派遣留学生からのレポート

スウェーデン・リンショーピン大学b

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最終更新日:2014年6月13日
リンショーピン大学/法経学部総合政策学科3年 小川瑞生

月間報告書5月

1. 勉学の状況

 すべてのコースを終えました。
 Sustainable development in the global contextの最終課題はバイオガスについてと日本とスウェーデンのバイオガスの現状の比較を行いました。スウェーデン、特にリンショーピンではバイオガスは市バスに使われており、またガソリンスタンドで一般人も給油できます。バイオガスの下となっているのは主に食品廃材で各家庭がgrön påse(食品廃材専用のごみ袋)にいれて捨てます。暮らしてみてわかったのですが、スウェーデンのリサイクルは個々人の協力と暮らしに根付いた習慣から成り立っていると思います。当たり前の倫理としてリサイクルしないことは悪い事という雰囲気があります。そして私もその雰囲気にのまれてしまい、ごみなどでまだ使えそうなものは中古屋さんに持っていくようにしています。(良い影響だと思います。)ただ、一方でバイオガスが暮らしに根付いているためか、特に若い人に「食べ物を残してもいい」というような考えを持つ人がいることも確かです。例えばレストランなどで、食べ物を食べきれないくらい頼んだり、自分で作るときも食べきれないくらい作ったりしています。レストランなどでは、私は「もったいない。残してはいけない。」と思い一生懸命食べ、友達にも「もったいないよ」とやんわり伝えるのですが、「バイオガスになるから平気。」と言われてしまうとぐうの音も出ないです。教授にこれについて質問をしてみたのですが、「バイオガスになるから食べ物を残してもいい」という考えを持つ人が多くいることは確かで、それはバイオガスが何のためにあるのかを根本的に誤解しているということだとおっしゃっていました。私もそう思います。バイオガスはごみを増やさないように有効活用するための手段であって、ごみを増やしても構わないということではないと思います。このようなごみを活用するにあたって、ごみを減らすことが大前提になります。ただ、多くの人間は活動している中でごみを出さずには生きていけない。だから、その仕方なくでてしまうごみをどうするかがバイオガスが導入された理由なのではないのでしょうか。

2. 生活の状況

 一生懸命片づけをしていますが、なかなか片付きません。これはもっと帰国が近くなって焦ってエンジンがかかることに期待したいです。

 五月はもう夏で、中には20℃以上になる日もありますが時折10℃くらいの日もあり、何を着ていいのか全くわかりません。そして、様々なところでお別れ会が開かれています。私もいろんな人にお別れを言っていますが、寮の友達など、もう一生会わないかもしないと思うととても悲しくなります。寮の友達はお別れ会の最中に私を泣かそうとたくさん思い出話を語りました。私は他の交換留学生と違って旅行にはあまり行かなかったのですが、その分スウェーデンでの思い出がたくさんできたと感じます。結局最後には泣いてしまいました。寮の友達は日本を訪ねてきてくれるらしく、中にはもう計画を立てている人もいてとてもうれしいです。

 また、私もまた機会があったらスウェーデンを訪ねたいと思います。とても楽しい一年でした。


月間報告書4月

1. 勉学の状況
 このクールは授業が週2回しかないので進度はとても遅いです。
 Sustainable development in global contextは今までどおり毎週、地球環境に関する授業が行われていますが、イースター休暇と重なったために1回しか授業がありませんでした。グループワークは、今までの政治系の授業と違い、個人の考えを1つにまとめるものではなくて、事実に即してやっていくものなので非常にスムーズに終わらせることができました。今月末には最終課題の提出期限が待っています。テーマは個人で自由に決めていいので、私はスウェーデンのごみ処理とバイオガスについて調べてみたいと思っています。実はスウェーデンは、リサイクルを効率的に行いすぎて燃やすごみが足りない状況にあるそうです。その為、毎年ノルウェーから莫大な量のごみを輸入しています。燃やすごみが必要な理由は、冬場などに欠かせないストーブの中を流れる温水の熱源にするためです。リサイクルを突き詰めていくと、いい事ばかりのような気もしていますが、気候の厳しいスウェーデンではそうとも限らないようです。
 スウェーデン語も授業のキャンセルとイースター休暇と重なってほとんど授業がありませんでした。ただ、日常生活で徐々にスウェーデン語を使うことを心がけています。尋ねるのは簡単なのですが、どうも返答を理解するのにまだ時間がかかります。寮の友達とも少しずつスウェーデン語ではなしていますが、仲のいい女の子は特殊な方言の地域出身の子なので、なかなか他のスウェーデン人との会話のようにはいきません。

