派遣留学生からのレポート

イタリア・ミラノ工科大学a

学校の詳細
最終更新日:2014年8月 5日
工学研究科デザイン科学専攻 修士1年
留学先 ミラノ工科大学

月間報告書

                    
2014/8/1
1. 勉学の状況

'Laboratorio di Allestimento'
7月も4週目に入り、ようやく課題提出を終えました。
通常授業は6月末までに全て終わり、7月に課題提出があるのですが、
自分の取っていたクラスは何故か7月中も授業があり、
継続して制作、先生の直しを繰り返していました。

最終的に自分達の作っていた建物は、
公園内で、絵画、写真、映像、インスタレーションを展示する空間となり、
展示内容の例として、「静けさの中の叫び」という、展示会の名前で、
女性に対する暴力をテーマにした作品を配置しました。

最終提出では、今までに作っていた図面やCGの他に、
模型と、展示作品や照明、展示のための什器などを説明する本を作りました。
1stセメスターでも本を制作して提出するという課題があったので、こちらではメジャーな方法なのかもしれません。

これで全ての授業が終わりました。
最初イタリアに来た時は、言葉もわからずどうやって授業を受けて行こうか非常に心配でしたが、
やってみるとなんとかなるもので、困難も少なくなかったですが、
無事終えられて、ホッとしています。


2. 生活の状況

帰国も間近ということで、いろいろな人とお別れ会をしています。
ここに最初来た時は、まったくの一人から始まって、
よくぞここまでの人と関わり合えたものです、量も、質も、想像以上でした。
この人達がいなかったら留学がまったく別物になっていただろう、
という人もいて、感謝してもし尽くせません。

イタリアという国にも、ずいぶん慣れたと思います。
好きなところ嫌いなところありますが、全部自分を成長させてくれたと思い、感謝しています。
今はイタリアが現実で日本が非現実。
でも帰ってしまえば、あっさりと日本を受け入れてしまいそうで、
つまりイタリアを忘れてしまいそうで、少し怖いです。

この1年間様々なことがありました。
多すぎて全部整理できていません。
日本に帰ったら、またイタリアのことや、イタリアに居た自分のことが客観的に見れると思うので、
新しい気付きがありそうで、そこは楽しみにしています。
また、日本にいる友だち、家族、先生方に会えることを待ちわびています。

個人的なことですが、この月間報告書は自分の頭のなかを整理するために非常にためになり、楽しく書くことが出来ました。
月間報告書に触発されて始めたこともあります。
今後は後輩の役に立つものになれば嬉しく思います。
今まで読んでいただきありがとうございました!

月間報告書6月

2014/7/10

1. 勉学の状況
'Laboratorio di Allestimento'
最終プレゼンが迫ってきました。
より詳細なインテリアの部分(マテリアル、家具、作品の説明書きなど)を詰めていっています。
イタリアという国もそうですが、こちらの学生は比較的保守的で、著名な建築家や過去の作品を参考にする事が多いです。
ただし、自分から見るとコピーしているだけに見えることがあり、
その根底の部分の解釈もきちんとできていないように思うので、
その部分をコントロールしつつ、進めていっている状態です。
最後の詰め方も違いが現れてくると思うので、コミュニケーションを多く取りつつ、
うまく終わらせられるよう気を配っていきたいです。

2. 生活の状況
現在ベネツィアで行われている、建築の展示会に行ってきました。
学術的なもの、技術的なものなど、様々な面から建築に関する展示が、
街全体で行われていました。
建築の模型など実物に近いものを見たかった自分としては、
少し物足りなさを感じましたが、
世界中から展示が集まっていることもあって、
それぞれの国における建築の考え方、表現の仕方が垣間見れた気がして、興味深かったです。
また、展示方法も面白いものも多く、インテリアデザインの参考になりました。

月間報告書5月

2014/3/6

1. 勉学の状況

'Laboratorio di Allestimento'
グループで協力しながら順調に進んでいます。
途中から気付いたのですが、この授業はコンセプトや発想よりも、
正確な図面の表現を用いて、自分たちの考えたパビリオンを伝えていくということに重点が置かれていました。
また、導線や部屋の大きさ、パビリオンに展示する作品の間隔、作品を見る時の人の距離感など、
基礎的で現実的な視点からレビューが行われています。
前期に取っていた授業もこの傾向があったので、
千葉大学の授業と全体的には似ていると思いつつも、
こちらでは就職の時から即能力を大きく問われるということもあって、
実際のデザインの仕事において困らないようにするという狙いが感じられます。

