダンスに出かけるのが好きなようです。初めて一緒に行ったときに、これがグラスゴーの夜の一般的な光景だよ、と言われました。赤い口紅をたっぷり塗ってサラサラしたワンピースを着て出かけるという、日本では中々出来ない事が出来て少し気持ちがよかったです。他にはゲーム。毎週のようにどこかで集まってお酒を飲みましたが、その時に何度かゲームをしました。ビアポンという、ピンポン球をバウンドさせてビールの中に入れる事を競うゲームや、罰ゲーム付きのトランプゲームなどをしました。私は大学でよく飲み会を開くサークルには入っていないので、ただの飲み会がこんなにも盛り上がるものかと本当に感心しました。それから料理パーティー。フードプロジェクトをやっているという事もあって、皆それぞれ料理を持ち寄ってパーティーを開く事が何度かありました。ここの学校は留学生や外国出身の学生がとても多く、いろんな国の料理を食べる事が出来ました。寿司はウケがいいみたいです。
 今月はグラスゴー映画祭があったので、ショートムービーを7本見に行きました。一つとても印象的な映画がありました。女の人が何語か分からない言語で喋っていて、英語の字幕がついているのですが、所々英語とよく似た単語を喋るのです。しばらく聞いて、それがネイティブスコティッシュだと言う事に気づきました。こんなにも分からないものなのか、と衝撃を受けました。普段接する人の英語は割と普通なのでこんなにもスコットランドの言語がイングリッシュと違うという事に驚きました。
 今週の最終プレゼンテーションを終えると、3週間のお休みがあるので、色々な所に旅行に行こうと思っています。楽しみです。でもまずはしっかり伝わるプレゼンテーションが出来るようにしたいです。

月間報告書1月

1.勉学の状況

 今月はパリで過ごす最後の月でした。メインのアトリエの授業の最終プレゼンテーション及び個人の約半年間の成果を事細かく発表する評価会がありました。月末にはENSCIを離れ、3日からイギリスのグラスゴーへ移り、Glasgow School of Artのプロジェクトに早速参加させてもらっています。

(1)Atelier de project(週3回)

 最終プレゼンテーションが23日にありました。パートナー企業のグランパリも学校に来て一番大きなプレゼンテーションルームで作品を展示しながら提案を行いました。

 今月はただひたすら最終提案に向けて作品を実装するための詳細を決めたり、モデルを作ったりしました。ENSCIにはbon de commandeという制度があり、申請すれば作品づくりに必要な材料費を1セメスターにつき1人あたり200ユーロまで学校が出してくれます。今回はそれを思う存分利用し、2メートルのランドマークをハーフサイズで作りました。時間が無かったので実質4日で作りましたが、本当に大変でした。しかし実働モデルを作れたのでやり切ったという達成感が得られました。ENSCIのワークショップと呼ばれる工房は、プラスチック、木、金属の材料ごとに分けられていて、それぞれに担当の先生がおり、作品の設計図を見せつつどうやって作れば良いか相談することができます。数メートルの木の板を加工できるものから、レーザーカッターなど細かい加工が出来るものまで千葉大と比べると信じられないくらい色々なものが揃っていました。見たことの無いものもちらほらありました。最終プレゼンテーション前はどのワークショップも混んでいました。驚いたことに、こちらの学生は加工時に安全用のつなぎを切る人はあまりおらず、エプロンを着る人が少し居るくらいです。

 最終プレゼンテーションの評価は上々で、パートナー企業も結構気に入ってくれたらしく、ものすごく嬉しかったです。フィードバックもいただき、実際の駅に実装するときの意外な問題点なども見えました。アトリエの皆もプレゼンテーションの前はヤバいヤバい時間ないと言っていましたが、きれいにまとまった、ちゃんと魅せるモノがある提案を行っていました。ポイントを押さえて魅せるのがここの学生はすごく上手で、大変勉強になりました。

 終わったあとは先生も含め皆で学校の隣のバーに行き、夜までご飯を食べたりして打ち上げしました。皆打ち上げという日本語も覚えてくれました。

(2) Evaluation(最終評価会)