2. 生活の状況
 イースター(スウェーデンではポスクpåsk)休暇がこんなに大がかりな休暇だったとは知らなかったので何も計画していませんでした。結局、リンショーピン出身の友達の家にお邪魔しました。彼の家では、家族みんなで伝統的なポスク料理を食べ、ポスクエッグにお絵かきをしました。ポスク料理はクリスマス料理(julbordユルボード)とほとんど同じでsill(にしんの酢漬け)、卵、Janssons frestelse(ヤンソンさんの誘惑)などをバイキング形式で頂きました。実は彼には本当にお世話になっていて、また別の日に大学から車で30分ほどある湖Roxenにも連れて行ってもらいました。彼の実家がそこに小さな島を持っており、他の日本人と一緒にその島でバーベキューをしました。島まではボートで行くのですが、無計画から帰りは燃料切れになってしまい大変でした!しかしなんとか、手漕ぎで岸までたどり着いて燃料をまた調達しました。
 イースター休暇の後半は、ヨーテボリ出身の友達の家に二泊三日で遊びに行きました。彼の町は古いお城があり、そこを皆で登ったり、彼の高校の同窓会に飛び入りで参加したりなど、非日常的な体験がたくさんできました。ヨーテボリは二回目だったのですが前回よりもより充実した旅になりました。もしスウェーデンに住むならば、絶対にヨーテボリです!
 気候ですが、今は日照時間が信じられないくらい長くなりました。外が薄明るくなり始めるのは朝の4時ごろで、暗くなり始めるのは夜の9時ごろです。夜ご飯を外が昼間みたいに明るいときに食べるので不思議な気分です。また、朝は7時ごろになると朝日がまぶしくて、起きてしまいます。

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写真は、valborgバルボリの火、majbrasaマイブローサ(南部のスコーネではmajbålマイボール というそうです。)

月間報告書3月

1. 勉学の状況

 International course in Drama communication A が終わりました。前回の報告書では、オランダの劇をやると書きましたが、日本語名を確認したところ「糸くり三人女」でした。怠け者が怠け者のまま幸せになるという、日本の昔話にはあまりない展開なので、腑に落ちない点がたくさんあると思います。ただ個人的に思うのは、現実世界でこのような事実があることも確かなので、子供たちにそのことを教えるためにあるのかもしれません。本番は、音響の不備がありあまりうまくいったとは言えませんでした。しかし、音響の不備以外は練習通りに行うことができたので満足しています。この劇は、クラスが5つのグループに分かれて行うもので、他には(名前は覚えていないのですが)スウェーデンの妖精の話、桃太郎、ドイツのお話、フランスのお話など様々な国の童話を楽しみました。桃太郎の英語劇は特に印象深いです。(傘こ地蔵への無念が残ります!)
 もう一つのコース、Sustainable development in the Global contextではバイオガスに関する実験を行いました。この実験では、空気中、泥、reactorの三つからメタンガスを採取してその違いを比べるものです。先週、この結果のまとめ、考察の授業がある予定でしたが先生が急病のため来週に持ち越しになりました。最終的には5人グループで簡単なレポートをまとめます。