2. 生活の状況

あと1周間ほどでサッカーのワールドカップが開かれます。
イタリアはサッカーがとても盛んで代表も強いということもあり、
盛り上がりを見せています。
ワールドカップにちなんだイベントのひとつに、
フットサルでワールドカップの前哨戦をしようというものがあります。
それに参加してきました。
ワールドカップと同じ国、組み合わせ同士で対戦し、トーナメントを勝ち抜いていきます。
各国のチームには少なくとも1人その国の人が出ており、国際性豊かなミラノだからこそできるイベントでもあるでしょう。
自分たち日本チームはイタリア人も仲間に加えつつ、コートジボワールのチームと対戦しましたが、
体格や運動能力に圧倒され、敗れてしまいました。
イタリア人と協力して戦ったり、アフリカのチームを相手に対戦することは、
身体のぶつかり合いでもあるので、ダイレクトなコミュニケーションが発生し、
とても興味深い経験になりました。


月間報告書4月


2014/4/5

1. 勉学の状況
'Laboratorio di Allestimento'
全てイタリア語で、なかなか苦労しているこの授業。
この授業では2人組でデザインを行っていきます。
今回僕はイタリア人の女の子とグループを組みました。
彼女は英語もわかるのでとても助かっています。
ミラノ工科大学の学生らしく、とても真面目で、
積極性があり、自分にとって刺激になっています。
イタリア人らしく細かい時間にはルーズですが笑
授業中は先生がイタリア語で、実在するパビリオンや展示内容などについての説明をし、
その特徴などについて理解していっています。
授業外では2人で集まって、配置、展示内容についての案出し、図面作成などを行っています。
授業で想定している場所に出かけ、地形の調査なども行っています。
パートナーに非常に助けてもらっているので、言葉の壁はありますが、一歩一歩進めていけそうです。

2. 生活の状況
先月、ミラノで行われる最大のイベント、'Salone del Mobile' が行われました。
日本ではミラノサローネと呼ばれています。
これは世界最大の家具の見本市で、世界中から最新の家具が集まります。
会期は約1周間で、文字通りミラノの街全てが展示場になります。
大きな会場から、小さなギャラリー、貸しスペース、更には道端まで。
その1周間僕は街中を歩き回り、時には走りながら出来るだけのものを見ようとしましたが、全て見るには1ヶ月以上必要そうだということがわかっただけでした。
内容は素晴らしく、レベルが高いのはもちろんですが、
セレクションされていない、生の状態で、できたてのものが見れているという感覚で、
普段の店に並ぶ展示やテーマが決まった展示とは違った経験が得られたことが非常に良かったです。
ミラノサローネにおいて世界の家具が集まるということは、同時に世界中の企業やデザイナー達が集まるということでもあります。
僕はいくつかの展示の設営や印刷物の手伝いをさせてもらいました。
ミラノサローネに出す側としての視点で見たことは興味深かったです。
さらに、お手伝いをしたデザイナーさんたちと食事をしたりする機会が運良くあったため、
デザインのことや仕事についての話も多く聞くことができ、たいへん貴重な経験をさせてもらったと思います。
ミラノサローネ期間は非常に濃い、刺激的な日々でした。