 学期末にその学期に学校でした事を振り返る評価を行う事が、学生一人一人義務付けられています。私も留学コーディネータの先生とアトリエの先生、アトリエの学生に自分の作った作品や経験した事、習得したスキルなどのプレゼンテーションをしました。新しく見たもの、文化や言語の違いに悩んだ事、そこから学んだ事を正直に話しました。それに対して先生方にいい経験をしたね、と言われたので救われた思いでした。本当に環境に恵まれ、やりたい事が出来たいい5ヶ月でした。

(3) Food Project (Glasgow School of Artでの最初のプロジェクト)

 グラスゴーに行く前から自分の食事を写真に撮る宿題が出されていて、食に関するプロジェクトが2月3日から始まると聞かされていました。グラスゴーに着いて早速グループに入れてもらい、まだプロジェクトの概要は詳しく聞かされていませんが、学校の近くのカフェに出向いてカフェ内での人の行動を観察するリサーチが始まりました。英語がまだ思うように口から出てきませんが、まずは最初のプロジェクト4週間積極的に関われるよう頑張ります。

2.生活の状況

 今月は学校にほぼ学校に缶詰めでしたが、最終プレゼンテーションが終わってからは色々な人と最後のパリを楽しむ事ができました。1月4日から2月中旬まで政府の定めた大セールがあったので学校帰りにちょいちょい行く事も出来ました。

 パリでお世話になった人たちと千葉大の先生方、両親にとても感謝しています。またグラスゴーで新しい生活が始まりましたが、精一杯楽しみたいです。残り5ヶ月もどうぞよろしくお願い致します。

月間報告書12月

                    
ENSCI Les Ateliers


1. 勉学の状況

 今月はメインのアトリエの授業ではパートナー企業に、方向性の提案と具体的なアイディア提案を計2回プレゼンテーションし、スタジオの授業は最終提案に近いプレゼンテーションをパートナー企業に行いました。プレゼンテーションだらけでした。

(1)Atelier de project(週3回)

 12月のはじめの週にプロジェクトの方向性をプレゼンテーションした後、パートナーからのフィードバックを受けて具体的な提案物のアイディア出しに移りました。多くのリファレンスからアイディアを得て、できるだけ手を動かしながら考えました。まずこういうのはどうだろうと考えたものをいくつか作ってみて、違いをはっきりと言語化することで目指しているものにより近いものを実現する、という方法をとると良いと先生にアドバイスを受けました。モデルを割と頑張ったので楽しかったです。

 ここに来て気づいたのは、アイディア展開をする際にリファレンス、メタファーが必ずあることです。大量に。自分でデスクトップリサーチしたものと、それを先生や友達に話したときに、じゃあこれなんか良いんじゃない?といって新しく紹介されたリファレンスでいっぱいになります。それからだんだん絞っていってメインのイメージは決まりますが、これだけ調べたら後で捨てたやつも引き出してちょっと取り入れられるので良いです。リサーチの時間が長くとられているからそうなったのかもしれません。もう一つ感じたのは,ここの人は小さい頃から自分の意見を求められたらその場ですぐ言うことをしてきたので、アイディアがポンポン出るということです。私はついて行くために何でも思ったことを考えずにすぐ言う努力をしています。くだらなくても。最終プレゼンテーションまであまり時間がなくなってきたのでスピードアップして仕上げたいと思います。

(2) Studio Sonore(週1回)

 12月の最終週に私たちのグループのサービスの提案をしました。サウンドデザインは、目指したいところは感覚では分かるのですが、実際に効果的な音をいちから作るのは想像の何十倍も困難で時間のかかることだとこのプロジェクトを通して知りました。先生は毎回たくさん相談に乗ってくれました。プレゼンテーションは皆ナーバス気味でしたが、メンバーとも打ち解けられ、役割分担も上手く出来たと思います。

