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平成26年度 学長等との懇談会を実施しました

平成26年度 学長等との懇談会(実施報告)

開催日時:
 平成26年12月15日(月)8:50~10:20
開催場所:
 国際教育センター2階会議室
大学側出席者: 
 千葉大学学長 徳久 剛史 先生
 教育・国際担当理事 渡邉 誠 先生
 教育担当副学長 小澤 弘明 先生
 国際教育センター教授 新倉 涼子 先生
司会:
 国際教育センター長 村岡 英裕 先生

学生参加者:

Student1.jpg文学部国際言語文化学科4年 本吉 一稀
平成24年度海外派遣留学生(カナダ・アルバータ大学)
海外経験等:語学研修(フランス、アメリカ)、グローバルスタディプログラム(ギリシャ)


Student2-1.jpg法経学部法学科4年 青池 聡美 平成25年度海外派遣留学生(フィンランド・東フィンランド大学) 海外経験等:語学研修(オーストラリア)、短期プログラム(イギリス)、グローバルインターンシップ(日本、韓国)



Student3.jpg工学部画像科学学科4年 阿部 敏朗
平成25年度海外派遣留学生(スウェーデン・リンショーピン大学)
海外経験等:短期プログラム(韓国)



Student4-2.jpg人文社会科学研究科総合文化研究専攻修士2年 土嶋 秀介
平成25年度海外派遣留学生(アメリカ・アラバマ大学タスカルーサ校)



Student5.jpg工学研究科デザイン科学専攻修士1年 石垣 純一
平成25年度CODEプログラム派遣留学生
(イギリス・グラスゴー美術大学、ドイツ・ケルン応用科学大学)
海外経験等:ワークショップ(イギリス、アメリカ、台湾)、グローバルスタディプログラム(フィンランド)


Student6-1.jpg工学研究科デザイン科学専攻修士1年 郭 暁健 平成25年度CODEプログラム派遣留学生 (ポルトガル・IADE、ドイツ・ケルン応用科学大学)



Student7.jpg工学研究科デザイン科学専攻修士1年 高木 正太郎
平成25年度CODEプログラム派遣留学生(イタリア・ミラノ工科大学)
海外経験等:短期プログラム(中国、オーストリア、アメリカ)



2014.12.15-1.jpg工学研究科デザイン科学専攻修士1年 田中 重昌
平成25年度CODEプログラム派遣留学生(イタリア・工業デザイン大学ローマ校)
海外経験等:ワークショップ(フランス、イタリア)



趣旨:
交換留学の意義について派遣留学生の帰国報告及び懇談を通して考える

テーマ:
・1年間の留学を終えて自己をふりかえり、現地での学修・生活体験で得たことが自己の行動様式や価値観にどのような影響を及ぼしたのか
・自らの留学経験から学んだことを、今後、どのように自己の成長にいかしていくのか(あるいはどのように生かされているのか)

懇談内容:
 今年度の国際教育センター(CIRE)担当「学長等との懇談会」では、千葉大学海外派遣留学プログラムに参加した学生に焦点をあて、交換留学の意義について意見交換がおこなわれた。

-短期留学と交換留学の違い。留学期間について思うこと
参加学生の自己紹介の後、司会の村岡国際教育センター長から、上記の問いが投げかけられた。まず短期プログラムと交換留学プログラムの両方を体験した学生より、「短期プログラムでは、プログラム参加者のために授業がアレンジされていた。しかし、派遣留学中は、普通の学生(正規学生)と同様に扱われ、授業登録から試験まで留学先の大学のルールにのっとって学生生活を送れたので、短期では体験できない良い点であった」という声があがった。そこから、学生それぞれが、自分の体験に基づいた意見を述べていった。「参加したプログラムでは、アジア人が自分ひとりであった。アジアでは、どうなのかとアジア人代表かのように聞かれることが多かった。」「短期プログラムは、比較的大学など主催者によってお膳立てがされている。交換留学は、学生自身が、様々な面でゼロから積み上げていかなくてはならず、それが大変ではあったが、そこから得られるものは多かった。」など。特に、CODEプログラムの学生は、1年に2つの大学に留学するケースがあり、「一つ目の大学で鍛えられたので、2校目では、それがとても助けになった」そうである。総じて、長く滞在するからこそ、深まった人間関係や組織での受容れられ方があり、それらが短期滞在では得られないものではないかとなった。
専門的な学びという観点からの意見としては、交換留学は、学位をとるコースではないから、半年でもその目的は達成できるという声があがった。反面、授業登録など自分で環境を整える必要があり、落ち着くまでに数か月かかったので、1年間(2学期)留学すれば、2学期目には、万全の状態で授業や研究に取り組めるので1年間行った意味はあるという意見もあった。