月間報告書 3月

2014/4/5

1. 勉学の状況

新しい学期が始まり、新しい授業を受け始めました。

今期自分が取ったのは、'Laboratorio di Allestimento' という授業。
ミラノに実際にある公園内に、パビリオンを建てるという内容です。
パビリオンの外側はおおまかに決められているので、学生がやるのは主にインテリア。
今回は2人一組で行い、自分はイタリア人の学生と組みました。
真面目そうな人なので、うまく進んでいきそうです。
パビリオンの展示のテーマが「女性に対する暴力」
ということで、先生が毎回アート作品の説明等をしてくれるのですが、
実はこの授業、留学生がほとんど居ない授業で、
前期にとっていた授業のように、英語での説明などが全くないのです。
さらに先生が早口な人で、実際今の自分の語学力では2割程度しか理解できていません。。。
そのため、授業後に先生のところに行って説明してもらうのですが、先生もなかなか忙しいようで、
あまり対応してもらえていません。
友達たちに頼って教えてもらっていますが、かなり大変な状況です。
大人しく英語の授業をとったほうが良かったかもしれませんが、
一番自分の興味が湧いた授業であることと、
イタリア人に囲まれた授業を経験してみたかったので、この授業を選びました。
できるところまで頑張ってみたいと思います。

2. 生活の状況

3月に自分の誕生日がありました。
日本では友達に誕生日会を開いてもらって祝われるというのが一般的ですが、
こちらでは誕生日の人本人が企画して、友だちを呼ぶということをよくやっているので、自分もやってみました。
こちらに来て7ヶ月ほどが経ち、友達もたくさんできたのですが、それぞれ別のコミュニティに属しており、
皆で集まるということは余りありませんでした。
そこでこの誕生日という機会に、イタリア人もその他の外国人も日本人も一同に集めて、交流してもらおうと画策しました。
大衆食堂のようなところで、お酒を飲みながら大勢で話すということで、集まってもらいましたが、
かなり盛り上がり、盛況でした。
日本に帰ってからもイタリア人や外国人達と、このように交流することができたら素晴らしいと思うので、また自分が企画していければと思います。


月間報告書 2月


2014/3/3

1. 勉学の状況

受講していた2つの授業共に最終プレゼンと、提出を終えました。

・照明の授業
前回の報告書で大変なことになっていると書きましたが、なんとか終わらせることが出来ました。
ようやく頑張りが認められ、色々とアドバイスを得ることが出来ました。
プレゼンも、高い評価というわけではありませんでしたが、そこそこの評価を頂きました。
無事終わることができてホッとしていますが、個人的には失敗が多かったことも確かです。
一番は、グループの中がばらばらで、まとまっていなかったことが良くなかったです。
イタリア語しか使えない人、英語しか使えない人、がそれぞれいたため、コミュニケーションにとても時間がかかりました。
その中でそれぞれに退屈な時間ができたり、共通意識をつないでおくことができませんでした。
その結果としてだらだらとしたり連絡が取れなくなるメンバーが出てきてしまいました。
無理矢理にでもコミュニケーションを多く取るべきだったと思います。
その他にも先生とのコミュニケーションがうまく取れていなかったことや、先生の性格を把握していなかったことなど、今思えば、ということはあります。
反省は次回につなげていきたいです。

・インテリアの授業
こちらの授業は最後まで楽しく終わらせることが出来ました。先生からも、かなり高い評価を頂けました。
こちらの授業では、個人で作業するものでしたが、照明の授業と同じように、最初は先生の言っていることが分からなかったりして、かなり困惑していました。
しかし、全体説明の後にも個人的に聞きに行き、1対1で多くのコミュニケーションが取れたことが、最後までしっかりと取り組めた原因ではないかと思います。
先生もよく相談にのってくれる人達だったので、有り難かったです。