2. 生活の状況

 毎日10℃前後ですが、春です!(スウェーデン人曰く、もう夏だそうです。)学生寮のあるエリアにはそれぞれ2、3か所もBBQができるところがあるので、皆毎日のようにBBQをして楽しんでいます。寮の友達も毎日コモンルームで日光浴を楽しんでいます。
 前回はインターネット環境についてお話しましたが、今回は環境についての取り組みについて少し紹介しようと思います。まずは身近なごみの分別について。ごみは大まかに「生ごみ・可燃ごみ・包装紙類・プラスチック・缶・ビン」の6種類に分別されます。居住エリアによって違いますが、生ごみ・可燃ごみを同じところ、その他のごみを同じところに基本的には捨てるようです。生ごみと可燃ごみはそのままTekniska verkenというところに運ばれ、生ごみはBiogas reactorに入れられ、市バスの燃料になります。可燃ごみは燃やされ、その時に出た熱エネルギーはリンショーピン市内の家々を温めたる温水として市内をめぐります。
 他にも、スウェーデンにはたくさんのSecondhand shopsがあります。これは、個人経営のものもあれば、公営のものもあり、公営の店舗は職のない人たちに職を提供する場としての面もあります。いらなくなったものをほぼ無償で提供し、そのかわり、破格の安さでものが買えます。引っ越したての時などは、新しい雑貨や家具などが必要だと思うので、そのような時はぜひ一度足を運んでみてはどうでしょう。


月間報告書2月

1. 勉学の状況

 International course in Drama communication A が佳境に入ってきました。コース全体を通じて、たくさんのexerciseをしたのですが、それだけではなく、たくさんの本を読んで自分の意見を書く課題も出されました。本の内容はテリトリーについてやverbal& nonverbal behavior についてなど、日常のコミュニケーションにかかわるほとんどの動作をカバーしています。私は時々英語で本を読む場合、「日本語だったらもっと簡単に楽しく読めるのになあ。」と感じることがあるのですが、このコースの課題図書は自分に合っているためかスラスラと読み進められます。本では主に理論的なことを学ぶのですが、もちろん実践もあります。先週と今週は、この実践部分の準備で大変忙しいです。実践では、生徒は数人のグループに分けられ、それぞれのグループでおとぎ話や童話を劇として披露します。私たちのグループはオランダの童話「three spinning ladies」になりました。このお話は、面倒くさがりで糸をつむぐのが苦手な女の子が3人の糸をつむぐことが上手な女の人たちの助けをかりて、最後は王子様と結婚するというものです。(私は「傘こ地蔵」を大プッシュしたのですが、奇しくも敗れました。)まだまだ練習段階なのですが、私はお芝居を作ることが大好きなのでとても楽しんでいます。ただ残念な点も2つあり、それは機材の用意に十分な時間がない点と私が役者として舞台に立たなくてはいけない点です。また、台本を作るときは話し合いをたくさんするのですが、ドイツやオランダなどGermanicの国から来た人は、話すのが上手いです。そして彼らを説得するのは骨が折れます。しかし、logical thinkingのいい練習だと思って根気強く取り組んでいきたいです。来週の木曜日に本番があるのでそれまでにできるだけのことをしていきたいと思います。
 スウェーデン語A2 levelも始まりました。A2の授業のテンポはゆっくりなのですが、授業がすべてスウェーデン語で行われるため、その分頭を使います。さらに、自分でスウェーデン語を話す機会が設けられており、自分にスウェーデン語が定着していっていると実感できます。

