派遣留学生からのレポート

フィンランド・ラップランド大学

学校の詳細
最終更新日:2013年4月 2日

ラップランド大学 教育学部3年(3月)

MOI7ヵ月が経ちました。

 

生活の様子

日本ではすっかり桜の季節のようですが、ロヴァニエミはに覆われたままです。今年はマイナス30度という極寒の日がなかった代わりに、マイナス10度から20度を行き来する寒い日々が、例年より長く続いたようです。最近は雪に反射した太陽の光がとてもまぶしいため、全身冬の格好にもかかわらずサングラス着用、という人をよく見かけ、これもフィンランドならではだな、と道行く人々を見ては楽しんでいます。一方、ベビーカーではなくそりに子どもをのせて散歩しているお母さん、スキー板やアイスホッケーのスティックをかついで登校していく子どもたち、手押し車の底にスキー板がついたようなものを押して歩いている(すべっている?)お年寄り、など改めて考えると日本ではなかなかない日常風景がすっかり当たり前になっていて、今書き起こしてみてフィンランドにいるのだと改めて実感した自分がいます。7ヶ月の「慣れ」というのはすごいものです。

日本の大学では春休みシーズンですが、こちらの大学には「春休み」という名のものはありません。その代わりに3月頭の1週間に「スキー休暇」、そして最終週に「イースター休暇」がありました。まず休暇の名前に驚きですが、雪と共生しているフィンランドの人にとって、スキーは欠かせないスポーツのようです。そんな中私は、今のルームメイトと共に、前のルームメイトを訪ねにスイスへ、ついでにオーストリアへと旅行に行ってきました。スイスではもちろん、彼女の案内の元観光を十分に満喫することができた上、フィンランド人同様、雪山を身近に育ったスイス人の彼女はスキーインストラクターであるということで、手取り足取り教えてもらいながら、スキー休暇の名にふさわしく、人生初スキーに挑戦してきました。オーストリアについても、オーストリア人ルームメイトおすすめの食べ物、観光地などを事前に聞くことができていたので、とても楽しむことができました。多国籍の友達がすぐ近くにいるからこそできた旅行の楽しみ方かなと思います。

そのほかにも、友達の誕生日会へ行ったり、映画を見に行ったり、KEMIという街まで雪のお城を見に行ったりと、しゃべっている言語が英語であること以外はなんら日本にいた頃と変わらず、余暇を楽しめるようになりました。これも現地の友達のおかげです。先日の誕生日会では、10人くらいが集まり、私以外皆フィンランド人という状況だったのですが、当たり前のように最初から全員が英語で話し、私を特別扱いするわけではなく、自然と受け入れてくれ、居心地の悪さをこれっぽっちも感じることはありませんでした。「フィンランド人はシャイだ」とフィンランドに関する本には必ず書いてありますが、他のヨーロッパ人に対するイメージに比べて、大げさにリアクションしなかったり、口数が多くなかったりするだけで、全然そんなことはないと来た当初からずっと思っています。おもしろいのは、フィンランド人自身もそう言われていることを知っていて、「私は典型的なフィン人じゃないからね!」とむしろ割とおしゃべりだと言える私のまわりの友達は皆、口をそろえて言っています。「日本人とどこか似ているところがある」と言われるのもそういところから来ているのかと思います。

 

勉学の様子

今月4ピリオドは、Introduction to the learners of languageFinnish for foreigners4を受講していました。

 Introduction to the learners of languageでは、英語できるまでの歴史、単語や文法規則がどうつくられてきたか、どの言語に影響されてきたかなど、英語の生成について学びました。扱われた単語は日本語に訳してしまうとかえって難しくなってしまうものばかりだったので、できるだけ英語のまま理解しようと努めながら、なんとかテストまでパスすることができました。

フィンランド語はついに最後のレベルまで来ました。open universityという枠のクラスで夜の時間帯に行われ、一般の人も参加できる形の授業なので、こちらにもう長く住んでいたり、働いていたりして文法をもう1度確認するために、という目的で参加している人が多く、私のようにようやくフィンランド語がどういうものかわかってきた、なんていうレベルの人は数人で、みなすでに流暢に会話ができています。そのため授業もほぼすべてフィンランド語で行われ、質問する生徒もフィンランド語で質問しています。頭をフル回転させても、ついていくことに精一杯という状況ですが、フィンランド人があまりに英語が話せるために、フィンランドにいながらフィン語を実際に使わなければならないという場面に遭遇してこなかった私にとっては、良い練習の機会になっています。滞在期間も残りわずかになってきたので、積極的にフィン語を使って少しでもものにしてできたらと思います。

 英語に関して、来たときに比べれば全体的にだいぶ成長できたかなと思っていた矢先、先月受講していたwritingの最終課題であった2つのエッセイが、真っ赤に修正を入れられて返ってきました。見ると、使われている言い回し、語彙が口語体すぎる、母語にひっぱられているせいか無駄な文が多い、ポイントがわかりにくい、など紙いっぱいに書き込まれており、そんなにだめかと正直へこみました。しかし、英語が第二言語である以上、「英語でコミュニケーションがとれる」以上のところを目指すためには、ここで満足している場合ではなく、まだまだやらなければいけないことはたくさんあるのだと、改めて感じました。学部の関係上、その教授の授業をとることが多く、9月に来てからだされる課題の多さ、厳しさにずっと苦しめられてきたのですが、常に厳しい目でみてくれるのは、成長するためにはありがたいことだと、ここへきてやっと思えました。最近、日本にいるまわりの友達が、就職活動で苦しみながらも頑張っている話をよく耳にしますが、私も負けじと「成長のための苦しみ」をここで十分に味わってから帰りたいと思います。

では、MOI MOI 

 

Kemiで毎年行われるlumilinna(snow castle)

年によって異なったテーマを基にした展示

今年のテーマは「fantacy

去年のテーマは「cartoon」でトトロもつくられたそうです

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友達の家での一コマ

ワイングラスのような入れ物(左)が

チョコレートやキャンディでいっぱいになっているのは

フィンランド家庭で必ず見かける定番の形

右端にあるのはベリー大国フィンランドならでは

手作りMustikkapiirakka(ブルーベリーパイ)

色とりどりの紙ナプキンも必須

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オーロラ

今月に入ってからなんと3回も見ることができました

後ろに見える建物は、住んでいるアパート

アパートのベランダから見れてしまいます、贅沢です

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まぶしさが伝わるでしょうか??

柵の向こうはなんと海なのですが

凍った上に雪も積もり、真っ白です

散歩している人、スノーモービルに乗った人、

クロスカントリーをする人、

小さな穴を開けて釣りを楽しんでいる人なんかも見かけます

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