-現地での語学について
交換留学と短期留学について意見を交わしているうちに、自然と語学についての言及が増えていった。今回の参加学生の多くが、学習言語は英語であり、現地語の習得を強制されていたわけではなかったが、そのほとんどが現地語も学んでいる。そもそも、派遣留学生は、学習言語について定められた語学基準を満たしている。しかしながら、長期間滞在するからこそ、学生自身が必要だと感じる語学力や、周囲の地元の人の現地語習得に対する期待値が高いように感じ、各々専門的な研究・学習活動の傍ら、語学の研鑽に努めていたとのことである。第3言語の学習は大変ではあったが、十分な英語力があっての交流や、現地語で交わされるコミュニケーションを通じて得られることは大きく、語学を学ぶ楽しさを真に知ることができたという意見が複数あがった。学問的な視点からみると、語学ができて初めて、そのスタートラインに立つことができるのだと気づいたという意見もあった。さらに、それは、きれいな(標準的な)発音で話すことが重要なのではなく、相手に伝えられる語学力を有することが大切であるということを留学中にあらためて感じたとのことだ。徳久学長も、同じ意見であること、我々はアナウンサーになるために英語を学ぶのではないのだとおっしゃり、さらに、母語である日本語についても同様で、相手に的確に伝わる日本語を操ることができるようになってほしいとのことであった。

-交換留学に行くことの利点と不利益な点
小澤副学長より、将来的に千葉大学が4学期制に移行をすることを検討していることが紹介され、それについての学生の意見を求められた。
北米、欧州の交換留学生の多くが、5月に帰国している。つまり、前期の授業登録期間終了後の帰国となり、前期中に帰国をしても後期まで授業が受けられないでいるのが現状である。4学期制になり、6月からの学期が設置されれば、帰国後すぐに授業に参加することができ、卒業への影響も今よりは少なくなりそうだということで、学生からは歓迎の声があがった。ドイツでは、科目が長期・中期・短期と異なる期間で設定されており、学生が自分でスケジュールを組み立てやすいようになっていて、良かったという意見もあった。

-就職活動について
渡邉理事からは、留学をしたことで、就職活動に対しての影響があったかという問いかけがなされた。文系の学生は、夏採用で就職先を決めており、就職先の候補数は、絶対的に少なかったが、留学したことを評価してくれる企業は多く、とくに大きな影響はなかったとの回答があった。一方、理系の学生は、夏以降の採用というのは難しいという話になり、少なからず就職活動に対しての影響はあったようだが、それを悪影響だととらえていない学生が留学に行っているという意見であった。理系の学生の多くが、修士課程に在籍もしくは進学しているため、文系学生とは様子が異なるようだ。

-派遣留学に参加して思うこと
アジアと日本、アジアの中の日本を強く意識したという印象的な発言がなされた。また、日本人であること、アジア人であることを否応なく意識させられることや、日本やアジアについて聞かれることも多かったが、自分の知識が足りていないと感じたという学生が多かった。ただ、地域や民族、歴史の話をすることで、話が盛り上がり、互いの理解が深まったように感じたとのことで、自分の持っている知識での交流でも少なからず手ごたえを感じたようだ。今回の参加者は、全員、北米もしくは欧州への留学者であったため、特にそのような印象をもったのかもしれない。
大学のサポートについての意見も聞いた。現在は改善されているとフォローしつつ、留学前の情報が少なかったという声があがった。これについては、周囲に派遣留学生の先輩がいる学生とそうでない学生で差がでた。また、学内でさまざまな留学プログラムが作られているようだが、まとまって1度に情報が得られるツールや、ガイダンスがほしいという意見があり、それに対しては、様々な情報が入手できる学生ポータルが近い将来開始されること、全ての留学プログラムを網羅するような留学ガイダンスを来年度、企画しているとの大学側の回答があった。情報の提供方法や、前例のない留学に対する情報源の確保など、海外留学支援室として検討をすべき点が浮かび上がってきた。学長からは、「学部によって留学に対する温度差があると聞いている。だから、可能であれば、全学生が一堂に会する入学式を改革して、大学の意向などを伝える場にしたい」とのお考えを紹介いただいた。

この他、English Houseの活用方法についてなど、学内のグローバル化に関連する施設や授業についての様々な意見交換がなされ、非常に密度の濃い懇談会となった。

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文責:国際教育センター海外留学支援室

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