2. 生活の状況

2月下旬に、千葉大学デザイン学科の学生が6人と、渡邊先生、Algis先生、事務の池田さんがミラノ工科大でのワークショップのために、ミラノに来ていました。
渡邊先生とは挨拶と近況報告をする程しか時間がありませんでしたが、学生と先生方と一緒に、夜はレストランなどで食事を取りました。
自分なりにこの半年で知ったおいしい店などを紹介したのですが、皆さん楽しんで貰えたようで良かったです。
また、久しぶりに日本から来た日本人と話ができて、ホッとしました。こちらに住んでいる日本人とは感覚の違いが細かい部分でかなりあるので、面白いです。
楽しいことも多かったのですが、ショックだったのが、一緒に行動した1周間で、6人の学生のうち1人がスリ、1人が置き引きに遭ってしまったことです。
もちろん皆注意はしていたと思うのですが、注意していてもされてしまう。自分もその場に居たのでとても悔しいです。
また、自分が一人でいる時とは比べ物にならないほど、物を売りつけたり、お釣りをスろうとしてくる人が多く集まってきます。
(ちなみに自分が一人でいるときは観光客的な気配を出さないようにしています。よく道や電車を聞かれるのである程度成功していると言えるでしょう。)
日本人観光客はかなり狙われると実感しました。
確かに、今の自分の目から見ると、日本人はとても無防備に見えます。例えば、こちらの人は人前ではほとんど財布を見せませんが、日本人観光客で、財布をよく見えるように持ちながら移動している人をよく見ます。
また、日本に居た時は外国人から「落とした財布が戻ってくるなんて奇跡に近い」ということを聞いていて、大げさなこと言うなあと思っていましたが、今では完全に納得できます。
やはり、日本の治安の良さや、拾ったものを届けるといった精神は素晴らしい物だと思います。
近頃は、そういったモラルが少し低くなっているようにも感じられます。
自分は運良くそういった日本の良さを実感できたので、日本に帰ったら自分から意識して、それらを失わないようにしていきたいと、思いました。


月間報告書 1月


2014/2/3

1. 勉学の状況

ミラノ工科大学では2月にそれぞれの授業の試験や作品提出を行います。
どの学生も今はその準備に追われなかなか忙しそうにしています、自分も例外ではありません。

・照明の授業

グループでデザインを行っているこの授業ですが、大変な状況になっています。
自分たちのグループは思うように進まず、アイデアも煮詰まって進んでは戻ったりということを繰り返していました。

先生は有名なデザイナーの方で、とても厳しい方でもあります。
先日そんな僕達を見かねて、かなり憤慨なさっていました。やる気が無いとみなされてしまったようです。

自分たちなりに試行錯誤を続けていたつもりだったのですが・・・ここまで悔しい思いをしたのは久しぶりです。

いい作品を作らない限り話し合いもさせてもらえないというスタンスなので、今非常に厳しい状況になっています。

いずれにせよせっかくここまで来たので、何としても良い作品を作って先生に認められたいです。

・インテリアの授業

対照的にこちらの授業では、個人制作ですが毎回イタリア人とドイツ人の先生と良くコミュニケーションが取れており、着実に進んでいっているのを感じます。
学生ごとにランダムに与えられたテーマの部屋を作っています。(自分はカメラのコレクションが趣味のロックンロールシンガーの部屋 笑)

この授業では模型作りのリアリティと写真のクオリティが重視されています。
面白いことに、最終提出では、人型を入れた模型の写真を取り、それらをアレンジしてストーリーを作り、一つの本を作成するという課題になっています。
まだストーリーはできていないので、これから模型に合った面白いストーリーを考えたいと思います。

また、それとは別に写真の課題もあるので、街に出て写真を撮りまくらなければなりません。

やることは多いですがこの授業は個人的にとても面白いので楽しくやれています。

2.生活の状況

今年になって風邪をひいてしまいました。
ミラノには大きな公園があり、そこで本を読むと気持ち良いので休みの日に読んでいたのですが、この時期では寒すぎました・・・

その時は大丈夫だったものの身体が冷えたようで、後になって鼻水と喉に痛みが出るようになりました。

数日間家で寝ていたら割とよくなりましたが、この、体調が悪くなった時と言うのは海外にいて最も日本に帰りたくなる瞬間の一つだと思います。(他は、刺し身、ラーメンが食べたくなった時など)

授業が忙しかったこともあり1月はあまり活動的ではありませんでしたが、家にいた時間が長かったということもあり、無性に本が読みたくなりました。

イタリア語がなかなかできるようにならないという焦りもあり、ここ最近は課題の合間にイタリアの歴史や料理、語学を勉強することが多いです。

イタリアは本当に奥が深い国なので理解するには大変ですがその分面白いです。それに、イタリア人の友達との会話の中でも、キリスト教のことやワインのことなどが出てきますし、皆造詣が深いので、自分もそれらについて勉強しようと思ったのでした。

更には、日本についての質問もたくさんされるので、今経済の本や古事記などを読んでいます。

今まで興味が沸かず知らなかった分野についても大いに刺激を与えてくれて、学びたいというモチベーションを沸かせてくれる留学という経験に感謝しています。

最後に
風邪、授業のこともあり今少しストレスが貯まり陰鬱としているので、授業が完全に終わったら、思い切り活動的になりたいと思います!