2.生活の状況

 今月はパリを出ませんでしたが、たくさん美味しいものを食べたので、こちらでの食事情を中心に報告したいと思います。

ENSCI2014.1.5-1.jpg まず学校に通う平日のお昼についてです。ENSCIの近くにお惣菜屋さんとベーカリーがあり、学生はそこで買うか、お弁当を持参しています。私はほぼ毎日買って食べています。ENSCIの学生は6ユーロ以上買うと3ユーロディスカウントしてくれるという謎の素晴らしいシステムがあるので、メインのごはん(サンドイッチ、パスタ、キッシュ等)と飲み物、デザートの3点セットを3〜4ユーロで食べられます。キッシュとチョコムースが美味しいです。
 次にお家でのご飯についてです。米派なので日本米を日本食材スーパーで買って鍋で炊いて食べています。そのスーパーはオペラとサンジェルマン辺りにあり、年末に鍋も出来たほど充実しています。ただしとても高く、ものによりますが日本の2〜5倍くらいするので、米以外はほとんど買いません。他は普通のスーパーで買いますが、野菜は日本より安くて美味しいです。パンも安いのでベーカリーで買ったりします。ワインも5ユーロ以下でも美味しいです。フランスの家庭料理も食べる機会がありました。ジャガイモとベーコンタマネギをバターチーズと一緒にオーブンで焼くシンプルで安価なものでしたが、ジャガイモが良いので美味しかったです。

 今月は外食も結構したのでそれについても書きます。パリの1区オペラ付近にはレストランがたくさんありました。フランス料理、日本料理、韓国料理、モロッコ料理を食べました。日本では高いフランス料理が、30ユーロくらいから食べられます。日本人の経営しているフレンチレストランは日本語でも対応してくれるのでハードルが低いです。日本料理も、定食から串、お好み焼き、ラーメンまで高いですがちゃんとしたものがあります。モロッコ料理はクスクスを食べました。不思議な食感でしたがすごく美味しかったです。

 20日から冬休みに入り、買い物や観光に行く機会がとても多かったのでメトロにたくさん乗ったのですが、駅構内に糞が落ちていたのに驚きました。デパートのイルミネーションは豪華でした。パリにいるのはあと1ヶ月なので頑張ってポン酢を使い切りたいです。それと、もっと色々な面白いものを開拓したいです。


月間報告書11月

                    
ENSCI Les Ateliers

1. 勉学の状況

 今月は第1週目にセメブローケと呼ばれるワークショップに参加した後、メインの各プロジェクトでは決めた方向性でアイディア展開して、その成果をパートナーの企業相手にプレゼンテーションしました。

(1)セメブローケ(11月4日〜8日)
ENSCI2013.12.5-1.jpg 第1週目のワークショップでは、テキスタイルデザインの授業に参加しました。ENSCIにはインダストリアルデザインとテキスタイルデザインの2コースがあり、別のコースの授業をつまめるいい機会です。テキスタイルコースの教室には世界各地から集められたあらゆる種類の糸、布の本、何十台もの機織り機、染め物の設備が揃っており壮観でした。テキスタイルの基礎知識と機織り機の使い方を学びました。機織り機は慣れるとクセになり、次はあれを試したい、このパターンを作ってみたい、この糸を使ってみたいという欲がいつまでもわいてきて、時間を忘れました。ENSCIは24時間空いているので好きなだけ試せました。最終日には作品を並べプレゼンテーションをしました。良いワークショップでした。

 アトリエの授業では今月、2週間の特別プロジェクトと今まで進めてきたパリのメトロを特徴づけるプロジェクト2つに取り組みました。

(2)PSAワークショップ(11月11日〜22日)
 特別プロジェクトは他校のサウンドデザイン専攻の学生と組んで行われました。千葉大学で3年次に参加した山田電器工業との産学提携授業と形態が似ていて、デザインの学生と技術系の学生が企業の協力のもとコラボレーションするというものでした。リープモーションを使ってジェスチャーを読み取り操作する、インタラクティブなインタフェースを考えました。日本人とフランス人のチームでしたが、私は彼らに比べて発言が少なくアイディア出しには貢献できませんでした。アイディアをかたちにする段階では貢献できましたが、そこまでコミュニケーションの要る作業ではありません。パリに来てからガツガツ議論に参加しようという思いはあるのですが、理想とはほど遠いので色々なことを言い訳にせずに頑張りたいです。2週間でしたが非常に内容の濃いプロジェクトでした。