2. 生活の状況

 2月の中旬にはもう雪がすべて溶けたため、春が訪れるのかと思っていましたが、先週また雪が降りました。その雪ももう溶けましたが、まだまだ肌寒い日が続いています。
 3月4日はfettisdagenでした。これは英語に直すとThe fat Tuesdayで、本来はイースター前の断食明けの日のことだそうです。この日にはsemlaと呼ばれるシュークリームのようなものを食べます。(これが、またカロリーが非常に高いんだとか。。。。知りたくありませんでした。)他のアジア人の人たちは「スウェーデンに来て5kgくらい太った」とよく話しているのですが、私は体質の所為か、特に体重に変化はありません。この日も、皆「太ったらどうしよう!」といいながらおいしそうにsemlaを食べていました。
 全く別の話になってしまうのですが、日本とスウェーデンのインターネット環境の違いについて少し話してみようと思います。個人的な意見なのですが、日本だとwi-fiは外出先ではあまり頼りにならない印象があります。それは、wi-fiがどこにでも必ずあるのもではないからです。一方でスウェーデンは、道の真ん中ではない限りwi-fiはほぼ確実にあります。バスにも電車にもカフェにもどこにでもあります。なので、非常に便利です!携帯電話の料金も日本に比べると月に3000円未満と非常に安いです。インターネットは3G/4G/LTEは当たり前のようにあり、とても速いです!こちらにきて、安い携帯電話を買うのも一つの手段ですが、日本からsimフリーにした携帯を持ってくると機種を買わずに済みます。このsimフリーにできるサービスを行っているのは、docomoのみらしいです。私は幸いdocomoだったので、日本の携帯をこちらでも使っています。充電器もこちらで問題なく使えています。


月間報告書1月

1. 勉学の状況

 新学期が先週から始まりました。今学期に取る授業は、International course in Drama Communication A, Sustainable development in global contextとスウェーデン語A2の3つです。Nordic Cultureという授業をとる予定でしたが、他の授業とすべての講義がかぶってしまったため、キャンセルしました。スウェーデンの歴史、文化、習慣などすべてを学べる授業だったので、受講することができず非常に残念です。この講座は秋・春どちらも開講されているので、とてもお勧めです!結局受講できませんでしたが、私も受講していた友人、全員にオススメされました。

 International course in Drama Communication Aは、表現を通じて自分・相手を知るための授業です。(分野としては認知科学のようです。)私の専門とは直接関係はないのですが、就職や、今後の人生設計で自分を知ることは必要になると感じたのでとりました。授業では、いろいろなexerciseを通じて、自分を表現します。自分の二つ名を身振りをつけながら発表したり、フルーツバスケットのようなゲームをしたり、とても楽しいのですが、それと同時に恥ずかしさもあります。授業の内容は、幼稚園のお遊戯を理論的に解説していくようなものです。中でも一番面白かったものは、10人くらいのグループで、それぞれ椅子の上に立ち、地面に足をつけないように反対側まで移動するゲームです。一人一人が相手の言うことに耳を傾けて協力していかないと、誰かが取り残されてしまったり、落ちそうになってしまったり、また、自分の思い通りに移動できなかったりと面白かったです。このゲームはスウェーデンでは子供だけではなく、職場などでも協調性を持たせるために活用されているそうです。実はスウェーデンではこのように、職場でもexerciseを通じて親睦を深めることがあり、職員全員でピクニックやBBQに出かけて、一緒にexerciseをするようです。

  Sustainable development in global contextはまだ一回しか講義は開催されていません。その一回目の講義の内容は、持続可能な開発についての基礎知識と人口問題についてでした。持続可能な開発の基本理念は「どのようにeconomic growthとeconomic productsを組み合わせることができるか」ということのようです。生産ばかりして成長し続けても、ある一点(tipping point)を超えてしまうと資源が枯渇し、生産も成長も出来なくなってしまう。そのような状態に陥らないために、どうすればバランスを保ち続けることができるのかを探ることが持続可能な開発だと理解しています。ただ、ここで難しいのが、そのtipping pointがどこにあるのか、そもそも存在しているのかがわからないということです。また、持続可能な開発のカバーする分野は、環境問題だけでなく、人口問題、食糧問題など、多岐に渡っているので、一つの事に集中して取り組むと他の事が倒れてしまうというむずかしさがあります。(まるでテスト前の私のようです。)最後にプレゼンテーションを行うのですが、それまでにもっと理解を深めようと思います。