月間報告書12月


2014/1/3

1.勉学の状況

クリスマスの休みに入るということで、授業で発表がありました。先生方は英語ができるので、英語で発表させてもらえたのは有り難かったです。さすがにまだプレゼンが出来るほどイタリア語が分からないので。。。

照明の授業では、グループで、学生向けのレジデンスにおける照明の提案の途中経過を発表しました。他のグループとは違い、屋外で人が集まることができるスペースを作るための照明を作っているので、独自性はありそうです。

進む方向としては間違っていないし面白いという評価を頂きましたが、 この授業では 新しい技術やエネルギーのことも重視しているので、今一歩技術的に新しさに欠けているという指摘を頂きました。最先端でなくとも、比較的新しい技術をうまく組み合わせることによって、単なる集合場所以上の機能が作れると良さそうです。また、エネルギーをどこから得て、どこにどれくらい使うかという計算も必要だと言われました。もう少し深く考えて行きたいと思います。

Milan2014.1.4-1.jpg
スタディ用模型

インテリアのクラスでは、模型を使いながら空間を考えていき、写真作品として写す。という内容でした。この授業の先生はドイツ人なのですが、模型を使って実際に作ってみるということをとても重視しており、パソコンで加工することを禁止されているので、フォトショップやイラストレーターを使う機会が少ないです。写真を提出するときは、自分は写真の現像ソフトで光や色などを調整しているので、そのスキルは付いてきたように思います。模型の使い方など基礎的な部分が多いこの授業ですが、自分自身あまりはっきりと勉強したことがなかったので、基礎的なことですが学びは多いです。また、他の学生の作品を模型で見ると、とてもレベルの高いものもあり、参考になります。そんな中自分は課題内容を完全に理解することに苦労しており、周りの人に聞いて自分でやってみて、その度に先生に指摘されるということを繰り返しています。なかなか大変です。


2.生活の状況

ここ1ヶ月は新しいことにチャレンジしてみようと思い、いろいろなことを始めました。美術学校や街のあちこちで様々なレッスンが行われており、自分は陶芸とヨガを始めました。あまりイタリアぽくはないかもしれませんが、いろいろな興味をもつ様々な年代のイタリア人と関わることができて、良い出会いが生まれています。陶芸は日本でも少しやったことがあるのですが、日本人とイタリア人で全く作るものが違うので、面白いです。一言で言うと皆独創的です。一応レッスンでは基礎的な形から作ることになっているのですが、みんな好き勝手に自分の作りたいものを作っていて、用途が何なのかさえわからないものを作っている人も少なくありません。また、もっと日々のことを記録したいと思い、日記もつけ始めました。自分の考えていることを整理するのに役立っています。

年末年始は、ミラノで満喫すべく家に留まりました。イタリア人は実家に帰ってしまったりであまりいないのですが、残った人でクリスマスパーティーや、カウントダウンを楽しみました。イタリアはこの時期は予想以上に全てが地味でした。クリスマスの飾り付けも地味だし、年末年始も特に何も無い感じです。会社や学校が始まる頃にセールが始まるので、それを楽しみにしています。唯一あったのが、カウントダウンでした。ミラノのドゥオーモまえに仮設のステージが建てられ、コンサートをやりつつ新年を迎えます。しかし、その演出も地味でした。その代わりに、街には花火を打ち鳴らす人が溢れ、どこにいても花火や爆竹を鳴らす音が聞こえ、とても騒々しかったし、物騒でした。実際とても大きな爆竹のようなものやロケット花火を使う人がおり、身の危険を感じたので急いで家に帰りました。実際毎年怪我人や死人が耐えないそうです。。。