(3)Atelier de Project(週3回)
 パリのメトロのプロジェクトは今週末にパートナー企業であるグランパリにプレゼンテーションをします。私は目指す方向性が一致したアトリエメンバーと2人グループでプロジェクトを進めており、ランドマークデザインに取り組んでいます。すごくわくわくするコンセプトを作り、必ずやいいものを作ってやるぞと意気込んでいます。現在はアイディア出しのため情報や背景、リファレンスとなる素材をインプットし、昨日今日でグループとしての方向性が一致しました。先週は私が自分を見失い意見が衝突しましたがいい方向にまとまってこれからが楽しみです。

(4)Studio Sonore(週1回)
 スタジオの授業は11月半ばにパートナーへのプレゼンテーションがありました。それ以前に、自分のアイディアを毎週授業でプレゼンして皆の意見をもらいながら進めており、方向性が似ていたメンバーと4人グループを組みました。サウンドデザインでマップのサービスを向上するというテーマに取り組んでいます。4人中私を含めた3人は留学生でもう一人の正規入学のメンバーも中国人なので、日本人中国人ドイツ人フィンランド人という何とも国際色豊かなグループになりました。議論中わたしの国ではこうだよ、と4種類の違うアイディアが出てくるのはすごく面白いです。4人中3人がアトリエの授業も同じということもあり、密にコミュニケーションがとれます。いい教授とメンバーに恵まれたと思います。

2.生活の状況

 今月は少しパリの治安についてかいておこうと思います。よくヨーロッパ旅行に訪れた日本人が電車の中や観光スポットでスリや強盗に遭うと耳にしますが、パリもすごく多いです。こちらに来て感じるようになったのですが、日本人はフワフワしているというか悪くいうと平和ボケしているというか、とにかく気を張っておらずパリに住んでいる人々と雰囲気がまるで違うのでそりゃあ狙われるよなという感じです。私も最初の頃色々と気を張っておくようにと注意されました。同じヨーロッパ圏内の人でも注意を怠るとすぐそんな目に遭います。留学生でも3人何かしら盗まれた人が既におり、そのうちの一人は1週間のうちに2度も同じ携帯電話をすられました。笑い話にしていましたが。それと、深夜から明け方にかけて1人で歩くのは危険で、フランス人曰く2時3時頃まではまだ人がいるので安全だが4時から6時はすごく危ないのだそうです。パリは驚くほど移民が多く、北に行くほど危険だといわれています。

 今月は忙しかったです。ここはフランスなのに毎日9時から18時までみっちりと授業がありました。大学1年を思い出します。ENSCIの学生はフランスでは珍しく社畜気質のある学生が多いようです。エリートの自覚があり、エネルギッシュです。しかしさすがに週末の休みは確保できたので、週末を利用して月初めにフィンランド、中旬にベルギーへ弾丸旅行をしてきました。

 フィンランド人は優しく、地図を広げていたらあちらから声をかけてきてくれてオススメの場所まで教えてくれました。現代アートのキアズマという美術館がすごく好きでした。工業デザインの博物館へも行きました。感じたのは、葛藤とか哲学とかよりも率直さというか素直さというか明るい印象でした。寒かったので、壁の厚さは半端無かったです。(写真はフィンランド)

ベルギーはワッフルとルネマグリットと楽器博物館を目当てに行きました。3ユーロで回り放題でした。楽器博物館が特に素晴らしかったです。ファッションのまちに行ったのですが、服を買うならパリだなと思いました。ふらっと入ったレストランのワインが美味しく、いい夜でした。