  スウェーデン語はまだ始まっていません。絵本を読みながら復習しています。


2. 生活の状況

  連日、氷点下続きだったのですが2月にはいってから突然温かくなりました!今日は最高気温が3℃くらいまで行く予定なので、今からウキウキしています。さらに、日が長くなったため、日光もたくさん降り注いで、春の訪れを感じています。スウェーデン人は日焼けをたくさんしたがるのですが、長い冬を経てその気持ちが少しわかった気がします。

  生活の状況の欄は、毎回、何か特別なことを書こうとその1か月を振り返ってみるのですが、私は旅行などあまり行かないので、これといった大きな行事がないです。決してつまらない生活を送っているわけではなく、ゆったりとした充実した毎日を過ごしています。日本に居たころと比べると、1日に非常に余裕があります。勉強する時間はたっぷりありますし、寮の友達とお茶をする時間もたっぷりあり、この生活が気に入っています。しかし、日本の忙しい生活にも戻りたくなる時もあります。

  留学生活ももう折り返して(少し早い気もしますが)カウントダウンに入りました。1日1日を大切に過ごそうと思います。

月間報告書12月

                      

1. 勉学の状況

 前回お話ししたEurope in the Worldの授業がすべて終わり、クリスマス休暇に入りました。なので、新しいコースは始まっていない上に今回もHome-take examなので教科書を読みながら試験問題が発表されるのを待っています。今回のコースには、自分がスウェーデンに来た理由である「移民について知りたい」に関係している内容が含まれていたため満足しています。その内容は、人口問題(少子高齢化)の解決策として移民を受け入れるのは本当に解決策になるかどうか、というのもでした。10年単位の短期間に限って考えると、移民を受け入れることは、単に人口増加だけでなく労働人口の増加などいい点があります。一方で長期的に見ると、移民を受け入れたとしても、人口ピラミッドは現在と変わらずつぼ型のままで、何の解決策にもなっていないことがわかりました。これは、移民の受け入れを中止しても、逆に移民の受け入れを3倍に増やしても全く同じ結果になります。そこで授業で紹介された人口問題の解決方法はfertilityを増やすというものでした。これを行うと、短期間での効果は残念ながら見込まれません。それどころか、労働時間の減少や生産性の悪化が予想されます。一方で長期的に見れば、少子高齢化の解決策として有効ですし、結果として労働人口が増加し生産性も回復します。もしもこの政策を実際に日本で導入するとして、「長期的に見る」ということへの理解がどれだけ得られるかが鍵になると思います。

 来学期からは楽しみにしていた「持続可能な開発」についての授業があります。楽しみです!


2. 生活の状況

 クリスマス休暇を利用してスウェーデン中西部のÅre(オーレ)にスノーボードをしに行きました。日本人3人とスウェーデン人5人で行ったのですが、遠かったです。車で12時間くらいかかりました。日本人は運転ができないので、スウェーデン人の友達が交代で運転していたのですが、途中申し訳なるくらい遠かったです。宿は友達のキャビン泊まりました!いかにもスウェーデンという雰囲気の家で感動しました。そしてもう1つ実はそのキャビンは湖につながっていて、何人かは絶叫しながら飛び込んでいました。恐ろしいです。そして、皆水着をなぜかもっていました。オーレには来月にも校外学習で行くので、今から非常に楽しみです!

 もう1つ生活の中で気づいたことがあるので書きます。何気なくテレビを見ていた時なのですが、日本のSASUKE(さまざまな障害物を超えてゴールまで辿りつくまでのタイムを競う番組)に似ている番組がやっていました。日本の番組では、挑戦者はコースから落下した時点で脱落なのですが、スウェーデンの番組では脱落はなく全員最後までたどり着くことができます。ここに日本とスウェーデンの「競争」や「結果」に対する価値観の違いが出ていると思いました。たまたまかもしれないで、これから先の生活でこのようなことがあったらまた書きたいと思います。また、この自分の考察が外れてしまったときも書きたいと思います。


月間報告書11月

                    