カウントダウンの様子

Milan2014.1.4-2.jpg

月間報告書11月

                    2013/12/3

1.勉学の状況

自分が取っている一つの授業ではグループワークをしているのですが、グループワークの大変さを感じています。留学生が多いのでコロンビア人、ブラジル人、ポーランド人、自分というグループでデザインをしています。英語があまり話せない人、イタリア語があまり話せない人がおり、言葉の問題もありますが、主な問題が他にも2つあります。1つは、話し合い中に話が脱線することです。1度話し始めると、自分が静止しないと終わりません、一回一緒になって話してみたことがあるのですが、2時間くらい脇目も振らず話していました笑。コロンビアとブラジルの人がいつも話し始めるのですが、ラテン系の話好きなところから来るのか、個人的な問題なのか、単にやる気がないのかは分かりません。やる気に関して言えば、エラスムスの学生はほとんどやる気が無く、遊びに来ているような感じです。やはりとても気軽に来ているのでしょうか。2つ目も同じようなことで、各自に仕事を割り振ってそれぞれの家でやるのですが、ほとんどやって来ません。あまり責任のようなものがないのか、やってこないことを特に気に留めていないのか、あっけからんとしています。色々問題がありつつもどこまでが常識でどこからが非常識なのか分からないのでうまく注意したり出来ないのがもどかしいです。一方で、良いところもあります。それは、とても楽しそうにやるということです。デザインが好きということや、話しながら何か作って行くことが楽しいということが伝わってきますし、雰囲気がとても良いです。とても明るくていい人達なので、自分も楽しく話し合いをすることができます。個人的な都合でグループワークを抜けなければいけない時も、全く嫌な顔をせず、逆に気にかけてくれます。日本でのグループワークでとても重い雰囲気や緊張感を自分が出してしまったり、感じることもあったので、この雰囲気を自分も出せるようになりたいと思いました。留学生が多いので色々な国のやり方が分かって面白いですが、留学生がほとんどいない大学だったら、また違った経験ができたかもしれません。

2.生活の状況

こちらに来た時は、語学や外国人との交流に時間を割くという意味で日本人との関わりをできるだけ絶とうと考えていたのですが、最近は日本人との関わりも別の経験になると感じています。ミラノにはもちろん日本人滞在者は少ないので、日本人に会うことがあると、簡単に仲良くなれます。日本では関わることができないような人達と、真面目な話をすることができます。色々な業界のデザイナー、歌手、サッカー選手、ヨガインストラクターなど、様々な人に会いました。そういった人達は、外国に住んでいる時点で普通の日本人とは少し違った生き方をしており、強い意志を持って国外に出ている人が多いので、こういう生き方もあるんだということを教えてもらえます。同じ試験を通り、同じことに興味を持った同じ年代の人達に囲まれて過ごしていた日本での生活に比べ、働くことや暮らすことへの見方が広がっているように感じます。日本人とばかり一緒にいる事は良くないと思いますが、バランスを考えながら色々なことを学んで行きたいと考えています。

他にも日々感じることが沢山ありますが、「感じる」ので、うまく言葉にすることができません。感覚的には、その感じていることの蓄積の方が言葉にできることより大切なような気がしています。日本では就活が始まりました。自分は希望する就職先などが決まっていないので、留学中のこの自分を見つめやすい状況で見つけていけたらと思っています。特に、自分が将来どうなりたいのかがまだ明確にならないので、本当に自分が好きなことや、望んでいることを見つけ出したいです。


月間報告書10月


2013/11/4

1.勉学の状況

10月の2周目頃からようやく授業が始まりました。自分は空間のライティングに関する授業と、インテリアの授業を取りました。ライティングの授業では、イタリアの建築物を分析して、その建築に対する新しい照明の方法を考えるということをやっています。まだ始まったばかりですが、講義の中では、照明について科学的な観点(回路、熱処理、色温度、発光の仕組みなど)から解説があり、やはり工科大学の中のデザイン学部らしいなと思います。その点では千葉大学のデザイン学科に似ていると思います。

インテリアの授業は、マスターの学生向けのものなのですが、こちらも既存の建築物の図面を読み取り、分析してその上に新しい部分を加えていくという授業です。この授業で面白いのは、これらの内容以外に、写真を撮る課題が出されていることです。1周間で撮った写真を授業中に講評してもらいます。テーマは変わっていくのですが、今はルネ・マグリットの言葉をテーマとして使い、インテリア、エクステリア、空間構成の3種類の写真を撮っています。写真に関する授業はほぼ初めてなので、とても新鮮で、楽しみながら授業を受けています。