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月間報告書10月

                    
ENSCI Les Ateliers

1. 勉学の状況

 今月はどの授業もリサーチが主でした。リサーチをして自分のプロジェクトの方向性を決めることまで進めました。メインのアトリエの授業はメトロの駅周りのサイン、アート作品、ストリートファーニチャーなど、パリのメトロを特徴づけているものを調べて分析しました。自分のアイディアの方向性は学生同士で意見交換をし、教授やアシスタントの方ともアイディアについてのフィードバックをもらいながら進めました。自分のプロジェクトの方向性を決めるにあたって、一つの画像、曲線、オブジェクトなどから受けた美しい印象をそのまま頭から取り出して具現化するという方法もある、と紹介されたのが自分にとっては新鮮でした。スタジオはマップのサービスに使われるサウンドがどうあれば良いかという実験をひたすら行いました。Audition, Reaper, Max msp, garagebandなどの音編集に必要なソフトも軽く習いました。ドローイングデザインのコースではテーマである「時間」を色々な指標で表してみる試みをしました。今週は3つめのワークショップの週で、テキスタイルデザインをかじる予定です。

2.生活の状況

Ensci2013.11.5-1.jpg 今月は色々なところへ出かけました。中でも忘れられないのが、グラフィティアートタワーに2度行ったのですが、すごく人気で列が長く2度とも入ることができず諦めてお茶して帰るはめになったことです。2回目はさすがに悔しくて、先頭の人に何時から並んでいるのか聞きに行ったところ、昼の12時オープンにもかかわらず朝の7時から並んでいると言っていました!3回目のリベンジを計画中です。でも外で列に並んで冷えたあとカフェで飲んだショコラシューは最高だったので満足です。

 ヨーロッパのホームパーティは来てねと言われると何も言わなくてもワインやビール、お菓子などを持ってみんな現れます。お菓子ではなく具が乗っているピザのようなタルトが簡単で安く作れるので人気のようです。しかもそれがかなり美味しいので、是非とも覚えて帰りたいです。また、家に行くと楽器がたくさんストックしてあって、シーシャを囲み一晩中いろんな楽器でセッションをするという謎のパーティーもありました。太鼓を担当し、異文化を体験しました。

 最近はパン屋さんでフランス語でなんとか注文して値段を聞き取って払うことがやっとできるようになりました。もう少しフランス語がわかるように勉強中です。

3.カリキュラム

 ENSCIの授業の取り方をまとめました。通期で行われる通常授業に加えてセメスターの始めと中間にワークショップがあります。通常授業は1つ1つが大変なのでとりすぎに注意です。

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月間報告書9月

                    
ENSCI Les Ateliers

1. 勉学の状況

 9月3日にパリに到着し、4日からオリエンテーションが始まりました。新入生歓迎のパーティーでは、映画ゴッドファーザーをテーマに、留学生と新入生がマフィアの格好をして学校で交流しました。ヨーロッパスタイルの歓迎はフランクでとても楽しかったです。
それから1週間は3Dモデリングのワークショップ、次の一週間はサウンドデザインのワークショップに参加しました。

先週から本格的に授業も始まり、ドローイングの授業と、企業と連携した2つのプロジェクト(サウンドデザインを用いたスマートシティのシステム考案、パリのメトロを特徴付ける空間及びプロダクトの考案)に参加しています。フランス語が全く喋れないので、フランスにいながら英語でコミュニケーションをとっています。
フランス人特有のアクセントはありますが、英語を喋る事について日本人のように躊躇いはないようです。知らない人とでも挨拶を交わして授業の相談や学校での生活などを話し始めるし、学校が小さいので色々な人と知り合いになれます。さらに、比較的少人数で授業が行われるので先生が学生一人一人の考えを聞き、アドバイスをもらえる時間が多いのもいいところです。

2. 生活の状況

Ensci2013.10.9.jpg< 毎週何かしらデザインのイベントが開催されていて、先週末もNUIT BLANCHEというイベントがあり、パリの至るところで展示会や、展示会に伴うパーティーが行われました。展示が面白いのはもちろんなのですが、会場ではワインやジュース、ありとあらゆる種類の食べ物、デザートが振る舞われることもあり、労力が注がれているイベントとなっています。展示のジャンルもプロダクトからテキスタイル、建築、インスタレーションなど様々で、これがデザインの町パリかという印象を受けました。写真は日本人アーティストの作品で、駅の近くの広場全体が一面美しい霧に覆われていました。
パリは歩いて移動するのが楽しいです。


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