1.勉学の状況

 前回と同じようにまた新しい授業が始まりました。名前はEurope in the Worldです。

 先月の報告書に、Contemporary European Governance(前回のコース)ではEUの機能や組織について深く学ぶと書きましたが、それと同時にEUの課題についても皆で話し合いました。ユーロ危機や民主主義の赤字など日本でも学ぶ加えて、現地ならではだと思ったのがEUの拡大についてでした。どの国がEUに加盟できるか否か、個人や出身国によって同じEU圏内でも様々なとらえ方がありました。個人的な印象では、ラテン系の人たちは排他的、ゲルマン系の人たちは柔軟な考えを持っているように感じられました。EUの拡大について議論をしているとき、私自身が最も考えたことは、「アジアとは何か」でした。(コースの趣旨からは離れてしまいました......)きっかけは、EUとそれ以外を地理的に分けるとき、アジアかどうかをグループで話し合ったことです。ユーラシア大陸のほとんどはアジアです。その一方で、私自身が「アジア」と会話などで用いた場合、それには日本、中国、韓国の東アジアの国しか含まれていません。例えばフィリピンはどこにあるかと聞かれたとき、迷いなく東南アジアと答えますが、日本はどこにあるかと聞かれたならばアジアと答えていました。自分の中に、非常に自己中心的なアジア観があることに気付かされました。そして、アジアをもう一度考えた時に、それはヨーロッパの自己中心的な土地概念でアジアが成り立っているのではないのだろうかと思うようになりました。だからといってアジアやヨーロッパを否定しているのではなく、アジア人、少なくとも私は、「アジアという概念」からもう少し自由になってもいいのではないだろうかと思います。一方でアジアという括りは、ヨーロッパ人の多いスウェーデンにおいて私の支えになってくれていることも確かです。

 もう1つ、前回のコースの期末試験はhome-take examというスタイルでした。これは試験問題がインターネット上で公開され、それを期限内にメールで提出するという形です。教授によりますが、期間は一週間のときもあれば二日のときもありますし、グループワークが許されている場合もあれば、ない場合もあります。みんな教科書は高いので買いたがらず、テスト前になると図書館の本の争奪戦になります。すべて一人でやりきるのは、大変なので。できれば本は早めに借りたり、借りた人と一緒に勉強した方がいいと思います。買うのが一番ですが、大学の本屋だと大体は取り寄せになり、その場合二週間くらい待たされます。買う場合、一番早いのはスウェーデン人に頼んで、本を代わりにインターネットで買ってもらうか、アマゾンで自分で買うことだと思います。しかし、アマゾンもユーロ圏じゃないと高いので、大体ドイツから取り寄せ、もしくはイギリスからお取り寄せになります。


2.生活の状況

 相変わらずホームパーティーに明け暮れています。先日は、皮から手作りの餃子パーティーと寿司ケーキ(ケーキの型に寿司を詰めたもの)パーティーをしました。餃子は思ったよりも簡単で日本でも試してみようと思います。(思えばケーキばかり作ってます。)

相変わらず寒いので、だんだんコリドーの人口が増えてきました。(正確には、住人がもっと住みつくようになりました。)よくわからないのですが、コリドーでChocolate cake competitionをすることになり、私は審査員として参加します。音楽が好きな人も多く、セッションもしています。

話がとびとびになってしまうのですが、スウェーデンに来て初めてサウナにも入りました。サウナというとフィンランドのイメージがありますが、スウェーデンも負けず劣らずのようです。

スウェーデンの大学生の住まいのほとんどは「Studentbostäder(スチューデント ボスターデル)」という組織の管轄にあります。リンショーピン大学の場合、この組織の管理下にあるアパートなどを借りていれば、無料でサウナやビリヤード、卓球場が利用でき、ゲストハウスも有料ですが安く利用できます。非常にお得だと思います。

クリスマスが近くなって、リンショーピンも活気づいてきました。その一方で、多くのヨーロッパの学生は自分の国に帰ってしまうので悲しいです。私は、クリスマスはスウェーデン人の友人のお宅にお邪魔する予定です。

linkoping2013.12.4-1.jpg 寿司ケーキ

linkoping2013.12.4-2.jpg もう一人の千葉大生の誕生日ケーキ

linkoping2013.12.4-3.jpg ギターケーキ

月間報告書10月

                    

