派遣留学生からのレポート

フィンランド・ラップランド大学①

学校の詳細
最終更新日:2013年3月 1日

ラップランド大学 教育学部3年(2月)

MOI6ヵ月が経ちました。

 

生活の様子

 今年の日本の冬は、驚くほど頻繁に雪が降ったりと寒いようですが、今年のこちらの冬は、例年に比べて「暖冬」だと言ってもよさそうです。恐れていたマイナス30度も経験しないまま、冬を越すことができそうで、少し安心しています。日照時間はすっかりのびたものの、雪はしっかりと積もったままで、私にしてみればまだまだ冬、といった感じですが、周りは「春はもうすぐだよ!」というどころか、「今年の夏はあそこへ行こう!」と早くも夏休みの話を始めているので驚いていると、「それくらいポジティブに考えないと、フィンランドの長い冬は越せないのよ!」なんて言われてしまいました。今振り返ると、もう戻りたくないと思えるほど暗い冬は辛かったですが、それにしても微笑ましい会話です。      

 そんな中今月も、たくさんの素敵な機会に恵まれました。まず、こちらでお世話になっている日本人の方が、東日本大震災のことを風化させないようにと、ロヴァニエミの方たちと昨年共同で行っていたプロジェクトの報告会に、私も参加させていただきました。それもただの参加者ではなく、知り合いのシンガーの方が歌を歌いにドイツから来てくださるということで、私はピアノ伴奏を頼まれ、会の中で一緒に演奏させていただきました。好きでやっていたピアノが、こんなところで役に立つとは思わなかったのですが、こちらでお世話になっている日本人の方々、そして大好きなフィンランドの友達、ホストファミリー、の前で演奏させてもらうことができ、その上とても喜んでもらえて、うれしかったと共に、こんなにも遠く離れたフィンランドで、日本の震災のことを思い、考えてくれる人がいることにもものすごく感動し、とてもあたたかな気持ちになりました。フィンランドの人のあたたかさに、ますます魅了される日々です。また、ルームメイトが中国人ということで、中国人にとって1年で1番大切なイベント、「春天(旧正月)」を中国式で一緒にお祝いしました。真っ赤な紙でできた「福」の文字を逆さまにしてドアに貼ることで「福到()(同じ発音で「到」=やってくる「倒」=逆さま、の意)という縁起のよい意味を表す、伝統的な飾りつけをしたり、大晦日にあたる29日の夜は彼女のホストファミリーの家で、みんなで餃子をつくって食べたりと、日本の正月と似ているけれども違う、そんな中国のお正月気分を味わわせてもらいました。フィンランドのイベントとしては、212日にlaskiaistiistai(Shrove Tuesday)があり、laskiaispulla(中に苺ジャム、生クリームの挟まった菓子パン)を食べたり、214日のバレンタインデーはこちらではystävänpäivä(友達の日)、と称されているので、大学構内で友達と「free hug」と書かれたカードを掲げて、Hyvää ystävänpäivää!(Happy valentine's day!)と言葉を交わしながら、構内を歩く人からハグを集めたりと、そんな活動をして過ごしていました。フィンランドにいても、「留学生」という枠組みの中から出られず、現地の文化に触れられないと嘆く友達もたくさんいるのですが、私は幸い、きっかけをくれ、私の新たな発見を一緒に楽しんでくれるフィンランド人の友達が、いつも側にいてくれるので、そういった文化にもたくさん触れることができ、現地の人に近い生活が送れているかな、と思います。「フィンランド」という国自体にすっかり惚れ込んでいます。

勉学の様子

 受講していたFinnish for foreigners3Grammar and writingのテストを経て、今月末に第3ピリオドが終了しました。また、Teaching experienceという授業の中では再び、小学校で英語の授業をさせていただきました。フィンランドの子どもすごくシャイだというのは、噂に聞いていた上、授業観察の中でも気づいてはいたのですが、授業冒頭で、雰囲気作りのために「日本について知っていることはあるかな?」と質問した際、しーん、とされてしまった時はさすがにかたまってしまいました。しかし、いざやるべきことを指示すると、しっかりと指示を受け入れ、周りの様子など気にすることなく、自分の目の前のことにさっと切り替えて集中する姿があり、さらに期待以上に完成度の高い結果を見せてくれ、それがとても印象的だったとともに、競争が多少あるとはいえど、自分のペースでやりたいことをやりたいように学んでいる周りの現地学生の様子も重ね合わせて、そういう自主性を育む教育が、ここではなされているのだなということを、実際に子どもに触れあう中でしみじみと感じました。見ているだけでは分からなかった部分に触れられたこと、また終わったあとに教授、そして担当の先生からよかった点、改善点等いただけたことは、とてもよい刺激になりました。

 今月は、大学が提供しているcafé linguaというイベントにも初めて参加してみました。言語学習のためのイベントで、ロシア語、ドイツ語、イタリア語など言語によって決まった日時に定期的に行われており、母語話者、そしてその言語の学習者が街中のカフェに集まり、わいわい勉強も兼ねて1時間ほどおしゃべりする、というものです。私は中国語の回に参加しましたが、なんと参加者は私とフィンランド人の友達1人、あとは中国語の教授とこちら在住の中国人家族のみという、びっくりするほど少人数でアットホームな雰囲気の回でしたが、簡単な会話を丁寧に解説してもらいながら練習したり、はたまた通常のスピードで繰り広げられる中国人同士の会話がどれくらい聞きとれるか試したり、と中身の濃い1時間でした。せっかくある機会なので、今後も積極的に参加していけたらと思います。

 気付けば今学期も半分がおわり、残るは第4ピリオドのみとなりました。秋ほど授業が忙しくなく、生活にも十分に余裕ができているので、今までの学習を振り返りながら、足りないところを補いつつも、まだまだたくさんのことを吸収していけたらと思います。

 

 

バレンタインの日

素通りしてゆく人

にこにこ微笑んでくれる人

恥ずかしそうに来てくれる人

両手を広げて来てくれる人

反応もさまざまLapland1-1.jpg

競馬場で行われたトナカイレース

表彰式で表彰されたのは

騎手(?)ではなく

トナカイの飼い主さんたちでしたLapland1-2.jpg



日本大震災に関する

プロジェクトの報告会

あたたかい雰囲気のなか

こんなに遠く離れたフィンランドでLapland1-3.jpg

こんもり積もった雪と

気持ちの良い青空

雪に反射した光が

とてもまぶしい最近です

Lapland1-4.jpgのサムネイル画像


派遣留学生からのレポート

タグクラウド

各種データ

Liberal Arts

skipwiseが君の未来を変える!

海外留学支援室(海外留学相談)
国際教育センター1階

資料等閲覧 9:00~17:00
留学相談 10:00~16:00
TEL : 043-290-2190
E-mail :
kaigai-ryugaku@office.chiba-u.jp
PAGE TOP