自分が取っている授業では、先生は英語を話せるものの、ほとんどイタリア語で行われており、聞き取りにとても苦労しています。そんな中でも同じグループのメンバーや仲良くなった人に助けてもらいながら、何とかやっていけています。

2.生活の状況

こちらに来て2ヶ月半が経ちますが、少し身の回りのことが分かってきたものの、まだまだ慣れたとは言い難い状況です。さらに、初めの1ヶ月半くらいは、色々なことが新鮮だったり、慌ただしく、ある意味何をしても楽しい状況だったのですが、ここ1ヶ月くらいは通常の学生生活が始まり、浮かれた気分も少し落ち着いてきて冷静になったと思います。そうなってくると、今度は今まで見過ごしてきたイタリアや他の国の抱える問題や、嫌な部分が見えてくるようになりました。色々なことにルーズだったり、議論の仕方の違い等あるのですが、一番目についたのは人種差別についてです。イタリア国内の地域に対する差別、移民に対する差別、留学生内の差別等目にしました。一方で、そういった発言に対する反発も激しく、議論し慣れているように感じました。そうした部分は、日本ではこちらより語られることが少なく、人々の関心の度合いも違うと思います。自分の感覚では、日本でそういったことに遭遇した場合、多くの人は唐突すぎて反応に困ってしまうのではと思いました。

もう一つ感じていることは、ヨーロッパという地域に住むということについてです。ミラノ工科大学にも、フランス、ドイツ、スペインなどヨーロッパの国から多くの留学生が来ています。そうした人たちは、日本人が留学する時のように少し気構えた(?)ようにして来るのではなく、本当に気軽に国、大学を行き来しているように感じました。また、歴史、宗教、距離などの面もありお互いについての地理、言語、文化などについての理解が深いように感じます。自分から見るとヨーロッパ諸国で共通するベースの部分が見えてきた感覚です。自分は今まで日本と外国という見方をしていたのですが、ここに来てアジアとヨーロッパなど、地域ごとに見る見方もあるという風に感じています。ここに来る前に中国に行ったこともとても大きかったと思います。自分は遠くアジアの日本から来ているわけですから、ヨーロッパ諸国の人達より多くの貴重な刺激が受けられると思うので、そのつもりで自分なりの過ごし方をしたいと思います。

また、日本人の友だちがミラノに遊びに来たので案内する機会があったのですが、自分と違う視点で意見や感想を言ってくれるので、新しい見方や考え方を発見したような気になりました。

おそらく自分の身の回りのいつも見ている物も、時間の経過によって見え方が変わってくると思います。そのことに注意しながら、できるだけ色々なことを感じていきたいなと思います。ただ、最近少し考え過ぎて眉間にもシワが寄っている傾向があるので、日々を楽しむことも忘れないようにしたいと思います......

月間報告書9月

                    

1.勉学の状況

未だ大学が始まっていないため、語学学校と大学のガイダンスに行っていました。イタリアに来た時にはガイダンスなどの日付が決まっておらず、早めに到着したのですが、思ったより日程がのんびりしており、やはりイタリアらしいなと思いました。入学手続きの日も、予定されていた時間や日が延期されたりと、全体的にアバウトに進行しています。言語は英語が多く、あまり不自由はしていませんが、イタリア語で行われる授業もあり、イタリア語で話したほうが相手も自分も楽しいので、どんどん使っていきたいです。

2.生活の状況

語学学校が終わったので、元々予定していた引っ越しを行い、大学の近くに移りました。大家さんの家の一室をお借りしているのですが、その大家さんがミラノ工科大学の建築の先生で、女性なので、建築やデザインの話をしたり、イタリア料理を教えてもらったりと、とても貴重な経験をしています。自分は料理が好きなので、イタリア語で書かれた『イタリア料理の基本』という本を買い、日々トライしています。こちらにも中国人街などに日本の食材が少し置いてありますが、高いのと、せっかくなのでイタリア料理を覚えて日本に帰りたいと思っています。