1. 勉学の状況

 先週からまた新しいコースが始まりました。名前はContemporary European Governanceです。前回、前々回のコースと一連の授業になっていて、今回はEUの仕組みや機能をより深く学んでいきます。前回のコースはFinal examの代わりにGroup presentationが課されました。グループ全体の意見として納得のいくものではなかったとプレゼンテーションを終えてから皆で話しました。今回のコースは個人作業が多めなので、気合を入れて取り組んでいきたいです。また前回のグループワークを通じて思ったことは、いろいろな国の人たちと一つのものを作ることは非常に難しいということでした。知識はインターネットや本を通じていくらでも補えますが、語学力や文化など簡単には補えなかったり変えられないところでグループのメンバーそれぞれがもどかしさを抱えてやっていたと思います。特にグループで一つの論文を書かなくてならなかったので、文章の上手さから構成・引用のやり方までグループで統一するのにかなり時間がかかりました。(ドイツ人とアメリカ人は話し合いになると本当に強いです!)

 スウェーデン語は形容詞と過去形を習い、覚えなくてはいけない単語が山のように増えました。12月にあるテスト前になんとか消化したいです。

2. 生活の状況

 サマータイムが終わり(スウェーデンではウィンタータイムが始まったというそうです。)一気に日が短くなったように感じます。日の出は7時ごろですが日没はもう4時ごろです。気のせいかお腹がすくのも早くなりました。天気は毎日雨です。

 先月はハロウィーン以外大きな行事もなく、いつも通り暮らしました。リンショーピンは千葉と比べても田舎なので、市街地で遊ぶよりもホームパーティーなど日本ではできなかった週末の楽しみ方をしています。
スウェーデンに来て2カ月がたって、こちらの暮らしが板についてきました。日本では実家暮らしだったので、一人暮らしの相場というものが良くわからないのですが、スウェーデンでは一月家賃込みで10万円あれば十分楽しんで暮らせると思います(小旅行なども行けると思います)。ちなみにコリドーの家賃は今の相場で約4万5000円(約3000クローナ)です。あくまで個人的な意見なので一概には言えないのですが、もっと安く暮らしている人もいれば高く暮らしている人もいて、私は平均のように感じています。


月間報告書9月

                    

1. 勉学の状況

 スウェーデン語の授業も始まり、週に2つのコースを並行して受講しています。スウェーデン語はまだまだ初心者ですが自己紹介はできるようになりました。また、スウェーデン人が言っていることが少しだけわかったり、特に数が聞き取れるととても嬉しいです。この感覚を忘れずに、語学の勉強に役立てたいです。
 もう1つのコースは、European Democratic Cultureという授業です。この授業では、EUとヨーロッパ各国のつながりを元に、ヨーロッパにおける民主主義がどのように機能しているのかを考察しています。前のコースもそうだったのですが、私自身のヨーロッパの政治に関する前提知識が不十分であることを痛感しています。最近は毎回パソコンを持ち込み、わからない仕組みなどがあったらすぐにインターネットで調べるようにしています。一方で、授業内ではヨーロッパだけでなく、アジア圏の民主主義文化について、またヨーロッパと比べてどうかを発言する機会が設けられているので、自分の今まで勉強してきたことが活かせていると思います。

 9月の下旬には最初の期末試験がありました。リンショーピン大学では日本の大学のように試験期間があらかじめ設けられていて、全学生がほぼ一斉に試験に臨むのではなく、それぞれのコースによって期末試験期間が異なっています。(特に理系と文系では3週間ほどのずれがあり、遊ぶときなどに予定が合わないことがありました。)試験はそれ専用の建物で行われ、学生はそれぞれのAnonymous numberをもらい、教授に対し誰が誰かわからないように試験を受けます。試験時間は私の場合は4時間でしたが、理系だと4時間以上の場合もあるそうです。その場合は、喫煙のために休憩をとってもいいという不思議なルールがあります。今までリンショーピン大学にいて感じていることは、学生が一個人として快適にすごせるかどうか、QOLに日本より重点が置かれているように感じます。

2. 生活の状況

 今年の秋は平年に増して寒いらしく、コリドー(寮)の友達も皆寒がっています。これからさらに20℃も寒くなるのかと思うと非常に楽しみです。特にこれといったビッグイベントはなかったのですが、9月はOverall Premiereとヨーテボリに行きました。Overall premiereは、オーバーオールを皆で汚すことを目的としたパーティーです。リンショーピン大学では、それぞれの学部や所属の学生団体がそれぞれの色やデザインのオーバーオールを作っており、私を含めた多くの学生がそれを購入します。ちなみに、なぜか汚れているほど「良いオーバーオール」なのだそうですが、私は汚れるのがあまり好きではないので、当分悪いオーバーオールのままでいようと思います。このオーバーオールの使い道は主にパーティーなのですが、その理由はいくら飲んで汚れても洋服が汚れないからだそうです。(ヨーロッパらしい理由だと思います。)

 また、下旬には一泊二日でスウェーデン第二の都市のヨーテボリに行ってきました。ヨーテボリにはスウェーデンで一番多くのカフェがあり、そのなかでもハーガ地区と呼ばれる一角には、カフェはもちろん、たくさんのお洒落なアンティーク屋さんがありました。私は観光を二の次に、リンショーピンでは味わえないショッピング三昧を楽しみました。また暖かくなったらもう一度訪れたいです。

Linkoping2013.10.5-3.jpgOverall Premier

Linkoping2013.10.5-4.jpg ハーガ地区

Linkoping2013.10.5-5.jpg ヨーテボリ

月間報告書8月

                    

1. 勉学の状況
 リンショーピン大学には主に4つのFacultyがあり、私はFaculty of Arts and Scienceに所属しています。1つのセメスターは大まかに4つに分割され、それぞれの間に1つの授業を集中的に受けるコース(full-time course)と、通期で授業を受けるもの(part-time course)の2つがあります。この2つは並行して受講できますが、full-time courseを2つ並行して受講することはできません。
現在私は、History of European Identityという、ヨーロッパ人という意識がどのようにして作られたのかを、政治的・芸術的・宗教的側面から考察していく授業を受けています。授業はLectureとSeminarの2つから構成され、Lectureは日本で言うと座学で、日本の講義とあまり変わりがありません。しかし、日本で習ったことのある言葉や概念でも、いったん英語になると全く違ったものに感じられ、復習をしているときに「ああ、この事だったのか!」と悔しい思いを何回かしました。Seminarは与えられたトピックをグループで話し合ってグループでその答えを探し出したりするなど、積極的な参加が求められます。私はnationalismについてのseminarに参加しました。自分の意見はもちろんですが、様々な国の人がいる中で、自分の国を客観的に説明するということは難しかったです。来週からやっとスウェーデン語の授業が始まり、忙しくなりますが楽しみです。


2. 生活の状況
 スウェーデンは夏といってももう寒いです。日中は20℃くらいまで行きますが、夜は10℃近くまで下がり、私はもうコートを着てしまいました。今から冬を憂いています。また、日差しがある時とない時では肌で感じる温度がだいぶ違います。
 私住んでいるところはRydと呼ばれる地域で、大学から自転車で5分くらいのところにあります。寮というよりは一人暮らしに近く、ワンフロア―に7人で暮らしていますがキッチンとリビングのみ共用であとはそれぞれの部屋が確保されているので住みやすいです。フロアーはコリドーと呼ばれ、私のコリドーには他にスウェーデン人5人とキプロス出身の人が1人で暮らしています。最初の方は、緊張してお互い話しかけられなかったのですが、今は夜な夜な映画を見たり、ゲームをしたり、お菓子を作ったりして和気藹々と楽しく暮らしています。


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