大学のガイダンスが始まってから、留学生向けのイベントも盛んに行われており、留学生やイタリア人と話す機会が多くありました。前からずっと思っているのですが、正直ヨーロッパや南米などの人が何を考えているかまだ良く分かりません。中国などアジアの留学生も多いのですが、彼らには何となく同じ波長を感じるので不思議です。アジア以外の人とももう少し分かり合えるようになりたいというのが今現在の目標です。そんな中でも日本の文化、企業などを良く知っており好きな人も多いので、日本を通して話題が広がることもよくあります。距離的にはとても離れている日本が、多くの人に興味を持たれていること、世界的に影響力を持っていることを感じると、嬉しく感じますし、一人で留学に来ていてもどこか頼もしく思う瞬間があります。もちろん知らない人のほうが多いので、良く中国と間違われたりしますが、それは自分も同じです。話をしているうちにお互いの国のことが分かってきたり、人柄が分かってきて楽しいです。大体の人は最初はぎこちなく話をしていても、話をしていくうちに共通点などを見つけると理解し合える部分もあり仲良くなれるので、話をしてお互いを理解することが大切なのだなあと実感しています。問題としては、やはりラテンのノリは自分にとっては凄まじく、大声で叫んだり、歌を歌い出したり、どこでもイチャついたりなど、感情の部分ではまだ付いて行けず馴染めていないと感じているので、どうそこに入っていくかが難しいです。一回色々と開き直る必要があるかもしれません。


月間報告書8月

                    

1.勉学の状況

未だ大学が始まっていないため、語学学校に通いイタリア語を勉強しています。イタリア語でイタリア語の授業が行われており、何一つ分からずとても苦労しました。ですが、2週間経った今、なんとなく少し先生の言っていることが分かるようになってきており、驚きと楽しさを感じています。今は街に出てお店の人と話すことやイタリア人の友達とのメッセージのやりとりがそのままイタリア語の勉強になっています。ほとんど喋れない自分に対してもこっちの人はとてもフレンドリーに接してくれるので、とても助かっています。デザインの勉強のためにも大学が始まるまでに少しは話せるようになっていたいです。

2.生活の状況

8月にイタリア人はバカンスに出かけるため、自分がこちらに到着した時には殆どの店が閉まっており人もまばらといった感じでしたので、ゴーストタウンのようでとても驚きました。現在は街にどんどんと人が増えていっており、店も開き始め、活気が出てきました。食生活としては、スーパーマーケットを見つけるのに苦労しました。見つけたものの営業時間が書いておらずよく閉まっていたりしましたが、今は日曜日もやっている大きなスーパーを見つけそこで食材を購入しています。 全体としては円安の影響もあり物価はそこまで安くないので、少し節約して使っていかなくてはなりません。 ですがチーズ、サラミ、ハム、パン、トマトなど驚くほど美味しく、特に自分はチーズが好きなため毎日様々な聞いたこともないような多くの種類のチーズを試し幸せな日々を送っています。外食ではピザ、パスタなどやはりとても美味しいですが、自分としてはバールでコーヒーを飲む文化に触れ、授業の合間などいつでも気軽に行ってリラックスできたりエスプレッソを飲んでシャキッとしたり素晴らしい文化だなと思いました。語学学校の友だちと毎日通っています。スポーツの文化としてはやはりサッカーが一番人気で、自分は初めてサッカーの試合でスタジアムに行ったのですが、ものすごい熱気と、ハイレベルなプレーにすっかり魅せられてしまいました。日常生活に溶けこんでおり、いたるところで関連グッズが売っていたりこっちの人との会話もサッカーの話題がよく出ます。全体としては住まいや交通機関などにも慣れてきており、楽しく日々を送っています。髪を切る、滞在許可証をもらう、食生活などに関しては難しいことも多いですが、語学学校に日本人の先生がおり、とても助けられています。人間関係は語学学校の外国人とが多いので、早く大学に行ってイタリア人の大学生とたくさん交流したいです。


派遣留学生からのレポート

タグクラウド

各種データ

Liberal Arts

skipwiseが君の未来を変える!

海外留学支援室(海外留学相談)
国際教育センター1階

資料等閲覧 9:00~17:00
留学相談 10:00~16:00
TEL : 043-290-2190
E-mail :
kaigai-ryugaku@office.chiba-u.jp
PAGE TOP